2014年08月04日

及川雫「元気にしちゃいますー♪」

のんびりと書いていきます



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ワー! ワー!







雫「みなさーん!今日は私のミニライブに来てくれてありがとうございますー!」





「雫ちゃーん!」



「カワイイー!」





雫「最近暑いですけど身体に気を付けてくださいねー!あっ、牛乳を飲むと夏バテしませんよー♪」





「飲むよー!」



「及川牧場の牛乳美味しいー!」





雫「ありがとうございますー♪飲んでくれてる人がいるみたいで嬉しいですー!」



雫「それじゃそろそろ曲行きますー、楽しんで行ってくださいねー♪」







ワァァァァァ....

雫「ありがとうございましたー!みなさん気を付けて帰ってくださいねー!」





ワァァァァァ...







P「お疲れ様、雫」



雫「プロデューサーさーん、今日のライブどうでしたかー?」



P「すごくよかったぞ、ファンの人たちもみんな盛り上がってたしな」



雫「えへへ、みなさん元気いっぱいで私まで元気をもらっちゃいましたー♪」



P「ああ、俺も雫の歌を聞いてたら元気が出てきたよ」



雫「ありがとうございますー♪でも今日はステージがいつもより暑くて大変でしたー」



P「まあ、今日も30度越えだしなぁ...」



雫「いっぱい汗かいちゃって、衣装がビショビショですー...」パタパタ...



P「お、オホン!早く控え室行こうか!汗拭かないとな!」



雫「はーい♪」







雫「はぁ...」

ミーンミーン...





P「今日も相変わらず暑いなぁ...外回りも一苦労だよ...」





ガチャッ





P「ただいま帰りましたー」



P「あれ、誰もいないのか?」



P「もしもーし?おっ...」





雫「すぅ...すぅ...」





P「なんだ雫か、寝てるのか...」



雫「んんっ...」



P「なかなか珍しい光景だな、雫が事務所で寝てるとは」



雫「むにゃ...」



P「起こすのも可哀想だし、寝かせとこうかな」





P「さて、仕事仕事...」

−−−−−−





P「......」カタカタ...



雫「うーん...」パチッ



P「おっ、起きたか?」



雫「ん〜...」ゴシゴシ



P「まだ寝ててもいいぞ」



雫「...あれ、プロデューサーさん帰ってたんですかー?」



P「ああ、少し前にな、雫がぐっすり眠ってたからそのままにしておいたんだよ」



雫「すみません、私ちひろさんから留守番を頼まれてたんですけど、いつの間にか...」



P「いいって、それより留守番中になにかあったか?」



雫「特に何もありませんでしたよー、とっても平和でしたー♪」



P「そりゃよかった、それと雫が寝てる間に雫の実家から荷物が届いたから冷蔵庫に入れてあるよ」



雫「あっ、多分また実家が牛乳を送ってくれたんだと思いますー」



P「ああ、あの美味しい牛乳な」



雫「ちょうどいいです、プロデューサーさんに入れてあげますねー♪」

雫「お待たせしましたー♪」



P「んっ、ありがとう、なんだかいつも飲んでるような気がするな、雫の実家の牛乳」



雫「お気に召しましたかー?」



P「当たり前だよ、美味しいからな」



雫「えへへ、ありがとうございますー、きっとお父さんもお母さんも牛さんも喜んでますよー」



P「今度ちゃんとお礼を言わないとな、いつも送って頂いてる牛乳のおかげで事務所のみんなは元気ですって」



雫「じゃあ実家に電話しておきますねー、プロデューサーさんがとっても喜んでましたよってー」



P「ああ、いつもいつもすみませんって言っておいてくれ」



雫「また時間のある時に実家に来てくださーい♪」



P「そうだな、行こう、雫の御両親にも会いたいし」



雫「きっとウチの実家も喜びますー、冬に来た時よりもぉーっとおもてなししますよー♪」

ガチャッ





ちひろ「ふぅ...ただいま戻りました〜」ドサッ



雫「あっ、ちひろさんおかえりなさーい」



ちひろ「プロデューサーさんも帰ってたんですね、外回りお疲れさまでした」



P「ええ、銀行に行ってたんですか?」



ちひろ「そうです、ついでに消耗品とかの買い出ししてたら遅くなっちゃって...暑い...」パタパタ



雫「大変でしたねー、今飲み物を持ってきますからねー」



ちひろ「ありがとうございます雫ちゃん」



P「また雫の実家から牛乳が届いたんですよ」



ちひろ「あら、じゃあ早速頂いてもいいですか?」



雫「もちろんですー、うちの牛乳を飲めばすぐに元気いっぱいになれますよー♪」

ゴクゴク...





ちひろ「うーん、やっぱり雫ちゃんの実家の牛乳は市販のものとはひと味もふた味も違いますね」



P「ですね、本当に美味しいです」



雫「夏には牛乳が一番ですよー、牛乳は夏バテにも効果があるんですー」



ちひろ「なるほど、雫ちゃんは子供のころからこれを飲んでるんですもんね、丈夫なわけです」



雫「はい、私は丈夫なのが取り柄ですからー♪あっ、ちひろさんの買ってきたものは仕舞っておきますねー」



ちひろ「ええ、仕舞う場所分かります?」



雫「大丈夫ですー、ついでにちょっとお掃除もしちゃいますからー...」



ちひろ「本当に雫ちゃんはいい子ですねぇ、事務所の掃除も進んでやってくれて本当に助かります」



雫「よいしょ、よいしょっと...」



P「......」ジーッ



ちひろ「プロデューサーさん、どうかしました?」



P「えっ?あっ、いやなんでも...」









雫「はぁ...」

−−−−−−





マストレ「ストップ!今のところをもう一度だ!」



雫「はーい!」



マストレ「ダメだ、動きにメリハリがない!もう一度!」



雫「はい!」



マストレ「どうした及川?今日はミスが多いぞ?」



雫「すみません...」



マストレ「もう限界か?なんなら少し休憩してから再開してもいいんだぞ?」



雫「いえ、大丈夫ですー...もう一度お願いします!」



マストレ「よし、よく言った!ではもう一度!」



雫「はーい!」







P「......」ジーッ

−−−−−−





マストレ「よし、今日はここまで!」



雫「はぁ...はぁ...ありがとう...ございましたー...」



マストレ「すぐにシャワーを浴びて、帰ったらよくマッサージするんだぞ?」



雫「はーい...」



マストレ「ついでにこのドリンクも持って行け、食後に飲むといい」



雫「ありがとうございますー...」



マストレ「気を付けて帰りなさい、ではまた来週な」バタン



雫「ふぅ...」ゴロン



P「雫、大丈夫か?」



雫「あっ、プロデューサーさん...♪」ムクリ



P「ああ、そのままでいいよ、少し呼吸を整えろ」



雫「はーい...」



P「今日はちょっとハードなレッスンだったな」



雫「大丈夫ですー...こんなのへっちゃら...」



P「ウソをつくな、もうフラフラじゃないか」



雫「うぅぅ...」



P「なぁ雫、お前このあとはなにもないよな?」



雫「はーい、あとはこのまま寮に帰って休もうかなってー」



P「そうか、雫が良ければなんだけどさ...」





P「ちょっと俺と出かけないか?」

ブロロロロロ...





雫「プロデューサーさんとふたりでお出かけするのって久しぶりですねー♪」



P「そうだな、最近は夏の特番とかの収録で忙しいもんな」



雫「えへへ、なんだかウキウキしちゃいますー!」



P「おいおい、まだ目的地に着いてもいないのに...」



雫「そんなことありませんよー、プロデューサーさんといっしょだとそれだけで笑顔になれるんですー♪」



P「...そっか」



雫「はい!」



P「もうすぐ着くからな?」



雫「わかりましたー♪でもこれからどこに行くんですかー?」



P「デパートだよ、ちょっと大きめの」



雫「デパート?プロデューサーさん、何か買うんですかー?」



P「俺の物じゃなくて雫の物を買うんだ」

−−−−−−





P「うーん、どんなのがいいのかな...」



雫「プロデューサーさん、ここって...」



P「寝具とかを買う所だよ、枕とか毛布とかな」



雫「枕とかですかー」



P「ああ、多分なんだけど...」



雫「はい?」



P「雫が最近よく眠れてないんじゃないかと思ってさ」



雫「そ、そんなこと...」



P「本当か?」



雫「えっとー...」



P「ウソ言わなくていいぞ」



雫「......」



P「どうなんだ?」



雫「...実は一週間くらい前から...」



P「眠れないのか?」



雫「はいー、なんだかとっても寝苦しくって...」



P「やっぱりか、最近暑いもんな」

店員「なにをお探しですか?」



P「えっとですね、最近暑くて眠れないんで、暑くても眠れるような物が欲しいんですけど」



店員「かしこまりました、少々お待ち下さい」



雫「プロデューサーさん、やっぱり私いいですよー、なんだかプロデューサーさんに申し訳ないですしー...」



P「なにを言ってるんだよ、遠慮なんかするな」



雫「でもー...」



P「いいからここは俺に甘えておけ、睡眠不足で体調崩したら大変だぞ?」



雫「はーい...」



店員「お待たせしました、こちらの枕でしたら質の高い睡眠が取れて、ゆっくりお休みいただけると思います」



P「おっ、なんかいい感じじゃないか、柔らかくてよく眠れそうだ、なぁ雫」



雫「そうですねー、フカフカですー」



P「これの他にはなにかあります?」



店員「はい、お部屋の湿度が高めでしたらこちらの除湿器などを...」



−−−−−−





雫「すみません、なんだかいっぱい買ってもらっちゃって...」



P「気にするなって、こっちこそ荷物増やしちゃって悪かったな、部屋に置く所あるか?」



雫「はいー、大丈夫ですー♪それより私が半分持ちますよー」



P「いいよ、俺が持つからさ、雫は疲れてるし」



雫「平気ですってばー」



P「いいって、たまには俺に甘えろよ、なっ?」



雫「うーん、プロデューサーさんがそこまで言うのなら...甘えちゃいますー♪」



P「ああ、それでいい、部屋こっちだっけ?」



雫「はーい、ここですよー」ガチャガチャ...





ガチャッ





雫「どうぞー♪」



P「ここが雫の部屋か...綺麗に片付いてるな」



雫「意外ですかー?」



P「いや、そんなことないよ、雫は真面目だからな」



雫「ありがとうございますー♪」



P「とりあえず物はこの辺に...あれ、これは...」



雫「えへへ、プロデューサーさんといっしょに映った写真ですよー♪」



P「わざわざ写真立てに入れて飾ってくれてるのか」



雫「もちろんですー、とっても大切な写真ですからー♪」

−−−−−−





P「よし、こんな感じかな」



雫「はーい、わざわざ部屋まで運んでくれてありがとうございますー」



P「新しい枕はどうだ?」



雫「すっごくフカフカですー、これならよく眠れそうですねー♪」



P「その抱き枕だったらしっかり抱きつけると思うぞ、それからこの除湿器のスイッチを...」パチン



雫「これでジメジメしなくなるんですねー」



P「湿度が下がるだけでもだいぶ寝やすくなると思うぞ、エアコンを付けっぱなしだと乾燥してのどを痛めるからな」



雫「寝る時にエアコンを付けてると身体に悪いから付けるなーって、お母さんがー...」



P「えっ?じゃあ今までどうやって寝てたんだ?」



雫「窓を開けて網戸にしたりとかー」



P「そんなんじゃ眠れないわけだよ...」



雫「実家にいた頃はこれでもなんとかなってたんですけど、関東の暑さはすごいですねー」



P「ずっと付けっぱなしにしておかなければ大丈夫だよ、タイマーで消えるようにしておくからな」



雫「ありがとうございますー♪私こういうのにとっても苦手でー」



P「あとはお風呂に入ってなにも考えずにベッドに入れば大丈夫さ」



雫「何から何までまですみませんー」



P「いいんだよ、前から言おうと思ってたけど雫はもう少し周りに甘えた方がいいと思うぞ?」



雫「甘える?」



P「雫は真面目だし優しいからどうしても自分より他人を優先してしまうみたいだからな」



P「してほしい事とか助けてほしい事があったら遠慮しないで言っていいんだ」



雫「でも皆さんのご迷惑になったら...」



P「そんなこと誰も思わないよ、むしろ雫にはみんな助けられてるんだからな、喜んで頼みを聞いてくれるさ」



雫「そうですかー、それならプロデューサーさんに甘えてもいいですかー?」



P「ああ、なにかしてほしい事があるのか?」



雫「えっとですねー...」









雫「マッサージをしてほしいですー♪」

P「...マッサージ?」



雫「はーい、トレーナーさんが帰ったら必ずマッサージするようにって言ってたので、お願いしようかなってー」



P「いや、まあ確かに大事だとは思うけどさ...でも俺がしてもいいのか?」



雫「もちろんですよー、というよりも私はプロデューサーさんにしてほしいですー♪」



P「だが...うーん、でも遠慮するなって言ってしまったしなぁ...」



雫「ダメですかー?」



P「...わかったよ、雫がそう言うのならやってやる」



雫「ありがとうございますー、じゃあちょっと待ってくださいねー」ヌギヌギ



P「お、おいちょっと!」



雫「このままじゃやりづらいと思うので上を脱いじゃいますー♪」



P「ぬ、脱ぐってそんな簡単に...」



雫「大丈夫ですよー、ちゃんと下着はつけてますからー、よいしょっと...」ブルン♪



P「Oh...これは...」



雫「お待たせしましたー、じゃあ横になりますから背中からお願いしますー♪」

−−−−−−







雫「あっ...」



P「す、すまん...痛かったか?」



雫「大丈夫ですよー、プロデューサーさんはマッサージも上手なんですねー」



P「まあ、トレーナーさんの見よう見まねだけどな」



雫「もっと強くしても平気ですー」



P「そ、そうか...」



雫「遠慮しないでどうぞー♪」



P「お、おう...」モミモミ



雫「ん〜♪」







P(すごいな...雫の身体...)



P(ものすごくキメの細かい肌をしてるし...柔らかい...)



P(おまけに...うつ伏せになってても横から見える大きさってどういうことだよ...)

雫「...えへへ」



P「どうした?」



雫「プロデューサーさんにマッサージされてると思うとすごく安心しますー♪」



P「そうか、雫がそう思うなら俺はいいけど」



雫「プロデューサーさんの手、とっても好きです....」



P「牛さんみたい、だっけ」



雫「そうですよー、優しくておっきくて、それにあったかくて...」





雫「本当に大好き...」





P「そ、そっか...」



P(いかん、今のはヤバいくらい可愛かった...)





雫「どうかしましたかー?」



P「いやいや、なんでもない!」

雫「あっ、そうだプロデューサーさん、ひとつ聞いてもいいですかー?」



P「なんだ?」



雫「私、プロデューサーさんになにも言ってないのにどうして私が眠れてないってわかったんですかー?」



P「どうしてわかった?うーん、上手く言えないけど...」



P「まあ、なんとなくだな」



雫「なんとなく?」



P「ああ、なんかいつもの雫と違うなっていうか...」



P「最近、雫が何度か疲れたような溜息をついてたのを見てちょっと変だなと思って...」



P「それに事務所のソファーでぐっすり眠ってただろ?普段の雫ならそんなことしないのに...」



P「その時はちょっと疲れてるのかなくらいに思ってたんだけど、今日のレッスンですごく調子が悪そうだったのと...」



P「あと、すごく無理してるような感じだったからさ、いつもの自然体の雫じゃなくて調子が悪いのに無理矢理身体を動かそうとしてるみたいな」



P「これはちょっと変だなと思って、風邪でもひいたか、もしくは睡眠不足か何かで調子が出ないんじゃないかって思ったんだ、でも風邪とかじゃなくて本当によかったよ」



雫「へぇー、そんなちっちゃなことで私の様子が変だと思ったんですかー?」



P「まあな、いつも雫のことを見てるからなんとなくわかるようになったのかも」



雫「いつも...見てる...」



P「ああ、雫が普段頑張ってる所も楽しそうに仕事をする所もちゃんと見てるからな」



雫「...はい」



P「今度は脚の方をマッサージをするぞ、痛かったら言えよ?」



雫「えへへ、お願いしますー♪」

P「よし、これで大体終わりだ」



雫「ありがとうございますー」



P「どんな感じだ?」



雫「とってもいい気持ちでしたー、今日はきっとよく眠れると思いますー♪」



P「それならよかったよ、じゃあまた明日からは元気な雫になってくれ」



雫「わかりましたー、あっ、でもどうせなら...もう一つだけお願いをしてもいいですかー?」



P「なんだ?」





スッ...





雫「♪」ニコニコ



P「雫...その両手を広げた体勢は...」



雫「えへへ、最後にギューッてしてほしいですー♪」

P「いや...今日はあんまりお勧めしないぞ?」



雫「どうしてですかー?」



P「だって俺、今日外回りとかで汗かいてるからさ...ベタベタしてると思うし...」



雫「大丈夫ですよー、私だってレッスンで汗かいてましたからー♪」



P「でもお前はシャワー浴びてたし...」



雫「...してくれないんですかー?」



P「ああもう、わかったわかった、そんな悲しそうな顔するなって...」





スッ...





P「ほら、おいで」



雫「えへへ、はーい!」ダキッ



P「あっ...」



雫「どうかしましたかー?」



P「あの...いや、なんでもない...気にするな」



雫「はい♪」ギュウウウウウ







P(よく考えたら下着姿の雫に抱きつかれてるってのは...)



P(よく考えなくてもマズイ事なのでは...)





雫「ふふっ♪」スリスリ





P(...まあいっか、雫がとっても嬉しそうだし...)

雫「プロデューサーさん...今日は本当に、ほんっとうにありがとうございますー...」



P「気にするなって言ったろ、俺はお前のプロデューサーなんだからもっと頼ってくれていいんだよ」



雫「えへへ、プロデューサーさんは本当に優しいですねー...」ギュッ



P「そんなことないよ」



雫「夕飯もごちそうしてもらって、それに私が良く眠れるようにいろいろしてくれて...」



P「...雫、お前寝不足で疲れてるのを周りに隠そうとしてただろ」



雫「...怒ってますかー?」



P「少しな」



雫「...ゴメンなさい」



P「身体の調子が悪い時には事務所の手伝いとかはしなくていいんだからな?」



雫「はい...」



P「雫はとっても優しいから周りに迷惑がかかるとか思ったんだろうけど、それで具合でも悪くなったらみんな悲しむぞ」



雫「プロデューサーさんもですか?」



P「当たり前だ、泣いちゃうかもな」ナデナデ



雫「それは...いやです...」



P「うん、それじゃまずは身体を元の調子に戻して元気になろうな、そうしたらまた手伝いもレッスンもいっぱい頑張ってくれ」



雫「はーい♪」ギュッ



P「ほら、そろそろ寝た方がいいんじゃないか?」



雫「もう少しだけお願いしますー♪」



P「仕方ないな...甘えろって言っちゃったんもんな」



雫「はいー、せっかくですからもぉーっと甘えちゃいますよー♪」



P「わかったよ、今は好きなだけ甘えてもいいぞ」



雫「えへへ、はーい」ギュウウウウウウ







雫「大好きです、プロデューサーさーん...」

−−−翌日−−−





ガチャッ





雫「おはようございまーす」



ちひろ「あら雫ちゃん、おはようございます」



雫「おはようございますちひろさーん」



ちひろ「なんだか今日はずいぶん元気ですね」



雫「えへへ、昨日とってもよく眠れたので元気いっぱいですよー♪」



P「おっ、調子良さそうだな雫」



雫「あっ、プロデューサーさん、昨日はありがとうございましたー」



P「その様子だと昨日はよく眠れたみたいだな」



雫「はーい、プロデューサーさんのおかげですー」



P「今日は午後からテレビ局だからな、頑張ろうな」



雫「はーい、もぉーっと頑張っちゃいますー!」

P「......」カタカタ



雫「プロデューサーさん、牛乳どうですか?」



P「ああ、もらうよ」



雫「はーい、疲れた時にはこれですよー♪」



P「そうだな、飲むと元気が出るからな」



雫「えへへ、そう言えば昨日寝る前に実家に電話したんですよー」



P「へぇ、何を話したんだ?」グビッ



雫「プロデューサーさんが眠れない私のためにいろいろしてくれたっていう話をしましたー」



P「なにか言ってたか?」



雫「えっとですねー、『もうそこまでいってるのか』とか『もう一息』って言ってましたけどー」



P「そ、そうか...」



雫「あっ、あとお母さんが『雫は安産型だからきっと大丈夫』って言ってたんですけど、何が大丈夫なんでしょー?」



P「さ、さあな...」



雫「あれ?プロデューサーさん、牛乳を飲んでるのになんだか元気がないように見えますー」



P「そ、そうかな?」



雫「そうですよー、こうなったら...」





ギュウウウウウウ





雫「元気注入ですー!」



P「お、おい雫...事務所では...」



雫「私を元気にしてくれたお返しですよー」



雫「昨日いっぱい元気をもらった分...」











雫「今日は私が元気にしちゃいますー♪」









おわり



08:30│及川雫 
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