2013年11月10日

モバP「留美っくわーるど」

留美「それにしてもぐっすりと眠っているわ」

留美「……少しくらい触っても大丈夫かしら」


留美「起こさないように……」

みく「んん……」

留美「……」

留美「……ぬいぐるみも素敵だけど、温かみがあるのもやっぱりいいわね」

留美「いつか本物の猫も……さて、ごめんなさいみくちゃん。もう止めておくわ」

みく「……」

みく「……ふぁ〜っ」

留美「おはよう。よく眠れたかしら」

みく「みく、ちょっとだけ居眠りしてたの。おっはにゃ〜っ留美さん!」

留美「そろそろ朝食の時間だけどみくちゃんはどうするの?」

みく「お腹ぺこぺこにゃあ……だから一緒に食べにいくにゃっ!」ガバッ

留美「あら……急に腕なんて組んできてどうしたの」

みく「べっつに〜!猫チャンの行動は気まぐれなのっ♪」

10:00 AM



三船美優「あ……おはようございます、留美さん」

留美「おはよう美優さん。ソファーの隣、いいかしら?」

美優「はい、どうぞ」

留美「ありがとう。それと鎌倉でのお仕事、お疲れ様」

美優「留美さんと会うなんて偶然でしたね」

留美「えぇ、本当に。機会があれば今度はプライベートで一緒に行きたいわね」



みく「その時はみくも一緒だよ!」

美優「きゃっ……!み、みくちゃんいつの間に……」

みく「一時休憩なのにゃ!美優さんの隣いただきっ!」ボフッ

みく「はぁー……あったかいにゃあ……お膝ぬくぬくだにゃあ……♪」

美優「ふふっ……みくちゃん、お疲れ様」ポンポン

留美「……」ジー

美優「……どうしたんですか、留美さん?」

留美「いえ、今のみくちゃんや、以前小さい子たちにしているのを見た時に思ったのだけれど」

留美「美優さんの膝で眠る子たちは本当に気持ちよさそうな顔をするわね」

留美「もしかするとよく眠れる香りでも出ているのかもしれないわ」

美優「ど、どうでしょう……」

留美「……私も試してみようかしら」

美優「えぇっ……!?」

12:00 AM



諸星きらり「あー!留美ちゃんおっすおっす☆」

藤本里奈「ちゃーっす!今からお昼っすか?」

留美「言われてみればもうそんな時間ね」

留美「それよりも……凄いわね、そのお皿の量」チラッ

きらり「うにゅー?」

里奈「きらりっちマジすごいっしょ!」

里奈「どんどん皿が増えていくのを見てるとアタシまでむねあつだし!」

留美「確かに、幸せそうにご飯を食べる子を見てるとこちらも嬉しくなるわね」

きらり「そんなにほめられたら照れちゃうにぃ☆里奈ちゃんにもあげゆー!」ヒョイッ

里奈「あとーんす☆」パクッ

留美「ところで里奈ちゃんは何か食べないのかしら」

里奈「いやー見てるだけでとりまお腹いっぱいってカンジ」

留美「それは……わかる気はするわ」

里奈「それにダイエット中だし体重さげぽよ的な?」

留美「スタイル維持も大切だけれど、無理なダイエットは禁物よ」

きらり「里奈ちゃんがもーっとかわゆーくなっちゃったらぁ、きらりもうっきゃーハピハピー☆ってなるよー!」

きらり「でも元気がなくなっちゃったら、しょんぼりーでしゅんしゅんってなるにぃ……だから無理しちゃ、めっ☆だよぉ?」

里奈「う、うん。わかった、にぃ?」

きらり「ゆーびきーりで約束☆じゃあきらりお片してくるにぃ!」

里奈「いてらー……ねぇ留美さん」

留美「なにかしら」

里奈「あんだけストレートに応援されたら頑張らない訳にはいかないよねー」

里奈「きらりっちにさげぽよな顔なんて似合わないし!」


里奈「……ってアタシなにマジ顔で言ってんだろ。ものそ恥ずっ!」

留美「ふふっ、きらりちゃんをさげぽよにさせない為にも頑張ってね里奈ちゃん」

里奈「ぐぬぬ……ひそかにSっ気出しおってこの留美っちめ!」

2:00 PM



佐城雪美「ペロ……どこにいったの……」

安部菜々「雪美ちゃん。ペロなら大丈夫だから、ね?」

留美「何があったの、菜々ちゃん?」

菜々「あっ留美さん!」

菜々「……それがですね、雪美ちゃんのペロがいなくなっちゃったんですよぉ」ヒソヒソ

留美「いつも一緒に居るペロが……それは心配ね」

菜々「ひとまずナナたちで探しに行きましょう!」

留美「えぇ。雪美ちゃんはここで待っていてもらえるかしら」

雪美「……うん」

数十分後


菜々「ペロ、見つかりませんでしたね……」

留美「流石に二人で探すのは大変だから、他の子にも手伝ってもらいましょう」

留美「その前に一度部屋に戻りましょうか。雪美ちゃんを不安にさせたらいけないわ」

菜々「……」

菜々「留美さん。先に戻っていてください!ナナは少し用がありますので!」ダッ




雪美「ペロ……」シュン

留美(菜々ちゃん、少し遅いけれどどうしたのかしら)

菜々「お待たせしました!」ガチャッ

雪美「……菜々?」

留美「な、菜々ちゃん?その格好は……」

菜々「私は菜々ではありません!」

菜々「安部……にゃにゃでーす!」ニャーン

菜々「仲間の格好をすればきっとペロもつられて出てきますよ!にゃんにゃーん♪」

雪美「……」

菜々「に、にゃーん!」


ペロ「ニャー」

雪美「……ペロ!」

菜々「えっ本当に……じゃなくて、やっぱり菜々の狙い通りでした!」

留美「まさか元の部屋にいたなんて、灯台下暗しとはこの事ね」

雪美「菜々……留美……ありがとう……」ニャー

留美「ところで菜々ちゃん、大丈夫だったの?」

菜々「へっ?何がですか?」

留美「その……ウ、ウサミン星的には猫の格好をするのは違憲ではないのかしら」

菜々「ウサミン星人は優しい人たちばかりですから、そんなの大丈夫ですよ!キャハッ♪」

留美「寛大な民族性なのね」


菜々「それに、もし駄目だったとしてもナナはやりますよ留美さん」

菜々「だって、誰かを助けるのに理由なんていりませんから!」

留美「……そうね、菜々ちゃんの言う通りだわ」

6:00 PM



市原仁奈「渚おねーさん、行くでごぜーますよ!」

愛野渚「慌てて走ったら危ないってばァ」

留美「あら、二人でどこかへ出かけるのかしら」

仁奈「仁奈、渚おねーさんとお風呂に入ってきやがります!」

渚「汗かいたからねっ。よかったら留美さんも行きませんかァ?」

留美「今日はもう帰るだけだから……そうね、私もご一緒させてもらうわ」

仁奈「留美おねーさんも行きやがりますか!やったー♪」

留美「ふふっ。それじゃあ行きましょうか」

渚「仁奈ちゃーん、暗くなってきたから手を繋ぐよォ」

仁奈「了解でごぜーます。留美おねーさんも繋ぐですよ」

留美「えぇ、仁奈ちゃん」

仁奈「仁奈がまんなかで、渚おねーさんと留美おねーさんが仁奈のとなり」

仁奈「仁奈のおねーさんとママみてーでやがります!」

渚「へへっ、だってさお母さん♪」

留美「もう、からかわないの」

留美「……でも、不思議と悪い気分じゃないわ」

渚「かゆいところはございませんかァ?」

仁奈「ねーでございますよー」

渚「泡流すから目ェ閉じててねー」

仁奈「わっぷ……!仁奈、すっきりさんでごぜーます!」

仁奈「ありがとうですよ渚おねーさん。次は二人で留美おねーさんをあわあわにしやがりますよ!」

渚「よォしっ!行くよ仁奈ちゃん!」ソローリ

留美「……?」

留美「きゃっ、ちょっと二人ともなにを……!」

留美(全く酷い目にあったわ……)


留美「それにしても渚ちゃん、随分引き締まった身体つきね」

渚「どォも!私、ずっとバスケをやってますからッ!」

仁奈「今日は仁奈と一緒に遊んでくれやがりました。留美おねーさんも次は一緒にやるですよ!」

留美「そうね、その機会を楽しみにしてるわ。さて、そろそろあがりましょうか」

仁奈「お風呂上がりには腰に手を当てて牛乳を飲むですよー!」

渚「仁奈ちゃん、それ誰に聞いたの?」

仁奈「キャシーおねーさんが言ってやがりました!」

8:00 PM


ピンポーン


留美「あら、こんな時間に誰かしら」ガチャッ

片桐早苗「こんばんはー留美ちゃん!いま大丈夫?」

留美「早苗さん、それに瑞樹さん」

川島瑞樹「今晩は三人で、ドキッ!女だらけの晩餐会を開催するわよ!」

早苗「イエーイ!」

早苗「ってあれ?留美ちゃんもうお風呂に入ったの?」クンクン

留美「えぇ。夕方に渚ちゃんと仁奈ちゃんと三人で銭湯に行きましたから」

早苗「えぇー!?何で私も連れていってくれなかったの!」

留美「ご、ごめんなさい」

瑞樹「まぁまぁ、とりあえず中にお邪魔するわね」

早苗「この時期に鍋ってのも乙なものよね!はい留美ちゃん」

留美「ありがとう早苗さん……ふぅ、体が温まるわ」

早苗「あたしが厳選したイカのお味はいかが?ふふっ」

留美「早苗さん……もしかして酔ってます?」

瑞樹「いえ、これで素面よ」

留美「し、素面……」

早苗「これで、って失礼ね!」

瑞樹「はいはいごめんなさい早苗ちゃん。私達が悪かったわ」ナデナデ

早苗「ふぇっ……って、しれっとはぐらかそうたって騙されないわよ瑞樹!」

早苗「いやー、食べたわねー。あたしこのまま眠っちゃうわー」

留美「早苗さんも片付けをしてください」

早苗「嫌だ!あたしは動かないぞ!」

瑞樹「もうっ……言う事を聞かない子には今度からご飯作らないわよ!」

早苗「ごめんねお母さん。早苗が間違ってた!」

瑞樹「それじゃあそっちのお椀頼むわね」

早苗「はいはーい」




留美「瑞樹さんと早苗さんっていつもこんな感じなのかしら」

瑞樹「同い年だし、気が合うからついついこういうノリになっちゃうのよね」

留美「確か、お仕事で知り合った仲ですよね?」

瑞樹「えぇ。まだ私がアナウンサーで、早苗が婦警だった頃に出会ったの」

瑞樹「すぐに意気投合して……まさか今では同じ事務所で同じ仕事をすることになるなんてね」

留美「でも、素敵だわ。そういう関係って」

瑞樹「あら。私、留美ちゃんとだってもっと仲良くなるつもりよ?」

瑞樹「今以上に、ね♪」


早苗「あー!二人だけでなんか楽しそう!ずるい!ずーるーい!」

瑞樹「うふふっ。それじゃあ、駄々っ子を構いに行ってあげましょうか」

10:00 PM



早苗「ばかぁ……そいつがプロデューサー君よ……むにゃ」

瑞樹「だ、だめプロデューサー君……それは重曹じゃ落ちない汚れよ……ぐぅ」


留美「早苗さんも瑞樹さんもいつの間にか眠ってしまったわね」

留美「それにしても一体どんな夢を見てるのかしら」

留美「とりあえずこの後は……」


留美「プロデューサー君に電話でもかけてみよう、かな」

prrrr


『どうしました和久井さん?』

「いえ、特にこれといった用事ではないのだけれど、こんな時間に迷惑だったかしら」

『問題ありませんよ。最後の仕事も終わって少し休憩してた所ですから』

「いつも遅くまで大変ね」

『皆の為に働くのがプロデューサーの役目ですから。それに千川さんに良い物も貰いましたからね』

「良い物?」

『スタドリンDっていう新ドリンクなんですが、これがまたよく効くんですよ』

「でも、そういう物にあまり頼り過ぎるのもよくないわ」

「無理をして倒れたら皆が悲しむのだから、自愛することも忘れないで」

『肝に銘じておきます』


「ねぇプロデューサー君」

『なんですか?』

「私、年や性格のせいか皆に頼られる事が多いの」

『和久井さん、クールで落ち着いた雰囲気ですからね』

「だから逆に、頼れる相手があまりいなくて、ね」

『皆優しいからどれだけでも力になってくれるでしょうけど、そういう立場だと自分からは頼りにくいかもしれませんね』


「そんな私を、プロデューサー君がこの世界に引き込んだのよね」

『懐かしい話です。初めて和久井さんを見た時は驚きました』

『業界の人の言葉を借りれば、ピーンときたって感覚ですね』




「この世界に入って本当によかったわ。大変な事もあったけど、良い事はそれ以上に沢山」

「……貴方は私に光を与えてくれた、ただ一人の男性なのだから、これからも頼りにさせてもらうわよ?」

『和久井さんに頼られるなんて男冥利に尽きますね。改めてこれからもよろしくお願いします』

「ふふっ……それじゃあ、遅くにごめんなさい。おやすみなさい、また明日」


早苗「昨日はごめんね留美ちゃん。そのまま眠りこんじゃって」

瑞樹「朝も二人分用意してもらっちゃったわね」

留美「いえ、私も久しぶりで楽しかったです」

早苗「そう言ってもらえたらあたし達も助かるわぁ」

瑞樹「それじゃあ私達はこっちだから、またね!」



留美「――さて、私も行こうかしら」




ガチャッ


P「おはようございます留美さん!」

留美「おはよう。今日もよろしくお願いするわ」
おわり
留美さん新SRを祈願するよ!
>>31
直接触らなければ、という感じで考えてたけどアレルギーだし近いだけでダメかな
しっかり見直さないと

20:06│和久井留美 
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