2013年11月18日

小鳥「緊急企画!765プロお弁当タッグ!バトル!!」

秋/765プロ事務所

律子「…あ?」ギロ


小鳥「うわぁっ怖い!」

春香「おっ落ち着いて、ね?」

あずさ「りっ律子さん、最初っから喧嘩腰は駄目よ?ね?」

律子「あぁすみません…書類放ったらかして、何処行ったのかと思ってて」

春香「…帰ってきて第一声がアレですか…無理ないか」

小鳥「ごっごめんなさい…でもでも…」

伊織「いったい、どうしたっての言うのよ」

小鳥「…これを見て欲しいんです」サッ

春香「写真…!!こっこれって…」

貴音「…あなた様っ…」


伊織「…アイツが食べてるのって…コレ…パンの耳…?」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1358071209


小鳥「外の事務所から若干離れた公園で…プロデューサーさん一人で…食べてました」

律子「こっこんなに…食費を切り詰めなくちゃいけないの?」

春香「そっそんな事は無いんじゃ…お金使わないから貯金してるって…」

あずさ「あ…以前…聞いた事が…」

貴音「なんですか?三浦 あずさ?」

あずさ「プロデューサーさんは、毎月食費は決めていて…それをオーバーしないようにしてると…」

伊織「はっはぁ?そんな…えぇ?ストイック過ぎるでしょうがっ」

春香「つまり、1ヶ月の食費を目標内に抑える為に…今…パンの耳を?」



このSSは

響「にぃに♪」P「…さんし?」

の続きになります。

未読の方はこちらをお読みください。

よろしくお願いします。



小鳥「…知ってるわよね?響ちゃんの航空券はプロデューサーさんが自腹で出したって」

貴音「えぇ…響には自費だという事は黙っていてほしいと…」

小鳥「プロデューサーさんの昼食が最近…お弁当である事は?」

春香「えぇまぁ…お弁当でしたよね…」

律子「今日は珍しく、外に行ってくるってさっき…」

小鳥「…でも昨日亜美ちゃんと真美ちゃんに、ねだられてご飯に行ったらしいんです」

伊織「ちょっ!アイツ馬鹿なの!?自分の食費切り詰めてるのに何で奢ったりすんのよ!」

小鳥「まぁ真美ちゃんとオフ合わせるはずが、ダメになったかららしいですピヨ」

春香「ふーん…」ゴォ

あずさ「あらあら…」オォォン

律子「…それで?お弁当がどうとかっていうのは?」


小鳥「響ちゃんの里帰りから、給料日までおよそ20日間…現在12日間が経過して…」

律子「…あと1週間…パンの耳ってことですか?」

春香「駄目だよぉ!倒れちゃうよぉおお!!」アタフタ

小鳥「そこでっ!お弁当タッグバトルを提案します!!」

小鳥「プロデューサーさんが一週間ひもじい思いをしない為にも!」

律子「何を言い出すかと思っていましたが…割とまともな案ですね…」


あずさ「でも…タッグバトルというのは…どういう…?」

小鳥「もちろん、この765プロの社訓は団結ですからね…全員参加したがるでしょう?」

貴音「そうですね…皆…力になりたいと思うでしょう」

小鳥「えぇでも…お料理が出来ない人も…まぁ居るでしょう?」チラ

伊織「なっ!!///」

律子「うっわっ私は一応は…その…」


春香「まっまぁ…でも、そこは買って来たものでも…」

小鳥「いいえっ!ここまで、切り詰めてるプロデューサーさんがよ!?」

小鳥「例えば、高級料亭の仕出し弁当をポンと出されて…食べるかしら?」キッ

伊織「うぅっ!!///」

小鳥「『奢りますよ』と年下の女の子に言われて素直に奢られますかっ!?」カッ

律子「そっそうかしら…」


あずさ「うーん…確かに、奢ってもらった事はあっても…私に出させてくれて事、無いわねぇ…」

貴音「恥ずかしながら…私も、共にらぁめんを食す際は…いつも」

春香「…いいなぁ二人とも…結構一緒にご飯食べてるんですねェ…」ジトーッ

あずさ「あっあらあら…///」

貴音「そっそのような目で見ないで下さい…」


小鳥「これから1週間…私、音無 小鳥も参加させていただき、7組14名でお弁当を作る!」

春香「手作りなら、プロデューサーさんも受け取ってくれますよね…」

小鳥「それももちろん…これは… 嫁力 アピールでもあるんだピヨ?」

一同「!!?」

春香「…よっ嫁力…///」

小鳥「『うわぁ!おいしいよ!この弁当!…春香はいいお嫁さんになるなっ!』」(低音)


春香「いよっしっ!この勝負もらったぁっ!///」

貴音「どうか、私とたっぐとやらを…」アセアセ

律子「ちょっちょっと!春香!私と組んでよぉっ!」アタフタ

伊織「待ってよ!春香!いえ!?ここはやよいとっ!?」オロオロ

あずさ「そこも…何か考えがあるんですね?小鳥さん…」


小鳥「ピヨピヨ…みんな慌てずに…公平に参りましょう…ね?」

伊織「こっ公平って、どうするのよっ?」

小鳥「7組14名をAグループとBグループに分けて、さらに番号順に組み分けし」

小鳥「AとBの同じ数字同士でタッグを組みます」

春香「AとBに分ける…?」

小鳥「Aは春香ちゃん、あずささん、やよいちゃん、響ちゃんに雪歩ちゃんと私…&伊織ちゃん」

伊織「!?そのメンバーに私っ!?」


小鳥「Bは他の貴音ちゃんと律子さん、真ちゃん、千早ちゃんに美希ちゃん、亜美真美ちゃんよ」

律子「…かっ完全に…料理出来る組と出来ない組ね」

伊織「わっ私何で出来る組に入ってるのよ!?」

小鳥「まぁ…誰かの手を借りるのはルール違反だけど、高級な食材を手に入れるのはアリだから」

伊織「予算の問題って事?」

小鳥「プロデューサーさんが受け取ってくれるくらいのね?」

伊織「結局そこ次第なのね…あーもぅ…」

あずさ「あ、それにホラ、降郷村ではすごい速さで玉ねぎ刻んでたじゃない?」

伊織「本当に刻むだけね…」



小鳥「ってところでどうかしら?」

春香「そうですね…いいですけど…料理とかは、何処でするんです?」

あずさ「タッグを組んだとしても、どちらかの家でするんですか?」

小鳥「あ、料理教室の一画を一週間お借りしてます。」

律子「…絶対、昨日今日思いついた企画じゃありませんね?」

春香「どこが、緊急企画ですか…」

小鳥「ピヨッ!?えっと…えぇっと…」


小鳥「…独身男性が突然20日も自炊のお弁当作りなんて難しいんじゃないかなぁ?と」

律子「この企画を温めてたって訳ですか…」

春香「…わかりました…やりましょう!」

伊織「まったく…あの馬鹿しょうがないんだからっ…」

小鳥「ではでは、A組の春香ちゃんと伊織ちゃん、あずささんはこっちから」

小鳥「B組の貴音ちゃんと、律子さんはこっちから、くじを引いてくださーい。」


春香「…私…7番って書いてますね」

あずさ「私は2番だわ〜」

伊織「私のは…5番ね…誰と組むのかしら?」

小鳥「えーっと私は6番です、因みにこれお弁当を出す順番にもなってますよぉ」


律子「あ…私7番…」

春香「わぁ!じゃあ私とだね!律子さん!」

律子「助かった…よろしくね!春香!」

春香「もちろん!」

貴音「私…六番ですね…小鳥嬢」

小鳥「貴音ちゃん!よろしくね!」

貴音「えぇ…粉骨砕身で参りますっ!!」カッ<◎><◎>

小鳥「ちょっと怖いわ…貴音ちゃん…」


春香「プロデューサーさんに、おいしいお弁当を届けるよ!765プロファイトっ!」

一同「オォー!」


小鳥「組み合わせを他の皆さんにもお願いしました〜カメラでお届けします!」


やよい「プロデューサーにお弁当ですかぁ…」

亜美「なるほっどぉ〜面白そうですなぁ…」ニヤニヤ

やよい「…わっかりましたぁ!1番手頑張ります!」

亜美「やよいっち!兄ちゃんをビ〜ックリさせてやろうね!」

やよい「うん!!…びっくり?」


あずさ「2番が私と…」

真「ぼっボクですかぁ…」

あずさ「頑張りましょうね?真ちゃん」

真「あずささん…うん!よっぉっし!!精一杯頑張ります!!」

あずさ「その意気よぉ…ところでスーパーはどっちかしら?」

真「たっ辿り着く所からなのかなぁ…」


千早「3番…」

雪歩「千早ちゃん、よろしくね!」

千早「えぇ…でも、足手まといになってしまうかも…」

雪歩「ゲロゲロキッチンの時の事?」

千早「…えぇ…」

雪歩「大丈夫だよ…大切なのは心を込める事だよ?ね?」

千早「萩原さん、うん私…頑張るわ…」


響「…プロデューサーにお弁当か…うん!自分やるぞ!」

真美「おぉ?気合入ってるね〜ひびきん」

響「え?…まっまぁ…そのひっ日頃の感謝…とか?///」

真美「ふぅうん…」

響「とっとにかく!///すんごいおいしいお弁当作るぞ!真美!」

真美「おっけ→!!ひびきん!!」


伊織「最悪…だわ…」

美希「デコちゃん!そういうのはひどいと思うの」

伊織「デコちゃん言うな!どうする気よ!!この二人で!!」

美希「くじで決まったんだから仕方ないの」

伊織「あーもぅ…」

美希「こういう時はシンプルに考えるの」

伊織「シンプルぅ?」


小鳥「6番手は私達…」

貴音「えぇ…ですが私達は信念を貫きましょう…」

小鳥「信念?」

貴音「…小鳥嬢…お耳を拝借」サッ

小鳥「?」スッ

貴音「ごにょごにょ…」

小鳥「えぇっ!?」


春香「それで、私達が7番!ラストですよ、ラスト!!」

律子「はぁあああ…」

春香「えぇ〜…そんな落ち込まないでよぉ」

律子「ごめんなさいね…うん!春香!頼りにしてるわよっ!!」

春香「ふっふっふ…切り札は律子さんなんだけどね」

律子「へ?」


1日目/やよい・亜美組/キッチンスタジオ


やよい「高槻やよいの!お料理!」

やよい・亜美「「さしすせそぉ〜」」

亜美「さぁ今回は何を作りますか?やよいっちや」

やよい「今日はぁプロデューサーのお弁当をつくります!うっうー!」

亜美「いぇいっ!」

小鳥「(かわぇぇ…///)」●REC


亜美「でもさ、やよいっち?お弁当って難しいのかな?簡単?」

やよい「うーん…気を付ける所をしっかりしておけば、大丈夫だよぉ」ドサ

亜美「気を付ける所?」

やよい「うん、冷めてもおいしいおかずとか…汁気のあるものはダメとか」ガサドサ

亜美「そっかぁ…ところでさ…」

やよい「なぁに?亜美?」ドサドサドサ

亜美「この…もやしの量はとんでもなく多い気が…」


やよい「あ…///そのね///…」

亜美「照れる要素がどの辺りにあったのかな!?」

やよい「その…小鳥さんがね、長介達の分もここで作っていいって…」

亜美「一緒に作っちゃうの?」

やよい「うん…食費とガス代が助かっちゃった…えへへ///」テヘペロ

亜美「えぇお嫁さんになるでぇ…」

小鳥「(ほんまやでぇ…)」●REC


やよい「鶏挽き肉と…お豆腐を混ぜて…亜美、手袋のすたんばいおっけー?」

亜美「いつでもこーい!」ジャキーン

やよい「それじゃあ、混ぜ混ぜよろしくね!」

亜美「おっけ→!!」グチッ

亜美「おっほぉ〜変な感じぃ…」

やよい「あはは、粘土とかとも違うよね、卵入れるよ〜」カチャパカ


亜美「だね〜こねこね」

やよい「すりおろした生姜と、みじん切りにした長ネギっと」トントン

亜美「ながれいしの手際だね〜うんうん」

やよい「ありがと、それじゃあお団子にしていくよ〜」

亜美「おっけ→!!…(このままじゃあ…面白くないよねぇ…)」ニヤニヤ


やよい「熱したフライパンに…ごま油を少々…」トーッ

亜美「ねぇ、やよいっち?お団子こんな感じ?」

やよい「うん!男の人だからそのくらい大きい方がいいね」

亜美「それじゃあ!いっちょ焼いてく?」

やよい「おっけ→!!…えへへ///」ジュー

亜美「うわぁ…おいしそうな焼き色…」ジュルリ

やよい「お水・お酒・砂糖・醤油を入れて…」ジュワワワッ

亜美「うわっ!ビックリした!」


やよい「大丈夫だよぉ〜照りがついたら…ハイ!完成!」

やよい「照り焼き鶏肉団子〜」

亜美「おぉ〜マジでおいしっそー!」

やよい「1個味見する?」ヒョイ

亜美「うん!あっ…えっと…やよいっち、そっちのでもいい?」

やよい「?こっち?」

亜美「うっ…うん!ほら、これ大きいし、兄ちゃんにね?これ兄ちゃん用!決定!」

やよい「…亜美…優しいんだね…」ウンウン

亜美「あっアハハ…」


やよい「次は、もやしをさっと茹でて」

亜美「あちっっあちちっ」アタフタ

やよい「ほら、気を付けて!」

亜美「フーッフーッ…大丈夫、火傷はしてないYO☆」

やよい「んもぅ…」

亜美「亜美がもやしをアミにあける…」


やよい「…えっと…ごめんね、私、うまくツッコめなくって…」

亜美「ごめん!ごめん!今のは亜美が悪かった!」

小鳥「(亜美ちゃんが網タイツ履いたらどうなるのかしら…)」ポワワ


亜美『んっふっふ〜…ねぇ?どう兄ちゃん…せくち→?』


小鳥「(イイッ!無邪気なエロスたまりません!おかわりぃ!!///)」タラーッ

亜美「ピヨちゃ〜ん、鼻血出てるよぉ」


やよい「茹でたもやしの粗熱を取ったら…ギュッと絞って水気を切る…」ギュウウ

亜美「WAO〜やよいっちってば、ぱわふるぅ」ギュウ

やよい「えへへ〜///」

亜美「…いつもさ、こんな風に長介達のご飯作ってるんだよね?」

やよい「?うん、そうだよ」

亜美「すんごいなぁ…」

やよい「え?」


亜美「だって、亜美達は疲れて帰ってきたら…ママがご飯作って待っててくれるんだよ」

亜美「やよいっちは、自分で用意するんでしょ?…すんごいよ!カッコイイよ!」

やよい「え?え?///そっそれは…私の家の事だし…///」

亜美「でもさ…疲れたら疲れたって言ってよね…」ジッ

やよい「うっうん…言うよ///」

亜美「本当だかんにぇ〜」ムニュ

やよい「うみゅ〜亜美〜ほっぺたくっつけないでよぉ〜」ムニュムニュ


亜美「うりぃ〜…えい!」チュ

やよい「きゃっ!///あっ亜美!?///」

亜美「ほっぺにキスされた事があるかぁ!?初めてはこの亜美だぁ→ッ!///」

やよい「亜美も顔…赤いよ…///」

亜美「あうぅ…調子に乗りました。///」

やよい「んもぅ///」

小鳥「(もうここで死んだっていい…)」ブワッ●REC


やよい「はっはい、次は、もやしをボウルに移して〜」

亜美「はいは→い!!…やよいっちのほっぺた超柔らかい」ボソ

やよい「あーみぃー!!///」

亜美「えへへへ…」

やよい「つっ続きやるよ!変な事言っちゃダメだからね?///」

亜美「はぁい」

やよい「もやしにごま油、塩、お酢それと…鶏がらスープの素を入れて」

亜美「粉末のまんま入れちゃうの?」

やよい「もやしの水分が絞っても残ってるから大丈夫」

亜美「なるほどぉ」


やよい「いりごまと、ちょっぴりスパイシーにラー油を加えて…ハイ!」

亜美「もやしのナムル完成〜!」

やよい「それじゃあ、盛り付けしていくよ〜」

亜美「え?二品?だけ?」

やよい「あ、時間のつごぉじょうで…」

やよい「ピーマンの焼き浸しおかか和えとポテトサラダと卵焼きが」

小鳥「(出来上がったものがコチラに)」

亜美「3分クッキング…」


1日目・昼/やよい・亜美組/765プロ事務所


やよい「プロデューサー!!」

亜美「兄ちゃ〜ん!!」

P「んー?何だ?やよい、亜美…」

やよい・亜美「「じゃ〜ん!お弁当でっす!」」

P「………?」ポカーン

亜美「あっあれ?ピヨちゃん?説明してるんじゃないの?」

小鳥「あぁ、ごめんなさい、まだだったわ」


亜美「ちょっとぉ→!!ピヨちゃーん!!」

P「あっあの…なんなんですか?」

小鳥「えっとですね、今度の雑誌とTVのコラボ企画でですね」

小鳥「お弁当のタッグバトルを765プロみんなでするんですよ」

やよい「?プロデューサーの昼ごはんじゃあ…?」

小鳥「…素直に受け取ってくれないかもしれないじゃない?」ボソボソ

やよい「…なっなるほど…」ウンウン


P「へぇ…お弁当の企画ですかぁ、それで…」

小鳥「えぇ!!そこで、どのタッグのお弁当がおいしいか…プロデューサーさんに」

小鳥「一週間、7組分食べていただこうと!つまりは、プレ審査員です!」

P「そういうことですか…わかりました!お受けしましょう!」

小鳥「それでは、改めて1組目!どうぞー」

亜美「りょーかーい!亜美とぉ!」

やよい「やっやよいのぉ!」

やよい・亜美「「�萌やし・安いし・癒し☆弁当〜♪�」」

亜美「…ボム入り」ボソッ


P「…おぉ〜…うまそう」

やよい「どうぞ!プロデューサー!」

P「いやぁ…どれもおいしそうで…うぅぅ…泣けてきた」

亜美「(そんなにひもじい思いをしてたの?…)」

P「いただきます!じゃあ、この肉団子から…」パク

P「ん〜…柔らかぁ〜い!おいしいっ!ごはん進むなぁコレ」

やよい「えへへ〜///」


P「んっこれ、ナムルか…ん〜歯ごたえがたまらんな…」ジャクジャク

P「ピーマンも味が染みてて、いいなぁ…うまいよ」

やよい「あ、卵焼きは甘めに作っちゃったんですけど…」

P「ん、甘い卵焼き大好きだからOK!OK!」パク

やよい「よかったぁ」ニコ

P「亜美も頑張ったんだろ」

亜美「んっふっふ〜、まぁやよいっちのお手伝いだけどね→!!」


やよい「でも、亜美と一緒に作れて楽しかったよ」

亜美「本当?…えへへへ///」

P「うんうん…よきかなよきかな…」パク

P「…(モグモグ…)…!!!?うわっ!?」

やよい「え?」

亜美「あ…」

P「なっんあqwwせdrftgふじこlp☆!!?」


やよい「プロデューサー!!?」

小鳥「だっ大丈夫ですか?」

P「辛いぃい…みっ水ぅをぉ…」ピクピク

やよい「はっはいぃ!」タッ

P「はぁー…ビックリしたぁ…肉団子に…なんか…」

やよい「…これ…唐辛子?うわぁ種まで丸々一本入ってるぅ…」

亜美「…あはは…」


やよい「あーみぃー!!」

亜美「いやぁーこのままじゃ面白くないかなぁーって」アセアセ

やよい「お弁当に面白さは要らないでしょー!もー!」プンプン

小鳥「(かわえぇ…)」●REC

P「(怒った顔もキュートやでぇ…)」

亜美「あーん!許してやよいっちぃー」

やよい「プロデューサーにごめんなさいはー!?」

亜美「兄ちゃんごめんなさーい!!」

P「はははっ」


2日目/あずさ・真組/キッチンスタジオ

小鳥「遅いわね…」ガチャ

小鳥「あ、やっと来たぁ」

真「はぁはぁ…ようやく辿り着いた…」

あずさ「ごめんなさいね、私が迷子になっちゃってぇ…」

小鳥「あぁ…真ちゃんお疲れ様…」


あずさ「それじゃあ、始めましょうか」シュル…キュッ

真「はいっ!よろしくお願いします!」ビッ

あずさ「最初は〜…」ドタプーン

小鳥「(こうっエプロンが立体的に!!)」●REC

真「……男の人が見ちゃうのもわかるなぁ…」

あずさ「?」プルルン


真「あずささん、お弁当のテーマって何かあるんですか?」

あずさ「そうね、オーソドックスなお弁当もいいと思うんだけど…私ね」

真「はい」

あずさ「お酒の肴って、ご飯にも合うと思うの〜」

真「…確かに…そうなんでしょうけど…えぇ?」

あずさ「最初は豚の薄切り肉を〜」

真「あっもう始めちゃうんですねっ」アセアセ


あずさ「薄切り肉を広げて、両面に塩・胡椒を降りまぁす」パッパッパ

真「えっと、ボク何か…」

あずさ「それじゃあ、フライパンを熱して、サラダ油を小さじ一杯敷いてくれる?」

真「はいっ!えっと…小さじ…?」

あずさ「うふふ…それカレースプーンよ、ちょっと多いわ」

真「あ…はいぃ…///」

小鳥「(真ちゃんはこういう所が可愛い!!///)」●REC


あずさ「熱したフライパンで、3�くらいの長さに切った長ネギを焼いていきまぁす」

真「はい…わっ」ジュウ

あずさ「真ちゃん、慌てなくていいわ、ゆっくりね」

真「わかりました…よっと」ジュウジュウ

あずさ「こっちは、ゴボウを縦に細く切って、水にさらしておきましょう」ポチャ

真「あぁっ!…あずささぁん…ネギ焦げちゃいました…」シューン

あずさ「あらあら、説明するのが遅れたわね、ちょっと焦げても大丈夫なのよ」

真「え?そうなんですか?」

あずさ「えぇ、両面しっかり焼いてちょうだいね」

真「はい!」


あずさ「うん、良い色に焼けたら、塩・砂糖・お酢を入れた容器にネギを…ほい」ジュジュジュ…

真「すごい音…」

あずさ「これで、冷めれば、ネギのマリネの完成ね」

真「え?焼いただけ?簡単だなぁ…」

あずさ「汁気がこぼれないように、マリネ液は良く切ってからお弁当に入れましょうね」

真「なるほど…」

あずさ「うん、ゴボウの灰汁も抜けたわね…」

真「こんな…色になるんですね…」


あずさ「そうよねぇ…人も温泉とか入ると灰汁が抜けるのかしら…」

真「あっあずささん…でも、温泉番組って何となく見ちゃうかも」

あずさ「そうなのよねぇ〜私も〜」

小鳥「(あの巨乳と温泉のコラボだとぉおお!!///)」ポワワ


あずさ『…ハァ…いいお湯……クスッ…そんな所に居ないで…こっちに…ね?』チャプチャプ


小鳥「(入湯してぇええええええええっ!!///)」ボタボタ

真「あっわっ!小鳥さん!鼻血鼻血が!」


あずさ「ゴボウの水気を拭いて、豚の薄切り肉で巻いていきます」クルクルッ

真「よっと…」

あずさ「真ちゃん上手よ〜」

真「ほっ本当ですか?へへっやーりぃ」ニカ

あずさ「それじゃあ、お肉の準備は完成、ソースを作ります」

真「なんのソースにするんですか?照り焼き?ニンニク醤油なんかも男の人好きですよね」

あずさ「今回は、こぉれ」


真「…トマト缶?」

あずさ「耐熱ボウルに、トマト缶、ニンニク・玉葱のみじん切り、ローリエ、塩、そして」

あずさ「オリーブオイル」ヒュバババ

真「…そんな入れ方しなくっても…」

あずさ「うふふ…」

あずさ「ラップをふんわりとかけて…これを、電子レンジで…4分くらいかしら?温めて…」

真「…でもこれまだ…」


あずさ「えぇ、今度はラップを外して、7分温めます♪」

真「…わ…すごい…ソースっぽくなってる…」

あずさ「それじゃあ、お肉を焼いていきまぁす」ジュウウゥ

真「おいしそう…今更ですけどゴボウとトマトって合うんですか?」

あずさ「おいしいんだから〜るんっ♪」

真「(かわいいなぁ…///)」

あずさ「お肉に火が通ったら…ソースをフライパンに入れて…」ジュワワワ

あずさ「全体にからまったら、完成〜」


あずさ「…真ちゃん、このお料理の名前決めてくれるかしら?」

真「えぇっ!?なんですかその無茶振り!!///」

あずさ「うふふ…」

真「じゃあ…お肉のゴボウ…巻き、え〜っと…くっ�紅のドレスを身に纏いて�…」

あずさ「…………」

小鳥「(…………)」

あずさ「ふふふっ…///」プルプル

真「待って!今の無し!///お願いします!別の!あ〜もぅ!!!///」

あずさ「可愛いわぁ…うふふふふふっ///」プルプル

小鳥「(なんだか…そういう子がよその事務所に居たような…)」●REC


???「闇に飲まれよ!!」(お疲れ様です!!)



2日目・昼/あずさ・真組/765プロ事務所

真「プロデューサー!!」

あずさ「プロデューサーさん」

P「あ、もしかして…弁当?」

真「はいっ!」

あずさ「今日は私達ですよぉ」

P「わぁ、楽しみだなぁ」


小鳥「それでは!2組目!」

真「はいっ!真と!」

あずさ「あずさのぉ〜」

あずさ・真「「�おサケのサカナ弁当〜!!�」」

P「いただきます!って…鮭入ってませんけど?」

あずさ「うふふ、このお弁当は元々、お酒のおつまみなんです」

P「あぁ…そっちの…」

真「どうぞ!食べてみて下さい!プロデューサー!!」

P「あぁ…じゃあこの…豚肉のゴボウ巻き?」

あずさ「はい、えっと…なんだったかしら?真ちゃん」

真「もっもぅ…それはいいですからぁ…///」

P「?…」パク


P「ん!おいしいコレ!」

あずさ「わぁ…よかった」

真「やりましたね!あずささん!」

あずさ「真ちゃんが手伝ってくれたからね、うふふ」

真「いやぁ…///ボクなんて…へへっ///」

P「トマトソースと絡んで…ゴボウの食感がまたいい…」

P「こっちは…ネギか」パク

真「あ…」

P「おぉマリネしてるのか…う〜んうまいなコレも!」

あずさ「それ、真ちゃんが作ったんですよぉ〜」

P「そうなのか!すごいな!」

真「いっいやぁ…ボクはネギを焼いただけで…///」ポリポリ


P「こっちは?卵焼き?」

あずさ「中に溶けるチーズと明太子を入れた卵焼きです」

P「へぇ…こんな味になるんだ!おいしいですよ!」

あずさ「やったわね、真ちゃん」

真「やりましたね!あずささん!」

P「まぁでも…」

あずさ・真「「?」」

P「すんごい、お酒が飲みたくなる…」

あずさ「あらあら…」

真「そりゃそうですよね…ふふっ」

小鳥「(とりあえず、ビール!)」●REC


あずさ「それじゃあ、今度…家で飲みませんか?プロデューサーさん?」ニコ

真「へ?」

P「え?」

小鳥「あずささんの色気MAXお誘い来たぁああああっ!!」

P「そっそれは…///」

真「だっダメですよぉ!///」

あずさ「あら、駄目なの?」

真「そっそうでしょうっ!?///」アタフタ

P「さすがにアイドルの家に行くのはな…」

あずさ「じゃあ、プロデューサーさんの家でも…」

真「もっとダメですってヴぁ!///」


3日目/雪歩・千早組/キッチンスタジオ


雪歩「ん?あ、千早ちゃん後ろ向いて」

千早「え?」クル

雪歩「エプロンの紐、解けそう…これで、よしっと」キュ

千早「ありがとう、萩原さん」

雪歩「ううん、それじゃあ、始めるよ」

千早「お願いするわね」

小鳥「(淡々としてるけど、それもまたいい…)」●REC


雪歩「今回のお弁当だけど、健康的なバランスをテーマにしようと思って」

千早「そうね、重要だわ」

雪歩「ふふっ、栄養ゼリーとかばっかり食べてた千早ちゃんが言うと違うね」

千早「はっ萩原さん…///」

雪歩「見てて、お腹空かないのかなとか思ってたんだよ?」

千早「そこまでじゃ…なかったから///」

雪歩「うふふ…」

千早「わっ笑わないで///もぅ…///」


雪歩「ごめんね、それで今日は…これ」トサ

千早「…これって…お茶?」

雪歩「はい!お弁当のテーマはお茶を使った料理ですぅ!」

千早「お茶の料理?」

雪歩「食材に混ぜたり、お茶で煮込んだりするの…そうすると栄養価が違うんだよ」

千早「へぇ…おもしろいわね…」


雪歩「じゃあまずは…いわしの頭と内臓をとるね…」

千早「えっと…包丁」

雪歩「あ、千早ちゃん、いわしなら、手で捌けるよ」

千早「え?手で?」

雪歩「うん、いわしの頭の付け根に親指の爪を押し込んで…ぼきっと」ポキ

千早「…すっすごいわね…」

雪歩「私も初めて見た時はそう思ったよ」


千早「あ、内臓もついてくるのね」

雪歩「うん、でもまだ残ってるから…お腹の方を指で裂いて、お水で洗うよ」チャプチャプ

千早「わかったわ…」ジャー

雪歩「あ、こっちのボウルに溜めたお水で洗って、千早ちゃん」

千早「流水では駄目なの?」

雪歩「指でも裂けちゃうくらいだからね、水の勢いで身が傷つくかも…」

千早「なるほど…」チャプチャプ

雪歩「洗ったら、しっかり水気を拭いて…」


千早「これをお茶で煮ていくの?」

雪歩「うん、お茶はもう淹れてあるから…これに、お酒・みりん・醤油とお砂糖」

千早「火を点けるわね」カチッ ボォ

雪歩「うんお願いね、それと…梅干しっと」

千早「梅干しっ!?」バッ

雪歩「え!?きっ嫌いだった?」

千早「あっいいえ、嫌いじゃないけど…どっどうして梅干しを入れるの?」

雪歩「うっ梅干しを入れるのは、煮崩れを防ぐ為だよぉ…」

千早「梅干しで煮崩れ…?」

雪歩「えっとね、梅干しで煮汁が弱酸性なるから…とかだったと思うよ」

千早「…萩原さんはすごいのね…」


雪歩「えぇっ!?///そっそんな…わっわたしなんて///」プルプル

雪歩「煮汁がふっ沸騰したら、いわしと生姜の薄切りを入れて///わわっ」アタフタ グラッ

千早「萩原さん、落ち着いて、危ないわ」パフ

雪歩「あっありがとう、千早ちゃん…///」

千早「うふふ、どういたしまして」ニコ


小鳥「(…いいわぁ…やっぱり千早ちゃんもイケメンよね…)」ポワワ


雪歩『千早ちゃん…わっ私…///』

千早『今…言葉は要らないわ…さぁ…私に委ねて…』グイ

雪歩『あっ…///』


小鳥「(そして、千早は雪歩のその白い肌へ指を滑らせ…ハァハァ)」ボタボタ

千早「…音無さん、鼻血の掃除はご自分でして下さいね」


雪歩「じゃあ、いわしはこのまま、煮ていくとして…」

雪歩「次の料理にも、お茶を使っていくよ」

千早「えぇ、お茶尽くしね」

雪歩「えへへ…じゃあ、お茶殻を細かく刻んでくれる?」

千早「わかったわ、えっと…」ザクザク

雪歩「その間に、ジャガイモの皮を剥いて…1�角に切ったら、レンジで火を通す」

千早「萩原さん、このくらいかしら?」

雪歩「うん、ばっちりだよ」


雪歩「ベーコンも1�角に切ったら、卵を割って、ボウルに全部混ぜて…塩胡椒」

千早「お茶っ葉というか、ホウレン草とかにも見えるわね…」

雪歩「ふふふっ…そうだね、でも野菜に負けない栄養素があるんだよ」

千早「そうなの?」

雪歩「えっと、ビタミン、ミネラル、それから…食物繊維とか亜鉛とかも」

千早「食べないと得られないものなの?」

雪歩「その方が良いみたい、ビタミンAとかは、お茶には溶けださないから」

千早「へぇ…」


雪歩「フライパンを熱して…焼いていくよ」ジュウ

千早「おいしそうね」

雪歩「本当?やったぁ…よぉし、ジャーマンポテト・オムレツ改め」

雪歩「お茶〜マンポテト・オムレツ!完成ですぅ」

千早「ップフッ…///」

雪歩「えへへ///」

小鳥「(なにコレかわいい///)」●REC


3日目・昼/雪歩・千早組/765プロ事務所


雪歩「プロデューサー♪」

千早「あっ…まっ待って…萩原さん///」

P「お、今日はお前達…か…って何その恰好…」

雪歩「小鳥さん!」

小鳥「あ、はい!それでは3組目!どうぞ〜」

雪歩「雪歩とぉ!」

千早「えっ?ちっ千早の…///」

雪歩・千早「「�お茶尽くし弁当〜!!�」」


P「…まずその…和服?着物はどうしたんだ?」

雪歩「えへへ、お茶屋の娘さんですぅ」

千早「………///」

P「あぁ〜なるほど…」

雪歩「それじゃあ、お弁当の方どうぞぉ」

千早「どうぞ…プロデューサー…///」

P「あぁ、いただきます。これ、いわしか…どれ」パク

雪歩・千早「「…………」」


P「ん〜うまい!しっかり煮込まれてておいしいよ!」

雪歩・千早「「よかったぁ〜」」

雪歩「やったね、千早ちゃん!」

千早「萩原さんのおかげよ…ありがとう」

雪歩「こちらこそだよ、えへへ///」

P「でも、お茶って…?」

雪歩「お茶を使って煮込んでるんですぅ」


P「へぇえ…こっちのオムレツには…コレ」

千早「きっ刻んだお茶っ葉が入ってます」

P「うん…コレもうまーい」モグモグ

雪歩「あっ千早ちゃんアレは?」

千早「あぁそうだったわね、プロデューサー」

P「ん?なんだ?」

千早「コレ…ふりかけです、ご飯にかけてください」

P「おぉ、ふりかけか、嬉しいね」サッサ

雪歩「それも、お茶っ葉なんですよ」


P「え?これも?」

雪歩「お茶っ葉を乾燥させて、細かく砕いた後に」

雪歩「フライパンで炒って桜エビと白胡麻を混ぜてますぅ」

P「お茶っ葉のふりかけかぁ…」パク

P「…おいしい…なんかホッとする味だわ…」

雪歩「ふりかけは最初から最後まで千早ちゃんが作ったんですよぉ」

千早「はっ萩原さん///」

P「へぇ〜すごいな、千早!優しくっていい味だぞ!」

千早「〜〜〜っ///…あっありがとうございます…///」

雪歩「さぁ!最後の仕上げいくよ!千早ちゃん!!」グイ

千早「えっ!?本当?本当にするの?///」ズルズル

P「?何処行くんだ?」


小鳥「なんで、給湯室にのれんが…かかってるんでしょう?」

P「え?あ…本当だ…」 

雪歩「千早ちゃん!ゴー!」グイ

千早「あ…///プロデューサー…お茶…です…」スッ コト

P「おぅありがとな…?(普通にお茶淹れてくれただけ?…)」ズズッ

千早「…………」スッ

P「…?」

千早「……///」チラッ

P「!!///」

小鳥「のっのれん越しお茶屋の娘の熱視線!!?///」●REC

千早「あっ///」カァアアア ヒュッ


P「気付かれたら、隠れちゃうのかー」ニヤニヤ

小鳥「うわぁ可愛いわぁーお盆を胸に抱える辺り点数高いわー」ニヤニヤ●REC

雪歩「いいよぉ!いいよぉ!千早ちゃん!よぉしもっと!キャラ煮詰めて…」

雪歩「如月 千早、改造計画も立案して…」

千早「はっ萩原さぁん///」


4日目/響・真美組/キッチンスタジオ


真美「我那覇 響のぉ!!」

響「えっ?えっ?おっお料理!はいさーい!」

真美「おぉ、いきなりにしては中々のタイトルコール」

響「変な無茶振りやめて欲しいぞ!///」

真美「いやぁコレでひびきんにも、料理番組来ちゃうね」

響「やよいがしてるから充分だろ…」


真美「いやいや、どんよりと狙って行かないと!」

響「貪欲って言いたかったのか?どんよりって曇り空なのか?」

真美「さぁ!今日の食材は〜?」

響「なんなんだよぉ!!」

真美「いやぁカメラ向けられたんだから、なんかしていかないとね」

響「ぷっプロ根性なんだな、悪ふざけじゃないんだな?」

真美「のヮの」

響「真美ぃ!」

小鳥「(仕上がってるわねぇこのコンビは…)」●REC


響「んもぅ…お弁当作るぞ!ホラ!」

真美「はいさーい!」

響「もうツッコまない…今日は、プロデューサーのお弁当だからな」

真美「兄ちゃんってば、お金ないなら言ってくれればいいのにね→…」

響「…そうだな…」

真美「あっ(兄ちゃんが金欠なのはひびきんの航空券だった…ある意味原因コンビ)」

響「ん?どうした?真美?」

真美「うっううん!なんでもないよ!お弁当どんなの作るの?」

響「あぁ、折角だから自分の故郷の味を食べてみて欲しいからな」

真美「おっ!って事は沖縄料理ですな!」

響「うん!おいしいくって栄養も満点だ!」


響「じゃあ、まず…真美、人参しりしりから作るぞ」

真美「…人参…しりしり?」

響「しりしりっていうのは、すりおろすとかって意味なんだぞ」

真美「あぁ…そういう意味なんだ…何かと思った」

響「この…千切りに出来るスライサーで、こう…」ザッガッ

真美「よっしゃ!真美にまっかしといてー」ザッジャッ

響「頼むぞ!」


響「そしたら…ゴーヤのワタを取って…薄切り…」トントン

響「塩で揉んで、置いておくっと…あんまり苦いとダメだからな…」ギュ

響「ポークも開けて、切っておくか…ふんふ〜ん♪」トントン

真美「…いやぁ…ひびきんはいいお母さんになりそだねぇ…」

響「!!?///」ガタッ

響「いっいきなり何を言うんさー!///手元狂って怪我したらどうするんだー!///」

真美「あははは…後姿とかが良くて、つい感想が口から出てね…」

響「もぅ…でも…自分がアンマーか…///」


小鳥「(響ちゃんのお母さんっぷりマジマザー)」ポワワ


響『ほーら、お前達ぃ早く寝るんさー明日起きれなくなるぞぉー…まったく…』

響『こっこぉら///…子ども達が寝たからって///んもぅ…んっ///』ピクッ


小鳥「(響ちゃぁああん!家族になろぉぉぉおおお!!///)」ボハッ

響「うわぁっ!!?ピヨ子!!鼻血がーっ!!」


響「そしたら、人参は熱したフライパンで炒めていくぞ、真美ごま油取ってくれ」

真美「あいあーい」ヒョイ

響「サンキュー、この時ごま油は、気持ち少なめに」

真美「どうして?」

響「具材に、ツナが入るからな…油は少なくしとかないとなー」ジュウ

真美「ほっほーう」


響「ツナも入れて、しんなりしてきたら…醤油と砂糖…めんつゆもちょっと」ジャッジャ

響「真美、卵割って溶いてくれるかー?」

真美「らじゃー…うわぁっ」カパッ

響「どうした?」

真美「待って!殻入っちゃった!取るから…あーもう」ツル

響「はははっゆっくりで大丈夫だぞー」ジュワジャ


真美「卵かき混ぜたよー」

響「よーしそれじゃあ入れてくれ」ジュォワオオ

響「手早く混ぜて…炒り卵状になったら…OKっと」

真美「んーおいしそー人参しりしりん♪」

響「冷めてもおいしんだぞっ」

真美「いいねいいね〜、ひびきん!次は?」

響「そうだな…アンダンスーを作るぞ!」

真美「…あぁ桐ダンスの仲間の…」

響「違うから!」


響「アンダンスーって言うのは、油みそ…豚ひき肉の肉味噌のことなんだ」

真美「うんうん!知ってたー」

響「嘘つくなー」

真美「えへへ///」

響「フライパンで豚ひき肉を炒めて、お味噌を投入…」ジュウジュワッ

真美「ひびきんこの黒いの何?961プロからもらってきた?」

響「もしそうだったら、何の物質なんだよ…怖過ぎるだろ…それは黒糖さ」

真美「あー黒糖かぁ」

響「黒糖と泡盛…それからみりんを少々…これで水分が無くなるまで炒める」ジュー

真美「え?それで完成っ!?」

響「簡単だろ?」


響「それじゃあ…ゴーヤチャンプルーを…」

真美「ねぇ…ひびきん」

響「んー?何だ?真美」カチャカチャ

真美「ひびきんは兄ちゃんの事どう思ってるの?」

響「!!///」ガタターン

響「なっ何言ってるんだっ!?真美っ!?///じっ自分は…その///」

真美「兄ちゃんはあの通り、鈍感さんじゃん?」

響「まっまぁそうだな…うん…///」

真美「ひびきんはどんな風に見てるのかなーって」


響「…じっ自分は…その…何て言うか…最近なんだけど」

響「…プロデューサーの事考えると、ドキドキするけど安心するんだ…」

響「こう…傍に居たいというか…逆に離れている時でも…」

響「プロデューサーに見せたい景色とか…プロデューサーと食べたい物とか…」

響「考えるようになってる…ん…だ…///うわあああああ!!///何言ってるんだ自分!!///」

真美「うひゃぁ〜ひびきんは乙女だねぇ〜」

響「なんだよもぅっ!じゃあ!真美はどうなんだー!!///」


真美「私は…ひびきんとは違くって…逆に近くに居れなくなってるんだ…」

響「?居れないってプロデューサーが忙しいからか?」

真美「そっそういうんじゃなくって…恥ずかしいの…///」モジモジ

真美「顔見れたら嬉しいんだけど…恥ずかしくって…」

真美「声かけてくれたら幸せなんだけど…なんかふざけちゃったりさ…」

真美「も〜うっ!!真美は真美が全然わかんないんだよぉ→!!…ハァ」


響「…なんか、自分達は自分自身に振り回されてる気がするな…」

真美「…そだね…」

小鳥「いいじゃない…恋ってするもんじゃなくて、落ちるもんだって言うでしょ?」●REC

響「…そっか…こっ…恋ぃいいい!?///」

真美「ちっ違うしっ!///そんなんじゃ///…って!!ピヨちゃん今の撮ってたの!?///」

響「えっ!?///」

小鳥「人類の宝ですからっ!」キリッ

響「うがあああああ!!消せぇええええ!!///」バッ

真美「カメラよこせぇえええええええええっ!!///」シュバババ

小鳥「ぴよぉぉぉおおおおおっ!!」ドンガラガッシャーン



4日目・昼/響・真美組/765プロ事務所


P「おっ今日は、響と真美…か…って…」

響「ハァ…ハァ…ぷっ…ング…プロデューサー…」

真美「ゼェ…フゥ…にっ兄ちゃん…」

P「なんでお前等そんなに疲れてんの?弁当でカジキマグロでも解体したのか?」

小鳥「ぴよぉ…」ボロボロ

P「小鳥さんは小鳥さんでダメージ受けてるし…」

小鳥「響ちゃんと真美ちゃんがぁ…」

響・真美「「しゃあらぁっぷ!!///」」ギロ

小鳥「ぴよぉ…じゃあ…4組目〜どうぞ〜」


響「響とぉ!!」

真美「真美のぉ!!」

響・真美「「�ガンジューマーサン弁当〜!!�」」

P「まーさんっておいしいだっけ?ガンジュ―って何だ?」

響「健康とか頑丈って意味だぞ」

真美「兄ちゃんの健康を気遣って、ひびきんが作った沖縄料理なのだ!」エッヘン

P「おぉ、いいね沖縄料理かぁー」パカ


P「うまそう〜いただきます!まずは…」

真美「あっ兄ちゃん!この人参しりしりんは真美も手伝ったんだよ!」

P「あぁ〜こういうのなのか…知ってはいたが初めて食べるな」

響「沖縄では、普通にお弁当の…こっちでいうひじき的なポジションに入ってるからな」

真美「あのポジションなんだ」

響「根強い人気ってヤツだぞ」

P「へぇ…どれどれ?」パク

P「うん…素朴な味だなぁ…こういうの飢えてたかも…うまいよ、真美、響」

真美「へへへっ///」

響「…ほっ…」


真美「やったね!ひびきん!」

響「とっ当然だぞ!自分完璧だからな!」

P「本当だな、こりゃお嫁さん路線で売り出すのも考えていいかもな…」

響「おっお嫁さっ?///」

真美「お嫁さん…」

P「やよいの『さしすせそ』にも、今度ゲストで出てもらおうかな、いいか?」

響「わっわかった、もちろん大丈夫だぞ…///」

真美「ひっ響チャレンジでも、何か出来そうだよね!」

響「そっそうだな!それも面白そうだな!!」


P「あー…�100人分の料理を時間内に作れるか�的な?」

響「おー!いいな!山奥で作ってるからみんな来ーい!って」

真美「すんごい集まるよ!ひびきんの山奥食堂!」

響「新番組だな!」

P「すんごいアウトドアだな…なぁ響」

響「ん?なんだ?」

P「この…ご飯の横のコレはなんだ?」

響「アンダンスーって言うんだ、豚肉の油味噌だぞ」

P「油味噌か…」パク バクバク


P「うん…ご飯が進みまくるな!うんまい」

響「よかった…」

P「桐…いや洋服?」

真美「あ、ごめん兄ちゃん、そのネタもうやった」

P「え!マジで」

響「…同じ考えなのか…」

P「次は…ゴーヤチャンプルーにしようかな…」パク

P「おぉ…苦味も丁度良くて…うん!うまい!毎日食いたいかも!」

響「まいっにち!!…///」カァアア

真美「ちぇー…」


P「う〜ん…みんな特色いかした弁当だなぁ…どれもうまいし」

響「んじゃあ、弁当箱回収するぞ」スッ

P「あぁ…俺洗うくらいするぞ?」

響・真美「「だめっ!」」クワッ

P「おぉ…他の組もさせてくれなかったけど…なんでなんだ?」

響「…この企画する時に、やよいが言ったんだ」

P「やよいが?」


真美「うん!『お弁当箱も自分達で洗いましょう』って」

P「なんで…また?」

響「…ふふふっ…ないしょだぞ」

真美「へへっないしょだもんね→」

P「???」

P「まぁ…ありがとう、ごちそうさま。響、真美」

響・真美「「えへへ///」」

小鳥「(ぴよぴよ…)」●REC


5日目/伊織・美希組/キッチンスタジオ

小鳥「…2人とも来ないわね…どうしたのかしら…」 ガチャ

小鳥「あ、伊織ちゃん、美希ちゃん…どうしたのその大荷物…」

伊織「…ハァ…ハァ…ぜ…全部食材よ…」ドサ

美希「日本全国から…集めて来たの…ゼェゼェ」ドサドサ

小鳥「…そっ総…移動距離は…」

伊織「…大体…2500�くらいかしら」

小鳥「…うわぁお…」

伊織「まず…最初に、北海道に飛んだわ」


企画3日目/伊織・美希組/北海道・道南・函館市

伊織「雪は降ってないけど…寒い…」ガタガタガタガタ

美希「…デコちゃん…ミキ眠いの…」ブルブルブルブル

伊織「寝ないでよ!寝たら死んじゃうからね!って山奥で遭難してんじゃないんだから!」

新堂「お嬢様、星井様…あちらでございます…」

伊織「ありがと、新堂…」

美希「ありがとうなの…」 ガラガラガラ


店員「いらっしゃ…いませ…えぇーっ!!///伊織ちゃんと美希ちゃん!?」

伊織「あったかい…あら、私達の事知ってるの?」

店員「もちろん!私!大ファンです!!///」

美希「嬉しいの〜」

店員「こんな…乾物屋に…アイドル2人も…夢じゃないよね…」ツネ

美希「本当にほっぺたツネる人初めて見たの…」

店員「やだーうそー…あの…サイン貰っても」スッ

伊織「いいわよ」

美希「いいよー」


伊織・美希「「…ごめん、手がかじかんで書けない(の)…」」

店員「あああっごめんなさい!今何か…あそうだ…コレどうぞ…」コポコポコポコポ

伊織「?これお茶?」ズズ

美希「なんでもいいの、あったかくって…うぅう…」ズズ

伊織・美希「「!!!」」

伊織「おいしいっ!!何コレ…昆布出汁よね?」

店員「あ、ハイ。水から昆布でとったお出汁です」

美希「すんごい旨味なの…昆布…だけなの?」ズズ

店員「えぇそうですよ〜嬉しいなぁ家の昆布を褒めていただけるなんて」


伊織「店員さん、昆布の佃煮を作りたいんだけど…最適なのをいただけるかしら」

店員「昆布の佃煮ですか…」

美希「負けられない戦いなの」キリッ

店員「…それでしたら、私はこちらの『真昆布』をおすすめします」

伊織「真昆布…」

店員「地元函館を中心とする道南地方でよく採れます、特徴としては厚みがあり幅が広く」

店員「上品な甘みをもっていて、味わい深いだしがとれます…佃煮なら真昆布です!!」

伊織・美希「「買ったぁ!!」」


5日目/伊織・美希組/キッチンスタジオ

伊織「と…まぁ…こんな感じで…北海道産・真昆布を手に入れて…」

美希「その足で、そのまま今度は、山形県に飛んだの…」

小鳥「そのまま山形ぁっ!?」

伊織「山形も寒かったわね…風も強くって…」

美希「遠くの山から風が吹いてくる感じがして凄かったの…」

小鳥「山形県では何を…」

美希「つや姫を探しに行ったの…」

小鳥「つや…姫?」


伊織「お米よ…美希がご飯はこれしかないって」

小鳥「昆布の佃煮に…ご飯…あぁ!」

伊織「わかった?私達は、おにぎりに一点突破する事にしたのよ」

美希「みんなみたいに色々作れないの…ならシンプルに考えるの」ニッ

小鳥「美希ちゃんのおにぎり好きに、伊織ちゃんのセレブ舌って事ね…なるほど…」

美希「つや姫の良い所は冷めてもおいしい所なの、この部分は他のお米には現状真似できないの」

伊織「しかも、お米マイスターの所にまで行くんだもの…」

小鳥「お米マイスター!?」


美希「どんな分野にも、極める価値を見い出す人が居るの…」

小鳥「その後は…」

伊織「一度、東京に戻って翌日、京都に向かったわ」

美希「京都では梅干しを探したの」

伊織「割と苦労は無かったわ、水瀬と縁深い家の方にお願いしてたから」

伊織「その後…神戸へ向かって神戸牛の赤身を手に入れて」

小鳥「赤身…わざわざ神戸まで行って、赤身?」


伊織「牛肉のしぐれ煮を作ろうと思ってね…霜降りじゃ脂身が多過ぎるわ」

小鳥「桃鉄やりながら、美味しんぼやってるみたいな気分ね…」

美希「アンキモ アンキモ アンキモ!」クワッ

伊織「え?え?アンキモ?」

小鳥「あんな古いの良く知ってるわね…」


伊織「そして…神戸から今度は、福岡県の博多に移動したわ」

小鳥「まだ、移動するのっ!?」

美希「あー言わないで小鳥、ミキ…しばらく新幹線も飛行機も乗りたくないの…」

伊織「私もよ…博多で一泊して、朝一で戻って来たのよ…」

小鳥「お昼に間に合わせる為に…頑張ったのね…」

伊織「でも、まだ本番はこれからよ!美希!」

美希「わかってるの…デコちゃん、ハニーの為に究極のおにぎりを作るの!」


小鳥「(あれ?もしかして私、今、栗田さんポジション!?)」ポワワ


美希『かわいそうなの…本当のおにぎりを食べた事が無いなんて…』

伊織『キィーッなんですってぇ!!』

小鳥『みっ美希ちゃん!?』

美希『明日同じ時間にココに来て欲しいの、本当においしいおにぎりをご馳走するの』キリッ


小鳥「(そして、ことみき夫婦になって…えへへえへへ///)」タラーッ

伊織「ちょっと、小鳥!床に鼻血垂れてるわよ!」


伊織「ご飯…炊けたわね」ピーピーピー

美希「おひつに開けておくのー」

伊織「おにぎりの事になると、俄然頼もしいわね」

美希「まっかしといてなのっ!」

伊織「さて…おにぎり作りましょうか…」

美希「ミキがお手本見せるの、まずは手にお塩を馴染ませるの」スリスリ

伊織「ふんふん…」スリスリ

美希「そしたら、ご飯をお茶碗一杯分くらい…」

伊織「のっ乗らない…」


美希「そしたら、乗る分でいいの…それがデコちゃんのサイズなの」

伊織「わかったわ…ってデコちゃん言うな!」ガーッ

美希「もぅいまさらなの…」

伊織「アンタが真面目に呼ばないからでしょ」

美希「んもぉー」

伊織「ほら、次!次は!」

美希「はぁいなの、次はへこみを作って、そこに具をポンと」ポン

伊織「ん…」ヒョイ


美希「そしたら、左手は卵を持つみたいに右手は「へ」の形にして握るの」

美希「くるくる回転させながら…三角にしていくの…優しく…でもしっかりと」ギュギュ

伊織「はぁ〜見事な物ね…上手だわ」キュ

美希「…そんな手放しで褒められるとは思ってなかったの///」

伊織「え?こっここで照れちゃうのアンタ!?」

美希「ツンデレを忘れないで欲しいの///」

伊織「変な注文つけないでくれる?」

小鳥「(…いおみきかぁ…コレコレっ…)」●REC

5日目・昼/伊織・美希組/765プロ事務所


美希「ハニーっ!!」

伊織「ちょっとっ美希」

P「美希、伊織…もしかしなくてもお弁当か?」

美希「そうなのっ!!」

伊織「この伊織ちゃんが作ったお弁当食べられるのよ?光栄に思いなさい?」

P「はははっ、最高に光栄でございますー」

伊織「心がこもってないわよっ!!」

美希「んもぅ、デコちゃんってば…照れ隠しが下手なの」

伊織「はっはぁ!?だっ誰が?てっ照れ隠しってなっ何よ!?///」


小鳥「それでは5組目!ど〜うぞ!」

伊織「え?あっいっ伊織と!」

美希「ミキのぉ!」

伊織・美希「「�愛情・らぶらっ言えるかぁあああ///」んもぅデコちゃんうるさいの…」

P「何?何?」

美希「愛情・らぶらぶおにぎりなの」

伊織「ネーミングに関して私は知らないから!!///」

美希「急にツンデレ思い出したの?」


伊織「思い出してするもんじゃないでしょ!!」

美希「ほらほら、ハニー食べて!食べて!」

P「おっおう…」

伊織「おにぎり4種類ね…奥から、昆布・梅干し・牛肉しぐれ煮・明太子よ」

P「おいしそうだな…いただきます」パク

P「ん!うまい!すごいなっ!うまいよこのおにぎり!」

伊織「…よかった…ハッ!とっ当然でしょう!?///」

美希「やったぁー!デコちゃん!」ガバ ギュウ

伊織「きゃっちょっと美希っ///」


P「美希が言ってたのもわかるわ…おにぎりって奥深いんだな…」

美希「でしょでしょ?ハニー?」

伊織「すんごい大変だったんだから!」

P「大変?」

小鳥「北海道、山形、京都、兵庫、福岡を巡ったんだそうで」

P「えええっ!?」

伊織「おいしいものは現地に行かないとね…」

美希「色んな人と会えたのも嬉しかったの!」

P「…お前等、ごちそうって漢字で書けるか?」


美希「ごちそう?」

伊織「えっと…走るって字だったわよね確か」

P「そう、馳せるって字に走るって書いて、ご馳走」

P「馬を走らせて、客人をもてなす準備をするって意味だ」

P「今は馬じゃないけど、こうして俺のお弁当に苦労してくれた…」

P「二人ともありがとう、ご馳走様でした。」

伊織「!…まっまぁね…感謝しなさい///」

美希「えっへへ〜///」

小鳥「(本当に美味しんぼみたいなオチね…)」


美希「疲れたのハニー…」ポフ

P「おい、美希…そりゃ疲れたのはわかるけど膝に頭乗せんなよ」

美希「…………あふぅ」

伊織「寝るなっ」

P「まったく…ん?」

美希「あーん…」キラキラ

P「…ほい」スッ

美希「あむっ!」モグモグ

伊織「食べるなっ!」


美希「う〜ん、おいしぃの」

P「ちょっと楽しい…」

伊織「餌付けか」

美希「ハニーの膝枕でおにぎり…幸せなのぉ〜」ポヤポヤ

P「…はいはい、寝ながら食べるとダメなんだっけ?あれ?」ナデナデ

伊織「………」スッ ポフ

P「?」

伊織「…………」ジトーッ

P「なんだ?伊織…にっ睨んでる?」

伊織「わ…た…私も…///」


P「…ほい」スッ

伊織「…あむ…」モグモグ

P「ふふふっ…」ナデナデ

伊織「…………///」モグモグ

小鳥「(かかかっかっわいいよぉおおお///)」●REC

美希「スゥ…スゥ…」


伊織「それじゃあ、私は律子達に合流するけど」

美希「ミキも、撮影に行ってくるの!」

P「あぁ、二人ともいってらっしゃい」

伊織「…ねぇ」

P「なんだ?」

伊織「…あんまり、心配させないでよね…身体の事一番に考えなきゃダメなんだから…」

P「…あぁ…わかった、気を付けるよ」

美希「さっすが、デコちゃんなの…ツンデレ姫なの」

伊織「美希!///いっいくわよ!」グイ

美希「ハニーまったねぇ〜」 ガチャ バタン


P「…そんな心配かけるようなことしたかな?」

6日目/小鳥・貴音組/キッチンスタジオ


小鳥「さぁ!ついに私達の番ね!貴音ちゃん!」

貴音「えぇ…小鳥嬢、その…」

小鳥「安心して…貴音ちゃん…」

貴音「…小鳥嬢、もしや」

小鳥「貴音ちゃんが居る以上…避けては通れぬ道…我等!覇道を進む!」

小鳥「私達のテーマは!お弁当にらぁめん!!」

貴音「小鳥嬢!!…この荊の道を共に歩んでくれるのですね」


小鳥「当然よ、貴音ちゃん…こんな難題、挑戦したくなるじゃない?」

貴音「…幾千幾万の味方を得た思いです…して…軍師小鳥嬢」

貴音「…如何にらぁめんをお弁当に詰めるおつもりで?」

小鳥「…こっこれから考えます」

貴音「………」ジトーッ

小鳥「くっクッキングスタート!」アセアセ


小鳥「うーん…まずは、暖かいスープを運ぶとしたら…」

貴音「出来れば、その場で温めた物が一番でしょうが…」

小鳥「ちょっとそれでは、お弁当とは言い難いわ、だから…コレ」ドン

貴音「これは…水筒でしょうか?しかし大きな…」

小鳥「水筒には変わりないのだけど、これは魔法瓶」

貴音「面妖な…魔法…?」

小鳥「まぁ、中身が何層にもなっていて、保温保冷が出来るって事」


貴音「保温…つまりこの魔法の瓶に熱々のすぅぷを入れておけば」

小鳥「食べるその瞬間まで、熱々って訳よ」

貴音「なんと素晴らしい…まさしく、魔法!」

小鳥「(結構昔からある技術だけど…まぁ貴音ちゃんが可愛いからいいか)」

貴音「して、小鳥嬢、すぅぷの方向性はいかがなさるのですか?」

小鳥「方向性ね…ここで貴音ちゃんには残酷に聞こえるかもだけど…」

貴音「…いっ一体…何を」

小鳥「…コッテリ系は…捨てます」


貴音「なっ…では…豚骨は…」

小鳥「…無し」

貴音「せっ背脂は」

小鳥「…無いわ…」

貴音「そんな…何故ですかっ!」

小鳥「…魔法瓶は保温は出来ても、温め直す事は出来ない…」

貴音「そうなのですか…」

小鳥「さらに…洗うのが面倒になるわ…」

貴音「…脂…」


小鳥「そう…この脂…お弁当としては致命的…よってあっさり系のスープを目指すわ」

貴音「…仕方がありませんね…いえ、それ以上に」

貴音「お弁当という入れ物の中でどれだけ出来るかを計られている気がいたします。」

小鳥「貴音ちゃんのその、負けん気…私好きよ」

貴音「ありがとうございます、小鳥嬢」

小鳥「行くわよ!プロジェクトKT!!(ことたか)始動!!」

貴音「はいっ!!」


貴音「風の中のすばる 砂の中の銀河♪」

小鳥「スープは鶏ガラをベースに…香味野菜との合わせで…」

貴音「みんな何処へ行った 見送られることもなく♪」

小鳥「臭みも無く…澄んだスープ…いいわ……でも、パンチも無い」

貴音「草原のペガサス 街角のヴィーナス♪」

小鳥「これじゃあただの、お上品なスープよ…味を濃く?…いえダメ、ダメよ…」

貴音「みんな何処へ行った 見守られることもなく♪」

小鳥「それじゃあ本末転倒よ!それに…まだ麺が…麺が見つからない…」


貴音「地上にある星を誰も覚えていない♪」

小鳥「…魔法か…本当に魔法が…使えたら……そうよ、技術は魔法瓶だけじゃないわ」

貴音「人は空ばかり見てる♪」

小鳥「…ジップロック…これならっ…」

貴音「つばめよ高い空から教えてよ 地上の星を♪」

小鳥「後は麺…このラーメンを成功へと導く…そんな麺を…」


貴音「つばめよ地上の星は今 何処にあるのだろう♪」

小鳥「見つけてみせるっ」 

プロジェクトKT〜熱きらぁめんの飛翔〜

小鳥「…無理ぃ…」

貴音「ふぅ…休憩にいたしましょう…」

小鳥「そうね…いたずらに袋麺の消費量が増えていくだけだものね」

貴音「いえ、私はまだまだ大丈夫なのですが…」

小鳥「私…お腹がいっぱいで…ふぅ」

貴音「…麺の問題点は…伸びる…茹でなければならない…他には…」

小鳥「冷たい麺でほぐせば食べられるというのもあるけど…それだと」

貴音「如何様な問題が?」

小鳥「スープの温度を下げてしまうわ」


貴音「なるほど…夏場の冷製麺ならともかく…」

小鳥「そういう事よ…」

貴音「…一体どうすれば…」

小鳥「はぁああ…貴音ちゃん羨ましい…」

貴音「?急にどうされたのです?小鳥嬢」

小鳥「私、絶対今回ので、太っちゃうもの…貴音ちゃんはアレでしょ?胸にいくんでしょ?」

貴音「なっ何を…///いっいけずです…///」

小鳥「いぇーい!貴音ちゃんのいけずゲット!」

貴音「こっ小鳥嬢!!///」


小鳥「ダイエットも考えないとねぇ…」

貴音「無理な減量は体を壊す元ですからね…ご自愛くださいね?小鳥嬢」

小鳥「だーいじょうぶよぉ、ダイエットの味方はいっぱい居るんだから」

貴音「だいえっとの…味方ですか」

小鳥「そう、豆腐とかおからの大豆製品とか」

貴音「なるほど、精進料理の類ですね」

小鳥「がんもどきとかねーおいしいのよねーあぁなんだかおでん食べたくなって来たわ」


貴音「おでんですか…あれも温かくて秋冬の寒い日には嬉しゅうございますね」

小鳥「そうそう!がんもと大根に後、こんにゃくを辛子で食べて熱燗を…ハッ」

貴音「?どうされました?小鳥嬢」

小鳥「そうよ…」バンッ ダッ

貴音「どっどちらへ?」

小鳥「貴音ちゃんは準備して事務所へ!私は麺を買ってくるわ!!」ダッダッダッダ

貴音「小鳥嬢!!…わかりました…私、信じております。」

6日目・昼/小鳥・貴音組/765プロ事務所


貴音「あなた様…」

P「おぉ6日目は貴音か、あれ?貴音一人?」

貴音「今、小鳥嬢が最後の仕上げに奔走しています…」

P「へぇ、小鳥さんと組んでるのか…それでその恰好何?」

貴音「?小鳥嬢が『どうせならこの格好でいきましょう』と」

P「そんな理由で、チャイナドレス着ちゃうの?貴音」

貴音「…あなた様が喜ぶと…お聞きして///」

P「最高に嬉しいです!ありがとうございます!」

貴音「そっそうですか…よかった///」

P「(深いスリットから白くて綺麗な太ももがチラチラ…)」 ガチャバタン


小鳥「貴音ちゃんお待たせ!!」

貴音「小鳥嬢!間に合いましたか」

小鳥「えぇ!準備OKよ!」

P「小鳥さんは…それなんでしたっけ?」

小鳥「あ、これはアオザイです!」

P「あぁベトナムの!…チャイナドレスは着ないんですかぁ?」

小鳥「…あんな綺麗な太ももの後に出せる程、タフネスじゃないんでぇ…」ゴゴゴゴゴゴ

P「そんな、可愛いのに」

小鳥「ピヨッ!!///…ふっ不意打ちですよ!!///」

P「え?」


小鳥「もっもういきます!///6組目〜!!///」

小鳥「小鳥と!」

貴音「四条 貴音の」

小鳥・貴音「「�魔法のつまった瓶らぁめん弁当〜�」」

P「やっぱりラーメンか」

小鳥・貴音「「当然です(ぴよ)」」

P「しかし、どっどうする気ですか?」

小鳥「それじゃあ、貴音ちゃん魔法瓶を」

貴音「はい、こちらに」トン


P「なるほど…魔法瓶ですか…」

貴音「して…小鳥嬢、麺は…」

小鳥「麺はこっちの小型の魔法瓶に仕込んであるわ」

P「へぇ…麺がもう中で温まって…ずっと?」

貴音「!!?では、麺はっのっのびてしまったのでは!?」

小鳥「安心して…私を信じて」

貴音「小鳥嬢…失礼しました、心が少々乱れましたが…私は信じると決めたのです」

小鳥「見ててね、まずこの麺入りの魔法瓶のお湯を切ります」ジャバー


小鳥「蓋を開けて、丼に」

P「…普通の麺みたいですけど…のびてる感じはしないなぁ…」

小鳥「次に、このスープを注ぐ」コポコポコポ…

P「おぉ綺麗なスープだ」

小鳥「そして、ジップロックで空気を抜いて保存しておいた具材」

小鳥「メンマ、半熟卵、鶏坦坦味噌、コーンをトッピング」

小鳥「最後に、刻み葱、海苔を乗せて…完成でっす!」

P「すっげぇ…ラーメンだ…いっただきまっす!まずは…気になる麺から」ズッズゾズルル


P「ん…んんっ…あれ…これって…こんにゃく?」

貴音「こんにゃく…なんとあの卵麺のような姿でこんにゃくなのですかっ!?」

小鳥「そう、これこそが今回のお弁当の要!こんにゃく麺!」

小鳥「技術の進歩によりちぢれや、コシまで麺に近い!」

P「確かに、代用品ってよりかはそういうコンセプトで作ってあるからうまい」

貴音「これならば、のびもせず…さらには、健康へも繋がる…」

P「あ、なるほど、カロリーオフか」


小鳥「そういうことですぴよ!」エッヘン

P「うん、スープも澄んでて…うんおいしい」ズズ

小鳥「プロデューサーさん!そこで、この鶏味噌をスープに溶かしてください」

P「え?あ…スープの色が…変わったっ!?」

貴音「面妖な…」

P「…味も変わっている!」ズズズ

小鳥「ふっふっふ…この鶏坦坦味噌が味の変化をもたらすダークホース」

P「確かにこれなら…最後までおいしい!!」

貴音「素晴らしい…」

小鳥「いぇーい」


P「…あの…」

小鳥「なんですか?プロデューサーさん」

P「全部小鳥さんが説明してましたけど…貴音は何か、お手伝いしたんですか?」

小鳥・貴音「「あ」」

小鳥「そっそりゃあ!もちろん!おっお野菜切ったり!?あっ後え〜と」アタフタ

貴音「でっですが…後は味見をするばかりで…あぅ///」カァアア

小鳥「そっそうだけど!味見だって大切な役割です!ね!?ホラ!」ギュウ ナデナデ

貴音「小鳥嬢…うぅぅ…///」ジワッ

小鳥「もぅ!プロデューサーさんのいっけずー!いっけずー!」プンプン


P「あぁ、ごめんごめん、貴音…あ、ホラこのらぁめん弁当まだ味見してないだろ?」

貴音「…よろしいのですか?」

P「あぁ、ほらおいしいぞ」アーン

貴音「…あむ」チュルチュルチュル

小鳥「麺の行方すら美しい」

貴音「…おいしいれふ」ニコニコ

P・小鳥「「(何この子可愛い♪)」」●REC

7日目/春香・律子組/キッチンスタジオ


春香「さぁ!やってきました〜!キッチンスタジオ!お弁当ですよ、お弁当!!」

律子「そうねぇ…」

春香「りっ律子さん…そんな、料理苦手だったっけ?」

律子「いや…そんな全然ダメって訳では無いんだけど…」

春香「そう…だよね、慰安旅行の時もお肉焼いたりとか」

律子「まぁその…簡単なものなら大丈夫というか」

春香「簡単のレベルにもよるけど…」

律子「…得意料理はTKG///…」

春香「卵かけごはん…」

小鳥「(忙しく働くリッチャンがTKGをかっこんでる姿見たいピヨ)」ニヤニヤ●REC

律子「なんか、視線が腹立つ…」ジロリ

小鳥「(ひぃいい)」サッ


律子「まぁでも、今回は春香が居るから、安心ね」

春香「あ、今回私はあんまり手出さないから」

律子「えええっ!?何で!?そっそれじゃあ私が作るのぉ?」

春香「その通り〜!お弁当のテーマは!あなたに贈る初めてのお弁当!」

律子「えっええ〜…そんなぁ」

春香「さっ!とりあえず、エプロンを着てね」スッ

律子「ちょっちょっと!///何よその…ふっフリフリのエプロンは!!?」


春香「今回の衣装協力!音無 小鳥さんです!いぇーい!」

小鳥「グッジョブ!私!」グッ

律子「うぅぅ…味方が…味方が欲しい…」ヨロヨロ

春香「何言ってるのぉ?私達タッグじゃなぁい?」キョトン

律子「現時点をもって、春香も敵よ!///」

春香「のヮの」

律子「くぅぅ…」


春香・小鳥「「か〜わいい〜」」

律子「うぅ…///」フリフリ

春香「いやぁ…普段真面目な人が着ると、素敵度が違うね」

小鳥「ときめきが違うわね」●REC

律子「こうなったら!とっとと終わらせるわよ!春香!何作るのよ!///」

春香「はいはーい♪」

律子「えっと?どんなお弁当にするの?春香」

春香「ここは、普通のお弁当作ろうかなって」

律子「ふっ普通の?」

春香「そう、じゃあまずは…ハンバーグから!」

律子「おっおっけー」


春香「(全然OKそうじゃない…)じゃあ、玉葱をみじん切りにしてね」

律子「うん…」トントン

春香「…包丁も普通に上手だねぇ」

律子「えっまぁ…このくらいわね…」

春香「私がその玉葱を炒めておくから…律子さんは副菜を作ってね」

律子「副菜?…えっ?私一人で!?」

春香「うん!だってぇ〜わたし〜玉葱を炒めるので〜大忙し〜♪」

律子「わっ私が代わるわよぉお!」オタオタ

春香「や〜だ〜♪」

律子「うわぁあん!春香ぁあ!」

春香「あっはは〜」

春香「指示はするから、さっ!いってみよぉー」

律子「うぅぅ…今日の春香本当いじわるだわ…」ズーン

春香「(だって、楽しいんだもん♪」

律子「…口に出てるわよ」

春香「あ…さっ!まずはジャガイモの皮をむいてくださいな!」

律子「はいはい…んしょ…」シュッ

春香「そしたら、半分に切って、薄く半月状に切っていってね」

律子「うん…」トントン


小鳥「(真剣になってフリフリエプロンの事を忘れてる律子さん可愛い…///)」ポワワ


律子『あぁ〜失敗しちゃった…え?いいよっ食べなくって…あ…』

律子『んもぅ…だから言ったのに…でも…ありがと///大好きっ!ダーリン!!///』ニコ


小鳥「(リッチャンはデレるとカワイイデスヨォォオオオッ!!///)」ボバッ

春香「小鳥さんが鼻血出してるけど、それに気づきもしない律子さん…」


律子「終わったわよ?そしたら?」

春香「ボウルに移し、水にさらしておいて〜、その間にピーマンを1�角にカットぉ!」

律子「わかったわ」ジャー トントン

春香「ここで、玉葱のみじん切りを炒めるんだけど、ハンバーグ用から流用」スッ

律子「この分も考えての分量だったの?」

春香「ん?もちろん」ニコ

律子「へぇ〜…」


春香「水をきったジャガイモもフライパンで炒めよー!はい、菜箸持って」ジュウ

律子「あぁっうん!」ジュッジュッ

春香「少し柔らかくなったら、一度火を止めてからピーマンを入れてね」

律子「うん…おっけー…」

春香「ボウルに卵を割って、塩コショウして…かき混ぜておく」

律子「うん…」カチャ…カシャカシャ

春香「フライパンは再度温め、卵を流し入れる!」

律子「はい!」ジュゥゥ

春香「半熟状になるまで、混ぜて〜混ぜて〜、OK。弱火にしてね、そのまま二分」

律子「そしたら?」


春香「…クルっとひっくり返しましょう!」

律子「え…そっそれは…春香がやってくれるのよね?」

春香「…………」ニッコリ

律子「えええっ!?無理!失敗しちゃうって!お願い春香ァ!」

春香「大丈夫だよぉ、落ち着いて、ね?」

律子「うぅぅ…お好み焼き返すのだって苦手なのにぃ〜」

春香「さぁ!行ってみよう!フライ返しね、ハイ」

律子「…うぅ…えい!」クルッ ジュウウ

律子「…やった…うまくいったぁ〜!見て!春香!見て!」キラキラ

春香「うんうん…要は苦手意識だったんだねぇ」

小鳥「(はしゃぐリッチャンはカワイイデスヨ!!///)」


春香「ハンバーグは、炒めた玉葱と牛乳に浸したパン粉、塩コショウ、ナツメグを混ぜて」

春香「粘るまで混ぜた豚と鶏の合挽き肉に加え、混ぜて小さく成形しまーす」

律子「…急に巻きになったわね…」

春香「時間の都合上だから、仕方ないね〜焼いてくよ〜」ジュウゥゥゥ

律子「…そして、ここに既に…」

春香「きんぴらごぼう、エビとアボガドのサラダがコチラに」

律子「いつの間に作ったの…」

春香「え?律子さんがはしゃいでる間に」

律子「はっはしゃいでなんか…///」

小鳥「(その様子もばっちり抑えてます!!)」●REC

7日目/春香・律子組/765プロ事務所


春香「プロデューサーさん!お弁当ですよ、おべっきゃあっ!!…」ガッ

律子「おわっと!」ガシッ

P「春香っ!?大丈夫か!?」

春香「あはは…危ない…ごめんなさい、律子さん、プロデューサーさん」

P「入って来るなりコケるなよ…ビックリするわ」

春香「すいません…ハッ!お弁当!?…よかった大丈夫みたい」

律子「お弁当より、アンタの身体の方心配しなさい」

春香「えへへ〜///はーい」

P「ラストは、春香と律子か」


小鳥「そっれでは〜7組目!どうぞ〜」

春香「春香と!」

律子「律子の」

春香・律子「「�ハニカミ!ファーストおべんと〜�」」

P「…ハニカミ?」

律子「…///」

春香「順番的にはラストですが、贈る気持ちはいつだって初めて!」

P「おっおう…」

春香「初々しく、頑張って作ったお弁当でっす!どうぞ!」

P「そっか、んじゃいただきます!」パカ


P「おぉ、うまそう!スタンダードなお弁当だな」

春香「まぁみんな色んなお弁当作ってるだろうな〜と」

律子「あえての普通って事?」

春香「7日間も続いたら、普通の食べたくならない?」

律子「確かにね」

P「みんな特色あったからな、でもこれはこれでいいかも…じゃあハンバーグから」パク

P「…うん!うまい!柔らかいなコレ!」モグモグ

春香「やったぁ!」

律子「…ほっ」


P「次は…」

春香「あ、このジャガイモ入りオムレツは律子さんが全部作ったんですよ」

律子「ちょっはっ春香///」

P「へぇ、いただきま〜す」パク

律子「あ…///」

P「おいしい!おいしいよ、律子!」

律子「そっ…そうですか…///それなら…よっ かったです…///」カァアアア

春香「うんうん…」

律子「わっ私、お茶でも淹れてきますね///」ササッ

P「おぅよろしく〜」


P「しかし…これを審査するのかぁ〜難しいな」

春香「…審査?」

P「え?雑誌とTVのコラボ企画…じゃなかったか?」

律子「…は?いや…私達は、プロデューサー殿がご飯に困ってるからって」コト

P「え?俺がご飯に困ってる?何だよソレ」ズズズ

春香「ほっほら、響ちゃんの航空券で、食費を削ってるんじゃ」

P「?そりゃ少しは、自炊して抑えたけど…別に削ってはいないよ?」

律子「じゃあ!アレはなんですか?パンの耳!あんな食事、体壊しますよ!」

春香「そうですよ!」

P「パンの耳?…って何の話だよ…」


春香「えぇ?プロデューサーさんが…公園で一人でパンの耳だけ食べてたって」

律子「そうですよ!ホラ、小鳥さん!この間の写真!見せてください」

小鳥「あ…いや…そのぉ…」ダラダラ

律子「?どうしたんです?ホラ、一週間前のヤツですよ」

春香「んもぅ貸してください…コレです!」カチカチ ズイッ

P「…一週間前…あ〜あ〜ハイハイ、これパンの耳じゃなくて」

P「パンの耳 が ついてる、サンドイッチだよ」

春香「…サンド…イッチ?」

P「普通パンの耳って切り落とすだろ?ココのはそのままでさ、素朴でおいしいんだよ」

律子「そうですか…じゃあ…これは…」

P「最後に、パンの耳だけかじってる所を上手く撮ったんじゃないか?」

P「…というか、そのパン屋教えてくれたの…小鳥さんなんだけど…」


小鳥「……………やっべぇ…」ダラダラダラダラダラ


律子「おい…鳥…」

小鳥「あっ…いえ…そのぉ…」ガタガタブルブル

律子「全然話が違うじゃないのぉおおおおおおっ!!」

小鳥「ぴよぉおおおおおおおおおっ!!」ドンガラガッシャーン


春香「あはは…」

P「…まぁ笑うしかないわな…でもこの一週間楽しかったよ」

春香「本当ですか?」

P「あぁ…手作りのお弁当も久しぶりだったし…」

春香「あ〜親元離れると、そうなんでしょうね」

P「…みんな俺の事考えて…作ってくれたんだな…何かお礼しないとな…」

春香「ふふふっ…いいんですよ、お礼なんて」

P「いや、でもさ…」


春香「この企画が始まる前に、やよいが言っていたんですけど…」

P「やよいが?…あ、お弁当箱を洗うとかなんとか?」

春香「はい、それです…なんでだと思いますか?」

P「え?…最後までやり遂げるとか?」

春香「ブッブー違います」

P「えー?…わからない…」


やよい『空のお弁当箱見ると�あ、今日も元気に食べてくれたんだなー�ってわかるんです』

やよい『家族のお弁当箱洗ってると…なんだかとーっても、幸せな気持ちになるんです!!///』

やよい『空のお弁当箱は�ごちそうさま�の代わりなんですよぉ』ニコ


春香「――って…やよいが言っていて…」

P「…………」

春香「もう、�ごちそうさま�も�ありがとう�も、ちゃーんと伝えてるんですよ」

P「…そうか…」


春香「あの…プロデューサーさん」

P「うん?なんだ?」

春香「私…また、お弁当作ってきてもいいですか?」

P「え?作ってくれるのか?」

春香「あっはい、私もロケ弁ばっかりもダメかな?って…毎日は無理ですけど」



春香「それなら、一緒に千早ちゃんやプロデューサーさんの分も…作りたいなって…」

P「おぉそうか、良い心がけだな…えっと、負担じゃなかったら…お願いしたいな」

春香「そっそうですか!じゃあ…作る前の日にはメールしますね」

P「あぁ楽しみにしてる」

春香「はいっ!えへへ///」


律子「…………」ギリギリグギギギ

小鳥「があああ!!痛っイイ!!お…折れるぅ〜」

P・春香「「それ以上いけない」」


おわり
後日/765プロ事務所


小鳥「…ぴよぉ…」

P「?どうしたんですか?唸って…」

小鳥「この前のお弁当バトルの領収書がぁ」

P「あぁ…いやぁ大変おいしかったですよー」

小鳥「…律子さんが、経費では駄目だってぇ」

P「あらら…」

小鳥「キッチンスタジオのレンタル料は払ってくれたんですけど」

小鳥「材料費は私の自腹になりそうです…ピヨ…」

P「なら、それこっちに回してください、というか俺の弁当なんですから」

小鳥「ピヨ!それは…嬉しい提案ですが…うむむ」

P「俺が食べたんですし、俺が払うのは当然ですよ」ヒョイ

小鳥「あっ…待ってください!」パシ

P「小鳥さん?」

小鳥「半分!半分こにしましょ!ね!?」

P「…いいんですか?」

小鳥「企画の意味が無くなっちゃいますから!」

P「…そうですか、ありがとうございます」

小鳥「おっお礼を言うのはこっちですよ」

P「いえ、お弁当の企画…小鳥さんが始めてくれたんでしょう?」

小鳥「?えぇ…そうですけど」

P「…とっても暖かい気持ちになれました…本当にありがとうございます」

小鳥「…よっ喜んでくれたなら…嬉しいです///」カァアア

P「はい。」

小鳥「えっえっと…じゃあ、計算しますから…」ガタッ

P「はい、お願いしますね」

小鳥「はいっ♪(プロデューサーさんは優しいなぁ…ん?手帳?)」


小鳥「…プロデューサーさん、この名前の横のDとかCってなんですか?」


ほんとにおわり



08:29│アイマス 
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