2013年12月02日

荒木比奈「なんか飛んで来たっス」

*短いです。たぶん15レスとか。書き溜めをさくさく落とします
*のんびりするだけの話です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1368934145


P「おーい輝子ー」

ポコ

輝子「よ、…呼んだ?」フヒ

P「…おま、何だその格好…」

輝子「キノコのきぐるみだよ……い、いいでしょ、フヒ」
輝子「ど、どうしてもって言うなら、ぴ、Pにも、着せてあげるよ……」

P「いや、大丈夫だ」

輝子「あ、そう」フヒ…

P「え…じゃあ、キノコ料理でもやったのか?」

輝子「う、うん」

P「食べられる側のきぐるみを着るのか……まあ、動物じゃないだけましか…」

輝子「仁奈ちゃんは、牛さんだったよ」

P「あかん」

柚「和久井さんのお料理番組、けっこう人気みたいだねー」

P「和久井さんそんな番組やってたっけ!? 俺聞いてないぞ!」

留美「当然よ。Pくんには黙っておいてとみんなに言っておいたんだもの」

P「うおう!」

留美「……そんなに驚くことないじゃない…」

P「あ、すいません…いや、後ろからいきなり声をかけられたもので、つい」
柚「そだった…ごめんね留美さん…」

留美「いいのよ。どうせ、そのうち言うつもりだったんだから」ナデナデ

留美「ねえPくん。どうして君には黙っておいてもらったか、分かる?」

P「…ど、どうしてですか?」

留美「いつかあなたに料理を振る舞って、喜んでもらうためよ。驚いて欲しかったの」ニッコリ

留美「それに、努力は黙ってした方が輝くでしょう?」

P「……ソウデスネ」

留美「…どうして目を逸らすのかしら」

比奈(ちょっと気軽に受け止められる重さじゃなかった模様でスね…)
P「おい輝子」

輝子「ひっ、ちょ、P近い……いや、トモダチなら、このくらいがちょうどいい距離……? フヒヒ、いや、私たちは親友だったか……な、ならよし」ウン

P「なにぶつぶつ言ってんだ」

輝子「あ、あれだよ。……そろそろ梅雨だから、キノコも、テンションあがってるんだよ、きっと」

P「アクティブすぎるだろ」ポコ

P「……」ポコポコ

P「ええい鬱陶しい! 食ってやろうか!」

輝子「!? だ、だめ、カニバリズムは、ちょっと」

P「キノコを食するのをカニバリズムとは言わん」
P「事務所ではあんまりキノコを栽培しないでくれって言ったろ?」

輝子「……う、うん。でも……」

P「でも?」

輝子「い、…いいんじゃないかって、言われて……つい」

P「? 誰に」


「呼びましたか!」


P「?」

幸子「ボクですよ!」

P「……」ビュ

幸子「あう」ポコ
幸子「い、痛い! 急にキノコをこっちに投げないでください!」

P「……」ヒュッヒュ

幸子「あっあっ、やめ、ちょ、無言でキノコを投げるのはやめて…」ポコポコ

輝子「あのぅ、できれば私のトモダチをあんまし投げたりはしないで欲しい…」

比奈(絵面がシュールすぎまスね)
ポン

P「……俺の頭にキノコを乗せるんじゃない」

幸子「ふふ。これから梅雨の、ジメジメした季節がやって来ますからね。ちょっとくらい事務所も、騒がしいくらいの方がいいでしょう?」

P「…それは否定しないが」

幸子「えい」グイ

P「…眉にキノコを押しつけるんじゃない」グイグイ
P「お前、変なキノコでも食べたんじゃないだろうな」

幸子「そんなことありません」
留美「食べられるキノコはあるのかしら?」

柚「専門家に聞いてみる?」

幸子「えっと、ここにあるのだとですね…」

輝子「…さ、さすがさっちん…もうすっかり、キノコのことは詳しい……さすが、私の、トモダチのトモダチ…フヒ」

幸子「いや、ボクはあなたとも直接友達のつもりですよ」

輝子「……お、おう」


ワイワイ


P「……まあ、なんか知らんがたしかにみんな楽しそうだな。キノコのおかげで」

比奈「でスね」
P「あっ、てことは、仁奈も…」



仁奈「では、輝子おねーさん!」

輝子「う、うん」

仁奈「仁奈と一緒にキノコの気持ちになるでごぜーます!」

輝子「……ま、まかせて。…それは、ばっちり…フヒヒ」

幸子「どんば場所でも、めげずに生えて来る気概ですかね」

柚「さっちんは真面目っ子だねー」

留美「……キノコの気持ち……キノコにも婚期ってあるのかしら…」ブツブツ



P「楽しそうだな」

比奈「でスねぇ」

楓「そうですね」ニコ



輝子「フヒヒ」

幸子「ふふ♪」

終わり


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