2013年11月15日

モバP「俺、結婚してるから」

凛「えっ…?」

凛「今…なんて言ったの?」

P「俺、結婚してるからさ」


P「だから間違ってもお前達に手を出すことはしないから…」

P「安心して働いてくれ!」

P「ハッハッハ!」

凛「…あはは」

凛「あは…」

凛「……」

凛「う、あぁぁん…」

P「凛!?」

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凛「ぐすっ…」

P「ど、どうした!?お腹でも痛いのか!?」

凛「痛いのは、胸に決まってるでしょ…ばか」

P「む、胸?」

P「参ったな…それじゃあ俺が診てあげようにもセクハラに…」

「胸?セクハラ?なんの話をしてるのかなぁ?」

P「あっ…」

早苗「セクハラしちゃうプロデューサーはタイホしちゃうぞ♪」

早苗「てか、シメる♪」

P「ち、違うんだよ、早苗ちゃん…」

凛「早苗さん…」

凛「……」

凛「…あれ?」
凛「早苗…ちゃん?」

早苗「ん〜?どうしたの、凛ちゃん?」

早苗「やっぱりこの子にセクハラされちゃった?」

凛「あ、いや…そうじゃなくて…」

凛「プロデューサー…早苗さんのこと…」

P「ん?」

P「早苗ちゃんがどうかしたか?」

凛「いや、それ。それだよ」
凛「なんで早苗さんだけ、ちゃん付け?」

凛「他のみんなは呼び捨てか、さん付けなのに」

P「えっ?」

P「…ん〜、なんでと言われてもなぁ」

P「ねぇ?」

早苗「そうねぇ、結婚する前からずっとこうだったしねぇ」

凛「……」

凛「…えっ?」
早苗「それよりもP君?セクハラのことだけど…」

早苗「見たいなら、あたしの胸を見なさいっていつも言ってるでしょ?」

P「いや、だから違うんだって…」

凛「いや、もうセクハラとかどうでも良いよ」

凛「えっと…早苗さん?」

早苗「ん?なぁに?」

凛「…結婚してたんですか?」

早苗「あれ?知らなかった?」

凛「…誰と?」

早苗「あっ、この子ウチの旦那」

P「彼女がウチの嫁さんだ」

凛「……」

凛「いやいやいやいや」
凛「おかしいでしょ。おかしいよ」

凛「プロデューサー、私達に手を出さないって言ったのに」

P「そりゃ結婚してるしな」

凛「でも、結婚する前に早苗さんに手を出してるじゃん」

早苗「まぁ…あたしがアイドルになる前だったからセーフ?」

凛「……」

凛「えっ?」
凛「早苗さんがアイドルになる前に結婚したの?」

P「まぁ、そういうことになるな」

P「仕事とは別で駐禁切られた時が初めての出会いだったんだが…」

早苗「お互いに一目惚れで、そのままゴールインってね」

凛「……」

凛「…それなのに自分の奥さんをアイドルデビューさせたの?」

P「仕事中に街で声をかけた婦警さんがウチの嫁だった」

早苗「ナンパかと思ったらウチの旦那だった」

凛「……」

P「それもまた良いかなって」

早苗「面白そうだし良いかなって」

凛「良くないよ。良くないってば」
早苗「まぁ、確かにね〜」

早苗「この歳になって、おヘソ出したりするのはちょっと恥ずかしかったかな〜」

P「早苗ちゃんのスタイルなら全然問題ないよ」

早苗「もぅ…外じゃP君にだって見られるの恥ずかしいんだぞ?」

凛「そういうことじゃなくて」

凛「二人共、不安になったりしないの?」

凛「かたやアイドル、かたやアイドルのプロデューサーだよ?」

凛「浮気とか…」

早苗「あたしはP君が大好きだから大丈夫よん♪」

早苗「でもP君が浮気したら泣く」

凛「泣くんだ。シメないんだ。可愛いくて、ずるいよ」
P「俺も早苗ちゃんのことが好きだから大丈夫かな」

早苗「…浮気したらホントに泣くから」ギュッ…

P「大丈夫だって」ナデナデ…

凛「……」

凛「(最初から勝負が着いてるなんてな…)」

凛「(悔しいけど早苗さんが相手なら、もう受け入れるしかないかな…)」

凛「(うん。そうだよ。叶わないとわかってるなら気持ちのリセットもすぐ…)」

P「あっ、凛。結婚式の時の写真見るか?」

凛「うわあぁぁぁん…!」
おわり

早苗さんも凛も良い奥さんになると思う

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