2014年07月30日

響「た、たかえも〜ん!!」貴音「また、いじめられたのですか」

はいさい!!





自分、我那覇ひび太!!







名前表示は諸事情で響だけど、とにかく元気なアイドル!





今日もアイドル養育学校へ元気に……













??「あら、今日は遅刻しなかったのね、ひび太?」





響「ん……?ゲゲッ、お、お前はぁ……」





響「天海春香……いや、閣下ン!!」





春香「ふふふ、今日は、どういじめてやろうかしら…」





こ、こいつは本名は天海春香で、あだ名は閣下ンって呼ばれてるやつだぞ!





自分をいじめる、嫌な奴だ!



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伊織「にひひっ、やっちゃいなさい!閣下ン!」





響「い、いお夫!!」





こいつは、水瀬いお夫!!





閣下ンと一緒に自分をよくいじめる、金持ちで嫌な奴だぞ!













響「じ、自分!閣下ン何かに負けないさ!」





春香「ヴァイッ!」ピシャッ





響「ひゃうぅ!!デコピンされたぁ…」





春香「ふふっ、本当、ひび太はいじめがいがあるわぁ…」





伊織「生意気なのよ!あんた!」





響「うぅ………たっ………」グスッ





















こんな風にいじめられてる自分には、



とても頼りになる友達がいる





その友達の名前は……







響「たかえもぉ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!」グスッヒグッ







OP:たかえもんの歌

ひび太家





響「ただいまぁ〜…」





律子「ひび太!!」





響「ひっ、り、律子ママ!!」





律子「あんた、また内緒で動物を押入れで飼ってたでしょ!?」





響「ば、バレたぁ!」





律子「もぅ!罰として、今日のオヤツのちんすこうはお預けよ」





響「う、うぎゃぁ〜!」

響「た、たかえも〜ん!!」





貴音「おや、ひび太。どうしたのですか?そんな大声を出して…」ムシャムシャ





響「自分、オヤツ抜きにされちゃった……」





貴音「それはそれは……残念ですね」ムシャムシャ





響「じ、自分だけ食べてる!ずるいぞぉ!」





貴音「ひび太の分のちんすこうも頂きました」ケフッ





響「うぅ……今日は踏んだり蹴ったりだぞ……」

貴音「他にもいやな事が?」





響「そ、そうだぞ!また、閣下ンにいじめられたんだ!」





貴音「またですか……ひび太、前から言っているでしょう?」





貴音「実力を鍛えていれば、いじめられないと」





響「うぅ……そ、そうだけど……」





響「何か協力して欲しいぞ!いつもみたいに道具出してよ!」





貴音「仕方がありませんね……今回だけですよ?」

たかえもんは、何と月から来た凄い奴なんだ!





その月にある道具を、尻ポケットから出して貸してくれるんだ!











貴音「では…『だんす強制ぎぷす〜〜』!」テッテレッテテンテンテン







響「こ……これは……」





響「ただのトレーニングマシーンじゃないか!」





貴音「ですから、アイドルとしての実力を磨くのが1番なのですよ」





響「だ、だからぁ!そういうんじゃなくてぇ!」





響「本音を言うと、道具を使って楽したいんだぞぉ!」





貴音「これ!ひび太!」





響「っ!?」

貴音「楽して望みを叶えようなどとは、言語道断!!」





貴音「反省しなさい!」





響「………うぅ」







響「ご、ごめんなさい……」







貴音「わかれば良いのです、さぁ、レッスンいたしましょう」なでなで





響「丸い手でなでられると、変なマッサージみたいだぞ……」













大概、こんな風に説教されて、あまり道具を貸してくれないけど





たかえもんは、いい奴さー!

次の日 学校





真「よっ!ほっ!へへっ、やーりぃ!」





雪歩「まこ杉くん、かっこいいー!」///





響「ふ、ふん、あれ位のダンス、自分だって……」





響「よっ!……あ、あれ?」





春香「はははっ、ひび太ったら、そんなのも出来ないのかしら?」





伊織「閣下ンもさっきから、転けてばっかだけどね……」





響「うぅ〜……」





??「ひび太さん!頑張ってください!」





響「!!」





響「や、やよちゃん!」





やよい「私も一緒にやります!一緒に頑張りましょう!」

この子は、高槻やよ子!!







とっても可愛い、自分の大好きな人さー!







響(よし、かっこいい所を見せるぞ……!)





響「よっ!ほっ!……う、うわぁ!!」ガシャーン





やよい「ひ、ひび太さん!!」





春香「はははは、ひび太転けてやんの!だっさいわねー!!」ドンガラガッシャーン





響(うぅ……何で、こうなるんだ……)

ひび太家







響「たかえも〜〜ん!!!」





貴音「静かに!」





響「えっ!?」





貴音「妹の、美希美が寝ているのです」





美希「むにゃ……」





響「そ、そうか…ごめん…」





貴音「それで、ひび太?ご用件は?」





響「う、うん、あのね?自分、やよちゃんにかっこいい所を見せたくて…」





貴音「ほうほう……それならば、やよ子ちゃんを何かからの危機守るのはどうでしょう?」





貴音「いわゆる、吊り橋効果という現象を利用するのです」





響「……い、いいなそれ!気に入ったぞ!」





貴音「では、道具を出しましょう」

とある道にて





やよい「ピアノのお稽古、忘れてました〜!早く帰らないと……」





??「おぉ〜っと、その道行く姉ちゃん!」





??「ちょっと遊んでくれないかなぁ?」





やよい「う?」





亜美「かわいいじゃねぇか…遊んでくれYO」





真美「ちょっとだけでいいからさぁ…」





やよい「あ、あの……」























貴音「順調のようですね……」





響「物陰から見ててもやよちゃんは可愛いぞ…」





貴音「あの双子が、やよ子ちゃんを口説くお願いを聞いてくれるとは思いませんでした…」





響「報酬に、飴をあげないといけないけどね……」

響「で、自分はいつのタイミングで助ければいいんだ?」





貴音「え?」





響「いやだから、自分が助けるタイミングはいつなんだ?」





貴音「…………あっ」





響「………たかえもん、まさか……」





響「自分が助けることを言ってないなーーー!?」





貴音「面妖な」





響「こ、これじゃ本当に絡まれてるのと同じじゃないか!」





貴音「ひ、ひび太、落ち着くのです!」





響「ど、どうしよう!自分のせいで、やよちゃんが!!」

貴音「い、いまこそ、彼女を助け、良い所を見せつけるのです!!」





響「で、でも、自分じゃ……」





貴音「大丈夫です!ひび太、あなたは強い子です!」





響「…………そ、そう、だよな、自分完璧だよな…」





響「よ、よぉし!見ててね!やよちゃん!今行くぞ!」タタタ





貴音「そうです…行くのです、ひび太……いえ、響……」













響「こ、こらぁ!やよちゃんを離っ……」





やよい「もう、2人とも!からかう何て、めっ!だよ!?」





亜美「はぁ〜い……」





真美「ごめんなさ〜い……」





やよい「うん!わかればよろしい!」





響「………あれれ?」





貴音「どうやら、やよ子ちゃんの方が、一枚上手のようですね」





響「そ、そんなぁ………」















やよい「じゃ、皆で仲直りの………ハイッ!」





やよい・亜美・真美・千早「ターーーーッチ!!!!」







やよい「イェイ!!」





響「トホホ……」

次の日







響「ねぇ〜?新しい三輪車買って欲しいぞ〜あずさパパ〜?」





あずさ「あらあら、この前買ったばかりのがあるじゃない?」





響「あ、あれは2年前からあるぞ!しかも、やよちゃんの兄弟がくれたやつだぞ!」





あずさ「あ、あらあら?そうだったかしらぁ〜?」



















響「うわ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!たかえもぉん!!」





貴音「らぁめんが1番なのです」





美希「おにぎりなの!」





響「姉妹喧嘩してないで、聞いて欲しいぞ!」

貴音「新しい遊び道具ですか……」





美希「美希美、帰るね」





響「え?何処に」





美希「千早さんの所。色々と困ってるって連絡があったから。じゃね。」





響「うん……で、たかえもん、何かないかな?」





貴音「そうですね、では、空を飛べる道具でも……」





響「えぇ!?そんなの出せるの!?[たぬき]じゃないのに!?」





貴音「えぇ」

貴音「では、少し連絡をとります」





響「何処に?」





貴音「なさ」





響「す、スペースシャトル!?」





貴音「えぇ。月に関係あるので興味が」





響「な、何か思ってとのと違うぞ!?」





貴音「ひび太は、蝿のように宙を舞うのを想像したのでしょうか?」





響「う、うん……まぁ……」





貴音「一応持ってはおりますが…」





響「本当!?」





貴音「道具を着用すれば首がもげますが」





響「うぎゃーーーー!!!」

次の日





春香「ひ〜び太!お腹撫でらせろ〜〜!!」タタタ





響「う、うぎゃーーー!」タタタ

















響「はぁはぁ……なんとか家に逃れれたぞ…」





貴音「……また、いじめられたのですね…」





響「あ!たかえもん!」





響「ねぇ、たかえもん!いいかげん、閣下ンを懲らしめる道具貸してよ!」





響「道具でギャフンと言わせたいんだ!」





貴音「………馬鹿者!」





響「!?」





貴音「何でも道具に頼るとは、何事ですか!」





貴音「アイドルならば、アイドルの競技で敵をねじ伏せなさい!!」

響「………ど、どうしたんだ、いつになく、真剣に…」





貴音「……前から、言おうと思っていても中々言えなかったのですが…」



















響「か、帰る!?月に!?」





貴音「…………」





響「い、いやだぁ!!たかえもんとは、ずっと一緒にいるんだぁ!!」グスッヒグッ





貴音「………ひび太…」





律子「……ひび太、たかえもんには、たかえもんの事情があるの…仕方ないわ」





響「うぅ……」グスッ





あずさ「たかえもんちゃんの、お別れ会しましょう?」

あずさ「たかえもんちゃん、今までひび太をありがとうね?」





貴音「いえいえ」パクッパクッ





律子「も、もうおでんが無いわ……」





響「……………」



















貴音「おいしかったですね、ひび太」





響「たかえもん……」





貴音「はい?」





響「今日は、一緒に寝よう?」





貴音「……そのつもりでしたよ」

貴音「……………」





響「……ね、眠れないね」





貴音「少し、外を散歩いたしましょうか」





響「うん!」





















貴音「この小道…よく月が見えますね」





響「そうだね…」





貴音「…………ひび太」





響「なに?」





貴音「………私は、心配です、あなたがうまくやっていけるかが」

響「なに言ってるさー!いつも言ってるだろ?」





響「自分、完璧さー!ってね!」





貴音「………うっうっ」ポロポロ





貴音「しょ、少々、歩いて来ます…」ポロポロ

















響「………たかえもん、泣いてたな…」





響「涙を見せないなんて、可愛い所あるなぁ…」





??「うぅ〜ん…私マーメイ……」





響「?」

春香「急がばまっすぐ進んじゃえ……」





響「か、閣下ン!?」





響「……プフゥッ!寝ぼけて、夜道を歩いてやんの!」





春香「……あれっ?何で私……あ!ひび太!」





響「ひっ!」





春香「よ、よくもこんな恥ずかしい所見たわね!いじめてやるぅ!」バッ





響「わぁ!た、たか………」ハッ























貴音「………おや?」

貴音「いま、ひび太の声が……」





貴音「気のせい……?」



















響「か、閣下ン!いや、春香!!」





響「自分とアイドル勝負するんだ!!」





春香「へぇ…面白いね。いいよ!!」





響(勝ってみせるよ……たかえもん!!)





春香「1・2・3…ヴァイ!!」

響「くっ……な、何てスゴイ……」





春香「そこに跪いて!!」





響「くそぅ……自分じゃ…自分じゃ勝てないのか…!?」





響「いや……自分は、自分は負けれないんだ……」





響「じゃないと……たかえもんが……貴音が………」





響「安心して、月へ帰れないんだ!!」





春香「知ったことか!」思い出アピール!





響「うぅぅ……」

春香「ふふふ、どうやら私の勝ちね!」





響「まっ…まだ…だぞぉ!!」





春香「くっ……まだ立ち上がるの!?」





響「自分は……自分は……完璧…なん……だ……!!」





響「なんくる……ないさぁーーー!!」思い出アピール×3





春香「なっ……なにぃ!?」





響「うおぉーーーーーー!!!」























貴音「!!」





貴音「ひ、ひび太!!」

春香「くっ!!覚えときなさい!!」タタタ















響「はぁ…はぁ……」





貴音「ひび太!大丈夫ですか!?」





響「た……たかえもん……」





響「勝ったぞ……自分、勝ったぞ……」





響「見ただろ、たかえもん?これで、安心して未来に帰れるだろう……?」





貴音「………ひび太……!」ポロポロ





貴音「………」抱きっ

















響「うぅ〜〜〜ん、安心して、帰っていってねムニャムニャ……」





響「………はっ!!」





響「こ、ここは……?」





P「おっ、やっと起きたか響」





響「……あれ?たかえもんは……?」





P「は?たかえもん?何寝ぼけてるんだ?」





P「ほら、事務所鍵占めるから、早く帰れよ」





P「お前と俺が最後だぞ?ソファーで寝るなんて、疲れてたんだな」





響「…………ゆ、夢、だったの?」

ガチャ







貴音「あなた様……響は、起きましたか?」





P「貴音!まだ帰ってなかったのか?」





貴音「えぇ。響と帰ろうと思いまして…」





響「!!」





響「た、たかえもぉん!月から戻って来たんだな!!」





P&貴音「えっ?」





響「たかえもぉん!!」抱きっ





P「………え、何だこれ?」





貴音「め、面妖な………」







響「たかえもぉ〜〜〜ん!!」ギュウッ





















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