2013年11月13日

モバP「納涼ダジャレ大会?」

P「何ですか、突拍子もなしに。」

ちひろ「ほら、こうも熱いと仕事が捗らないじゃないですか。」


P「なら冷房使いましょうよ。」

ちひろ「うちの事務所のは型が古くて電気代が馬鹿にならないんですよ。」

P「それなら扇風機とか……。」

ちひろ「年少組が占拠、扇風機に向け『あー』とやり続ける未来しか見えません。」

P「何もそこまで彼女たちは子供じゃないでしょうに。」

ちひろ「いーえ、そうなるに違いありません! 私があれくらいの頃は日がな一日やり続けてたんですから。」

P「あれくらいって……。小学生ですよね? そんな歳までちひろさんはやってたんですか?」

ちひろ「何か文句でもあるんですか! 気が向けば今だってやっちゃうんですからね! 子供だけの特権じゃありませんよーだ。」


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P (事務服を着たちひろさんが扇風機の前に正座。目を閉じ長い三つ編みを風にそよがせて。その口元には大きく笑みを湛え……)
  
『ちひろ「あ〜〜〜」』

P (……ちょっとかわいいかもしれん。)

ちひろ 「とにかく。ダジャレ大会で涼をとろうというのが今回の目的です。」

P 「ダジャレで涼がとれる訳ないでしょう。」

ちひろ 「本当にそう思いますか?」

P 「思うも何もそうでしょうよ。」


ちひろ 「仕方ありませんね。こほん、では。」

ちひろ 「このステッキ、とても素敵。」

ちひろ 「紅葉の楽しみ方はこうよ…ね。」

楓 「空ってどうして青いのですかい。」

ちひろ 「あ、おはようございます。」

楓 「おはようございます。ちひろさん、プロデューサー。」

P 「おはようございます。」

楓 「何だか、とても楽しそうなお話をされていたみたいで……。」

ちひろ 「本当に良い所で来てくれましたっ! 実はですね――。」


楓 「だじゃれ大会。いいですね。是非やりましょう。」

ちひろ 「ですよね! じゃあ早急に準備へ取り掛かりましょう!」

楓 「早急に準備を。そう、急に言われると困ります。なんて……ふふ。」

P (涼はどこへ行った……。)



ちひろ 「と、いう訳で始まりますはダジャレ大会!
     司会進行は、今、流行の可愛すぎる事務員さんこと千川ちひろでお送りします。」

菜々 「ナナ知ってます! 可愛すぎる議員とかですよね?」

P (微妙にチョイスが古い。)

ちひろ 「今大会は、一人一つのダジャレを披露してもらいます。それを審査員三名が各10点、計30点で評価。
     最も獲得した点数の高い人のみが初代ダジャレ王の称号を手にすることが出来ます!」

P 「そんな称号いらねぇ。」

ちひろ 「そこ、うるさいですよ。」

P 「はいはい。済みませんでした。」


加蓮 「何だか、どこかで見たことあるようなノリだね。」

凛 「ああ、あの番組ね。」

奈緒 「深夜帯だったからなぁ。よく親に早く寝ろって言われたよ。」

P 「お前たち見てたのか? あれ、女の子向けじゃないだろ。」

加蓮 「まぁ、そうだけどね。見てたよ、笑わせ王とか好きだったな。」

凛 「私は最強の助っ人野郎かな。」

奈緒 「最後のコーナーだ。」

菜々 「今日のレッドですよね? ナナも一番好きでした!」

加蓮 「あれ? 今日のなにがしじゃなかったっけ?」

菜々 「……え?」


P 「途中で変わったんですよ。最初は決まってたけど、終了時の頃はボックスからのくじ引きで、だったはずです。」

菜々 「い、いえ!そういえばナナが見てた時も今日のなにがしでしたっ!ついついうっかりです!」

P 「まぁまぁ。分かりますよ、その気持ち。俺だって今でもついダイエーって言っちゃいますから。」

菜々 「き、きゃは☆ 何のことだか分かんなーい。」


ちひろ 「審査員の紹介に移ります。まずは審査委員長を務めるこの人! ダジャレ界の女王こと、高垣楓さんです!」

楓 「このお仕事も、わーくわくしますね。」

ちひろ 「続きまして、わたくし、か わ い い 事務員こと千川ちひろ!」


美優 「……に、二度目ですね。」
 
P 「そうですね。しかも強調までして。」


ちひろ 「そして最後に! 我らがプロダクションの敏腕プロデューサー、Pさんです!」

P 「ちょ、ちょっと待ってください! 俺、聞いてませんよ!」

ちひろ 「言ってないですからねー。」

P 「そんな勝手に……。」

美優 「あ、あはは。頑張って下さいね?」

P 「……はい。美優さんは出るんですか?」

美優 「いえ、私は見てるだけでいいかな、と。ちょっと興味はありますが。」

P 「まぁ、大抵の子はそうでしょうね。俺もそれでいいと思ってたんですけどねぇ。」



ちひろ 「それでは、最後に始ギャグ式を執り行います。」


P 「始ギャグ式ってなんだよ。」

友紀 「始球式のダジャレ版じゃないの? 分かんないけど。」

P 「あれ? 友紀は今日確か休みじゃなかったか?」

友紀 「んー? そうだけど家で一人野球を観るよりかは、暇な子捕まえて事務所で観た方が楽しいかなって思って。」

P 「そうか、今日のキャッツ戦はデイゲームだったか。」

友紀 「本当は球場まで行きたかったんだけどね。昨日から甲子園でやってるでしょ? 今行ったら九月頃まで帰りたくなくなるだろうから。」

P 「高校野球まで観るのか。」

友紀 「当然! 将来、芽が出そうな子を探したり、もしキャッツに入ったらスタメンがどう変わるのか、とか考えるのが面白いんだよ。」

P「スカウトかお前は。」

ちひろ 「本日の始ギャグ式を務めますは、日本ダジャレ協会終身名誉会長の高垣楓さんです。」

楓 「よろしくお願いします。」

P 「いやいや、そんな肩書きないでしょうに。」

ちひろ 「こういうのは雰囲気ですよ、雰囲気。それでは楓さん、いっちゃって下さい!」

楓 「それでは……。だじゃれを言うのはだれじゃ。」

ちひろ 「はーい、ありがとうございます! 皆さん大きな拍手をお願いします。あと、Pさんはこちらの審査員席まで来て下さいね。」


ちひろ 「では早速大会の方へと移りましょう! まずはこの方、エントリーナンバー1番。」

ちひろ 「個性がないのが個性! そんな風潮吹き飛んでしまえっ!
     可愛い! 元気! 頑張り屋! 三拍子揃った正統派アイドル! 島村卯月さんです!」

卯月 「よ、よろしくお願いしますっ!」

ちひろ 「まず一番手は島村選手ですが、解説の高垣さんはどう見ますか?」

楓 「はい、千川さん。
   彼女は普段から、だじゃれを嗜むように見えないだけにこの大一番、さらに一番手というプレッシャーの中でどんな演技をするのか大変興味深いです。」

ちひろ 「つまりは、まっさらなマウンドに立った入団間もない新人投手といった所でしょうか。」

楓 「そうですね。そんな表現もできるかと。」

P (成る程。良く分からん。……しかし二人共ノリノリだなぁ。)
ちひろ 「解説ありがとうございました。それでは卯月ちゃん、お願いします!」

卯月 「は、はい。1番島村卯月、いきます!」


卯月 「卯月、体が疼きます。」


ちひろ 「はい! ありがとうございました。それでは採点の方へと移らせて貰いましょう。
     お二方はテーブルの上にあるフリップに10点満点で記入をお願いします。
     ……終わりましたか? ではでは発表しましょう! でででん!」

P (効果音口で言ってる……。)


ちひろ 5点

楓   4点

P    7点

計  16点

ちひろ 「合計16点です。滑り出しとしてはまずまずでしょうか。楓さんは以外にも辛口評価、逆にPさんは少し甘めの採点ですね。高垣さん、いかがでしたか?」

楓 「シンプルに纏まっていて非常に分かり易いのですが、その分パンチ力に欠ける気がします。」

ちひろ 「成る程。続いてPさんお願いします。」

P 「疼くという言葉が何だかアダルティーな響きで大変よろしかったです。」

卯月 「あ、あだるてぃー!?」

ちひろ 「中々返答に困るコメントをありがとうございます。」

ちひろ 「エントリーナンバー1番の島村卯月さんでしたー! 皆さん、今一度大きな拍手をお願いします。」



ちひろ 「続きましてエントリナンバー2番!
     現代に生きる猫娘! ネコミミモードは私が貰ったっ! 私はファンを続けるよ!
     にゃんにゃんにゃにゃにゃん、前川みくさんです!」

みく 「みくの本当の実力、みんなに見せてやるにゃっ!」

ちひろ 「それではまずPさんにお話を伺ってみましょう。どう思われますか?」

P 「みくは自分を曲げないですからね、何かしらの形で猫を混ぜ込んでくると思います。」

みく 「さっすがPチャン。良くわかってるにゃ。」

ちひろ 「見所は猫をどう絡めてくるかという点になりそうですね。それでは前川さんお願いします。」

みく 「ふっふーん! みくの才能の前にひれ伏すがよいにゃ! そしてPチャン、ご褒美期待してるにゃ。」

P 「おう。出来次第では考えてやるよ。」
 
みく 「言質はとったにゃ! 後から知らんぷりしたって知らないにゃ。」

みく 「猫が寝転ぶにゃ!」


ちひろ 「前評判の通り、猫を題材としたダジャレでしたね。それでは採点に参りましょうか。」

ちひろ・楓 「「でででん!」」

P (一人増えた……。)


ちひろ 4点

楓   4点

P    4点

計  12点

ちひろ 「三人とも4点という横並びの採点となりました。楓さん?」

楓 「猫を題材とする非常に彼女らしいものだったかと思います。ただそれだけに、予想がつき易かったところが残念でした。」

ちひろ 「Pさん、お願いします。」

P 「みく、よく頑張ったな!」

みく 「Pチャン……。うん、みく頑張ったよ!」

P 「 ご褒美にあとで回らない寿司屋に連れてってやろう。」

みく 「え…ひどくない?」

P 「冗談だよ、冗談。ちゃんと猫カフェに連れてってやるよ。」


ちひろ 「さぁ、まだまだいきますよー! 続きましてはエントリーナンバー3番!
     パンが無ければケーキを食べればいいじゃない! お菓子の国からやってきた! ましゅまろみたいなふわふわガール!
     恰幅がいいとか言う奴は眼科に行ってこいっ! 三村かな子さんです。」
    
かな子 「ぷ、プロデューサー!」

P 「大丈夫。大丈夫だ、かな子。全然気にすることじゃない。」

かな子 「でも、最近ちょっとお菓子食べ過ぎちゃって……。」

P 「それが何だ! もっと食べても良いくらいだ!」

かな子 「ほ、本当ですか? 」

P 「勿論。そんなことでお前の魅力が損なわれたりなんかしない。」

ちひろ 「はーい、いちゃつくのは後にして下さいねー。かな子ちゃん、そろそろ良いですか?」

かな子 「はい! いつでもいけます。見てて下さいね、プロデューサーさん。」

ちひろ 「それではエントリーナンバー3番、三村かな子さんお願いします。」
 
かな子 「ホットケーキはすぐにひっくり返しちゃ駄目。焼けるまでほっとけーキ。」


ちひろ 6点

楓   7点

P   8点

計  21点


ちひろ 「本日最高の21点。特にPさんは8点という高い点数をつけました。Pさん、いかがでしたか?」

P 「あのふわふわとした雰囲気を裏切らない出来だったと思います。彼女の柔らかさと、ホットケーキの甘さが非常にマッチしていますね。」

ちひろ 「……一体何の話ですか。」

楓 (ホットケーキ……。ほっとけ、ほとけ。そういえば、あのお供え物の砂糖菓子、なんていうのかしら?)


ちひろ 「さて、気を取り直していきましょう。次はエントリーナンバー4番。
     まぁあるいカタチは幸せのカタチ。穴があるのは幸せを貯めているから! ドーナツのある所彼女ありっ! 椎名法子さんです!」

法子 「あたしって、そんなにドーナツのイメージ?」

P 「うん。」

法子 「まぁ、確かに好きだけど。」

ちひろ 「それではお願いします。」


法子 「ドーナツの穴って、ドーナツってるの?」


楓 「幸せが貯めてあります。」

P 「ネタを潰すなんてちひろさん、あなた鬼ですか。」

ちひろ 「し、仕方ないじゃないですかっ。まさかこんなことになるとは思わなかったんですよ!」

楓 「それでは評価にいきましょうか。でででん。」


ちひろ 8点

楓   7点

P    7点

計  22点
P 「楓さんと俺が7点。ちひろさんが8点で計22点ですね。中々の高得点です。ちひろさん?」

ちひろ 「さすがに少し罪悪感があったというか……。少し甘目になりました。と、とにかく暫定トップですよ!おめでとうございます!」

法子 「ねぇ、プロデューサー。あたしにもご褒美! 良いよね?」

P 「わかったわかった。ドーナツでいいか?」

法子 「何だか扱いがぞんざいだなぁ。それもだけど、今度二人で一緒にお出かけしよっ! 駅前に新しいドーナツ屋さんが出来たんだ!」

P 「じゃあ今度行こうな。」

法子 「うん! 約束だからね。」

とりあえず今日は書けたとこまで
二、三日後を目安に再開します


ちひろ 「さて少し早いのですが、現時点で最後の参加者となりました。まだまだ飛び入りでの参加もお待ちしてますよー。
     それではエントリーナンバー9番、いってみましょう!
     立てば芍薬座れば牡丹、だけど血潮は赤ワイン! ワインとPは離さない! 柊志乃さんですっ!」

志乃 「ですって、Pさん。」

P 「……はは。ノーコメントでお願いします。」

志乃 「あら、つれない。」

ちひろ 「ではでは楓さ――じゃなくて高垣さん?」

P 「苗字呼びで雰囲気出そうとしてたのかも知れないけど、随分前からボロが出てましたからね?」

ちひろ 「いいんですよーだ。こういうのは気持ちの問題なんですっ。改めて高垣さんお願いします。」

楓 「多分、お酒関係ではないかと思います。」

ちひろ 「意外と皆さんの個性が出ますからねー。やっぱり普段から馴染みのあるものの方が浮かびやすいのかも知れませんね。
     その辺りどうでしょうかPさん。」

P 「そうですね。確かに思い返せばお菓子や猫、眼鏡と彼女たちのらしさが出ていると思います。
  ただ、聞く方からすれば想像がつきやすいという点がネックですかね。
  その一方で、卯月みたいに新たな一面を垣間見ることが出来るかも知れないというのも楽しみ方の一つかも知れないですね。」
ちひろ「卯月ちゃんといえば……。」

楓 「卯月、体が疼きます、でしたね。」

P 「ええ。まさか俺の卯月からあんな言葉が出るなんて……。」

卯月 「ぷ、プロデューサーさん! お、おおおれの卯月ってどういう意味ですかっ!?」

凛 「多分、そういう意味じゃないと思うな。」

加蓮 「そうだよね。卯月ちゃんだけじゃないよね?」

凛 「……なにかな。含みのある言い方だけど。」



志乃 「ねぇPさん。今は私がステージに立っているのだけれど。
    他のアイドルの話をするのはプロデューサーとしてどうなのかしら?」

P 「え? いや、済みません。そういったつもりでは無かったんですが……。」

志乃 「うふふ。分かっているわ、冗談よ。貴方がどういう人なのか、私が、一番知っているもの。」

P 「あー、それも冗談でしょうか?」

志乃 「さぁ? どうかしら。」

P 「……お手柔らかに頼みますよ、本当に。」

志乃 「善処はしてみるわ?」

ちひろ 「盛り上がっている所申し訳ないんですが、志乃さんそろそろよろしいでしょうか?」

志乃 「ええ。いつでも。」

ちひろ 「それではお願いしますね、志乃さん。」



志乃 「お酒は百薬の長と言うけれど、飲み過ぎは避けましょう。」


ちひろ 6点

楓    4点

P    6点

計   20点


志乃 「あら、楓ちゃん意外と辛口なのね?」

楓 「いえ、そういう訳ではないんです。ただ……。」

志乃 「ただ?」

楓 「志乃さんに言われると何となく釈然としないです。」

志乃 「私はちゃんと心掛けているわよ?」

楓 「それも分かっているんですが、どうも。」

P 「俺から言わせてもらえばどっちもどっちですけどね。」

ちひろ 「彼女たちと一緒だと中々帰れないですからねぇ……。」


志乃 「ちひろさんも手厳しいわね。それともちひろちゃんと呼んだ方が良いかしら? あの時みたいに……。」

ちひろ 「ちょ、ちょっと! あの時の話は止めて下さいっ!」

P 「あの時?」

志乃 「……Pさんの耳に入れておいた方が良いかしら?」

ちひろ 「お願いですから本当に止めて下さい……。Pさんに知られたら死んじゃいますよ? 私……。」

志乃 「あら、涙目になっちゃって。Pさん。女の子の秘密を探ろうなんて、嫌われても知らないわよ?」

ちひろ 「そ、そうですよ! Pさんが興味を持ったからこうなったんです! Pさんが悪いんですよ、Pさんがー。」

P 「あれ? 理不尽じゃね?」


ちひろ 「柊志乃さんでした。さてさて、先程申し上げたように飛び入りの参加者を受け付けていますよー。
     我こそは、というアイドルはいませんかー?」

茄子 「それじゃあ、私が。」

ちひろ 「はい、ありがとうございます。続いての参加者は鷹富士茄子さんですっ!」


ちひろ 「それではいってみましょーか。エントリーナンバー10番!
     神様に愛された出雲国の女の子! マークシートなら負けません! でも運だけじゃないんです!
     会えば一日幸せになれるアイドル鷹富士茄子さんですっ!」

茄子 「よろしくお願いしますね。」

ちひろ 「それではPさん、どうでしょうか?」

P 「正直、全く想像がつきません。食べ物関係なら聞いたことあるんですけど。」

ちひろ 「食べ物関係といいますと?」

P 「『よろこんぶ』とか『おめでタイ』とかですね。」

茄子 「お食事に誘って頂いた時の話ですね。ほんと素敵な御膳でした。」



凛 「御膳って……。ねぇプロデューサー。そんな高級そうな所、私連れて行って貰った覚えがないんだけど。」

P 「え? いや、ちょっと格式張った所だと凛とかじゃ居心地悪いかなって思って。」

凛 「それ、どういう意味かな。」

P 「えっと、俺でも気後れするような料亭だったから、高校生じゃ味どころじゃなくなるだろうかと。
  皆で騒げるような店のほうが好きだろ?」

加蓮 「そういう話じゃないんだよ、きっと。まぁ、プロデューサーには難しい話なんじゃないかな?」

奈緒 「凛も分かってるだろ? 金額じゃないって。」

凛 「……それはね。」

奈緒 「でも、別ってことかい。仕方ないな。Pさん、今度の三人のライブ、成功したらそこに連れてけ。」

P 「それは構わないけど、いいのか?」

奈緒 「良いも悪いもねぇ。いいから連れてけ。」

P 「わかったよ。」

加蓮 「やった。ちょっと私も気になってたんだよね。」

奈緒 「これでいいか?」

凛 「……ごめん。ありがと。」


茄子 「皆さん仲良いんですね。プロデューサー、私たちもまた二人で行きましょうね?」

P 「え? そうですね。機会があればそうしましょうか。」

凛 「……。」

奈緒 「……。」

加蓮 「……。」

ちひろ (これはダメダメですねぇ……。)


ちひろ 「では気を取り直して参りましょうか。茄子さん、お願いします。」



茄子 「菩提樹で作った木彫り物はすぐお釈迦になります。」




ちひろ 「えー、解説の高垣さん?」

楓 「えっと、だじゃれなのでしょうか。どちらかというと謎かけのような気がします。」

ちひろ 「そうですよね。私もそんな気がしてました。でも……。」

茄子 「どうですか、プロデューサー。会心の作なんです。うふふ♪」

P 「……そうですね。非常によろしいかと。」

ちひろ 「……あれだけ楽しそうにされると流石に水を差すのはどうかと思いまして。」

楓 「同じ言葉遊びですから、いいんじゃないでしょうか。」

ちひろ 「ですよね。じゃあ、このまま採点にいきましょうか。Pさーん、採点しますよー。」

P 「ええ。確かにそう――あ、はい。それじゃ茄子さんまた後で。」

茄子 「はい。今度はゆっくりお話しましょうね。」

ちひろ 「それでは……でででん!」


ちひろ 6点

楓    7点

P    8点

計   21点

ちひろ 「合計21点! 惜しくも現在トップの法子ちゃんには一歩及びませんでした!
     それでもかな子ちゃんと並んで二着です。」

茄子 「残念です。中々に良いと思ったのですが。」

P 「いえ、悪くはなかったと思いますよ。」

茄子 「そうですか? それじゃあ、隠し芸の演目に足しておきますね。」




ちひろ 「さぁさぁ、他に参加希望の方はいらっしゃいませんかー? あ、雪美ちゃんやりますか?」

雪美 「……私…じゃない…。美優が……やる…。」

美優 「え、え? 私ですか?」

雪美 「……だいじょうぶ。さっきの……やれば。…きっと……平気…。」

美優 「さっきのって……。あれですか?」

雪美 「……そう…。……私……考えた…。」

ちひろ 「なんだか面白そうな話してますねぇ。さぁ、美優さんこちらへどうぞ!」

美優 「い、いえ、ちょっと……。」

雪美 「…美優……頑…張って……。」

美優 「ぷ、プロデューサーさん……。」

P 「……すみません。」

美優 「そんな……。」


ちひろ 「という訳で! 次なる参加者は三船美優さんです! どうですか、Pさん。」

P 「雪美が考えたみたいですからね。美優さんのうろたえっぷりからすると中々興味深いですね。」

ちひろ 「確かにちょっとそそ――。おほん。興味深いですねぇ。」

P 「……あはは。いい笑顔ですね。」

ちひろ 「そうですか? 褒め言葉として受け取っておきましょう! 楓さんはどうですか?」

楓 「骨は、拾いますから。一緒に飲みに行きましょう。」

美優 「な、慰めなんでしょうか……それは。」

ちひろ 「それじゃあいきましょー! エントリーナンバー11番。
     迸る母性に憂いを帯びた瞳。巷では未亡人なのではなんて噂もあるアイドル!
     事務所のお母さん的存在っ三船美優さんですっ!」

美優 「よ、よろしくお願いします。」

雪美 「…美優……。」

美優 「はい、なんですか?」

雪美 「……可愛く……ね…?」

美優 「が、頑張ります。」

ちひろ 「ではお願いします。」



美優 「……み、美優のこと……も、もっと見て……。見て、みゆ……?」

美優 「だ、駄目っ! やっぱり恥かし過ぎますっ!」



ちひろ 「……なかなかとんでもないものが出てきましたねぇ。Pさんにクリティカルヒットしました。」

楓  つんつん

ちひろ 「楓さんがPさんで遊んでるけど反応がないですねぇ。雪美ちゃーん、美優さん頑張りましたけどどうでしたー?」

雪美 「……上…出来……。…やっぱり……美優…可愛い…。」

ちひろ 「美優さん。雪美ちゃんは満足してるみたいですけど?」

美優 「それは……良かったと思います。私自身としては出るつもりはなかったのですけど……。」

ちひろ 「まぁ、こんな稼業ですから、似た機会があるかもしれませんよ? その時の練習です、練習。
     そろそろ採点始めますから、楓さん、Pさんのことさっさと起こしちゃってください。」


ちひろ 「起きましたかー? お目覚めはいかがです?」

P 「とても良い夢をみられた気がします。」

ちひろ 「それは結構なことで。じゃ、採点しちゃいますからボードにお願いします。
     出来ましたか? それではいきますよー? せーの……」

ちひろ・楓 「「でででん!」」


ちひろ  8点

楓     7点

P     10点

計    25点



ちひろ 「ついに満点が出ました! Pさんにお話を伺ってみましょうか?」

P 「話すといっても……。感じるままにつけた結果です。あえて理由を付けるのなら、恥じらいが残っていた点ですね。」

ちひろ 「ダジャレはどこいったんですか……。聞いた私が間違ってました。楓さんは?」

楓 「私も、非常に可愛らしかったので。」

ちひろ 「一緒ですか……。まぁ良いです。見事25点でトップとなりました!
     さぁ、美優さんを破る自信がある人は挙手願います。まだまだ参加者募集中ですよー?


凛 「加蓮に『純情可憐』ってやらせようと思ったんだけどね。」

奈緒 「雪美と美優さんに先越されたな。」

加蓮 「私は助かったけどね。」

凛 「でもプロデューサー、満点だったよ?」

加蓮 「それでもだよ。さすがに恥ずかしいよ。」


ちひろ 「あれ? いないんですか? ……まぁ、盛り上がりましたし良しとしましょうか。
     それでは、ラストはこの方に飾ってもらいましょう!」

卯月 「 美優さんで最後じゃないんですか?」

ちひろ 「はい。やっぱり最後には相応しい方にお願いしないとですね。
     ではいきましょう! 鈍感、朴念仁、女の敵! 呼び名はいろいろあるけれど、貴方なしではこの事務所は回らない!
     我らが敏腕プロデューサー、満を持して登場ですっ!」


P 「なんかえらい言われようなんですが。」

志乃 「身から出た錆じゃないかしら?」

凛 「心当たりあるんじゃないかな?」

茄子 「あら、大変ですね?」

加蓮 「茄子さんもだからね?」

茄子 「私には心当たりないですよ。」

凛 「多分そうだろうね……。」


ちひろ 「ではでは最後お願いしますね? 言い忘れてましたが、最下位の方には罰ゲームがありますから。」

P 「まじっすか?」

ちひろ 「はい。大まじです。それでは……どうぞっ!」




P 「お、大トリがしくじった。おお、取り返しがつかない……なんちゃって。」



ちひろ 「……。」

P 「……。」

ちひろ 「……。」

P 「……。」


ちひろ 「それじゃ、採点いきますよー。」

P 「ちょ、ちょっと、感想とか何かないんですか!?」

ちひろ 「えー。聞きたいんですか?」

P 「……やっぱ辞めときます。」

ちひろ 「ですよね。それじゃいきますよ、でででん!」



ちひろ  4点

楓    5点

計    9点

P 「あれ? なんか低くないですかね?」

ちひろ 「そうですね。初の一桁台です。」

P 「俺の目が間違っていなければ二人分の得点しかありませんよ?」

ちひろ 「それは当然じゃないですか。Pさんがいないんですし。」

P 「……じゃあ、罰ゲームって元々俺狙いなんじゃないですかね?」

ちひろ 「そうとも限りませんよ? 最低点でも12点ですから、私たちが6点以上つければ免れますから。
     事実、失格になった友紀さんだってPさん抜いて12点ですし、難しい注文ではないとおもいますよ?」

P 「そう言われると確かにそんな気が……。」

ちひろ 「まぁ、採点といっても結局は私の気分次第なんですけどね!」

P 「……やっぱり決まってたんじゃないですか。」



ちひろ 「はい、皆さんお疲れ様でした。
     それでは結果発表です! 本日最も得点をしたのは三船美優さんでした。美優さんには初代ダジャレ王の称号が授与されます。
     そして最下位はPさん! Pさんには罰ゲームとしてトップの方からのお願いを一つ叶えなくてはいけません。」

加蓮 「やっぱり、出れば良かったかも。」

凛 「今更だね。」

奈緒 「そんな大事なこと、先に言ってくれればあたしも出たんだけどなぁ。」

ちひろ 「それでは美優さん、何かPさんにお願いすることはありませんか?」

美優 「えっと……。雪美ちゃんは何かある?」

雪美 「……これは…美優が……頑張った………結果…。…美優が……決めて…?」

美優 「でも、考えたのは雪美ちゃんだから。」

雪美 「…………。……それなら………暑いから…アイス……。」


美優 「そうですね。少し、熱くなって来ましたから……。
    プロデューサーさん、悪いんですけどアイスをみんなの分、お願いできますか? もちろん、お金は出しますから。」

P 「いえ、大丈夫ですよ。皆頑張ってますから俺からの差し入れってことにしますから。」

美優 「そんな……。それは悪いです。アイスといってもこの人数ですから。」

ちひろ 「大丈夫ですよ。経費で落としときますから。」

P 「落ちるんですか?」

ちひろ 「交友費扱いで何とかしときます。社長も話せば分かる人ですから。」

P 「それじゃあ……お願いしましょうか?」

美優 「そう、ですね。お願いしましょうか。」

ちひろ 「はいはーい。後はこの私に任せちゃってください! Pさんはアイスお願いしますね。一番高いやつですよ?」

P 「一番高いやつって、良いんですか?」

ちひろ 「いいんです! こんな暑い中働いてるんですから少しくらい贅沢したってバチは当たりませんよ。それに私の腹も痛まないですし。」

P 「なら、クーラーだって……。」

ちひろ 「それとこれとは別ですよ。今回の趣旨、忘れちゃったんですか?」

P 「納涼ですか? てっきり、ちひろさんが忘れてるんじゃないかと思ってたんですけど。」

ちひろ 「そんな訳無いじゃないですか。ちゃんと目的も果たせましたよ?」

P 「いわゆる寒いダジャレってやつですか? 全然冷えた気がしないんですけど。」

ちひろ 「あー、それも無かった訳でもないんですけど……。
     最終的にはPさんに難癖をつけてアイスを買ってきて貰うつもりでした。」

P 「……それであの仕打ちですか。」

ちひろ 「まぁ、済んだことですから。それじゃ、行ってらっしゃい。」

P 「はいはい。分かりましたよ。それじゃ、行ってきます。」

終わりです

本当は蘭子とかきらりとかもやりたかったけど無理だったよ……

08:21│モバマス 
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