2013年11月11日

みく「Pチャンなんかきらいにゃ!」

P「またまた〜そんな事いって〜」

みく「……」プイ

P「みくー。みくにゃーん?」


みく「……」ツーン

P「猫じゃらしだよ〜」

みく「……」チラ

P(かかったな)

みく「ふんっ!にゃ」スタスタ

P「」

P「あ、あれ……?」

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P「みくにゃんが何も言わない!みくにゃんのファンやめます!」

みく「……」ツーン

みく「ちひろさん、レッスン行ってくるにゃ!」

ちひろ「はいはい気をつけてくださいねー」

P「あ、これ完全に無視されてるんだ」

ちひろ「いつもいつもいじめてるから嫌われちゃったんじゃないですかー?」

P「ですかねぇ……」

P「とは言っても何だかんだで丸く収まりますよね。……収まりますよね?」

ちひろ「いや、知りませんよ」
2日目

P「お、みくおはよう!」

P「昨日のレッスンどうだった?」

P「トレーナーから報告は聞いたけど褒めてたぞー」

P「みくは頑張り屋だなー」

P「今日はラジオの収録だな。送ろうか?」

P「みくにゃーん……?」


みく「……」ギロ

P(アカン)

みく「……」スタスタ ガチャッバタン
----------------
みく(ふふふ、なのにゃ)

みく(いっつもみくをいじめてる罰なのにゃ)

みく(みくだってたまにはやり返すのにゃ)

みく(猫じゃらしでも毛糸だまでも、がんばって無視にゃ!)

みく(「みくにゃんのファンやめます」ってのだって本気じゃないのは分かって
るにゃ)

みく(でも、みくはそのノリ嫌いなのにゃ。やめて欲しいのにゃ。切実なのにゃ)

みく(ついでにねこの気まぐれを知ってもらういい機会なのにゃ)
3日目

P「……いい加減口をきいてくれないかな」

みく(ふふ、困ってるのにゃ)

P「いままでごめん。もうみくにゃんのファンやめるなんて言わないから」

みく(よし、目標は達成にゃ!)

P「どうしたら許してもらえるんだ……」

みく(でもなんか面白くなってきたからもう一日このままでいるにゃ)

P「なんで…こんなことに…」トボトボ

みく(明日は許してあげるのにゃ。そして一緒に猫カフェに行くのにゃ)
4日目

みく「さて、今日は許してあげる日だにゃ!」

ガチャ

みく「おはようございますにゃ!」

みく「(Pちゃんは……)」キョロキョロ

みく「あれ、今いない……のか……にゃ?」






[辞表]

みく「あsdfghjk!?」
〜杏編〜
1日目

prrrrr
「現在おかけになった電話は……」

P「あ、杏と連絡が取れない……」

P「みくは俺を無視しててもレッスンに行くぐらいはまじめだ」

P「だがこいつは、と思って電話してみたら案の定」

P「ということでやってきました杏の家」

P「うおりゃりゃりゃあああ!」ピンポンピンポンピンポン

P「おきろ杏ぅぅうううう!」ピンポンピンポンピンポン


ガチャ


隣人「おいあんたうるさいよ!」

P「あ、す、すみませんっ!」

隣人「それにそこの人昨日引越してったよ」

P「」
---------------
杏「ふっふっふ」

杏「今頃プロデューサーは驚いてるだろうなー」

杏「もう印税で一生安泰なのにまだ働かせようとしてくるんだもの、仕方ないよね」

杏「まぁ、まぁプロデューサーの顔もあるしアイドルは続けたげるから反省したぐらいに顔を出すかな」

杏「仕事が入ってるのは3日後だし、それまでレッスンとか全部サボってだらだらしよっと」
2日目

P「ち、ちひろさん。あれから杏の行方は分かりましたか!?」

ちひろ「いやー、わからないですねー」

P「ちひろさん!他人事みたいに言わないでくださいよっ!」

ちひろ「で、でも今はいろいろなツテからの折り返しの電話を待ってる状況じゃないですか」

P「そうですけど……そうですけど……!」

トコトコ

まゆ「プロデューサーさぁん、あまり根を詰め過ぎないでください……ねぇ」

P「……」

まゆ「まゆのだぁいじなプロデューサーさんが倒れたりしようものなら、まゆも行方不明になっちゃうかもしれないですよぉ?」

P「……気を使わせて悪いな、まゆ」

まゆ「いえいえ、謝って欲しいのはプロデューサーさんを困らせる悪い子達ですからぁ」

ちひろ「ひっ」ゾォッ

P「よっし!他のアイドルの前ではいつもどおり振舞わないとな!」

まゆ「ふふ、それでこそまゆのプロデューサーさんです」
まゆ「それじゃぁ、レッスンに行ってきまぁす♪」
3日目

prrrrrガチャ
ちひろ「はい、はい。そうですか……ありがとうございます……」

P「ちひろさん……?」

ちひろ「」フルフル

P「ツテも全滅、ですか……」

ちひろ「さすがにこのご時勢、どの業者も個人のプライバシー管理にはうるさいらしく……」

P「俺……何を間違えたんでしょうか……」

P「はは、俺、プロデューサー失格だな……」

P「生きてる意味あんのかな……」

ちひろ「ぷ、プロデューサーさん、何かヒントになるようなものとか持ってないんですか!?」

P「思い当たるすべてに当たってみましたよ」

ちひろ「杏ちゃんだって本気でアイドルやめるわけじゃないと思いますし……」
ちひろ「なにか書置きがあったりしな……あれ、プロデューサーさんの机に何か挟まってませんか?」

P「!?」
--------------

ピンポーン
杏「……?密林はまだお呼びじゃないぞ?」

ピンポーン
杏「新聞か宗教かな?」

ピンポーン
杏「……しつこいなぁ」ヨッコイショ

杏(誰が来たのかな、っと……)ソロソロ

杏「!?」

杏(ど、どうしてPが!?)

杏(ちひろめ、何かしやがったのか!!)

杏(だらだらライフを邪魔されてなるものか!)

ピンポーン
杏(無視だ無視!)

P「杏、今まですまない。もしできるのなら事務所に顔を出してくれ……」

杏(ぐ……なんか思った以上に苦しそうな声だな)

P「……本当にここであってたのかな……帰ろう……」トボトボ

杏(どの道明日には行く予定だったんだ、明日謝ろう)

杏(って、ちがう!私じゃなくて働かせすぎるプロデューサーが悪いんだった)

杏(まったく……)
4日目

カチャ

杏「」ソロー
杏「」キョロキョロ

杏「事務所にはちひろとみくだけか」ホッ

杏「ちひろ、プロデューサーはまだ来て……なに?机に何かあるの?」






[辞表]

杏「cvbんm、ljhg!?」
〜幸子編〜
1日目

P「幸子ー、みくが口利いてくれないー」

P「幸子ー、杏が音信不通だー」

P「みくがー、杏がー」

幸子「いい加減にしてくださいっ!」

幸子「いくらボクがカワイイからって言っても、どうしようもないじゃないですか!」

幸子「第一、アイドルの前で他のアイドルの話してなんになるんですか!」

P「……ごめんなさい」

幸子「もーまったく。分かったら気をつけてください」

P「ありがとう。幸子だけはまともでよかったよ……」

まゆ「だけ、ですかぁ?」スゥッ

P「!?」

幸子(あ、これプロデューサー詰ん……ん?ちひろさんが手招きしてる?)

幸子(ボクだけ来いってことかな?)
-------------

幸子「そういうことでしたか」

幸子「ボクもいろいろとやらされて困ってますからね」

幸子「たまにはお返ししてあげましょうか」

幸子「明日はたっぷり罵ってあげますよ!」
2日目

幸子「なんですかプロデューサーはだめ人間なんですか!?」

幸子「昨日、ボクの前で他のアイドルの話をするなって言ったのに!」

P「え、いやしてないぞ?」

幸子「そんなに顔に出してたら話題を振ってるのと変わりません!」

P「あはは、昨日の今日だし結構気をつけてたんだけど、幸子はすごいな……」

幸子「ボクのプロデューサーですよ!?分かるに決まってます!」

幸子「もっとしっかりしてください!あなたのプロデュースは何にも間違えてなんかないんですから!」

幸子「こっちはレッスンだけですし一人で行けます。ので、そっちの仕事に専念してください」

幸子「行って来ます!」ガチャ
--------------

幸子「……ってあれ、これってぜんぜん罵倒になってないじゃないですか!?」

幸子「おっかしいなぁ……」
3日目

幸子(昨日は口汚く罵ろうとしたからいけなかった)

幸子(ボクって天使だから汚い言葉なんて口にできないですから!)

幸子(そういうことで今回は前川さんと同じ無視作戦で行きましょう)

ガチャ

幸子「おはようございます」

P「おう、おはよう幸子!」

幸子「……」キョロキョロ

P「誰探してんだ?」

幸子「あ、ちひろさん!」タッタッ

P「……?」
幸子「それじゃお願いします」トトト

P「なぁ幸子」

幸子「……」

P「さ、幸子?」

幸子「……」

幸子(うぅ、なんだかすごい罪悪感です)

P「も、もしかして俺はまた何かやってしまってたのか……!?」

幸子「……」
幸子(なんですか涙目じゃないですか!)

P「す、すまん幸子……すまん……」ポロポロ

幸子「……!?」
幸子(うわぁあああ!耐えられない耐えられない!)

幸子「プ
prrrrrrrrr

ちひろ「杏の件の探偵さんだわ!」

幸子(タイミングを逃した!)
------------

幸子(……結局、話しかけるきっかけがないままプロデューサーは飛び出していった……)

幸子(うわぁぁああ!なんだかとんでもないことをしちゃった気がしますよ!!)

幸子(明日来たら一番に謝ろうそうしよう)
4日目

ガチャ
幸子「おはようございますプロデューサー!」

幸子「昨日何か話しかけていたのを聞いてなくてすみ……ま……あれ?」

幸子「みなさんどうしたんですか?世界が終わったかのような顔をしてちゃカワイさがなくなりますよ?」

幸子「ま、全力の状態でもボクが一番カワイイんですけどね!」ドヤァ

みく「……」
ちひろ「……」
杏「……」

幸子「ほ、本格的にどうしたんですか?」

幸子「そ、それにプロデューサーの姿がさっきから……」






[辞表]

幸子「……」ジワッ

幸子「……ボクの……ボクのせいだぁ……」ポロポロ
〜ちひろ編〜
0日目

ちひろ「――ということで、プロデューサーさんに態度を改めてもらおうという話なんですよ」

みく「乗ったにゃ!」

杏「えー、いつも働かされて面倒だけど、そんなのするのはもっと面倒だしいいよ」

ちひろ「乗るなら引越しの手配から事後処理までサポートするわよ?」

ちひろ「というか、引越しは既に発注済よ!」

杏「んじゃーキャンセルとかも面倒だし乗ることにするよ」

ちひろ「ちゃんと食べ物も飴も完備だから新居でのんびりしてね」

みく「みくは何をすればいいにゃ!?」

ちひろ「んー、思いっきり罵倒して嫌うってのが欲しかったけど、みくちゃんじゃねぇ……」

みく「なんなのにゃ!みくだってがんばればできるのにゃ!」

杏「その語尾で?」

ちひろ「みくちゃんも完全に無視する方向でどうかしら?」

みく「わかったにゃ。Pチャンと口をきかないにゃ!」

杏「猫じゃらしとかにも反応するなよー」

みく「わ、分かったのにゃ」

ちひろ「それじゃ、作戦の実行は明日からね!」
1日目

みく「Pチャンなんか嫌いにゃ!」

ちひろ(お、早速みくちゃんが始めたわね)

ちひろ(ふふふ、プロデューサーさんよ、苦しむがいい!)

ちひろ(そして新製品ラブラブスペシャルを買わざるを得なくなるがよい!)

ちひろ(このラブラブスペシャルとは、飲むことでアイドルの新密度がMAXになっちゃう不思議なお薬なのです!)

ちひろ(でもこの事務所のアイドルは既に新密度MAXだしどう売ろうかと考えてたところ、この案が浮かんだのです!)

ちひろ(1本10000MCとぼったくり価格だけど、傷心のプロデューサーさんならきっと藁にもすがる思いのはず!)

ちひろ(まさに悪魔的ひらめきね♪)


みく「ちひろさん、レッスン行ってくるにゃ!」

ちひろ「はいはい気をつけてくださいねー」
--------------------------------

幸子「もーまったく。分かったら気をつけてください」

ちひろ(っと、幸子ちゃんがプロデューサーのオアシスになりかねない)

ちひろ(まゆちゃんがプロデューサーさんを引き付けてるうちにちょっと懐柔しときましょう)チョイチョイ

幸子「?」
2日目

P「ち、ちひろさん。あれから杏の行方は分かりましたか!?」

ちひろ「いやー、わからないですねー」

P「ちひろさん!他人事みたいに言わないでくださいよっ!」

ちひろ(まずった!ばれないようにしないと!)
ちひろ「で、でも今はいろいろなツテからの折り返しの電話を待ってる状況じゃないですか」

P「そうですけど……そうですけど……!」

トコトコ

まゆ「プロデューサーさぁん、あまり根を詰め過ぎないでください……ねぇ」

P「……」

まゆ「まゆのだぁいじなプロデューサーさんが倒れたりしようものなら、まゆも行方不明になっちゃうかもしれないですよぉ?」

P「……気を使わせて悪いな、まゆ」

まゆ「いえいえ、謝って欲しいのはプロデューサーさんを困らせる悪い子達ですからぁ」

ちひろ「ひっ」ゾォッ
ちひろ(ばれたら一巻の終わり!?)

P「よっし!他のアイドルの前ではいつもどおり振舞わないとな!」

まゆ「ふふ、それでこそまゆのプロデューサーさんです」

まゆ「それじゃぁ、レッスンに行ってきますねぇ」


ちひろ(この子も懐柔したかったけど……無理よ……)

ちひろ(期間もそう長くはできないわね……)

ちひろ(明日はまゆちゃんオフだし、明日畳み掛けて明後日には解決させておきましょう)
--------------------------------

幸子「なんですかプロデューサーはだめ人間なんですか!?」

ちひろ(さ、幸子ちゃんがきたけどこれは……)

ちひろ(だめね、罵倒と見せかけた激励……なんなのこれ)

ちひろ(ドリンクは2本が限界かなー)
3日目

ちひろ(みくちゃんはなかなかやるわね)

ちひろ(ちょっと楽しんでるような雰囲気だし)

ちひろ(私が言わなくても明日には元に戻しそうね)

ガチャ

幸子「おはようございます」

P「おう、おはよう幸子!」

幸子「……」キョロキョロ

P「誰探してんだ?」

幸子「あ、ちひろさん!」タッタッ

ちひろ(あれ、この子今プロデューサーさんを無視した?)
幸子「ちひろさん、昨日は失敗しちゃったんで今日は口を聞かない方向で行きます」ボソボソ

ちひろ「!!」

ちひろ「わかったわ。成功するようにフォローも入れるわね!」ボソボソ

幸子「それじゃお願いします」トトト

ちひろ(……と、言ったそばから早速罪悪感にとらわれてる顔ね。持たないわ)

ちひろ(でもそんなことさせないわ!)
ケータイ取り出しポパピプペ

prrrrrr

ちひろ「杏の件の探偵さんだわ!」
ちひろ(探偵なんて雇ってないことがばれないように、依頼は失敗ってことにして……)

ちひろ「なにか書置きがあったりしな……あれ、プロデューサーさんの机に何か挟まってませんか?」

P「!?」

ちひろ(これも仕込みよ!)

ちひろ「プロデューサーさん!」

P「は、はい!すぐ行きます!」

ちひろ「あ、その前にちょっと待ってください」

幸子「あの
ちひろ「杏ちゃんの説得に失敗しそうだったらこれ、買って行って下さい!」

ちひろ「親愛度がいきなりMAXになるのできっと成功します!」

ちひろ「ただし、目に見えて効果がなくても明日にははっきり分かるので安心してください!」

P「ありがとう、買っとくよ」

ちひろ「3本セットでお買い上げでいいですよね!」
ガチャ バタン

幸子「……」

ちひろ「助け舟出したつもりだったけど……もしかして要らなかったかな……?」

ちひろ「明日、明日謝ってもきっと大丈夫よ!」ニコッ
4日目

ちひろ「さって、気分がよくって事務所には一番乗りよ!」

ちひろ「うふふ、割引なしで3本セットが売れたのは僥倖ね!」

ガチャ

ちひろ(っと、まずい!)ササッ

トコトコ
パサ
トコトコ
ガチャ

ちひろ(あれ、プロデューサーさんかと思って隠れちゃったけど……)

ちひろ(すぐ帰っちゃったしどうしたんだ……ろ?)






[辞表]

ちひろ「ちょ、えっ!?」
ちひろ「まずい追いかけなきゃ!!」ダッ
--------------------------------

ちひろ「姿すら見えなかった……」トボトボ

ガチャ

ちひろ「ただい……ま……みくちゃん?」

みく「」

ちひろ「あぁ、見ちゃったのね……」

ちひろ「終わりよ……終わっちゃったのよ……」

カチャ

杏「」ソロー

杏「」キョロキョロ

杏「事務所にはちひろとみくだけか」ホッ

杏「ちひろ、プロデューサーはまだ来て……なに?机に何かあるの?」
ちひろ(プロデューサーに聞かれてたのかしら……)

ちひろ(聞いてたから書いた辞表ってわけじゃないなら私のせいじゃないわよね、うん)

ちひろ(でもこの子達の落ち込みようが尋常じゃないわよねぇ……)

ちひろ(……まずいなぁ)

ちひろ(あと、何か忘れてる気がするわね……)

ガチャ

幸子「おはようございますプロデューサー!」

ちひろ(あ、この子か……あ、泣き始めた)

ちひろ(最後にちょっと搾り取れたしよしとしましょう)

ちひろ(次のプロデューサーっていつ補充されるかしら……)
カチャ

キィィィィ……







ト……
〜まゆ編〜
1日目

まゆ「おはようございまぁす」

まゆ(プロデューサーさんが深刻な顔をなさってるわ)

まゆ(まゆの大事なプロデューサーさんを悲しませる悪い子はどの子かしらぁ?)トコトコ

幸子「もーまったく。分かったら気をつけてください」

P「ありがとう。幸子だけはまともでよかったよ……」

まゆ「……」スゥッ
まゆ「だけ、ですかぁ?」

P「!?」


まゆ(悪い子はみくちゃんと杏ちゃんかしら?)
2日目

カチャ

まゆ「おはようございまぁす」

まゆ「プロデューサーさんは昨日よりいっそう険しいお顔」

まゆ「私も行方が分からなくなったらあんなに心配してもらえるかしら?」トコトコ

まゆ「プロデューサーさぁん、あまり根を詰め過ぎないでください……ねぇ」

P「……」

まゆ「まゆのだぁいじなプロデューサーさんが倒れたりしようものなら、まゆも行方不明になっちゃうかもしれないですよぉ?」

P「……気を使わせて悪いな、まゆ」

まゆ「いえいえ、謝って欲しいのはプロデューサーさんを困らせる悪い子達ですからぁ」

ちひろ「ひっ」ゾォッ

P「よっし!他のアイドルの前ではいつもどおり振舞わないとな!」

まゆ「ふふ、それでこそまゆのプロデューサーさんです」

まゆ「それじゃぁ、レッスンに行ってきますねぇ」
---------------

まゆ(うふ……試さなくったってわかってますよぉ)

まゆ(まゆがいなくなったりしたら、心配で心配で倒れちゃってますよねぇ?)

まゆ(それにしても悪い子達にはお仕置きをしないといけないわねぇ……)
3日目

まゆ「今日はせっかくのオフですし、プロデューサーさんを労う準備だけでもしておきましょうか」カチャリ

まゆ「うふ……お邪魔しまぁす」

まゆ「今日はプロデューサーさんのために精力のつく晩御飯を……」

まゆ「この前来たときは追い出されちゃったけど、今日はうまくいけそうねぇ」


まゆ「嬉し……悲しいことにプロデューサーさんは今、失意の底にいるようですから」

まゆ「まゆが優しく慰めてあげます、ねぇ♪」
----------------

カチャ
P「……鍵、開いてたや」

まゆ「おかえりなさぁい♪」

P「また、来てたのか……」

まゆ(……やっぱり、追い出す気力も残ってないみたいですね)

P「すまない、俺のことは放っておいてくれ……」

まゆ「そんなこと、絶対にしませんよぉ?」

P「……」
まゆ「杏ちゃんの居場所が分かったんですか?」

P「たぶん……」

まゆ「行かないんですか?」

P「行ってみたけど……」

まゆ「出てこないから帰ってきた、と」

P「……」コクン

まゆ「……」

まゆ「心配しないでください、プロデューサーさん」

まゆ「たとえ皆がプロデューサーさんの元から離れていってもまゆだけは一生貴方の傍にいますわ」

まゆ「それに、プロデューサーさんが思ってるほど事態も深刻じゃないかもしれませんよぉ……うふふ」

まゆ「晩御飯を作ったのでまずは食べてください。温まりますよぉ」
まゆ(示し合わせたように反抗するアイドル達)

まゆ(アクティブなことに引越しする杏ちゃん)

まゆ(ちひろさんの驚きよう)

まゆ(どう考えても、つながってるじゃないですかぁ)

まゆ(まゆのプロデューサーさんをこんなに苦しめるなんてちょっと見過ごせないですねぇ)

まゆ(うふ……プロデューサーさんの寝顔、かわいいですねぇ)ヒザマクラ!

まゆ(まゆもこの状況を利用させてもらったので、お仕置きはちょっとだけにしてあげましょう)ナデナデ
P「ありがとう、いただくよ」

まゆ「プロデューサーさん、ちょっとペンと封筒をお借りしますね」

P「あー、たしかそっちのラックに……って、既に知ってるか」

まゆ「はい♪」

P「にしても何を書……く……」

P「」パタリ

P「……」Zzz

まゆ「起きてから事務所に来たときにはもう元通り……」

まゆ「うふ、まゆはちょっとだけ先に出ますねぇ」
--------------
ガチャ

まゆ(まゆよりも先に一人来てますねぇ……)トコトコ

まゆ(たぶん、この事件の黒幕さんですねぇ……)パサ

まゆ(見当はついてますけど……)トコトコ

ガチャ


まゆ(追いかけてきても見つからない位置から確認しましょうか……)ヒョイ


???「ちょ、えっ!?」

まゆ(うふふ、分かってましたよ?)

???「まずい追いかけなきゃ!!」ダッ

まゆ(汚いお金稼ぎのためにプロデューサーさんを追い詰めたんですよね?)

ガチャ

ちひろ「こ、こっち行ったのかな」ダッ

まゆ(ちひろさぁん♪)
まゆ(あの後、みくちゃんと帰ってきたちひろさん、杏ちゃんに最後幸子ちゃんが事務所に入っていきました)

まゆ(幸子ちゃんはこの計画に参加してないみたいだったけど……うふ、同罪ですよぉ?)

まゆ(だって、プロデューサーさんの支えになるのはまゆだけでいいですもの♪)

カチャ

キィィィィ……







ト……

ちひろ「……!ま、まゆちゃん……!?」
まゆ「あらあら、どうしたんですかぁ?皆さん暗いですよぉ?」

ちひろ「……」ゴクリ

まゆ「あれ、プロデューサーさんの机にどうしてこんなものが落ちてるんですかぁ……?」

ちひろ「あ、あ……」

まゆ「そういえばプロデューサーさん、昨日は泣いていらしたわねぇ」

まゆ「なんでも、アイドルに拒絶されたとか」

みく「う……」

まゆ「行方をくらまして生死不明の心配なアイドルがいるとか」

杏「……」

まゆ「突然口をきいてくれなくなったとか」

幸子「うわぁああああ」ポロポロ

まゆ「仕事をやめたいと仰ってましたねぇ……」

まゆ「もしかして、皆さん何か知っていらっしゃるのですかぁ……?」
まゆ「いじめ、ですよねぇ?」

まゆ「プロデューサーさんが頑張るおかげで今ここに居られるのに、恩を仇で返してますよねぇ?」

まゆ「うふ、そんなに嫌いならその人が事務所をやめればいいのに」

みく「にゃぁ……」

杏「……」

幸子「うぐっ、ひっく……」

まゆ「そして、この事態、誰かが指示しましたよね?」

ちひろ「ひっ」ビックゥッ

まゆ「あれぇ?どうかされましたか、事務員さぁん?」
まゆ「あ、そうそう、プロデューサーさん、昨日こんなのを持ってましたねぇ?」カランカラン

みく「にゃ?……空の……ビン……?」

まゆ「ラベルから察するに、飲むとどんな人からも好かれる、といった効果でしょうかねぇ?」

まゆ「初めて見ましたが、これ、いつもちひろさんがプロデューサーさんに売りつけてるものとそっくりですねぇ」

幸子「あ……そ、ヒック、それ……昨日の……ヒック」

まゆ「あらぁ、これを売りつけて "どなたか得をされてた" んですかぁ?」

みく「にゃ!?」
杏「もしかして!?」
幸子「ちひろさんっ!?」

ちひろ「」
まゆ「この状況を自ら作っておいて、憔悴しきったプロデューサーさんに付け込む……」

まゆ「詐欺まがいの手口じゃないですかぁ?」

まゆ「そういうのって良くないし、社長か……もしくはマスコミにでも通報しないといけないと思うんですよぉ」

まゆ「ところで、ちひろさんさっきから顔が青白いですけどどうかされましたかぁ?」

まゆ「それにお三方もちひろさんを囲むように立ち上がってどうされましたかぁ……?」
まゆ「そうそう、ちょっと話は戻りますけど」

タタタタ

まゆ「プロデューサーさんの机にどうしてこんな」

ガチャッ

まゆ「偽の辞表が落ちてるんですかぁ?」

P「すみません!遅くなりましたっ!」

みく「!」杏「!」幸子「!」ちひろ「!」


みく「ぴ、ピーチャぁあああン!」ガバッ
P「お、おわっ!みく!?普通っ!」ドン

杏「……」ヒシッギュッ
P「あ、杏も居るっ!?」ヨロッ

幸子「ふぁ、はは、よかった、勘違いでよかった……」ペタン
P「さ、幸子!?」ヨロヨロ
ちひろ(た、助かった……)

まゆ「うふふ」ス

ちひろ(……ってない)ゾワリ

まゆ「ちひろさぁん、あのドリンクってプロデュースしてる相手に効くんですよねぇ?」

まゆ「1本余ってたからまゆ、飲んでみたんですよぉ」

まゆ「でもぉ、プロデュースしてる相手が居なくて効果を確認できないんですよねぇ?」

ちひろ「」タラ

まゆ「ちひろさぁん、私に人生を<<プロデュース>>されてみませんかぁ?」

ちひろ(い、いま、確かに<<奴隷化>>って聞こえた……しっかりと……)ガタガタ

まゆ「いまなら、わるいようには、しませんよぉ?」

ちひろ「」コクコクコク

まゆ「うふふ、それじゃぁ今後に期待しておきますねぇ♪」トトト
みく「ごめんにゃぁあああ!」
杏「」ギューー
幸子「ごめんなさいぃ!ごめんなさいいい!」ポロポロ

P「ま、まゆ!これってお前が……!?」

まゆ「いいえぇ、プロデューサーさんが正しかっただけですよぉ」

まゆ「ただちょっと不幸なめぐり合わせが重なっただけ、ですよぉ?」

P「いや、でもなんだか泣かせてしまったみたいで申し訳ないし……」

まゆ「不安ならその子達に訊いてみるといいですよ」

まゆ「『俺のこと、一度でも嫌いになったことあるか』って」

まゆ「うふ、ちなみにまゆはいつもいつまでもずっと貴方のことが大好きですよぉ」

まゆ(ちょっとみんなプロデューサーさんに近すぎるけど……)
まゆ(最後にまゆを選んでくれるのですもの、大目に見てあげますねぇ♪)

おわり





08:35│前川みく 
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