2014年08月04日

千早「萩原さんの貧相なスタイルを改善しましょう」 雪歩「えっ」


短い予定です。









千早「萩原さんがいつも『ひんそーでちんちくりん』と悩んでいるのを聞いていて、なんとか力になれないかと思っていたの」





雪歩「そ、そうなんだぁ。ありがとう千早ちゃん・・・」







律子「・・・千早は何を言ってるのかしら」





春香「雪歩が反応に困ってますよ」



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千早「色々考えたんだけど、萩原さんは私より一つ年上だから、もう高槻さんのように『これからの成長』というのは、あまり期待しないほうがいいかもしれないわ」





雪歩「はぁ・・・。そうだよねぇ・・・」





千早「でも、諦める事はないわ。可能性はゼロじゃない!」





雪歩「そ、そうかな。どうしたらいいのかな」





千早「まずは食生活の見直し、適度な運動ね」





千早「運動の方はレッスンもあるし大丈夫かも知れない。やっぱり食生活ね。牛乳は好きかしら?」





雪歩「いえ、私はお茶の方が・・・」



律子「・・・あれは、いつもひんそーひんそーと言っている雪歩への復讐?」





春香「いや、そんな感じでは無いですよ。千早ちゃん、真剣に説明してますしね」





律子「しかし、あんたが言うな。って言葉が出そうになるわね」





春香「もう出ちゃってますよ、律子さん」



千早「後は、こまめに測定することも大事ね。自分の現状をよく把握することが重要よ」





雪歩「はぁ、ちょっと恥ずかしいけど、やってみるね」





千早「今は貧相で落ち込んでも、将来の改善の為に必要な事だから、気にしないでやった方がいいわ」





雪歩「わかりましたぁ・・・」



P「ただいま戻りました。あれ、雪歩に千早。こんな所でなにしてるんだ?」





千早「あ、プロデューサー、お疲れさまです。ちょっと2人で相談事を」





P「え? 何か問題でも起きてるのか?俺にも聞かせてくれないか」





雪歩「いえ、ちょっと恥ずかしいことですし・・・」



千早「いいえ、プロデューサーにも対策を考えてもらいましょう。スタイルの事で萩原さんと改善策を考えていたんです」





P「・・・・・・・・・・・・そうか。でもそんなに気にする事ないんじゃないか?スタイルなんて人間の魅力のごく一部だし、他にもっと長所が沢山あるじゃないか。それで十分だよ」





千早「本人にとっては、重大な問題なんです!もっと真剣に考えてもらえませんか?」





雪歩「千早ちゃん・・・」





P「す、すまん。悪かった。そんなに思いつめていたのか。もっと早く気づくべきだったな・・・」



律子「・・・アレ、プロデューサーは確実に千早から雪歩に相談してると思ってるよね」



春香「はい。それに実際は相談っていうか、千早ちゃんが雪歩に一方的に改善策を押し付けた感じでしたけど」



P「わかった。俺も一緒に考えようか。」





千早「ええ、お願いします」





P「・・・えーと、千早。お前今何センチだっけ?」





千早「え、162センチですけど」





P「そ、そうか。結構高いな。」



P「いや身長じゃなくて、えーと、バストのサイズなんだけど」





千早「!? なんで私のバストのサイズが今関係あるんですか!」





千早「スタイルと言ったら胸しか頭に無いんですか?」





千早「男の人はいつもそう!胸・胸・胸!巨乳がそんなに偉いんですか!」





千早「貧乳は生きる資格も無いんですか!ヴァーーーーーー!ヴォーーーーーー!」





P「いや、落ち着け千早!悪かった!謝る!静まってくれ!」





雪歩「千早ちゃーん!」



律子「なるほど、千早的には、身長の高い自分が、年の割には比較的背の低い雪歩にアドバイスしてあげてるつもりだったのね。なんか、やっと納得できたわ」



春香「千早ちゃん、めちゃくちゃ荒ぶってますけど」



千早「ハァハァ。・・・少し落ち着きました」





P「よし、千早。落ち着いた所で、俺の言う事を良く聞いてくれ」





P「さっきも言ったけど、外見の一部だけを見て人間を判断するなんてつまらないことだ」





P「それに人の好き嫌いなんて千差万別だ」





千早「でも、男性の好みだけじゃありません。女性同士の評価も気になりますし」



P「そうか。じゃあ世の中でたった一人でも、その無いに等しい胸を好きだと言ってくれる奴がいるとしたら?」





千早「そ、それはちょっと嬉しいかもしれないですけど」





P「俺は千早の胸が好きだ!」





千早「!?」



P「胸なんてあっても無くてもいいじゃないか!」





P「いや、むしろ無い方がいい!」





P「大きければいい?何を馬鹿な事を言ってるんだ。むしろ小さければ小さいほど興奮するってもんだ!」





P「手のひらサイズあればいい?いや、手のひらが反り返るくらいが丁度いい!」





P「貧乳好きで悪いか!!」





千早「・・・・」







律子「何言ってるんでしょうかねえ、あの人は」





春香「プロデューサーさん・・・」



P「・・・だが、俺が本当に好きなのは貧乳ではない」





千早「?」





P「俺が好きなのは・・・如月千早という存在の全てだ」





千早「!」





P「貧乳なんてものは、千早を構成する要素の一部分でしか無い」





P「俺は千早の全てが愛おしいんだ」





千早「プロデューサー・・・・」



P「千早、この俺の思いを受け取ってもらえるか?」



千早「・・・はい。ありがとうございます。プロデューサーにそう言ってもらえて、本当に嬉しいです」



千早「私、あんなに取り乱してしまって・・・。でも、もう大丈夫です。胸を張って生きていけます」



P「無いに等しい胸をな!俺も安心したよ。悩みも解決できたし良かった」



千早「え、萩原さんのスタイルが貧相って言う悩みを解決しようとしていたんですけど」



P「・・・・・・・・・・・・・え??」



雪歩「・・・」



律子・春香「やっぱり」















おわり



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