2014年08月10日

雫「しあわせいっぱい、あなたに届け」

注意事項

・モバマス

・雫ちゃん誕生日おめでとう

・ご奉仕(意味深)? ないです





OKならどうぞ



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P「ただ今戻りました…」



ちひろ「お疲れ様ですプロデューサーさん…本当にお疲れみたいですね」



P「ええ…最近どうも疲れが取れなくて」



ちひろ「プロデューサーさん、ここの所働き詰めですもんね。休みを取っても罰は当たりませんよ?」



P「もうすぐライブですからね…ここで踏ん張ってあとでまとめてとりますよ」



ちひろ「でも…大丈夫ですか?」



P「大丈夫ですよ! 丈夫な体が取り柄なんですから…あれっ」ガクッ







ちひろ「大丈夫ですかプロデューサーさん!」



P「あれ…力が入らない」



ちひろ「…やっぱりプロデューサーさん。今日はもう早退して明日も有給を使いましょう」



P「そ、そんな! 今休んだら…」



ちひろ「だめです! そんな状態で仕事して、もし現場で倒れてしまったらどうするんですか? アイドルの子たちも心配しますよ?」



P「うっ…」



ちひろ「それにライブの資料の方は留美さんや社長にも手伝ってもらいますから大丈夫です。プロデューサーさんは体を休めてください」



P「はい…わかりました。では今日のところは失礼します」



ちひろ「お疲れ様です♪」







―翌日



ちひろ(とは言ったものの、あの仕事人間がまともに言うことを聞くかしら…誰か見張りをつけた方がいいのだけど…)







<ガチャ



雫「おはようございますー」



ちひろ「あら雫ちゃん? 今日は何も予定はないはずだけど…」



雫「寮に居てもすることがないので、Pさんに会いに来たんですけどー」



ちひろ「あぁ…プロデューサーさんは今日お休みなの。最近疲れてたから今日は有給使ってて事務所にいないのよ」



雫「そうなんですかー? やっぱり疲れてたんですね…」



ちひろ「わざわざ来てくれたのにごめんね」



ちひろ(ん? どうせなら雫ちゃんに監視役を頼めば…?)







ちひろ「雫ちゃん、ちょっと頼みごとをしてもいいかしら?」



雫「いいですよー。何ですか?」



ちひろ「プロデューサーさんがちゃんと家で休んでるか見張ってほしいの」



雫「家でお仕事してないか、って心配ですかー?」



ちひろ「そう。あの人、誰かが見張ってないとパソコンで資料作成してるんじゃないかって心配で心配で…」



雫「わかりましたー! Pさんを監視してきますねー」



ちひろ「お願いね。あ、これがプロデューサーさんの家の住所よ」スッ



雫(できれば合鍵ゲットしたかったんですけど…よしとしましょうかー)





―――――――――



――――――



――――



P「休みをもらったとはいえ…何をすればいいんだ」



P(ちひろさんから口酸っぱく言われたから今日は起きてから仕事に関するものには何も触っていない。そうすると途端に暇になる…)



P「どうするかな…?」







<ピンポーン



P「ん?」



P(宅急便はこないはずだけど…なんだろ?)



<ガチャ



P「はい……って、雫!?」



雫「こんにちはーPさん」







P「どうしてここに?」



雫「ちひろさんに頼まれてPさんの監視に来ましたー」



P「そんなことしなくても流石に今日は仕事はしないよ…」



雫「そうですかー?」



P「そうだよ。だから雫もわざわざ来なくてもよかったんだぞ?」







雫「んー…じゃあ今日はPさんの疲れを癒しちゃいますー!」



P「はい!?」







P(つ、つ、疲れを癒す!? そ、それはどういう意味で…!?)



P「え、いいのか? 雫だって今日はオフなんだろ?」



雫「そうですー。でもPさんと一緒に居たいんです―。ダメですか?」



P「そう言われたら断れないな…いいよ、上がっていってくれ」



雫「ありがとうございますー! おじゃまします」パァァ



P(やっぱかわいいなぁ)







雫「あらー? お部屋の方は綺麗なんですねー」



P「趣味が特ににあるわけじゃないし…それに最近は事務所で過ごす時間の方が長いからなぁ」



雫「もぉー、そんな生活してるから倒れかけちゃうんですよー?」



P「ううっ…面目ない。というかそれちひろさんから聞いたのか」



雫「ちひろさん、すごく心配してたんですよ? 倒れる寸前まで頑張っちゃダメですよー?」



P「今後はそういうことがないように気を付けるよ」







雫「Pさんお昼はまだ食べてませんか―?」



P「まだだな。これから買いに行こうかと思ってたんだ」



雫「…ひょっとして、自炊してないんですかー?」ジトー



P「どうも料理は苦手で…つい買ってきちゃうんだ」



雫「だめです! それでは栄養バランスが偏っちゃいますよー?」



P「ごもっともです…」



雫「なので私が作りますよ!」



P「えっ?」



P(雫の手料理…? そういえば雫が料理するところって見たことないな)



P「じゃあお願いしていいかな?」



雫「わかりました! 頑張っちゃいますよー」モォー!



P(え、エプロンまで持参…これはそそるものがある)







雫「ふんふんふふーん♪」ジャー



P(自宅に女の子を連れ込み料理させてる…これ結構ヤバくないか?)



雫「それー!」パッパッ



P(でもなんかこう…背徳感を感じるというよりは、ほっこりするなぁ)



雫「できあがりー♪」



P「ん? できたのか?」



雫「はい。オムライスとサラダですよー!」







P「おおおおお…」



雫「どうぞ召し上がってください」



P「いただきます…あむっ」



P(卵が半熟でチキンライスと絡み合って…それとこれは生クリームだろうか。凄く優しい味だ…)







ぽろぽろ…



P「………あれ?」ポロポロ



雫「ど、どうしましたPさん? どこか痛い所でも?」



P「ち、ちが……あれ、涙が止まらなくて…」ポロポロ



雫「…Pさん、まずはご飯たべちゃいましょう」



P「う、うん…」グスッ



雫(きっとPさんはずっと温かいご飯を食べてなかったんですね…こうやってゆっくり食事をとることも…)







P「ふう…ごちそうさま。おいしかったよ」



雫「きれいに食べちゃいましたね。ちょっと多すぎたかなーって思ったんですけど」



P「不思議と食べれたな。こんなにゆっくりした食事は久しぶりだったな」



雫「それじゃ、食後のリラックスタイムですねー」



P「リラックスタイム…?」







雫「私の膝枕でゆっくり休んでくださいー♪」



P「………はい!?」







P「いやいやいや! 流石にそれはマズイでしょ!」



雫「もー、今更ですよPさん。担当アイドルを自宅に連れ込んだ時点でどうあがいても無駄ですよ?」



P「うっ! そ、それは…」



雫「それに、Pさんも『癒す』って言葉にちょっと期待していたんじゃないんですかー?」



P「そ、それは…ソウデス」ボソッ



雫「はい、こっちへどうぞ♪」ポンポン



P「あっはい、失礼します…」



雫「あ、私の膝に水平になるように頭を置いてくださいねー」



P「ん? ということはこうか………っ!」ヨイショ



P(こ、このアングルは…顔が見えない…これほどなのか、雫のおっぱいは)







雫「どうですー? 私の膝枕は」



P「すごく落ち着くな…」



雫「ふふ。でもこれだけで終わりじゃないですよー?」



P「えっ?」



雫「それっ♪」ムギュッ



P「!?」



P(ち、乳と太ももでサンドイッチ…!)







雫「どうですかー? 視界が程よく奪われて力抜けてきませんか―?」



P「そう言われてみれば…なんだか全身が重くなったような…」



雫「もっと力を抜いて―…リラックスリラックス…」



P「あ、あぁぁぁぁ…」



P(力を抜くたびに雫の太ももの熱を強く感じる…それがたまらなく心地いい)







雫「Pさん? 私の幸せ、伝わってますか―?」



P「……えっ?」



雫「私はPさんにいっぱい幸せをもらいました。でもその陰でPさんはいっぱい苦労してたんですよねー」



P「………」



雫「だからこうやって、Pさんに私の幸せを分けてあげたいんですー」



P(し、雫…)











ポロポロ…



P「あ、あれ? また涙が…」ポロポロ



雫「泣きたいときにはいっぱい泣いた方がいいんですよー? 辛いこと、悲しいことをため込みすぎたら大変ですからー」



P「で、でもっ、しずくのシャツが」ポロポロ



雫「私のシャツなら気にしなくていいんですよー。だからPさん?」



P「あ、あ、ああああああ…」ポロポロ



雫「ほら、鼻水かみましょうねー」



雫(Pさんはずっと頑張ってたんですね…この痩せ細った体で。せめて今だけでもゆっくり休んでくださいね?)





――――――――――



―――――――



――――



カーカー…





むくっ



P「ん…? あれ、いつの間にベッドに?」



雫「あ、起きましたー?」



P「うん。もしかして雫がベッドに運んでくれたの?」



雫「はいー。Pさん軽いから私でも運べましたよー?」



P「うっ…俺そんなに痩せちゃったのか」



雫「ちょっと心配になる痩せ方ですからねー。私のご飯でしっかり栄養つけてくださいねー」



P「うん…ありがとう、雫」





――――――――――



―――――――



――――



P「今日はありがとな雫」



雫「もしお仕事で疲れちゃったら、いつでも私に言ってくださいねー?」



P「うん、そうするよ。あ…外も暗くなっちゃったな。送っていこうか?」



雫「…Pさん。今日は泊めさせてもらってもいいですか?」



P「えっ!? そ、それは…」



雫「今日だけは、Pさんと一緒にいたいんですー」



P「う、うーん…」



P(ここで突っぱねるの雫が可哀そうだし…それにもう連れ込んだ時点でアウトだからなぁ…)







P「よしわかった。泊まっていっていいぞ」



雫「ありがとうございます! 私頑張っちゃいますよー!」モォー!



P「寮の方には俺が伝えておくからな」



P(何を頑張るのかは聞かないでおこう)



雫「Pさーん!」ムギュ



P「わっ! きゅ、急に抱き着いてきてどうした?」







雫「いっぱいシアワセ、分け合いましょうねー♪」







―数週間後



ちひろ(あれからプロデューサーさんは以前の活力を取り戻し、元気に仕事している)



ちひろ(これも全部雫ちゃんのおかげね、ホント感謝しなきゃ。でも…)











雫「ここがいいんですか、Pさん?」カリカリ



P「あっ! そこ気持ちいい…」ビクッ



雫「ふふ。もっと深くまでしてあげますからねー」



P「お、奥深くまでズッポリ…っ!」







ちひろ「何やってるんですか二人とも! ここは事務所ですよ!」



雫「なにって、Pさんに耳かきしてあげてるんですよー」カリカリ



P「あっ、そこいい…」



ちひろ「見ればわかります! でも事務所でいちゃつくのはやめてもらえますか!?」



雫「もぉーちひろさん、怒ったら幸せが逃げちゃいますよー?」



P「大丈夫だ雫…ちひろさんの幸せはお金以外にないから…」



ちひろ「こ、この…言わせておけばベラベラと…」ワナワナ







ちひろ「アンタら二人とももうすぐ収録でしょうが! さっさと準備しなさい!」



雫「はーい、わかりましたー」



P「うーん、スッキリ! それじゃ行こうか、雫」



雫「はーい! 頑張りますよー!」モォー!



P「あ、ちひろさんもいい相手見つかるといいですね!」



ちひろ「さっさと行けやゴラアアアアアア!」









<バタン



ちひろ「はぁ…やっと行ってくれたわね」



ちひろ(全く…雫ちゃんがPさんとくっついたせいでイロイロと大変なのに)







凛「あはは…これは夢なんだ! 悪い夢以外の何物でもないんだ!」



奈緒「凛…現実を見よう!」ナデナデ



留美「ふふ…年下がいいのね…年下が…」ズーン



拓海「あ、姉御…大丈夫ですかい?」



ちひろ(おかげで事務所内がカオスなんですよー! 何とかしてくださいプロデューサーさん!)





おわり!





17:30│及川雫 
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