2013年11月20日

モバP「ポテトチップス ドーナツ味」

書き溜めてあります

のんびり投下していきます

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女子寮、とある一室


裕子「……」

体重計<太ったね

裕子「そんなはずは…」

体重計<これが現実だ

裕子「……計りなおしてみましょう」

体重計<構わんよ

裕子「サイキック脂肪飛ばし!ムンッ!」

裕子「……いざ」

体重計<カッチャカッチャカッチャ

裕子「……え、あれ?増えて…え?」

裕子「………エスパーじゃどうにもならない事もある、か…」


ちひろ「なんですかこれは?」

モバP「ポテトチップスのドーナツ味」

あやめ「地雷の臭いがしますね」

モバP「10円で投売りされてたから思わず…。それに案外うまかったりする時だってあるかもしれないしな」

ちひろ「そういって何度も何度も失敗してきたじゃないですか!」バン!

ちひろ「前に買って来たキットカットのわさび味だって!とても食えたものじゃないって言ってたじゃないですか!」バンバン!

ちひろ「大分昔に買ってきたカフェインスナックだって!名前からしてアウトだったじゃないですか!」ババーン!

モバP「徹夜の時のお供だったでしょう!眠気だって飛んだじゃないですか!」

ちひろ「何故眠気が飛んだのにお菓子を消費する方に尽力しなくちゃいけないんですか!お仕事の方やらなくちゃいけないんです

よ!」
ちひろ「大体10円の投売りって時点で予想がつくでしょう!絶対に私は食べませんからね!」

あやめ「しかしちひろ殿、味覚は人それぞれと言います。ひょっとしたら今回は美味しいのかもしれません!」

あやめ「それに巷では不評な忍者めし、あやめは好きですよ!」

モバP「まぁそういうことだ」

ちひろ「はいはいそうですか!」ムッスー

あやめ「しかし万が一と言う事もあります。P殿のお口に合わなかった時の事も考え、ここは私目が毒見致しましょう!」

モバP「さっき味覚は人それぞれって自分で言ったのをもう忘れたのか」
モバP「まぁ10袋買ってきたからあやめも一緒に食えばいい。」

ちひろ「だから冒険しすぎですよ!限度と言うものがあるでしょう!」

モバP「10袋100円ですよ?うまい棒10本分よりも腹いっぱいになります」

ちひろ「こんな得体の知れない物よりも私は断然うまい棒をとります」

ちひろ「大体まずくて食べれませんってなったらどうする気ですか」

モバP「ちゃんと俺が食べますよ」

ちひろ「ダンボール一杯のコーンスナックペプシ味を事務所総出で丸一日かけて食べたのを忘れた訳じゃありませんよね?」

あやめ「あれはなかなかの地獄でした。朝一のレッスンはお腹との勝負でした……」

モバP「……そうだったな」

ちひろ「露骨に目を逸らさないで下さい!」

モバP「……ちひろさんもどうですか?」

ちひろ「だから食べません!」

モバP「コーラ出すからちょっと待っててくれ」ゴソゴソ

あやめ「しかしこの事務所にいるといろんなお菓子が出てきますな」

ちひろ「給湯室の戸棚を漁ると絶対に何かは入ってますからね」

あやめ「和菓子洋菓子にスナックから菓子パンになんでもござれ。この豊富なレパートリーにはあやめも満足です」ムフー

ちひろ「出張のお土産で頂いた五勝手屋羊羹は美味しかったですねぇ」

あやめ「あずき羊羹とはまた別の味わいが大変美味でしたね!」

あやめ「しかし同じくお土産で貰ったジンギスカンキャラメルはひどかったですな」

ちひろ「何を思って1ダースも買ってきたんですかね。おかしなもの食べ過ぎて舌がバカになったとしか思えませんよ」ムスッ

あやめ「ちひろ殿、おこですね」

ちひろ「激おこです」
モバP「はいコーラ」

あやめ「ありがとうございます」

モバP「さて、食うか」袋バサー

あやめ「パーティあけとやらは便利ですね。最初見たときは感動いたしました」

モバP「食いきる前提の時しかやらないけどな」

ちひろ「ほう、つまりその10袋は今日で全部食べきるおつもりと」

モバP「一袋28g。これぐらいなら食いきれるでしょう」

ちひろ「……危機管理能力って大事だと思うんですよね」

モバP「どうしました急に」

ちひろ「いえ何も」

モバP「ではおやつ休憩と言う事で」

モバP・あやめ「いただきまーす」

モバP「うん……うん…」バリ…ボリ…

あやめ「ふむ…ふ…む………」バリボリ…バリボリ…

あやめ・モバP「………」

あやめ「これは…その…なんというか…」

ちひろ「やっぱり地雷じゃないですか」

モバP「いや、食えない事は無いですよ」

ちひろ「……美味しいかマズイかd」

モバP「マズイ」

あやめ「忍びが如き速さですね」

あやめ「しかしとても10円とは思えない味ですね」

モバP「悪い意味でな」

ちひろ「…まぁ毎度懲りないPさんのせいという訳で」

モバP「…ちひろさんもいかがですか?」

ちひろ「……」ゴゴゴゴゴゴ

あやめ(P殿はまきびしが撒かれた戦場を裸で転がるのがお好きのようですね。まぞというやつなのですね)バリボリバリボリ
ちひろ「言いましたよね?私は食べないって」

ちひろ「何度も何度も同じように地雷臭のするお菓子ばっかり買ってきて」

ちひろ「しかもその度にお仕事は止まるし一体どういうおつもりですか?」

モバP「……それは」

ちひろ「Pさんのお仕事はそのままにしておくのでちゃんとそれを消費してくださいね」ニッコリ

ちひろ「あ、ひょっとしてお仕事をサボる為の言い訳に毎回毎回こんなものを買ってくる訳ではありませんよね?」

あやめ(なんと言いましたか、げきおこスティ…スティック?ファイナリティデッドエンドぷんぷんドリームというやつですな)バリボリ

バリリリ

あやめ(……何か混ざったような気が…)バリボリンバーローン

モバP「………すいません」

ちひろ「謝るぐらいなら そ れ をちゃんと食べ終えて、早く お 仕 事 を終わらせてくださいね」(ニッコリ

モバP「……はい」



モバP「…今日は徹夜か」

あやめ「自業自得というものです」バリリリリリ

モバP「…そうだな」
モバP「しかしよく食えるな」

あやめ「あやめにかかればなんのその!」コーラゴクー

モバP「俺は正直一口で十分だ」

あやめ「舌に当てぬよう舌を丸めて奥歯で噛むのがコツです」

モバP「そんな器用な事できるか」

あやめ「ふふ…毒見ゆえの鍛錬というものです!」

モバP「毒見なのに味をみないってどうなんだ」

あやめ「細かい事を気にして…は………」

モバP「どうした?急に顔が青くなったぞ」

あやめ「……」

モバP「おいまさか…」

ちひろ「…どうかしました?」ガタッ
ちひろ「……あやめちゃん?」

あやめ「…ポテチとは思えぬ濃厚な甘さ、喉にまとわりつくそれはドーナツとも言えぬものです…」

あやめ「そしてすぐさま襲ってくるポテチの塩。そこには塩チョコのようなハーモニーなどありません」

あやめ「ただただ甘い。ただただしょっぱい」

あやめ「これだけならなんとかなる、と、あやめは思っておりました」

あやめ「しかし飲み込み、おなかに溜まると大きな何かがくるのです」

あやめ「そう、ドーナツは揚げ物でポテチも揚げ物。このメーカーはあろうことか揚げ物特有の"重さ"でドーナツを表現したのですね」

あやめ「……人が食べるものではなかったようです」

あやめ「ここまで来てようやく気づくとは…あやめ…一生の不覚…ニ…ン…」

モバP「あやめえええええええええええええええええええ」

裕子「おはようございます!ゆっこです!」バターン

モバP「あぁ知ってる。おはようゆっこ」

裕子「何やら美味しそうなものを食べていますね!」

モバP「見た目はな」

裕子「…?」

あやめ「」(ビクンビクン

ちひろ「おはようございますゆっこちゃん」ウチワパタパタ

裕子「…これは私のエスパー感が食べてはいけないものだと警告していますね」

モバP「素直に第六感と言えばいいんじゃないか」

裕子「温泉の時に気づきました!第六感とエスパー感は違うのだと!」

モバP「そうか。なにいってんだお前」

モバP「なぁゆっこ」

裕子「お断りします」

モバP「まだ何m」

裕子「サイキック拒否!」

モバP「せめてサイキック要素をつけてくれ」

裕子「サイキック…!」スプーンスッ…

モバP「スプーンで殴ればサイキックになる訳じゃないぞ」
モバP「どうしてもか」

裕子「少なくともあやめさんの姿を見て食べたいと思う人はいないと思います」

モバP「そうか…」

モバP「……」チラッ

ちひろ「Pさんが全部食べてくださいね?アイドルにおしつけるなんて持っての他ですよ」ニッコリ

モバP「……はい」

裕子「それにプロデューサー、私はどうしてもお菓子を食べてはならい理由が出来たのです…!」

モバP「…どういうことだ?」

裕子「私は今のままではいけないと、そう気づいたんです!」

モバP「何言ってるんだ!自分の心意気は曲げないって言ってたじゃないか!なんで…」

裕子「違います!私の超能力はこんなものではないと思うのです!」

モバP「あ、そうかそうだな。うんごめん」

裕子「新たな能力を手にするにはもっと厳しい修行が必要だと気づいたのです!」
あやめ「修行ですと!」ガバァッ

モバP「立ち直り早いな」

裕子「その通りですあやめさん!」

あやめ「新たな境地に達するには修行は不可欠…」

あやめ「確かに厳しい修行を経て身につく能力もあるというものです!螺旋丸とか!千鳥とか!仙人モードとか!」

モバP「NARUTO大好きだな」

裕子「そしてその為には必要なもの、それは忍耐です!」

あやめ「おぉ!」

裕子「誘惑という甘美な悪魔の囁きを乗り越えてこその修行!」

あやめ「そして乗り越えたその先に、新たな能力への扉が開くという訳ですね!」

裕子「あやめさん!」

あやめ「ゆっこ殿!」

ダキッ

あやめ「それこそまさに忍びの歩む道です!ニンッ!」

裕子「あ、忍はいいです」

あやめ「ニンッ…」
モバP「で、お菓子の誘惑に負けないのが修行だと」

ゆっこ「その通りです!」

モバP「……本当に大丈夫か?」

裕子「なんの!鋼の心を持てば容易い事です!」

モバP「そうか…。あのゆっこがなぁ…」

モバP「レッスン終わりの炭酸は最高だと言ってたゆっこがなぁ…」

裕子「微炭酸は喉にダイレクトに響きますからね!」

モバP「テスト勉強の間は常にチョコを食べてるゆっこがなぁ…」

裕子「脳の休息には甘いものが大事です!」

モバP「食後のデザートにアイス食べてたゆっこがなぁ…」

裕子「食後のデザートは大事ですよ!」


モバP「……ところでこのポテチ食べるか?コーラもあるぞ」

裕子「頂きましょう!」

あやめ「ゆっこ殿…」

ちひろ「Pさん……?」(ゴゴゴゴゴ

モバP・裕子「…………」
裕子「と、とにかく、私は決めたのです!」

モバP「さっき簡単に曲げたじゃないか」

裕子「うぅ…」

あやめ「大丈夫ですよゆっこ殿!」

裕子「あやめさん…!」

あやめ「修行とはかくも辛いもの…。しかし、パートーナーがいればこそ乗り越えられるというもの!」

あやめ「不肖このあやめ、ゆっこ殿の修行にお付き合い致しましょう!甘美なる囁きを共に乗り越えようではありませんか!」

裕子「あやめさぁん!」

モバP「さぁんはやめなさい」
モバP「相変わらずちょっとぶっ飛んでるな」

裕子「そんなことはありません!」

モバP「そうか…。まぁ忍耐というからには他にも好きなものを我慢するんだよな?」

裕子「…と言うと?」

あやめ「忍耐とは耐え忍ぶと書きます。つまり"食"だけでないという事です!」

モバP「そうそう、嫌いなものをちゃんと食べたりとかやりたい事とかを我慢するとか」

裕子「……私の修行は甘い物の忍耐だけでいいのです」目逸らし

モバP(甘い物…?)


モバP「………」ジーッツ

裕子「………」ダラダラダラダラ

モバP「……ゆっこお前まさかと思うけど…」

裕子「そんなことありませんよ!」

モバP「いやまだ言ってない」

モバP「そうか太ったのか」

裕子「そんなことありませんよ!」

モバP「二度目だぞ」

裕子「大事な事なんです!太っただなんてそんな!」

モバP「ゆっこ、何もやましい事が無いのなら俺の目を見るんだ」

裕子「……」目逸らし

モバP「太ったんだな」

裕子「……はい」

あやめ(追求にも耐え忍ぶべきです…ニンッ)

ちひろ「でもゆっこちゃん、そんなにに太ったように見えないですけど」

裕子「私もそう思って油断してました…」

裕子「でも体重計は現実をつきつけてきたんです…」

裕子「エスパーでは…脂肪をどうにもできないと…」

裕子「私の力は…こんなものだったと」

裕子「だからこそ新たな力が必要なのだと…!」

モバP「え、待って脂肪を飛ばす為のエスパーの修行を本気でしたいの?それとも単純にダイエットの為?どっち?」

あやめ「結果的にはダイエットに繋がるのですから問題ないのでは?」

モバP「いや違う、そうじゃない」
モバP「まぁ、いい。それはおいといて」ゴホン

モバP「言いにくいかもしれないけがどのくらい太ったんだ?」

モバP「場合によってはレッスン内容も変わってくるし肌を見せる衣装や仕事の関係だってある」

裕子「レッスン…ですか…」

ちひろ「脂肪燃焼にはレッスンが一番手っ取り早いですからねぇ」

裕子「脂肪…燃焼……?」サーッ

ちひろ「どうしました?ゆっこちゃん」

裕子「プロデューサー!」肩ガシーッ

モバP「うお!なんだどうした」
裕子「レッスンだけは!あの地獄のドリンク付きレッスンだけは勘弁してください!」

モバP「あぁ…あれか…」

ちひろ「なんですかそれ?」

あやめ「脂肪燃焼促進の特性スポーツドリンクの事ですね」

モバP「マストレさんお手製のな」

ちひろ「あぁ…。なんだかすこぶる評判悪かったとか」

モバP「えぇ。試飲しましたけど歯磨き粉と洗顔の味しかしませんでしたよ」

裕子「あの時のプロデューサーの顔は眉間に皺が寄ったと思えば急に笑顔になったりとまさに恐怖でした…」

あやめ「私は阿修羅像と観音様を交互に見たような気がします」

ちひろ「あれ、ちょっと待ってくださいPさん、洗顔飲んだ事あるんですか」

モバP「歯磨き粉とよく間違える事がありまして」

ちひろ「…」
モバP「そういえば、だ。」クルッ

あやめ「?」

モバP「よく毒見はするのにあの時はしなかったよなあやめ」

あやめ「見知らぬものは口に入れてはいけないと祖父より教わりました!」

モバP「そうかいい返事だ」頬っぺたムニー

あやめ「ひゃひをすふんでふか!」
モバP「それにゆっこ、あれはちゃんとやめてくれと言ったから大丈夫だ」

裕子「そう…ですか」ホッ

モバP「で、本題に戻るが」

裕子「しばしお待ちを」

裕子「……ムンッ!」

モバP「…?」

裕子「さいきっくぱわーでお伝えしました!内容はお伝えしたとおりです!」

モバP「そうか10kgも太ったのかこれは大変だなー」棒

裕子「……伝わって…いない?」

モバP「いやそうでなく」

あやめ「修行不足、ですな」

モバP「……ちひろさん」

ちひろ「はいはい」
ちひろ「で、いくつなんですか?」

裕子「あうぅ…えっと、ですね…」ゴニョゴニョゴニョ

ちひろ「なるほど」

ちひろ「800gだそうですよ」

モバP「800…」

あやめ「ぐらむ…」

裕子「…うぅ」///

モバP「800gて…」

裕子「スプーン40本分ですよ!」

モバP「そのスプーン換算やめなさい」
モバP「しかしグラムは正直予想外だったぞ」

裕子「太ったことには変わりありません!」

モバP「誤差範囲だろう…」

裕子「四捨五入すれば1kgです!」

モバP「切捨ての四捨五入なら0だ」

裕子「むー」頬っぺたプクー

モバP「はぁ…」

裕子「…なんですか」

モバP「いいかゆっこ、お前の身長だとBMIから見た平均体重よりはるかに軽い」

モバP「16歳の平気身長から見ても同じ事だ」

モバP「同年代の子よりもスタイルがいいのはいいことだ」

モバP「でもそれにしたって軽すぎる、下手すりゃ10kg近く差がある」

モバP「たかだか800gでなんだ。それでもお前は十分かわいい」

裕子「プロ…デユーサー…」

ちひろ(その口の軽さがいつか問題を起こすと思ってますよ)
あやめ「そうですよ、ゆっこ殿!」

あやめ「もしそれでも気になるのではレッスンという名の修行をしようではありませんか!」

裕子「あやめさん!」

あやめ「なに、1週間もあれば元通りですとも!」

あやめ「当然その間はお供いたしますよ!ニンッ!」

モバP「ま、という訳だ。今までどおりで大丈夫だ」

裕子「プロデューサー…私…この困難も友情という名のサイキックパワ−で乗り越えられそうです!」ダキッ

モバP「サイキックは関係ないけどな」ポンポン

ちひろ「………」
ちひろ「まぁ」

モバP「?」

ちひろ「ゆっこちゃん本人の所為ではないと思いますけどね」

あやめ「……と、言うと?」

ちひろ「確かにPさんが言ったとおりゆっこちゃんはちょくちょく間食がありますけどそこまで多いという訳じゃありません」

ちひろ「デザートを食べないときもありますし何より毎日毎日レッスンしてるからそれぐらいのカロリーは簡単に消費できるでしょう」

あやめ「つまり、日々のレッスンでも消費しきれないほどのカロリーを別のところで摂取していると」

ちひろ「その通りです。うちって基本的にお菓子のストックが大量にあるじゃないですか」

裕子「お菓子だけで1週間は過ごせそうな量ですからね!」

ちひろ「しかも休憩と称してPさんがコンビニに行ってはとんでもない爆弾を買ってきますよね。それも物凄い量を」

ちひろ「そしてとても食べられないからとアイドル達を呼んでは必死に消化してるのにしばらく経てばまた性懲りもなく買ってくる」

あやめ「喉元過ぎればなんとやら、ですね」

ちひろ「大抵はスナック菓子で…あぁそうだ、たまに飲み物も買ってきますよね?」

ちひろ「ほら、なんでしたっけ…この前3円で投売りされてたあれ、スパイラルグレープでしたっけ?」

ちひろ「しかもお菓子の付け合せにコーラですからね。毎回毎回呼ばれてたら太るのも仕方ありませんよね?」

あやめ・裕子「………」

あやめ「……ちひろ殿」

ちひろ「はい」

あやめ「3週間前は何を食べましたっけ?」

ちひろ「食べたのはポテトチップスでしたけどメインだったのはペプシのシソ味ですね」

ちひろ「ダース買いなんてするからあぁなるんです」

裕子「2週間前は…」

ちひろ「コーンスナックペプシ味ですね。3週間前と同じく事務所総出で」

あやめ「先週は…海外の飴でしたな。確か…サルミアッキとか…。それと安売りされてた海外のチョコ」

ちひろ「しかもトレーナーさんも巻き込んだ挙句、食べ過ぎたので体調を整える為と言われて二日ほどレッスンをなくしましたよね」

モバP「……」

裕子・あやめ「……」ジトー

モバP「……」

裕子「プロデューサー」

モバP「なんだ」逸らし目

裕子「やましいことがないのなら目を合わせてください!」

モバP「俺は何も!」

ゆっこ「プロデューサー!」

モバP「申し訳ないとは思ってる!」

あやめ(忍耐…です…ニンッ)
モバP「本当に申し訳ありませんでした」ドゲザー

ちひろ「ま、今回の件で懲りたと思いますし、 今 度 こ そ こういうものは買わないでおいてくださいね」 

モバP「はい…」

あやめ「薬も飲み過ぎると毒になるといいます。お菓子の食べすぎもいけませんね。私も気をつけましょう」

ゆっこ「何事もほどほどが一番!ですね!」


モバP「……そうだな。お菓子、しばらくは買わないでおくか」

ちひろ「それが一番ですよ、健康にも悪いですしね」
裕子「と、言う訳で」

あやめ「早速自主レッスンへと赴く事にします!」

モバP「おぉ、頑張れよ、二人とも」

二人「はい!」

モバP「さて俺も仕事に」

ちひろ「何言ってるんですか」

モバP「え」

ちひろ「まだドーナツ味のポテトチップスが残ってますよ?」
モバP「……」

ちひろ「……」

モバP「食べすぎは体に毒だとあやめが」

ちひろ「そのあやめちゃんに食べさせようとしたのはどこの誰でしょうね?」

モバP「何事もほどほどがいいとゆっこが」

ちひろ「そのゆっこちゃんにも、食べさせようとしてましたね?」

モバP「……」

ちひろ「これを買ってきた 責 任 問 題 ですからちゃんと食べきってくださいね?」

モバP「…はい」ガクッ
ちひろ「……はぁ」

ちひろ「私も一緒に食べますから、ね?」

モバP「……ちひろさん…!」

ちひろ「さぁ、ぱぱっと食べて仕事に戻りましょう!」

モバP「はい!」


3時間後、レッスンから戻ってきたあやめとゆっこが目にしたものはゴミ箱に顔を突っ込んだまま息絶えたプロデューサーと
胃薬をガブ飲みするちひろさんの姿であった。
終わりです
途中裕子がゆっこ表記になってましたごめんなさい

何故コレでOKを出したと思うようなお菓子があるけど怖いものみたさで買っちゃうよなーと思いつつ書きました
初めてでしたがありがとうございました

08:06│モバマス 
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