2014年09月29日

凛「あのね…プロデューサー、私さ……彼氏、できたんだけど」

ー事務所ー





凛「…………」







凛「そう、彼氏…」





凛「…………」





凛「うん……えと、学校の2コ上の先輩で、こないだ告白されたから付き合うことにしたんだ…」





凛「背が高くてね、うん……プロデューサーよりちょっと大きいくらいかな」





凛「サッカー部で主将やってて……話したら晴も会いたいって言ってたし…」





凛「………うん」





凛「……うん、幸せだよ?」











SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411920410







凛「…………」





凛「……え、なんで……って、それは」





凛「プロデューサーにはこれまでお世話になったわけだし、そう、アイドルとしてね……うん」





凛「…大丈夫だよ、仕事には支障の出ないようにって彼氏も言ってたしさ」





凛「大丈夫大丈夫、プロデューサーには迷惑かからないようにするよ、いざとなれば私ひとりが……」





凛「……うん」





凛「………そっか…」







凛「………優しいね、プロデューサーは……」















凛「…………」





凛「……」モジモジ







凛「……あ、あのさ…プロデューサー」





凛「……あの、その」





凛「…あ、あとは?」





凛「え?……何がって、あの……さっきまでのはアイドルとしての話だったじゃない?」





凛「だから…さ、その……」





凛「な、何かない?…って……」





凛「いや、そこは止めるとかしてくれない…のかなーって……あ、うん…ゴメン」





凛「いや、あの……たしかに、今のは困るよね…」











凛「私の自由って、それはまぁ……ありがたいことだけど」





凛「……………」









凛「……〜〜〜っ」





凛「……ぁぁぁ……もぅ……」







凛「……スゥ………はぁ……」









凛「ふぅ……やっぱり、慣れないことはするもんじゃないね…本当」













凛「なにがって……その、ウソついたって…いうか」





凛「………」





凛「……………」





凛「そ、全部ウソ…うん、うん」







凛「だから、さっきのはウソだったんだって、彼氏とかいないし……」





凛「いや、それはまぁ……あるけど、あっ!ちが、ぜ、全部断ってるよ?ちゃんと!」





凛「……はぁ、もう…」







凛「……ぁぁ、ごめんね……なんか変なウソついて、私どうかしてるのかも」





凛「いや、それはホントに何でもないから…なんでもないって!」





凛「……プロデューサーも、なんでそこ引き下がるのかなぁ、ホントに付き合ってないのに…」ボソッ







凛「もっと他に、引き下がるタイミングあったのに……むぅ」











凛「何でもない、あぁもうこんな時間か…あ、変に時間とらせちゃったね、プロデューサーにも」





凛「……ん、分かってる」





凛「それじゃ、うん……また後で」





ガチャ… パタンッ









凛「……はぁ、なんか……ばかみたい」





パチンッ



凛「……なにやってんだろ、私」ヒリヒリ















ガタッ…ガタッ







凛「……ん、プロデューサー?…何を」





カチャッ



凛「………」チラッ







凛「…………ぁ」





凛「……ふぅん、そっか………」









凛「………ふふっ…」









end



21:30│渋谷凛 
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