2013年11月20日

美希「熱なの」

P『38度!? 結構高いな……』

美希「仕事休んじゃってごめんなさいなの」

P『いや、病気なら仕方がないさ。それより病院いって安静にしているんだぞ』


美希「うん。これからお母さんに連れてって貰うの」

P『ああ、そうか。母親いるなら安心だな』

美希「ううん。お母さんはミキを病院に連れて行ったあとすぐにお仕事に行っちゃうの。休みが取れなかったみたいなの」

P『ということは、美希、一人なのか?』

美希「うん。そうだよ。でも熱でも一人でいることぐらいどうってことないの」

P『……そうか』

美希「じゃあ、もうそろそろ病院行くからお電話切るね」

P『ああ。お大事にな』

美希「うん」ピッ

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美希母「じゃあ、私は仕事いってくるけど、何かあったら電話頂戴ね。すぐに出るから」

美希「わかったの。行ってらっしゃい、お母さん」


美希「ハニーにもお母さんにも大丈夫っていったけど、やっぱり心細いの……」

美希「どうしよもないことをいつまでもぐだぐだ言っても無駄だよね。寝るの」

美希「お休みなの……」
美希「zzz」

美希「zzz」

美希「…………あふぅ。今何時なの?」

美希「10時……思ったより時間はたってなかったの」

美希「お昼まで寝なおそうかな? でも全然眠たくないの」

美希「でも、お布団から出ると寒いの」

美希「……暇なの」


ピンポーン

美希「あれ? 誰が来たのかな?」

美希「きっと訪問販売とかだよね。熱を移したら悪いし、居留守を使わせてもらうの」



プルルルルルルル

美希「あれ? ハニーから電話?」

美希「もしもし。どうしたのハニー?」

P『ああ、起きてたか。』

美希「うん、ちょうど今起きたところなの」

P『そうか。具合は?』

美希「良いとは言えないけど、まあ大丈夫なの」

P『そうか……良かった』

美希「それにしてもハニーどうしたの? 急に電話くれるなんて」

P『え? ああ、実は今美希の家の前に来ていてな』

美希「ほ、ほんとなのっ!? じゃあさっきインターホン鳴らしたのはハニー?」

P『ああ。俺だが……』

美希「ちょっと待ってね! 今出るの!」
美希「はぁはぁ……ハニーいらっしゃいなの!」

P「おお……大丈夫か? 息上がってるぞ?」

美希「ハニーがお見舞いに来てくれただけで熱なんてぶっ飛んじゃったの!」

P「お見舞いじゃないぞ?」

美希「え?」

P「お見舞いじゃなくて看病にきた。美希、一人なんだろ?」

美希「――……っ! ありがとうなの!」ガバッ

P「おお!? 急に抱き着くな!」

美希「ハニー大好きなの!」

P「いいから早く離れてくれ!」

P(美希は寝るときブラつけない派なのか……! 布越しに直接あたってやばい!)

美希(そう言いつつ、しっかり受け止めてミキの背中に手を回してくれている……やっぱりハニー優しいな)

P「ほら、いつまでも玄関先にいたら体冷やすから。寝室にいくぞ?」

美希「うんわかったの……って、あれ?」フラフラ

P「おっと……大丈夫か?」

美希「うん……思ったより体力なくなってたの」

P「ふらつくか……危ないな。なら……よっと!」

美希「ひゃ!? は、ハニー?」

美希(お姫様抱っこ……! ハニー力強いの……)

P「美希、美希の部屋はどこだ?」

美希「えっと……二回の奥から二番目なの……」

P「ああ、わかった」

P(勢いでお姫様抱っこしたのはいいが……密着度がやばいな)
P「美希、ベットに下すぞ」

美希「ありがとうなのハニー」

P「気にするな。看病だからな」


P「ところで、のど乾いたりしてないか? 一応手ぶらで来るのも悪いと思ってポカリとか買ってきたんだが」

美希「ありがとうなの。どうして熱の時のポカリっていつも以上に美味しいのかな?」

P「あー。わかる。確かに超美味いよな。でもなんでなんだろう」

美希「やっぱりとっても美味しいの」ゴキュゴキュ
P「飲んだら布団かぶって寝るんだぞ」

美希「はーいなの」バサッ

P「水枕と冷えピタはまだ冷たいな。美希、寒くないか?」

美希「少し熱いくらいなの。でも同時に寒いかな。とっても変な感覚なの」

P「あーわかるぞ。熱出てるときって暑いと寒いが混合しているんだよな。相反するものなのにな」

美希「とっても気持ち悪いの。汗も噴き出てくるし……」

P「服はまだ交換しなくて大丈夫なのか?」

美希「まだ汗で気持ち悪くはないの」

P「そうか。なら、このままもうひと眠りだな」

美希「ミキもそのつもりだったけど、なんだか眠気がなくなったの。眠くないの」
P「横になって目をつむっていれば気づかないうちに寝ているさ」

美希「えー……でも、せっかくハニーが来てくれているのに……」

P「別に俺のことは気にしなくていいぞ。看病にやってきてるんだからな。それとも本当に寝れなかったら映画でも見るか? DVDプレイヤー持ってきたんだ」

美希「そうじゃなくて……もう、わかってるけどハニーって本当に鈍感さんなの」

P「わ、わるい。映画じゃなくて漫画だったか? 安心しろ、サラリーマン金太郎持ってきた」

美希「女の子に持ってくるチョイスじゃないと思うの……。じゃなくて、せっかくハニーが来てくれたからミキはハニーとお話ししたいな」

P(ぐはっ! 熱のせいで常時紅潮している顔と熱のせいで潤んだ瞳に上目使いでそんなセリフ……ミキミキは最高だぜっ!)

P「美希がそれでいいなら俺は付き合うが……」
美希「ありがとうハニー。ところで、ハニーお仕事はどうしたの? ミキの看病に来れるほど暇なの?」

P「今日はわりかし暇だった。ある仕事といえば、アイドルたちの送り迎えとか現場に行ったりとか」

美希「みんなのこと放っといても大丈夫なの?」

P「ああ。実は俺が美希の看病をしに行く事になったのは春香の提案なんだ」

美希「春香の?」

P「私たちは大丈夫ですから、美希の看病に行ってあげてください。だってさ」

美希「ふーん、なの」

美希(春香……そんな敵に塩を送るような事……優しいの、春香は)
P(まぁ、実際は……)

――――…………

P「あああ、心配だ心配だ心配だ心配だ心配だ心配だ」

春香「あ、あれ。どうしたのかなプロデューサーさん」

千早「あんなに貧乏ゆすりして……」

真「なんか眉間に皺よせて……」

雪歩「ひたすらに心配だと呟く……」

伊織「気持ち悪いったらありゃしないわね」
やよい「どうしてあんなふうになってるんでしょー?」

亜美「な→んか兄ちゃんが電話し終わってからだよね→」

真美「その時からず→っとあんな調子だよね→」

貴音「それにしてもあのただならぬ雰囲気……面妖な」

響「なんくるないさーだけでは通用しなさそうだぞー……」

律子「小鳥さん。プロデューサー殿があんなふうになってる理由ご存じですか?」

小鳥「え? 多分知ってますよ?」

皆「「!」」

小鳥「今日、美希ちゃんがお休みみたいです。熱みたいで。それで家に家族が誰もいないらしいんです。だからそれを心配してるんじゃないでしょうか」

伊織「それだけであの狂いよう……」

千早「病気ね。プロデューサーが」
春香「プロデューサーさん!」

P「心配だ心配だ心配だ心ぱ……おお、どうした春香」

春香「お見舞いですよお見舞い!」

P「お、おみ?」

春香「美希が一人で熱だしてるんですよ! これはいっそお見舞いじゃなくて看病しに行ってあげるべきです!」

P「とは言っても、俺にだって仕事がだな……」

律子「今日はプロデューサー殿の仕事は全部私が引き受けましょう。最近はやっと忙しくないので全部こなせます」

真「そうですよ! いってあげてください」

雪歩「きっと美希ちゃん一人で寂しい思いをしていると思います!」

亜美「行ってあげなYO!」

真美「そうだYO!」

響「病気の時に誰かがそばにいてくれると心強いからなー!」


あずさ「美希ちゃん、喜んでくれると思いますよー」

やよい「そうですねー。なんだかんだで美希さんって寂しがり屋ですもんねー!」

律子「皆もこういっていることですし、気兼ねなく行ってあげてください」

P「み、みんな……!」

春香「それに、大好きな大好きな美希が病気だって知ったら気が気じゃなくて仕事になりませんよね?」ボソッ

P「はぁ!? い、いや……」

春香「ふふ。否定しないところ可愛いですよプロデューサー」

P「〜〜っ! い、行ってくる!」


貴音「あ、待ってくださいぷろでゅーさー。美希のためにこの精が付くとんこつらぁめんを……」

千早「もうプロデューサー行ってわよ」

伊織「ってかそんな脂っこいもの病人が食えるわけないでしょ」
×千早「もうプロデューサー行ってわよ」
○千早「もうプロデューサーいったわよ」
当方、もともと誤字脱字が半端ないうえに、熱も引きましたがまだ37度で朦朧としながら書いています。
各自脳内保管で何卒よろしくお願いします。
――――…………

P(春香に俺が美希が大好きだってばれてたのは意外だった……とりあえず美希にはバレないようにしっかりしなくちゃな)

美希「ところでみんな元気だった?」

P「ああ、皆元気だ。元気じゃないのは美希くらいだぞ?」

美希「ははは……がんばって治すの」

P「ああ。インフルエンザでもなければすぐに治るさ。いつもみたいにはしゃがなければな」

美希「今は大人しい?」

P「むしろしおらしくて可愛いくらいだ」

美希「かわっ……不意打ちは卑怯なの……」

P(やべ……口がすべっちまった……)

P「美希の今後の方針としてしおらしいのはウケるかもな」

美希「ハニーが可愛いっていってくれるくらいだから……美希、やってもいいの」

P「冗談だ。美希は素のいつも通りの美希が一番キラキラしてるよ」

P(それにマイスイートエンジェルミキミキたんのこんなレアショットを他の男どもに見せてたまるか)
P「そういえば、さっきから全然咳していないな」

美希「うん。のども鼻も異常なの」

P「そうなのか?」

美希「ただ熱が出たってだけかな? ふわふわふらふらするだけなの」

P「ならあんまりひどくはないんだな。咳こむと息するだけで辛いからな」

美希「冷たくて乾燥する空気がのどに突き刺さるんだよね。あれはとってもつらいの」

P「じゃあ貰ってきたのは鎮痛剤とか解熱剤とかか?」

美希「多分そうなの。ミキ、あんまりお薬詳しくないからわかんないけどね。タミフルぐらいしか名前は知らないの」

P「俺もあんまり詳しくないさ」
P「……っともうお昼の時間か。美希、おなかはすいてないか?」

美希「食欲はあんまりないの」

P「そうか。ならもう少ししてから食べるか?」

美希「ううん。もうたべちゃおうかな」

P「食べれるのか?」

美希「ミキね、熱出たときはだいたい食欲ないの。でも食べないと回復しないの」

P「えらいな。美希は」

美希「早く回復していつものキラキラしたミキの姿をハニーに見てもらいたいの……それよりハニーは今のしおらしいミキのほうが好き?」

P「病気状態が好きってわけはないだろ。俺がおかゆでも作るか? それとも母親が何か作り置きでもしてるのか?」
美希「キッチンにお母さんが作ったおにぎりがあるの」

P「わかった。とってくるよ」

美希「あふぅ……なにからなにまでありがとうなの」

P「あたりまえだろ。美希は病人なんだからな」


P「それにしても熱でてんのによくおにぎり食べられるな」

美希「大好物だから自然と食欲沸くの」

P「それでも食べづらいってあるんじゃないか?」

美希「ミキ昔から食欲はなくなって食べる量は減っても、お粥だけしか食べられないってことはないの」

P「そ、それはすごいな……俺は絶対無理だ……微熱ならともかく38度くらいだったら固形物はあまり食べたくない」

美希「そうなの? でもそれじゃあ回復遅くならないの?」

P「いや、一瞬で治るほうだ。体力あるからな」
美希「へ〜? ハニーは体力あるようにはみえないの〜」

P「ふふふ……それは俺のこの顔つきとメガネで判断しているな?」

美希「その通りなの。もやしっこにしか見えないの」

P「ふふふ。じつは筋トレ好き体力作り好きなのさ。最近は忙しくて筋肉落ちてきたがまだまだ現役だよ」

美希「ふーん。スーツの下に隠された筋肉ってことなの?」

P「その通り!」

美希「じゃあ、お腹、さわってい?」

P「おう。いいぞ」

美希「それじゃあ失礼します、なの」

P「どうだ。無駄な脂肪ない所か固い腹筋があるだろう?」サスラレサスラレ

美希「わあ。細マッチョなの。すごいの」サスリサスリ

P(なんか流れでミキミキに触って貰って興奮が有頂天……くっ、この状態が続いてミキミキの手がもう少し下に行ってしまったら大惨事になるぞ……)
美希「ん。ありがとうなの」

P「お……そうか……」

P(ふぅ……助かったもっと触ってほしかった……じゃなくて助かった)

美希「そういえばハニー。ハニーのお昼ご飯は?」

P「ん? ……ああ俺か? 俺は来る途中で買ったおにぎりがある。もちろんツナマヨだ」

美希「ツナマヨ美味しいの」

P「ああ。ツナマヨは至高だ。人類が作り上げた最高の産物と言っていい」

美希「……それ、なめたけとマヨネーズにもいってたの」

P「その二つも至高」
美希「ごちそうさまなのー」

P「俺もごちそうさま」

美希「あふぅ……」

P「美希、どうだ具合の方は」

美希「食べ物入ったら眠くなって来たの」

P「そうか。食後の薬とかは?」

美希「朝夕食後なの。お昼は関係ないの」

P「わかった。熱は……食後は高くなってるから今計っても仕方がないか」

美希「ごはん食べる前に計れば良かったね」

P「ああ。完全に忘れてたよ」

美希「あはは……すぎちゃったことは仕方がないの」

P「じゃあ、寝るか。お休みな美希」

美希「ミキ寝てる間、ハニー何してるの?」

P「持ってきた小説でも読んでるさ。なかなか暇なくて読む機会がなかったから丁度よかったよ」
美希「そっか。じゃあ、おやすみのちゅーが欲しいの」

P「なに言ってんだ。熱下げるためにも早く寝ろ」

美希「ぶー。ハニーのけちんぼ」

P「けちんぼで結構。さ、おやすみ美希」

美希「あふぅ……お休みなさいなの」


美希「zzz」

P「」ペラッ

美希「zzz」

P「」ペラッ

美希「zzz」

P「おやすみのキスだっけ?」ペラッ

美希「zzz」

P「」ペラッ

美希「zzz」

P「」チュッ

美希「zzz」

P「」ペラッ

美希(はわわわわわわわわわわわわわ!)

P(ああああああ! やってしまった!)
P「ちょっと、待ってな。今、取りに行くから」

美希「あ! ちょっと待ってなの」

P「ん? どうした?」

美希「食べる前に着替えて汗拭きたいの。今のミキ、ビショビショだから」

P「ああ、わかったよ」

美希「それでね? ハニーに汗拭くの手伝って欲しいの!」

美希(さっきのキスの仕返しなの! こんなふうにからかえばハニーは顔真っ赤にするの!)

P「ああ、わかったよ」

美希「あはは、冗だ……え?」

美希(ははははははハニーは何を言ってるのおおおお!?)

P(おおおおおお俺は何を言ってるのおおおお!?)
P「と、とりあえず、体拭くのにこの部屋の温度は寒くないか?」

美希「え? あっついくらいなんだけど……」

P「それは美希が布団の中にいるからな。上半身起こしてみろ」

美希「ん……あ、結構寒いの」

P「だろうな。ヒーターつけて部屋が暖まったら体拭こうな。拭いている間に底冷えしたら洒落にならないもんな」

美希「わ、わかったの」

P(よ、よし。なんとか時間を伸ばすことに成功したぞ……あとはそのうちに覚悟を決めるだけだ)

美希「あ、あと、ミキの来てる服の何もかもがびっしょりだから替えを用意して欲しいな」

P「ん? ああ、分かった」
美希「その箪笥の上から2番目にパジャマが入ってるの」

P「このピンクのでいいか?」

美希「そうなの。それでね……えと……」

P「ん? どうした?」

美希「そのパジャマの入ってるところの一個下に下着が入ってるの……」

P「え゙……それは俺が取っていいのか……?」

美希「ハニーなら下着の一つや二つぐらい別になんてことないの」

P「いや、しかしだな……」

美希「緊急事態だからしょうがないの」

P「緊急事態ならしょうがないよな……」
P「このピンクのでいいか?」

美希「ハニー、そういうパンツが好きなの?」

P「ち、違う! 一番前にあったやつを取っただけだ!」

美希(その対ハニー用勝負下着は一番前にはないの。でも見事それを取ったってことはミキの目に狂いはなかったの)

P「か、替えの服、ここに置いとくぞ」

美希「わかったの」



美希「は、ハニー……すっごくあっついの……」

P「お、大分いい感じに部屋が暖まったか?」

美希「やりすぎだと、思うな……」

P「俺でもかるく汗出るぐらいだしな……美希なら灼熱地獄に感じるか……?」

美希「早く汗拭いてほしいの……気持ち悪いの」


P「濡れタオルと乾いたタオル。それに水の入ったタライ。よし、準備オッケーだ」

美希「……うん」ハァハァ

P(さぁて……勝負の時は来た……覚悟を決めろ!)

P「美希、上半身を起こしてくれ」

美希「」ハァハァ

P「美希?」

美希「ああ……ごめんなさいなの。全然ちから入らないの」

P(しまったー! 部屋の温度あげすぎて美希がグロッキーだー!?)

美希「あふぅ……」

P(こうなったら、俺が……)

P「美希、体起こすぞ?」

美希「うん……」


P(後ろから美希の体を支えつつ、後ろから美希の体の前に手を回して……)

P「美希、ボタン外すぞ」

美希「うん……いいよ……?」

P(いっこずつ……丁寧に……)プチップチッ

P(全部外し終えたら前をはだけさせて後ろにスライドさせるように脱がす)

P「美希、万歳だ」

美希「……ばんざーい」

P(そして下からまくり上げるように肌着をかすみ盗る!)

P(よし……これで美希は上半身裸だ……)

P「美希、寒くないか?」

美希「すごく暑いの……」
P「そうか。体拭くぞ」

美希「お願い……なの……」ハァハァ

P(うう……にしても……エロい)

P(俺は美希の後ろにいるから二つの山の頂きを覗いているわけではないのだが……)

P(こんなにも、風邪美希がエロかっただなんて……)

P(部屋の温度と病気による体温で色白の美希の肌全体がうっすら薄紅色に染まり)

P(肩、肩甲骨、背骨、少し浮き出たあばら、ウエスト、腰、すべてが汗によってぬらぬらと鈍く輝いていて)

P(美希の口で行う大きな呼吸によって、それらが呼応して動きをなしている)

P(それだけじゃない。今、美希の体を拭くために美希の髪をまとめてあげているのだが……)

P(それに伴って姿を見せ始めたうなじ! 普段めったに見ることのできない美希のうなじ!)

P(……ここまでの思考。約0.2秒。もっと崇めていたいが早く美希の体を拭こう)
P(よし……まずは、背中から)ピトッ

美希「ひゃっ!?」

P「お、おお!? どうした美希!?」

美希「ちょ、ちょっと冷たくてびっくりしただけなの……」

P「そ、そうか」

P(び、びっくりした)

P(気を取り直して……上から下に……撫でるように)

美希「ん……」

P(一切の拭きこぼしのないように最新の注意を払って)

美希「あ……」

P()

美希「あう……あ……」

P(なんだよその悩ましい声は勃起するじゃねえか畜生おおお!!)
P(無心だ……とにかく無心……)

美希「ん……あふぅ……」

美希「あ……んん」

P(よ、よし! 肩から腰にかけては終了だ!)

P「次は腕やるぞ」

美希「ん……わかったの……」

P(腕の付け根からゆっくりと手先に向かって)

美希「……あふぅ」

P(よし……腕だから感じでないみたいだな……しかし、次は……前)

P(下っ腹、鳩尾、鎖骨は問題ないにしても……立ちはだかるは……おっぱい……)

P(中学生にしてこれでもかと盛りつけられた特大極上プリンを俺はこの手で拭かなくてはいけない……)

P(……くっ! 考えるな! ただひたすらに無心で……)

P「美希、これから前を拭くが……大丈夫だよな?」

美希「ハニーなら……どこを触られたって、平気なの……」

P「」

P(いかんいかんいかん。理性をかなぐり捨てるところだった)

P(鎖骨)

美希「あ……」

P(腹回り)

美希「ん……」

P(下っ腹)

美希「あん……」

P(ふぅ……残すは、胸のみ)

美希「はぁはぁ……あふぅ」

P(美希の体力的に考えても、迅速な行動で対処しなくてはならない)

P(それでは………………いただきまーす!)モミュ

美希「あふぅっ!?」プルン

P(これは……イチゴババロア!)モミモミモミモミ

美希「あ……ん……ふぅ……」

P(爪を立てたら破けてしまいそうな程の繊細な柔らかさと)モミモミモミモミモミモミモミモミモミ

美希「あう……あっ…………あふぅ……」

P(どこまでも指が深く深く食い込み、それに抵抗している確かな弾力!)モミモミモミモミモコミチモミモミモミモミ

P(そして……その頂きに君臨するイチゴ)コリッ

美希「ひゃう!? は、はにー……どこ触って……?」

P(そう、星井美希はイチゴババロアで出来ていた)コリコリコリコリ

美希「あっ……そ、そんなに激しくしちゃ……んっ」

P(胸だけでこんなに固くして……美希はえっちだなあ)コリコリコリコリコリコリ



P(こうして、美希の体を拭き終えた俺は美希と一緒にイチゴババロアを食べていた)

美希「もう! ハニーはえっちなの! 絶許なの!」

P「ババロアうめえ」

美希「ねえ! 聞いてるの!?」

P「どうした? ババロア、食べないのか?」

美希「ごまかさないでなの!」


~翌日~

美希「おはようございますなのー!」

真「あ、美希、おはよう」

雪歩「おはよぉ、美希ちゃん」

春香「おはよう、美希! 熱はもう大丈夫なの?」

美希「うん! もうへっちゃらなの! あれ? ハニーは?」

亜美「にーちゃんならね→」

真美「インフルでお休みだYO」

美希「え! インフル……?」

律子「なんだか知り合いの>>1っていう男にうつされたらしくてね」

小鳥「それもB型インフルエンザのほうで大変なんですって」

美希「そ、それは大変なの……」


貴音「そんな時こそらぁめんです」

伊織「まだいってんのあんた……」

千早「美希、間違ってもお見舞いに行こうとか思っちゃダメよ」

美希「あー。大丈夫、それは分かってるの千早さん。流石にインフルエンザ貰うわけにはいかないもんね」

春香「プロデューサーさんには可哀想ですけど、一人で頑張って治してもらうしかありませんね……」


春香「じゃあ! プロディーサーさんがいない分今日も765プロ、ファイトー」

『オー!!!』





P「ごふっごふっ……うぅ、美希ぃ…………げふっ……辛いよぉ……助けてよぉ……」


                                   FIN


08:26│星井美希 
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