2014年08月12日

こずえ「『あい』ってなぁにー?」

P「む、難しいことを聞くなこずえは……」



こずえ「ぱぱとままがねー……こずえのことをあいしてるってー……ぷろでゅーさー、『あい』ってなぁにー?」



P「んーそうだなぁ……教えてあげてもいいんだけど、俺はこのあとちょっと仕事で出なきゃいけないから、





 まずはみんなに聞いてきてみないか?」



こずえ「なんでぇー……?」



P「それも、こずえがみんなに愛ってなんなのか聞いてきたら教えるよ」



こずえ「わかったぁー……」トテトテ



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クラリス「あら?こずえさん。どうしたのですか?」



こずえ「くらりすー『あい』ってなぁに?」



クラリス「愛、ですか……難しい質問ですね……」



こずえ「おしえてぇー」



クラリス「そうですね……私は、愛とは『祈ること』だと思います」



こずえ「いのることぉー……?」



クラリス「はい。大事な人の健康や前途が明るいものであることを、



     その人が幸せであるように祈ること……それが私の愛ですね」



こずえ「それがー……『あい』なのー?」



クラリス「そうですね。私の愛は『祈ること』です」



こずえ「そうなんだぁー……くらりすのだいじなひとってだれ―……?」



クラリス「ふふ、それは家族や事務所のみんなですよ」



こずえ「ぷろでゅーさーもー……?」



クラリス「はい、もちろんです。私は、P様のことを愛しています」



こずえ「わかったーありがとー」トテトテ



クラリス「今度はどちらへ?」



こずえ「ぷろでゅーさーにねー……みんなにきけって、いわれたのー……」



クラリス「そうですか。頑張ってください」



こずえ「うんー」トテトテ

クラリス「……愛、ですか……」













『P様のことを愛しています』

























クラリス「ふふっ、なんだか顔が熱いですね……きっと日差しのせいです」













こずえ「しのーれいこー」トテトテ



志乃「あら?」



礼子「こずえちゃんどうしたの?」



こずえ「『あい』ってなぁにー?」



志乃「ずいぶんませたことを聞くのね……」



礼子「愛、ねぇ……」



こずえ「おしえてー」

志乃「そうね……」



礼子「愛っていうのは……」



志乃・礼子「「『許すこと』だと思うわ」」



こずえ「ゆるすことぉー……?」



礼子「そう、許すこと。その人の失敗も」



志乃「裏切りも」

こずえ「それが、『あい』なのー……?」



礼子「そうね……昔は違ったけど、今はそれが愛だと思うわ」



志乃「中々ドジでちょくちょく失敗したりもしてるけど、私たちのために一生懸命な人がそばにいるからね……」



こずえ「れいこも、しのもそのひとをあいしてるのー……?」



礼子「ええ。私たちはきっとその人を」



礼子・志乃「「愛しているわ」」

こずえ「そうなんだーありがとー……」トテトテ



礼子「あら?もう行くの?」



こずえ「こずえはー……『あい』ってなんなのかききにいくのー……」



志乃「そう、がんばってね?」



こずえ「わかったぁー……」トテトテ

礼子「ねぇ、志乃?」



志乃「なに?」



礼子「あの人は失敗はよくするけど、私たちを裏切ることはあるのかしら?」



志乃「……わからないわ。人の心は移ろうもの……でも、きっとそうなっても許すのでしょうね……」



礼子「そうね……だって、あの人は停滞していた私たちに新しい世界をくれたのだから……」









『『愛してる』』











礼子「ふふっ……あんなストレートな言葉、久しぶりに言ったかもね……」



志乃「次は、あの人に直接いわないとね……」



礼子「ええ、きっと」

こずえ「ひかるぅー……」トテトテ



光「こずえちゃん?どうしたんだ?」



こずえ「『あい』ってなぁにー?」



光「『ためらわないこと』さ!!」

こずえ「『ためらわないこと』ってなぁにー……?」



光「え!?そ、それはー……」



こずえ「わからないのー……?」



光「そ、そんなことはないぞ?『ためらわないこと』っていうのはー……」



こずえ「なぁにー……?」



光「……愛を、その人への想いを全力で、淀みなく伝えること、かな?」



こずえ「どうやってー……?」



光「難しいことじゃない。ただ愛してるって全力で言えばいいんだよ」



こずえ「じゃあ、やってー……?」



光「え!?」



こずえ「ひかるの『あい』をおしえてぇー……?」



光「う、で、でもあたしが愛してる人って……」



こずえ「いないのー?」



光「そ、そんなことないぞ!?ヒーローは愛を持っているものなんだから!!」

こずえ「じゃあ、おしえてー……?」



光「え、えーっとーあたしの愛してる人?それって……」



こずえ「はやくー……」



光「うぅ……わ、わかった。いくぞ……」スゥー













光「Pー!!大好きだー!!いっつもいっつも感謝してる!!Pは、アタシの最高の相棒だー!!



  迷ったとき、困ったとき、いつも導いてくれるPはアタシにとってのヒーローだー!!だから!!愛してるー!!!!」













こずえ「おぉー……」



光「はぁ……はぁ……どうだ。こずえちゃん?」



こずえ「いまのが、ひかるの『あい』なんだー……」



光「そ、そうだ!大切な人への想いをためらいなく伝える。それが、アタシの愛だ!!」



パチパチパチ



光「え?」



クラリス「光さん、素晴らしいです。あなたの愛に胸を打たれました」



礼子「若いわねー。でも、そのまっすぐさうらやましいわ」



志乃「あんなに情熱的なんだものきっとPさんにも伝わるわ」



光「き、聞いてたの……?」



礼子「あんなに大声で言ってたのだもの当然よ」



志乃「事務所中に響いてたわよ?」















『愛してるー!!!!』















光「う……あ、ああ……ああああああああああああああああああああああっ!!?」ゴロゴロ



こずえ「ひかるはなんでころがってるのー……?」



礼子「あのぐらいの年の子はね、自分の想いを口にするのを極端に恥ずかしがるものなのよ」



クラリス「それにしても、P様がいないのが残念ですね……せっかく光さんがご自分の愛を叫んだのに……」



志乃「いや、むしろよかったと思うわよ……?」



こずえ「『あい』ってなんなんだろー……」トテトテ



志乃「あ、こずえちゃん……ほんとにマイペースね……」



光「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!」ゴロゴロ



ガチャ



まゆ「なんだか事務所が騒がしいですけど何かあったんですかぁ?」



こずえ「まゆー」



まゆ「あら?こずえちゃんどうしたんですか?」



こずえ「『あい』ってなぁにー?」



まゆ「それは……どうしてそんなことを聞くんですかぁ?」

こずえ「ぷろでゅーさーがねー……みんなにきけってー」



まゆ「そうですかぁ……よくわかりませんけど、Pさんの言うことなら仕方ないですねぇ」



こずえ「まゆー……『あい』ってなぁにー?」



まゆ「それはですね、『捧げること』ですよぉ」



こずえ「『ささげる』ー……?」





まゆ「はい。心の底から大事だと思う人に自分の体も心もすべてあげることですよ」



こずえ「あげちゃうのー……?」



まゆ「はい。ぜんぶぜんぶ。愛する人が幸せになるために自分を捧げるんです」



こずえ「そうなんだぁー……」



まゆ「でもね、こずえちゃん。『捧げる』っていうのは『捨てる』ことじゃないんですよ?」



こずえ「んー……?」



まゆ「いくらその人の幸せのためであっても、その人がその先悲しむばかりになってしまっては意味がないんです」



こずえ「そうなんだぁー……」

まゆ「はい。だから、自分を捧げたいと思う人ができたなら、その人と一緒に幸せになれるようにしないといけませんよ?」



こずえ「うんー……」



まゆ「ふふ、こずえちゃんにもいつかそういう人が出来るといいですね?」



こずえ「まゆにはいるのー……?」



まゆ「ええ。まゆはPさんのためであれば何でもします。Pさんと一緒に幸せになってみせます。Pさんを愛していますから」



こずえ「わかったぁー……ありがとー」トテトテ



まゆ「……」













『Pさんと一緒に幸せになってみせます。Pさんを愛していますから』













まゆ「まゆは、Pさんと一緒に幸せになるためならなんでもします……」













まゆ「こずえちゃん、あなたの愛は誰のモノになるのでしょうか?」













こずえ「ちひろー」トテトテ



ちひろ「こずえちゃん?どうしたんですか?」



こずえ「『あい』ってなぁにー?」



ちひろ「……もしかしてさっきから事務所が騒がしいのって……」



こずえ「おしえてぇー……?」



ちひろ「そうですねぇ……愛っていうのは、お金です!!」



こずえ「?」

ちひろ「……ていうのは冗談で、愛は……私の場合は『信頼すること』だと思います」



こずえ「『しんらいすること』ー?」



ちひろ「はい、『信用』じゃなくて『信頼』です」



こずえ「ちがうのー?」



ちひろ「んー結構違いますね。『信用』は裏切られたら怒りますけど、『信頼』を裏切られると悲しくなりますね」



こずえ「かなしいのー?」



ちひろ「はい。でも、それでいいんです」



こずえ「どうしてぇー……?」

ちひろ「『信頼する』っていうのは、その人の選択を信じることだからですよ。その人がどんな道を選んでも、



    どんな結果になっても受け入れて信じてあげること……それが『信頼』です」



こずえ「それは、『あい』なのー?」



ちひろ「そうですねぇ……人によっては違うかもしれませんけど、その人を心の底から信じるっていうことは愛だと思います」



こずえ「じゃあ、ちひろがあいしているひとってだれー……?」



ちひろ「ええ!?っと……そ、そうですねぇ……こ、こずえちゃんとか、ほかのアイドルのみなさんを愛していますよ?」

こずえ「そうなんだー……ぷろでゅーさーはー?」



ちひろ「うぇ!?い、いや、それは……」



こずえ「ちひろは、ぷろでゅーさーをあいしてないのー……?」



ちひろ「え、えーっと……シテイマス」ボソッ



こずえ「なにぃー……?きこえないー……」



ちひろ「あ、愛しています!!私は、プロデューサーさんを愛していますよ!!」



こずえ「そうなんだー……ありがとー」トテトテ



ちひろ「そうなんだーって……なんだったんでしょうか……?」













『あ、愛しています!!私は、プロデューサーさんを愛していますよ!!』













ちひろ「うう……子供に何言ってるんですか私はぁ……こずえちゃんプロデューサーさんに言わないですよね……?」



まゆ「ちひろさぁん……?」



ちひろ「ひっ!?ま、まゆちゃん……?」



まゆ「なんだか、こずえちゃんと楽しそうにお話していましたねぇ……?」

ちひろ「ち、違うのよまゆちゃん?あれは、あくまでみんなを信頼しているっていう意味であって、



    プロデューサーさん個人に対して特別な感情を持っているとかじゃ……」



まゆ「ふふっ、わかっていますよぉ……」



ちひろ「そ、そう。よかった……」



まゆ「でも、やっぱり気になるので、少しまゆともお話しましょう?」



ちひろ「」









P「ただいまもどりましたー」



ちひろ「……プロデューサーさん、おかえりなさい……」



P「どうしたんですかちひろさん?ずいぶん疲れているみたいですけど……」



ちひろ「いえ、ちょっと愛の力を対話と物理で教えられただけです……」



P「はぁ……?」



ちひろ「とにかく、私はもう帰ります……プロデューサーさんもあまり遅くならないようにお願いしますね?」



P「え?」



ちひろ「プロデューサーさんの帰りを待っていたんですから」クイッ

こずえ「んー……」スヤスヤ



P「こずえ……」



ちひろ「ふふっ、こずえちゃん頑張ってましたよ?だから、ちゃんと答えてあげてくださいね?」



P「……ええ、わかってますよ」



ちひろ「それじゃあ、また明日。お疲れ様でした」



P「お疲れ様でした」



バタン

こずえ「んー……ぷろでゅーさぁー……?」



P「こずえ、おはよう」



こずえ「こずえねー……ちゃんときいたよー……?」



P「ああ、それじゃあ教えてくれるか?みんなは、なんて答えてくれたんだ?」



こずえ「んっとねー……『あい』はねー





    くらりすは『いのること』ってーいってー



    しのとれいこは『ゆるすこと』っていってー



    ひかるは『ためらわないこと』っていってー



    まゆは『ささげること』っていってー



    ちひろは『しんらいすること』っていってたよー……?」



P「そうか、ちゃんと聞いたんだな。えらいぞこずえ」



こずえ「ぷろでゅーさー『あい』ってどれなのー……?」



P「それはな……全部なんだよ」



こずえ「ぜんぶぅー……?」



P「そう。クラリスや志乃さんと礼子さんや、光やまゆやちひろさんが言った愛は全部違うけどさ、そのどれもが愛なんだよ」



こずえ「んー……?」

P「はは、ちょっと難しいか。そうだな……こずえに宿題を出した手前こういう答えを言うのはなんだけどさ、愛って言うのはみんな違うんだよ」



こずえ「ちがう、のー?」



P「ああ、事務所のみんなだけじゃない。世界中にいっぱい人がいるけど、その一人一人が自分の愛を持っているんだよ。俺は、こずえにそれを知って欲しかったんだ」



こずえ「せかいじゅう……いっぱいだねー……」



P「ああ、そうだな。愛がいっぱいだ。でもさ、こずえ。愛は人それぞれだけど、愛には絶対に必要なモノがあるんだよ」



こずえ「ひつようなものー……?なにー?」



P「それは、その人を『大事に、大切に思うこと』だよ。これだけは、どの愛にも含まれてるんだ」



こずえ「そうなんだー……」

P「んー。納得いってないみたいだな?」



こずえ「『あい』っていっぱいでー……こずえにもあるのー?」



P「ああ、もちろんだよ」



こずえ「こずえの『あい』ってなにー……?」



P「それは……なんなんだろうなぁ……?」



こずえ「んー……」



P「……こずえはさ、パパとママのこと好きか?」



こずえ「うんーすきー……」



P「こずえはさ、好きな人には何をしたい?」



こずえ「んっとねぇー……ぎゅってーしたいー……」



P「なら、それがこずえの愛なんだよ」



こずえ「そうなのー……?」



P「ああ、好きな人や、大切な人をぎゅっと抱きしめる。それが、こずえの愛なんだよ」



こずえ「かんたんだねー」



P「ああ。とっても簡単だ。……でもさ、愛っていうのは難しくなんか無い。



  誰だって持ってるモノなんだから。こずえの愛はとても立派なものなんだよ」

こずえ「そうなんだー……じゃあ、ぷろでゅーさー……」



P「なんだ?」

  

こずえ「んー……」ギュッ



P「こずえ……?」













こずえ「ぷろでゅーさー……あいしてるぅー……」













P「……そうか、こずえは俺のことを愛してくれてるんだな……」



こずえ「どうー……?」



P「ああ、すっごくうれしいよ」



こずえ「ぷろでゅーさーはー……?」



P「ん?ああ、こずえ」ギュッ













P「俺も、こずえのことを愛してるよ」













こずえ「……ふわぁ」



P「どうしたんだ?」



こずえ「ぷろでゅーさー……これが、『あい』なんだねー……」



P「こずえも愛がわかったのか?」



こずえ「うんー……『あい』ってー……」













こずえ「とっても、あったかいねー……」







   





―終―



20:30│遊佐こずえ 
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