2013年12月02日
市原仁奈「プロデューサーの気持ちになるですよ」
モバマスSSです
今回は少し長めかもしれません
それでもよければオナシャス
今回は少し長めかもしれません
それでもよければオナシャス
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仁奈「おはよーごぜーます」
P「…あ、おはようございます市原さん」
仁奈「元気ねーですね。どーしやがりました?」
P「実は…大事な打ち合わせが入っていたのを忘れてしまって…」
P「アイドルの様子も見なくてはいけないんですが…どうしよう……」
仁奈「それは困りやがったでごぜーます」
P「打ち合わせ場所も遠いですし…」ハァ
仁奈「どうしやがりますか…」ハァ
仁奈「…!」ピコーン
P「何か良いアイデアが思いつきましたか?」
仁奈「仁奈がPになればいいですよ!」
P「…え?」
仁奈「仁奈がPになって打ち合わせに行ってやりますよ!」
P「…それは難しいんじゃないかと」
仁奈「ダメでごぜーますか」シュン
ちひろ「それじゃアイドルの様子を見てもらえばいいんじゃないですか?」
仁奈「それが良いでごぜーます!」
P「ちひろさん何言ってるんですか…」
ちひろ「アイドルの様子を見るくらいなら仁奈ちゃんに任せてもいいんじゃないですか?」
ちひろ「どのみちPさんは打ち合わせにでなくちゃいけないんですし」
P「いや、それでも―」
ちひろ「仁奈ちゃんもやる気ですしね」
仁奈「頑張るですよ!」
ちひろ「ほら♪それに…」
ちひろ「打ち合わせを忘れていたのは誰ですか?」
P「…僕です」
ちひろ「それじゃ決まりですね」ニコ
仁奈「仁奈に任せやがってください!」
P「でも現場に市原さん一人で行かせるわけには…」
ちひろ「それもそうですね…それじゃ誰かに手伝ってもらいましょう」
ちひろ「今日お仕事が入ってない人は…いました」
留美「それで私が選ばれたのね」
P「すみません…お願いしてもよろしいでしょうか?」
留美「P君の頼みなら仕方ないわ。やってあげるわ」
P「ありがとうございます」
留美「でも…」
P「なんでしょう?」
留美「後で埋め合わせはしてもらうわよ」
P「わかりました」
P「それじゃ行ってきます」
仁奈「頑張ってきてくだせー」
留美「行ってらっしゃい。それじゃ仁奈ちゃん、今日一日よろしくね」
仁奈「よろしくおねげーします」ペコリ
留美「それじゃまずは―」
仁奈「待ちやがるですよ」
留美「あら、何か?」
仁奈「このままじゃPの気持ちになれないですよ!」
留美「…?」
仁奈「今の仁奈はウサギの気持ちになってやがります」
留美(ウサギの着ぐるみを着てるからかしら)
仁奈「このままじゃダメでごぜーます…」シュン
留美(スーツがあればいいのかしら。でも子供用のスーツなんて…)
留美「…少し待ってなさい」
留美(衣裳部屋にあれば良いのだけれど…)ガサガサ
留美「……本当にあるなんて…サイズも合いそうね。でも…」
留美「なんで黄緑色なのかしら…?」
留美「はい、これでいいかしら?」
仁奈「…!?すごいでごぜーます!留美おねーさんは魔法使いでやがりますか!?」
留美「そうじゃないわ、ふふっ」
仁奈「ありがとーごぜーます。これでPの気持ちになれますよ!」
留美「それは良かったわ」
仁奈「Pの気持ちになるですよ!」ンションショ
留美(黄緑色なのは気にしないのね)
仁奈「準備万端でごぜーますよ!」
留美「それじゃ行きましょうか、仁奈プロデューサー」
仁奈「…!行くでごぜーます!」
留美「まずはライブ前の奏の様子を見に行きましょう」
仁奈「分かりやがりました」
― ライブ会場 ―
奏(ライブ前は…やっぱり緊張するわね)
仁奈「奏おねーさん」
奏「あら仁奈ちゃん、どうしたの?」
仁奈「Pの気持ちになるですよ」
奏「…?Pさんと一緒に来たの?」
仁奈「違うでごぜーますよ」
奏「そう…Pさんが来てくれるって言っていたのだけれど…」
仁奈「Pは…Pは……」
仁奈「遠くへ行っちまったでごぜーます」
奏「」
奏「Pさんが亡くなったってこと…?」
仁奈「…」
奏「嘘…昨日会った時は元気だったのに」
留美「そうじゃないわ」
奏「留美さん…どういうことですか?」
留美「P君は打ち合わせでこれなくなったの。代わりに私たちが来たってわけよ」
奏「…そういうことですか」
仁奈「今日は仁奈がプロデューサーでごぜーます!」
奏「ふふっ、かわいいプロデューサーさんね」
仁奈「奏おねーさんは困ったことありやがりますか?なんでも言ってくだせー」
奏「そうねぇ……それなら…」
奏「ライブ前だから少し緊張してるの。どうすればいいかしらプロデューサーさん」
仁奈「奏おねーさんも緊張しやがりますか」
奏「えぇ、そう見えないかもしれないけどね」
仁奈「…それじゃしゃがんでくだせー」
奏「これでいいかしら…あら」
仁奈「」ナデナデ
仁奈「仁奈が緊張してる時はいつもPが頭なでやがります」
仁奈「仁奈は頭撫でてもらうと緊張が吹っ飛びやがりますよ」ナデナデ
奏「…ふふっ、本当に緊張なんか吹っ飛ぶわね」
仁奈「そうでやがりましょう!」フンス
奏「ありがとうプロデューサー、もう大丈夫よ」
仁奈「そうでごぜーますか」
奏「えぇ、本当よ…プロデューサーそのまま動かないでね」
仁奈「なんでごぜーますか?」
奏「お返し」チュ
仁奈「」
仁奈「いきなり何しやがるんですか!?」
奏「あら、緊張を取ってもらったお返しよ。プロデューサー」
仁奈「アイドルとプロデューサーはそういう関係を持ちやがったらダメでごぜーますよ!」
奏「そうね。でも気持ちを伝えるだけならいいんじゃないかしら?」
仁奈「…それもそーでやがります!」
奏「ふふっ、それじゃ行ってくるわねプロデューサー」
仁奈「頑張ってくだせー」
仁奈「大変なことになりやがりましたよ…」
留美「大丈夫よ。あの子はいつもああだから」
仁奈「そうでやがりますか」
留美「それより…P君はいつも仁奈プロデューサーの頭をなでてるの?」
仁奈「モフモフもしやがりますよ!」
留美「そう…」
留美「…さて次は…トライアドプリムスのレッスンを見に行きましょう」
仁奈「了解でごぜーます!」
― レッスン場 ―
仁奈「みんないるでごぜーますか!」
凛「本当に仁奈ちゃんが来た…」
加蓮「メールでは連絡来てたけどね」
奈緒「それじゃPさんは来ないのか」
加蓮「なに奈緒、さびしいの?」クスクス
奈緒「そ、そうじゃねぇよ!」
仁奈「おねーさんたちは元気でごぜーますね」
加蓮「ハイハーイ、仁奈プロデューサー」
仁奈「なんでごぜーますか?加蓮おねーさん」
加蓮「今日のレッスンは何をするんですか?」
奈緒「いや、仁奈にそれ聞くのは酷くないか」
凛「今まで教えてもらったところまで私たちでやればいいんじゃない?」
奈緒「それもそうか。んじゃ始めるか」
仁奈「待ちやがってくだせー」
凛・奈緒「?」
仁奈「ちゃんと考えてきやがりましたよ!」
凛・奈緒「…え?」
加蓮「さすが仁奈プロデューサー♪」
仁奈「今日はキグルミレッスンをしやがりますよ!」
奈緒「着ぐるみって…あたしたち使わねぇぞ」
加蓮「まぁいいじゃん。それでそれで?」
仁奈「まずはこれを着てくだせぇ」
凛「ウサギ…の着ぐるみ?」
仁奈「そうでごぜーます」
加蓮「でも一着しかないね」
トライアド「…」
凛・加蓮「奈緒」
奈緒「なんであたしなんだよ!」
奈緒「お前らが着ろよ!」
凛「そこは年長者に譲らないと」
加蓮「そうそう、年上は敬わらないと」
奈緒「こういう時だけしかしねぇだろ!」
仁奈「奈緒おねーさんはキグルミ嫌いでやがりますか?」ウルッ
奈緒「いや、そういうわけじゃっ…!」
凛「奈緒がやらなくちゃ仁奈ちゃん泣いちゃうよ?」ヒソヒソ
加蓮「ちっちゃい子を泣かせるのは良くないよ?」ヒソヒソ
奈緒「…っ!…後で覚えてろよ!」
奈緒「…これで…いいのか」カァ
凛「似合ってるよ奈緒」クスクス
加蓮「まさに恥じらい着ぐるみだね」クスクス
奈緒「…お前ら!」
仁奈「それじゃ次はこうするでごぜーます!」
仁奈「になうさぎピョーンピョン♪」
トライアド「…」
凛「…それ誰から教えてもらったの?」
仁奈「美羽おねーさんからでごぜーます!」
加蓮「…そっか」
それじゃ「奈緒おねーさんやりやがってくだせー」
奈緒「ってさっきのをか!?無理無理!」
加蓮「ほら、そんなこと言わずに」
凛「プロデューサーの命令だよ?」
凛・加蓮「がんばって奈緒おねーさん♪」
奈緒「…お前ら……わかったよ!やってやるよ!」
奈緒「な、なおうさぎピョーンピョン…」
「…」
加蓮「普段は恥ずかしがってるのが良いんだけど…」
凛「今回はキツイなぁ…」
奈緒「ウゥ…」
仁奈「次は加蓮おねーさんの出番ですよ」
加蓮「私かー。一度着ぐるみ来てみたかったんだよね♪」
凛・奈緒「「楽しそう」だな」
加蓮「これでいいかな?」
凛「結構似合ってるよ加蓮」
加蓮「そう?ありがと!…これ奈緒の匂いがするよ」
奈緒「嗅ぐな!」
仁奈「それじゃやりやがってくだせー」
加蓮「分かったよ仁奈プロデューサー」
加蓮「かれんうさぎピョーンピョン♪」
奈緒「ノリノリだな…」
凛「でもキツイね…ギャグのせいじゃない?」
仁奈「次は凛おねーさんの出番ですよ」
凛「うーん、できればやりたくなかったんだけどなぁ…」
加蓮「思いっきりやれば大丈夫だよ」
奈緒「そうでもない気がする…」
仁奈「凛おねーさんはこれでごぜーます!」
凛「…うさ耳?」
仁奈「ニナウサギにメルヘンチェーンジ☆」
仁奈「こーでごぜーます!」
奈緒「…誰のまね」
仁奈「菜々おねーさんが教えやがったですよ」
凛「…え、これやるの?」
加蓮「がんばれー」
奈緒「あたしたちはもうやったんだから逃げんなよ」
凛「さっきよりもハードル高いじゃん!」
加蓮「凛ならできるよ!」ワクワク
奈緒(こいつ…楽しんでやがる)
仁奈「やらないでごぜーますか」ウルッ
凛「…っ!わかった…」
加蓮「リンウサギじゃなくてリンリンでいこう!」
凛「加蓮…!」
仁奈「それがいいでごぜーますね!」
凛「…っ!」
凛「…ハァ。わかったリンリンでいいよ…」
仁奈「それじゃやってくだせー!」
凛「…リンリンにメルヘンチェーンジ☆」
加蓮「…!」プルプル
奈緒(本当にやりやがった)プルプル
凛「…もうどうでもいい……」
仁奈「いいでごぜーますよ!」
P「渋谷さんはこういう路線で売りたかったんですか?」
凛「……いつからいたの?」
P「…言わなくちゃダメですか?」
凛「早く」
P「…えっと……なおウサギからです」
奈緒・加蓮「…え?」
奈緒「だったらさっさと言えよPさん!」
凛「覗きとか最低だよ」
加蓮「後で償いしてもらうしかないなー」
P「…僕が悪いんですか?」
トライアド「当たり前じゃん」
P「…あ、はい。すみませんでした……」
― 事務所 ―
P「償いって何すればいいんだよ…」
仁奈「仁奈ちゃんとPの気持ちになれたでごぜーますよ!」
P「そうですか。ありがとうございます市原さん」
P「留美さんもありがとうございます」
留美「別にいいわ。休日に何をすればいいかわからないから」
P「…そうですか。埋め合わせは今度させてもらいます」
留美「ええ。期待してるわ」
仁奈「仁奈はパンダのキグルミが欲しーでごぜーます!」
P「努力します」
仁奈「Pが困った時は仁奈プロデューサーにお任せくだせー!」
仁奈「バッチリ仕事しやがりますよ!」
P「頼もしいですね。また機会があったらお願いします」
仁奈「任せてくだせー!」フンス
おわりんなおかれん
おまけ
留美「そういえばP君」
P「なんでしょうか?」
留美「仁奈ちゃんの頭をなでてあげているとか」
P「…あれは―」
留美「いつもやっているらしいわね」
P「…えっと―」
留美「なでて」
P「え?」
留美「私の頭をなでて頂戴」
P「」
本当のおわり
これで終わりです
読んで下さった方ありがとうございます
登場人物増えると難しいね(白目
仁奈「おはよーごぜーます」
P「…あ、おはようございます市原さん」
仁奈「元気ねーですね。どーしやがりました?」
P「実は…大事な打ち合わせが入っていたのを忘れてしまって…」
P「アイドルの様子も見なくてはいけないんですが…どうしよう……」
仁奈「それは困りやがったでごぜーます」
P「打ち合わせ場所も遠いですし…」ハァ
仁奈「どうしやがりますか…」ハァ
仁奈「…!」ピコーン
P「何か良いアイデアが思いつきましたか?」
仁奈「仁奈がPになればいいですよ!」
P「…え?」
仁奈「仁奈がPになって打ち合わせに行ってやりますよ!」
P「…それは難しいんじゃないかと」
仁奈「ダメでごぜーますか」シュン
ちひろ「それじゃアイドルの様子を見てもらえばいいんじゃないですか?」
仁奈「それが良いでごぜーます!」
P「ちひろさん何言ってるんですか…」
ちひろ「アイドルの様子を見るくらいなら仁奈ちゃんに任せてもいいんじゃないですか?」
ちひろ「どのみちPさんは打ち合わせにでなくちゃいけないんですし」
P「いや、それでも―」
ちひろ「仁奈ちゃんもやる気ですしね」
仁奈「頑張るですよ!」
ちひろ「ほら♪それに…」
ちひろ「打ち合わせを忘れていたのは誰ですか?」
P「…僕です」
ちひろ「それじゃ決まりですね」ニコ
仁奈「仁奈に任せやがってください!」
P「でも現場に市原さん一人で行かせるわけには…」
ちひろ「それもそうですね…それじゃ誰かに手伝ってもらいましょう」
ちひろ「今日お仕事が入ってない人は…いました」
留美「それで私が選ばれたのね」
P「すみません…お願いしてもよろしいでしょうか?」
留美「P君の頼みなら仕方ないわ。やってあげるわ」
P「ありがとうございます」
留美「でも…」
P「なんでしょう?」
留美「後で埋め合わせはしてもらうわよ」
P「わかりました」
P「それじゃ行ってきます」
仁奈「頑張ってきてくだせー」
留美「行ってらっしゃい。それじゃ仁奈ちゃん、今日一日よろしくね」
仁奈「よろしくおねげーします」ペコリ
留美「それじゃまずは―」
仁奈「待ちやがるですよ」
留美「あら、何か?」
仁奈「このままじゃPの気持ちになれないですよ!」
留美「…?」
仁奈「今の仁奈はウサギの気持ちになってやがります」
留美(ウサギの着ぐるみを着てるからかしら)
仁奈「このままじゃダメでごぜーます…」シュン
留美(スーツがあればいいのかしら。でも子供用のスーツなんて…)
留美「…少し待ってなさい」
留美(衣裳部屋にあれば良いのだけれど…)ガサガサ
留美「……本当にあるなんて…サイズも合いそうね。でも…」
留美「なんで黄緑色なのかしら…?」
留美「はい、これでいいかしら?」
仁奈「…!?すごいでごぜーます!留美おねーさんは魔法使いでやがりますか!?」
留美「そうじゃないわ、ふふっ」
仁奈「ありがとーごぜーます。これでPの気持ちになれますよ!」
留美「それは良かったわ」
仁奈「Pの気持ちになるですよ!」ンションショ
留美(黄緑色なのは気にしないのね)
仁奈「準備万端でごぜーますよ!」
留美「それじゃ行きましょうか、仁奈プロデューサー」
仁奈「…!行くでごぜーます!」
留美「まずはライブ前の奏の様子を見に行きましょう」
仁奈「分かりやがりました」
― ライブ会場 ―
奏(ライブ前は…やっぱり緊張するわね)
仁奈「奏おねーさん」
奏「あら仁奈ちゃん、どうしたの?」
仁奈「Pの気持ちになるですよ」
奏「…?Pさんと一緒に来たの?」
仁奈「違うでごぜーますよ」
奏「そう…Pさんが来てくれるって言っていたのだけれど…」
仁奈「Pは…Pは……」
仁奈「遠くへ行っちまったでごぜーます」
奏「」
奏「Pさんが亡くなったってこと…?」
仁奈「…」
奏「嘘…昨日会った時は元気だったのに」
留美「そうじゃないわ」
奏「留美さん…どういうことですか?」
留美「P君は打ち合わせでこれなくなったの。代わりに私たちが来たってわけよ」
奏「…そういうことですか」
仁奈「今日は仁奈がプロデューサーでごぜーます!」
奏「ふふっ、かわいいプロデューサーさんね」
仁奈「奏おねーさんは困ったことありやがりますか?なんでも言ってくだせー」
奏「そうねぇ……それなら…」
奏「ライブ前だから少し緊張してるの。どうすればいいかしらプロデューサーさん」
仁奈「奏おねーさんも緊張しやがりますか」
奏「えぇ、そう見えないかもしれないけどね」
仁奈「…それじゃしゃがんでくだせー」
奏「これでいいかしら…あら」
仁奈「」ナデナデ
仁奈「仁奈が緊張してる時はいつもPが頭なでやがります」
仁奈「仁奈は頭撫でてもらうと緊張が吹っ飛びやがりますよ」ナデナデ
奏「…ふふっ、本当に緊張なんか吹っ飛ぶわね」
仁奈「そうでやがりましょう!」フンス
奏「ありがとうプロデューサー、もう大丈夫よ」
仁奈「そうでごぜーますか」
奏「えぇ、本当よ…プロデューサーそのまま動かないでね」
仁奈「なんでごぜーますか?」
奏「お返し」チュ
仁奈「」
仁奈「いきなり何しやがるんですか!?」
奏「あら、緊張を取ってもらったお返しよ。プロデューサー」
仁奈「アイドルとプロデューサーはそういう関係を持ちやがったらダメでごぜーますよ!」
奏「そうね。でも気持ちを伝えるだけならいいんじゃないかしら?」
仁奈「…それもそーでやがります!」
奏「ふふっ、それじゃ行ってくるわねプロデューサー」
仁奈「頑張ってくだせー」
仁奈「大変なことになりやがりましたよ…」
留美「大丈夫よ。あの子はいつもああだから」
仁奈「そうでやがりますか」
留美「それより…P君はいつも仁奈プロデューサーの頭をなでてるの?」
仁奈「モフモフもしやがりますよ!」
留美「そう…」
留美「…さて次は…トライアドプリムスのレッスンを見に行きましょう」
仁奈「了解でごぜーます!」
― レッスン場 ―
仁奈「みんないるでごぜーますか!」
凛「本当に仁奈ちゃんが来た…」
加蓮「メールでは連絡来てたけどね」
奈緒「それじゃPさんは来ないのか」
加蓮「なに奈緒、さびしいの?」クスクス
奈緒「そ、そうじゃねぇよ!」
仁奈「おねーさんたちは元気でごぜーますね」
加蓮「ハイハーイ、仁奈プロデューサー」
仁奈「なんでごぜーますか?加蓮おねーさん」
加蓮「今日のレッスンは何をするんですか?」
奈緒「いや、仁奈にそれ聞くのは酷くないか」
凛「今まで教えてもらったところまで私たちでやればいいんじゃない?」
奈緒「それもそうか。んじゃ始めるか」
仁奈「待ちやがってくだせー」
凛・奈緒「?」
仁奈「ちゃんと考えてきやがりましたよ!」
凛・奈緒「…え?」
加蓮「さすが仁奈プロデューサー♪」
仁奈「今日はキグルミレッスンをしやがりますよ!」
奈緒「着ぐるみって…あたしたち使わねぇぞ」
加蓮「まぁいいじゃん。それでそれで?」
仁奈「まずはこれを着てくだせぇ」
凛「ウサギ…の着ぐるみ?」
仁奈「そうでごぜーます」
加蓮「でも一着しかないね」
トライアド「…」
凛・加蓮「奈緒」
奈緒「なんであたしなんだよ!」
奈緒「お前らが着ろよ!」
凛「そこは年長者に譲らないと」
加蓮「そうそう、年上は敬わらないと」
奈緒「こういう時だけしかしねぇだろ!」
仁奈「奈緒おねーさんはキグルミ嫌いでやがりますか?」ウルッ
奈緒「いや、そういうわけじゃっ…!」
凛「奈緒がやらなくちゃ仁奈ちゃん泣いちゃうよ?」ヒソヒソ
加蓮「ちっちゃい子を泣かせるのは良くないよ?」ヒソヒソ
奈緒「…っ!…後で覚えてろよ!」
奈緒「…これで…いいのか」カァ
凛「似合ってるよ奈緒」クスクス
加蓮「まさに恥じらい着ぐるみだね」クスクス
奈緒「…お前ら!」
仁奈「それじゃ次はこうするでごぜーます!」
仁奈「になうさぎピョーンピョン♪」
トライアド「…」
凛「…それ誰から教えてもらったの?」
仁奈「美羽おねーさんからでごぜーます!」
加蓮「…そっか」
それじゃ「奈緒おねーさんやりやがってくだせー」
奈緒「ってさっきのをか!?無理無理!」
加蓮「ほら、そんなこと言わずに」
凛「プロデューサーの命令だよ?」
凛・加蓮「がんばって奈緒おねーさん♪」
奈緒「…お前ら……わかったよ!やってやるよ!」
奈緒「な、なおうさぎピョーンピョン…」
「…」
加蓮「普段は恥ずかしがってるのが良いんだけど…」
凛「今回はキツイなぁ…」
奈緒「ウゥ…」
仁奈「次は加蓮おねーさんの出番ですよ」
加蓮「私かー。一度着ぐるみ来てみたかったんだよね♪」
凛・奈緒「「楽しそう」だな」
加蓮「これでいいかな?」
凛「結構似合ってるよ加蓮」
加蓮「そう?ありがと!…これ奈緒の匂いがするよ」
奈緒「嗅ぐな!」
仁奈「それじゃやりやがってくだせー」
加蓮「分かったよ仁奈プロデューサー」
加蓮「かれんうさぎピョーンピョン♪」
奈緒「ノリノリだな…」
凛「でもキツイね…ギャグのせいじゃない?」
仁奈「次は凛おねーさんの出番ですよ」
凛「うーん、できればやりたくなかったんだけどなぁ…」
加蓮「思いっきりやれば大丈夫だよ」
奈緒「そうでもない気がする…」
仁奈「凛おねーさんはこれでごぜーます!」
凛「…うさ耳?」
仁奈「ニナウサギにメルヘンチェーンジ☆」
仁奈「こーでごぜーます!」
奈緒「…誰のまね」
仁奈「菜々おねーさんが教えやがったですよ」
凛「…え、これやるの?」
加蓮「がんばれー」
奈緒「あたしたちはもうやったんだから逃げんなよ」
凛「さっきよりもハードル高いじゃん!」
加蓮「凛ならできるよ!」ワクワク
奈緒(こいつ…楽しんでやがる)
仁奈「やらないでごぜーますか」ウルッ
凛「…っ!わかった…」
加蓮「リンウサギじゃなくてリンリンでいこう!」
凛「加蓮…!」
仁奈「それがいいでごぜーますね!」
凛「…っ!」
凛「…ハァ。わかったリンリンでいいよ…」
仁奈「それじゃやってくだせー!」
凛「…リンリンにメルヘンチェーンジ☆」
加蓮「…!」プルプル
奈緒(本当にやりやがった)プルプル
凛「…もうどうでもいい……」
仁奈「いいでごぜーますよ!」
P「渋谷さんはこういう路線で売りたかったんですか?」
凛「……いつからいたの?」
P「…言わなくちゃダメですか?」
凛「早く」
P「…えっと……なおウサギからです」
奈緒・加蓮「…え?」
奈緒「だったらさっさと言えよPさん!」
凛「覗きとか最低だよ」
加蓮「後で償いしてもらうしかないなー」
P「…僕が悪いんですか?」
トライアド「当たり前じゃん」
P「…あ、はい。すみませんでした……」
― 事務所 ―
P「償いって何すればいいんだよ…」
仁奈「仁奈ちゃんとPの気持ちになれたでごぜーますよ!」
P「そうですか。ありがとうございます市原さん」
P「留美さんもありがとうございます」
留美「別にいいわ。休日に何をすればいいかわからないから」
P「…そうですか。埋め合わせは今度させてもらいます」
留美「ええ。期待してるわ」
仁奈「仁奈はパンダのキグルミが欲しーでごぜーます!」
P「努力します」
仁奈「Pが困った時は仁奈プロデューサーにお任せくだせー!」
仁奈「バッチリ仕事しやがりますよ!」
P「頼もしいですね。また機会があったらお願いします」
仁奈「任せてくだせー!」フンス
おわりんなおかれん
おまけ
留美「そういえばP君」
P「なんでしょうか?」
留美「仁奈ちゃんの頭をなでてあげているとか」
P「…あれは―」
留美「いつもやっているらしいわね」
P「…えっと―」
留美「なでて」
P「え?」
留美「私の頭をなでて頂戴」
P「」
本当のおわり
これで終わりです
読んで下さった方ありがとうございます
登場人物増えると難しいね(白目
07:30│市原仁奈