2014年07月26日

光「誕」紗南「生」幸子「日」飛鳥「字足らず」

光「みんな!今日はなんの日だ!?」



紗南「アードコア第一作の発売日」



光「あれっ」





光「…っじゃなくて、誕生日!」



飛鳥「ニコラ・ステラだね」



光「詳しいな!?」



紗南「千奈美にウルトラマンの日でもあるよ」



光「それは本当かっ!?…って違う!!」



幸子「美羽さんの誕生日ですね!」



光「それも違……っくない!」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405005368



紗南「あー言っちゃった」



飛鳥「幸子言っちゃった」



幸子「ぼ、ボクが何か?」



紗南「あたし的にはもうちょっと引き延ばすべきだったなーって」



幸子「そ、そんなこと言われてもですね」



飛鳥「ま、言葉も無しに理解ってもらおうなんてのは、少し酷だったかな」



飛鳥「それに、幸子はカワイイからね」



幸子「フフーン、そうでしょうね!」







幸子「あ、あれ?ボク言いくるめられました?」



飛鳥「カワイイ」



紗南「幸子カワイイ」



光「……アタシ知ーらない」

光「…って、そう、美羽の誕生日だよ!」



光「今日はなぜだか皆出払ってて、あまり他を頼りにできない」



光「つまぁり!アタシ達がやらなくて誰がやる!……って事だよ!」



飛鳥「燃えてるね」



幸子「…光さん、プランは?」



光「…ぐぐ…そ、それは…」



紗南「ま、そういうのも面白いかもねっ!」



光「…ありがと、紗南」



飛鳥「ふふ、一寸先は闇、そこには果たして…」



幸子「こ、こわいこと言わないでくれませんか?」



光「それを照らすのがアタシ達だよっ!」





光「というわけで皆!力を貸してくれ!」



飛鳥「微力ながら、ね」



紗南「おっけーおっけー!」



幸子「まあ、カワイイボクにお任せですよ!」



光「ありがとう!……それじゃあ………」







────…………



───────………………













美羽 (……………………)







美羽(聞いちゃったー………)

美羽(聞いちゃったから何ってわけじゃない…と、思うけど…)



美羽(なんだろう、この複雑な気持ち) 



美羽(申し訳ない)



美羽(光ちゃん声おっきい)







飛鳥『実はボクさ、一発芸もってるんだ』



紗南『へえ、どんなの?』



飛鳥『お楽しみさ』







美羽(飛鳥ちゃんの一発芸…どんなのだろ…)



美羽(文面がすごく惹かれる)









美羽(……飛鳥ちゃんの一発芸、どんなぁすか?)











美羽(……微妙)

幸子『…いろいろと買い出しに行く必要がありそうですね』



光『そーだなー……』





美羽(…ああだめ、聞いちゃ)



美羽(皆サプライズしてくれようとしてるんだから、情報を制限しないと)





美羽(……いらないお世話なのかな)



美羽(だとしたら……あれ?どうしたらいいんだろう)





美羽(……耳、耳ふさごう)





光『アタシ良いこと思い付いた!』





美羽(だめだ、光ちゃん声おっきい)





美羽(…うん、ここから離れよう)



美羽(そうしようそうしよう)そそくさ







美羽「さすがにここまで来れば……」



愛海「隙在り」ムニュ



美羽「ぅあっ!?」ピク



愛海「うんうん、81は伊達じゃあないねえんふふ」



美羽「む、胸ん…」



愛海「うん、お互いぶれないね」





愛海「……もしかしてちょっと元気ない?」



美羽「あ、あれ、わかっちゃう?」



愛海「胸は口ほどに物を言うんだよ」



美羽「は、初耳…」



愛海「いいもの揉ませて貰った礼って言ったら何だけど、あたしなら話ぐらい聞くよ?」



美羽「……………」

─────……………



────────…………………







愛海「なるほどねー……」



美羽(結局話しちゃった)





愛海「あのさ、美羽」



美羽「うん?」



愛海「正直、あたしには美羽がどうしたらいいかなんてわかんないけどさ」



美羽「…うん」



愛海「…友達を祝う気持ちってそう簡単に揺らぐものじゃないと思うんだ」



美羽「…………」



愛海「そりゃ、サプライズって意味ではちょっとアレかもだけど」



愛海「でもそれが目的なんじゃないし」



愛海「祝ってくれて嬉しい、でいんじゃないかな?」



美羽「……………」



愛海「ま、あんまり考えすぎないでもいんじゃないかな?」



美羽「うん、ありがと」









美羽「今のが愛海ちゃんの口から出てきたのがすごく意外だけど」



愛海「それ言っちゃう?」

愛海「あたしはそろそろお仕事だからまた後でね」



美羽「うん、じゃーね」



愛海「ほいじゃー………っと」



美羽「……あ………」





幸子「……………」







美羽「…もしかして、今の聞いてた?」



幸子「はい」



美羽「あー、と……」



美羽(…やっぱりちょっと意識しちゃうな……)



幸子「…美羽さん」



美羽「うん?」



幸子「ボク、買い出しを頼まれたんですけどね」



幸子「結構いっぱい要求されちゃいまして、カワイイボクには多すぎるって思ってたんです」





幸子「…手伝ってくれますか?」



美羽「…………」



美羽「うんっ!」





────…………



────────………………











「「「「ハッピーバースデー!!」」」」





美羽「皆、ありがとう」



光「本当はもっと大人数で祝いたかったけどなー」



紗南「まぁ、その分あたしたちがー、ってことでさ」



幸子「カワイイボクが祝うんです、良い誕生日になりますね!」



飛鳥「ささ、ケーキもあるよ」



幸子「…流しませんでしたか」



光「アタシ達の気持ち、受け取ってくれ!」



紗南「ケーキは飛鳥と幸子に任せっきりだったけどね」



光「こ、心だよっ!」



紗南(心じゃよッ!!)

幸子「美羽さんは十四歳でしたよね?」



美羽「うん、そうだよ」



飛鳥「それじゃ……」

















「「「「祝、十四歳おめでとー!!」」」」













美羽「……………」









美羽「あれ?」

















飛鳥「────…時は巡り続ける」









飛鳥「世界がそれを望む限り、ね……」









おわり







23:30│矢口美羽 
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