2013年11月20日

加奈「メモ、できません……っ」モバP「それでいい」

フレデリカ「誕生日おめでとー!」

菜々「おめでとう♪」

真尋「おーめでとーっ!」


乃々「おめでとうございます…」


加奈「ありがとう!」


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菜々「加奈ちゃん、はいケーキどうぞ♪」

真尋「加奈っちーこれジュースねっ!」

加奈「あ、ありがとう」

フレデリカ「このケーキ美味しいよー、ね、乃々」

乃々「え、まだ食べてませんけど…」

真尋「フレデリカ食べるの早いよっ! 主役の加奈っちからでしょ」

加奈「あぁ、いいんだよまひろーっ、気にしないで」

フレデリカ「あっはは、ゴメンゴメン! まぁ加奈も食べなよ、まだマドレーヌもエクレアもあるんだからね」

菜々「はい、乃々ちゃんどうぞ♪」

乃々「ありがとうございます…」

加奈「あの、プロデューサーは……?」

フレデリカ「なんかねー、なんかで遅れるって」

真尋「フレデリカの情報はいつも適当すぎるよっ!」

菜々「打ち合わせだって話でしたよね」

フレデリカ「まぁまぁーいつか来るでしょ」

加奈「そ、そうですよね」

乃々(ジュース美味しい……)

菜々「はーいまだまだお菓子はありますよー♪」

フレデリカ「いぇーい!」

真尋「菜々さんも食べよう食べよう!」

加奈「わあっ、これすっごく美味しい!」

フレデリカ「そのマドレーヌね、アタシのお気に入りのお店のなんだー」

加奈「なんてお店なんですか?」

フレデリカ「なんだっけー、ケー…なんとかだったハズ!」

真尋「ぜんぜんわっかんないなぁっ!」

乃々「ま、真尋さん…ジュースこぼれそうですけど…」

真尋「ノノ! さぁもっと食べてっ! 大きくなれないよ!」

乃々「えぇー……大きくならなくてもいいですけど…」

真尋「なに言ってんの! よく食べてフレデリカみたいにバインバインにならないとっ!」

フレデリカ「えー? でもアタシより菜々のほうがおっぱい大きいよ?」

菜々「ちょ、ちょっとフレデリカちゃんっもっ揉まないでッ」

加奈「………」ペタペタ

真尋「加奈っちもがんばろうね!」ポンポン

加奈「うん…」

乃々「菜々さんは、あたしより背が低いですけど…」

フレデリカ「そーだよー! 菜々ももっと大きくならないとね!」ナデナデ

菜々「あははっ、ナナはもう大人ですよっ!」

フレデリカ「えっ?」

加奈「……?」

乃々「………」

菜々「あっ」

真尋「あーっと……」

菜々「ち、ちがっ、あ、えーと、ナナも早く大人になりたいなーっていうか」

フレデリカ「うんうん」

P「ただいまー遅れてすまん、……なんだこの空気」

菜々「あっお帰りなさいませ! ご主人様♪」キャルン

真尋「もー遅いよっ!」

加奈「おかえりなさい」

フレデリカ「やっほー♪」

乃々「お疲れさまです…」

P「うんうん、加奈、誕生日おめでとう」

加奈「あっありがとうございます!」ペコリ

真尋「はいはーい! それでは改めまして! 加奈っちの誕生日パーティを始めよーっ!」

フレデリカ「きゃっほーうっ!」

菜々「わぁーいっ!」パチパチパチ

加奈「えへへ」

乃々「……」パチパチ

P「あぁ菜々、俺にもジュースくれるか?」

菜々「はいっ☆」

フレデリカ「プロデューサー、お酒飲まないの?」

P「はは、さすがに未成年ばっかりのところでは飲まないよ」

真尋「私は飲んでもいいと思うけどなっ!」

P「みんなだって酔っぱらいのおっさんが混じったらやだろー?」

菜々「……」ビクッ

フレデリカ「じゃージュースで乾杯だーっ!」

「「「「かんぱーいっ!」」」」「ぱーい…」

菜々「プロデューサー、お菓子なに食べます?」

P「ああ、エクレア頼む」

真尋「加奈っちー、ジュースおかわり入れるよー」

加奈「あ、まひろーありがとー」

真尋「ほら、ノノもコップ貸して貸して」

乃々「どうも…」



フレデリカ「だからー、テキトーにやってたらいいんだってー」

加奈「て、適当…」メモメモ

真尋「そんなのじゃ答えにならないよーっ!」

乃々「魅力的な女に、なれなくてもいいですけど…」

菜々「くふふ、可愛いですねー。プロデューサーはどう思います?」

P「んーそうだなぁ魅力的な女の子かぁ」

真尋「プロデューサーさんはやっぱアイドルかくあるべし! みたいなの持ってんの?」

P「や、そういうのは。どちらかというと、いろんな魅力をどうアピールするか、ということを考えるかなぁ」

フレデリカ「アピール?」

P「ああ。要は、見せ方ひとつで、女の子は可愛くなれるってことだよ」

真尋「ほんとーっ? 私でも?」

加奈「まひろーは可愛いよぉ!」

P「見せ方だ。真尋の場合は、運動する女の子の健康的な魅力だな」

菜々「……なんか、プロデューサーってばやらしくないですか?」

乃々「……」スッ

P「おい! 乃々、黙って距離とるのやめてくれないかすごい傷つく」

フレデリカ「そうだよー、プロデューサーは女の子をやらしー目で見るのが仕事なんだから♪」

P「違うよ!? フレデリカは俺を何だと思ってるの!?」

加奈「あははっ」

真尋「あっは! プロデューサー顔赤いよ!」

菜々「プロデューサー、マカロンいかがですか♪」

P「うん、ありがとう。でもその前に訂正してほしいかなって」

乃々「むーりぃー…」

真尋「その通りだノノ! 間違ってないからねっ!」

加奈「皆プロデューサーをいじめちゃだめだよー!」

フレデリカ「あっは! これは愛情表現だよ加奈」

加奈「あ、愛情ですかっ?」

フレデリカ「そーそーなんかそんなカンジ」

真尋「テキトーだなぁーっ! ねぇ菜々さん」

菜々「あのね、ど、どうして真尋ちゃんはナナのこと”さん”付けで呼ぶのかなー…?」

>>10
thx

真尋「フンフフンフン♪」

フレデリカ「フンフン♪ フレデリカ〜♪」

加奈「あっ、ラララ〜♪」

菜々「加奈ちゃんまで唄いだした!?」

P「おい乃々、ちゃんと食べてるか。ほら、もっと喰え」

乃々「そ、そんなに食べれないんですけど…むぐっもごっ」

フレデリカ「ちょっとープロデューサー、乃々をいじめちゃだめだぞっ」

P「何を言う。これもおまえのいう愛情表現だろうよ」

乃々「っ!? もごぐもごっ」

真尋「あっはは! ノノ、耳まで赤いぞー!」

菜々「ねぇねぇ真尋ちゃん、そろそろ…」

真尋「おっ! そうだったそうだった」

加奈「?」

フレデリカ「ちゃんちゃらーらーちゃーちゃー♪」

P「フレデリカ、それ結婚行進曲」

乃々「誕生日プレゼントですけどー…」

真尋「そだよー! 事務所のみんなからの、誕生日プレゼントでーっす!」

加奈「わ、わっ、ほんと? えっ、すっごく嬉しいよ!」

菜々「はい、どうぞ。加奈ちゃん」

加奈「ありがとうっ皆!」

フレデリカ「さーさー開けて開けて♪」

加奈「はいっ」ゴソゴソ

乃々「じゃじゃーん…」

加奈「これは……、メモ帳と付箋?」

真尋「そそ。加奈っちはよくメモするからねー。あ、ちなみに提案はノノだよっ!」

乃々「そ、それ言わない約束…あぁ…」

フレデリカ「あとスイーツの商品券? だっけ? なんかもあるよん」

菜々「それは皆で食べにいこーね、加奈ちゃん!」

加奈「はいっ! すごく…、すっごく嬉しいです!」

真尋「あっはは! 泣くところじゃないって加奈っち!」

加奈「あはっ、ぐすっ、嬉しくて、涙が、」

フレデリカ「ほれほれハンカチ」グイグイ

乃々「押しつけ過ぎですけど…」

菜々「ピピッ! 撤収の指示をウサミン星より受信っ☆」

P「よーし片付けるぞー」

真尋「はーい!」

フレデリカ「これって燃えるゴミだよね?」

乃々「それ、プラスチックですけど…」



フレデリカ「じゃあねーブラマンジェ〜」

菜々「ふ、フレデリカちゃん駅そっちじゃないよっ! あ、みんなまた明日っ」

真尋「ばいばーい! よっし、ノノ! 女子寮まで競争だーっ!」グイグイ

乃々「うぅー静かに暮らしたいんですけど…」

加奈「あっ二人とも待ってーっ」

P「加奈、寮まで送ってくよ」

加奈「えっ?」

真尋「加奈っち、がんばれーっ!」

P「いこいこ。寒い」

加奈「は、はい」

P「加奈、最近どう」

加奈「えっと、楽しいです! 仕事もいろんなこと勉強できるし、事務所のみんなと遊ぶのも楽しくて」

P「今日もああやってお祝いしようって言い出したのはあいつらだからな」

加奈「本当に、嬉しかったです……!」

P「いい仲間を持ったね」

加奈「はい!」

P「はい、これ。改めて、誕生日おめでとう。加奈」

加奈「え、え? これ……」

P「誕生日プレゼント。さっきのはあいつらからで、これは俺から」

加奈「ネックレス……高そうです」

P「たぶん似合うと思う。加奈の魅力は、なんでも熱心で、一生懸命に取り組むところだ」

加奈「あ、ありがとうございます」

P「純粋なところ、健気なところ、そういうのも加奈の魅力だ。でも、」

加奈「?」

P「見せ方ひとつだ。加奈は、子供から大人の女性に成長する、そういう儚くて代え難い時期でもある。
  加奈の魅力を、魅力の見せ方を、試させてほしい。
  そのネックレスは、そういう意味で、今日の、今日だけの加奈に贈るプレゼントだよ」

加奈「……えへっ」

P「加奈?」

加奈「なんなんでしょう、今のこの気持ち……言葉にできないような、とても――」ポロッ

加奈「メモ、できません……っ」

P「それでいい」ポン

加奈「ぐすっ、プロデューサー……?」

P「メモできなくても、その気持ちを覚えておいてほしい。それはきっと、加奈の助けになるよ」

加奈「はい……っ!」

P「はい到着。じゃ、早く寝ろよ」

加奈「プロデューサー」

P「ん?」

加奈「わたし、今の気持ち、ひとつだけわかりました」

P「ああ、なんだ?」

加奈「わたし、―――――ですっ!」コソッ

P「!」

加奈「それじゃ、おやすみなさい!」タタッ

P「……ったく、これはメモできないなぁ」


――わたし、プロデューサーのこと、大好きですっ!




おしまい

ありがとござましたー
加奈ちゃん誕生日おめでとう!

08:09│モバマス 
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