2013年12月11日

法子「ドーナツ?ごめんね!いらない」歌鈴「ふえぇぇぇぇぇぇえええ!!!!」

歌鈴「どっ、どどどどどうしましょうぅぅ!!!!今実家きゃらでんふぁがふぁったびれしゅぱっ」ガリッ

歌鈴「(噛んだァーッ!!)!!!!!」ゴロゴロゴロゴロゴロ

クラリス「道明寺さん。狼狽えては、いけませんわ」


歌鈴「ふぁい……でっ、ででででもっ!じゅれいしぇんにぇんを……じゅれい千年を超える
うちの御神木が!ごしんぼっきゃぎゃぁっ!!」

クラリス「神に仕える者として、私達が今出来る唯一のこと……それはこの凶兆が示すこれから起こる災厄を
皆様に伝え、皆様自身の救済を促すことだけなのです。全ては私達次第なのですよ?」

歌鈴「クラリスさん……!」

クラリス「……さぁ参りましょう。道明寺歌鈴さん。私たちの家族を。友を。その隣人を……救いに」

歌鈴「……ふぁいっ!」

歌鈴「(噛んじゃった……)」

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ちひろ「幸子ちゃんが収録中に事故――!? どういうことですか!!???ってあれっ?切れっ……!?
ちょっ、ちょっと!!!?あのっ!!??」ツーツー

モバP「幸子が、幸子がどうしたんですかちひろさん!?!??」

ちひろ「収録中に天井の設備が落下したらしくて、それで幸子ちゃんが丁度その下に……でもなんだか先方も焦っているのか言っていることが
滅茶苦茶で……!」

モバP「なんだと……!?くそっ、幸子ぉぉぉぉぉおおおお!!」ダッ

ちひろ「ちょっ、何やってんですか!?その格好で外に出るつもりなんですかぁっ!?!? 今度こそ通報されますよ!!??」ガシッ

モバP「服装なんてどうでも良い!俺のアイドルがピンチなんだ、黙ってられるか!!
通報なんざ上等だ や゛っ゛て゛み゛ろ゛よ゛!!゛」ジタバタ

ちひろ「だからって裸にネクタイ一丁で出社する人が居ますか!」

モバP「だってこれしか無かったんだもん!!」

ちひろ「来るときに通報されなかっただけマシですよ……!それになんだか雲行きがさっきよりも怪しくなっていますし……!
歌鈴ちゃんとクラリスさんから絶対に事務所から出てはいけないって言われたじゃないですか!!」

モバP「でも幸子が……俺の所為で幸子がぁ……!」ポロポロ

ちひろ「……起きてしまっては仕方ありません。向こうだって、素人ではないのですから、こういった事態での最善の対処は
心得ているでしょう。……今はとにかく、此処で、アイドルたちの安否を確認することが、我々の仕事なんですよ……
しっかりしなさい!」バシィッ

モバP「ヒギィッ!? ……い、痛いよぉ……」ポロポロ


かな子「最近暑くて……全然お菓子食べる気にならないよぉ」

みちる「解かります。私もぜんっぜん食欲無いんですよね……ちょっと、見るのもきついかなって」

法子「うんうん〜あたしも輪っかのものを見るとなんか胃が気持ち悪くなっちゃうんだよねぇ〜」

「「「ねぇ〜」」」


モバP「なっ……どういう事です、和久井さん!?ちょっと和久井さん!!?」

留美『ごめんねP君……冗談半分で婚姻届出したら……受理、されちゃった』

モバP「そんなっ……馬鹿な……!?」

留美『……コンゴトモヨロシク』

カチャン

ちひろ「なっ、なんですって?和久井さんに何か……!?」

モバP「……最悪だぁ……もうお終いだぁ……」プルプル


ガチャッ

美優「おはようございます……」

ちひろ「あっ、美優さん!? 良かった、無事に来れ――って誰ですかその子!?」

美優「えっと……川島さん、です」

ちひろ「えっ――えぇっ!?ちょっ、どっ、どうなってんのぉ!?」

みずき「みずきわかんないっ!」ニパー

ちひろ「……ちひろ、落ち着け……まだ慌てるような時間じゃない――そうだ、アンチエイジングだと考えるんだ!
そう考えるのが……!!自然……!!」

みずき「パパー!」パタパタパタ

モバP「俺まだ二十二だぞ……? 遊びたりねーよ……」ヒッグエッグ

みずき「どーんっ!」

モバP「アハンッ///!? えっ、ちょっ、誰っ、この子? えっ、あっ、もしかして、三船さんの……?」

美優「……」

美優「貴方と私の子ですよ?覚えてませんか?」

モバP「えぇっ!?」

ちひろ「(どういう事だおい……!? 何がどうなってやがる……!!)」

みずき「えへへ、ママー!」フリフリ

美優「ふふっ」フリフリ

モバP「(駄目だ、頭が落ち着かない……そうか……俺自身が考えることを拒否しているんだ……
まずは鎮めることから始めよう……そう、川の流れのように緩やかに……)」

モバP「……パパはお仕事中だから、ママに遊んでもらいなさい。わかるね?」

みずき「うんっ!」

モバP「ははっ。良い子だ」

美優「みずきちゃん。パパの邪魔しないように良い子で居ましょうね」

みずき「うんっ!みずきわかるっ!」

美優「ふふっ。えらいえらい」ナデナデ


かな子「可愛いなぁ〜お名前は?」

みずき「みずきっ!」

みちる「みずきちゃんパン食べる?」

みずき「うんっ!」

法子「ドーナツもあるよ〜?食べて食べて!」

みずき「わーいっ!いただきますっ!」

かな子「はい、あーんっ」

みずき「あーんっ♪」
みく「おはようございます」

春菜「おはようございます!」

ちひろ「おはよう春菜ちゃん――みくちゃん、貴女……!?」

みく「……へへっ。ちょっと、ドジしちゃいました……」

のあ「」

アーニャ「」

みく「……二人は、今はもう眠っているだけなんで、大丈夫です」

ちひろ「……ねこみみは? ねぇみくちゃん、ねこみみは!?」

みく「……ねこみみが無ければ、多分今頃三人とも……大丈夫です。ストックは、ありますから……」

ちひろ「……」

みく「あぁでも……やっぱりちょっと、心が痛い、かなぁ……。すみませんちひろさん。ちょっと仮眠室借りますね」

ちひろ「……えぇどうぞ、使って」

みく「ありがとうございます、……にゃぁ」ニコッ

バタンッ

美優「……みくちゃん……」

ちひろ「美優さん……二人をソファに寝かせるの、手伝ってください」

美優「はい……」

ちひろ「……どうしてこんなことに……」


かな子「あっ。春菜ちゃんおはよう〜ってあれ、眼鏡は?」

春菜「暑苦しいから今日はコンタクトにした!」

みちる「新鮮ですね!」

法子「解かるよ〜こう暑いと……ねぇ?」

「「「「ね〜」」」」
モバP「はい……はい。解かりました。ありすは白い兎を追いかけたんですね?
……解かりました。こちらでも捜索してみます。ありがとうございました。失礼致します」

ちひろ「(……プロデューサーさん。良かった。美優さんのクーデターでどうなることかと思ったけど。
寧ろさっきよりも落ち着いてくれた……まぁ、現実逃避なんだろうけど)」

美優「ちひろさん。私にも、何か手伝えることありますか?」

ちひろ「……そうですね。あの、美優さんが把握している範囲で、事務所の子達の現状を教えてもらえますか?」

美優「そうですね……礼子さんと志乃さんは今頃マリアナ海溝に葡萄を敷き詰めてワインを作っています。
ヘレンさんは世界です。あっ、間違えた。世界さんはヘレンです。それから木場さんは……」

ちひろ「【子】達って言ったじゃないですか(憤怒)」

美優「あっ、ごめんなさい……えぇと、そういえば、さっき仁奈ちゃんと鈴帆ちゃんに会って……」

ちひろ「まさか……鰻の気持ちになってたか……?」

美優「あ、はい。かわし――うちのみずきが泣いてしまったので、放置してきたのですけど……」

ちひろ「あぁなんてことを……苦情が来る……」

美優「それは大丈夫だと思います」

ちひろ「えっ、何故? だって彼女たち鰻の愛護活動を――」

美優「いいえ? 地元の鰻屋さんの人たちと養殖について真剣に話し合ってました」

ちひろ「何してんだ九歳」

美優「圧巻でしたね。皆、鰻の恰好しているんですから。でも何故八王子駅で……」

ちひろ「……はいっ! じゃぁ、他にはぁ!?」ニコッ

美優「ええと他には……」

モバP「――なんだと!? 着る服着る服が溶けるぅ!? くそっ、俺だけじゃなく、美波までもが犠牲に……!
とりあえず靴下だけ履いてこい。多分、それで大丈夫だ」

ちひろ「何が大丈夫なんですか、自宅待機ですよ自宅待機」

モバP「……」ギンギン

ちひろ「切り落としますよ、それ」

モバP「っ……」シュンッ
春菜「いや〜暑いね〜」

かな子「仕方ないよ、夏だもん」

みちる「しかし今年はいつもより、なんだか辛い季節ですよ……」

法子「不景気だからかもねぇ」

楓「景気が悪いなら、ケーキを食べれば良いじゃない……ふふっ」モグモグ

みずき「わー!」パチパチパチ

楓「ありがとう」ニコッ

みずき「えへへ〜♪」


輝子「ぷ、プロデューサー……ど、どうしよう……!」

モバP「何があったんだ、輝子!」

輝子「あ、あれ……!そ、外……!」

モバP「あれは……世界樹!? なんだってあんたもんが!!?」

輝子「フヒッ……じ、実はっ、あれ、わ、私のきのこ、なんだ……!フヒヒッ」テレテレ

モバP「……そうか……立派なもんだ……」

輝子「……フヒヒッ」

ちひろ「良いから仕事してください」

モバP「はーい」

輝子「そ、それじゃぁ私はプロデューサーの下に――ファッツ!?こんな珍奇なきのこ見たことネェっ!」

モバP「いやん///」


――プツッ

『それではニュースをお送りします』
ちひろ「何故いきなり……?誰もテレビなんて点けていないのに――!?」

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モバP「幸子!幸子じゃないか!?無事だったんだな……!」

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ちひろ「幸子ちゃん……?な、なんで顔がドアップなの……?他のチャンネルは――」

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ちひろ「!? だ、駄目……!!テレビの画面が幸子ちゃんのドアップドヤ顔で固定されてる!?」

美優「それも、少し泣いていますね……よほど怖い思いでもしたんでしょうか……」

モバP「幸子……無事で良かったよ……幸子ぉ……!!」
『――と、都内は非常に混乱しており――』

ちひろ「ニュースは音声だけ普通に流れるんですね……電話も落ち着きましたし、とりあえず、点けときましょうか。
現場のアイドルの事が、何か解かるかもしれません」

『――先ほどの生放送番組で先日お誕生日を迎えた、巷で噂のお騒がせアイドル、棟方愛海さんが――』

ちひろ「また野郎か……!この程度では驚きませんぞ……!」

『――人気アイドルユニット、ジュピターの天ヶ瀬冬馬さんの尻を揉みしだいた事件の続報です』

ちひろ「何しやがってんです!?」

『棟方さん曰く、『何故こんなことになってしまったか解からない。悪魔よりも恐ろしいものが私の中にいるのかもしれない』とのこと。
被害にあった天ヶ瀬冬馬さんは『突然のことで驚いたが、悪い気はしなかった』と頬を赤らめ意味不明の供述をしており――』

ちひろ「……」ピッ

『突如としてスカイツリーを呑み込んだ巨大樹の速報です!!機の根元から大量の死霊を従えた人気アイドル白坂小梅さんの姿が――』ピッ

『これが神崎蘭子さんがいつも大事に抱えているグリモワールですか……どれどれ――』ピッ

『ガッツついに引退を――』ピッ

『如月式豊胸術つい完成――』ピッ

『――『君たちはさがっていろ。小梅君がこうなってのは、我々の不手際だ』『真奈美さん。私が囮なろう。その隙に』――』ピッ



『並木芽衣子 S R 化 』



ちひろ「――あぁっ――あはっ――あひゃっ――あぁっはっはっはっひゃひゃひゃひゃひゃアーッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャーッハッ
ハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!!!!!!!!」


かな子「!? ち、ちひろさん、どうしたのかな……?」

みちる「さ、さぁ……?暑さにやられた、とか?」

法子「怖いなぁ……」

みずき「zzz……」

楓「……zzz」
ガチャッ

仁奈「鰻の気持ちになるですよ!!」

鈴帆「いやーあつかったいねっ!」パタパタ

かな子「おはよう、二人とも。……ってそれは?」

鈴帆「うな重ったい。会合の後でお偉いしゃんにもらったっち。鰻ば食べて元気付けよっと」

仁奈「全員分あるでごぜーます!」

かな子「うわ〜鰻か〜。でもなぁ、今ちょっと食欲がなぁ……」

仁奈「そんな時の鰻なのですよ!ほらっ!」パカッ

春菜「うわっ。いい匂い……」

楓「頂きます」

みちる「早い!?」

瑞樹「あら、美味しいわね」

法子「えぇえっ!?あ、あ、あれ、みずきちゃんは!?」

瑞樹「うふっ☆ 瑞樹です♪」

かな子「ふわぁ……なんだか私もお腹空いて来たなぁ……よしっ、頂きます!」

みちる「あっ、私も頂きます!!」

法子「それじゃぁあたしもー」

春菜「はいせーのっ」

「「「「頂きます!」」」」
小梅「――うっ……此処は……」

真奈美「目が覚めたかい、小梅君?」

小梅「き、木場……さん……?わたし……何を……」

あい「無理に思い出そうとしなくても良い。それよりも朗報だ。事務所に大量のうな重が在るらしい」

真奈美「ほう、鰻か……どうして今更?」

あい「市原君と上田君が貰ったようですね。何、ああいうのはいつ食べても良いでしょう。
こう暑いと、体力を奪われるから」

真奈美「……ふふっ。そうだな。それじゃぁ小梅君、立てるか?」

小梅「は……はい……おっと……」

真奈美「大丈夫か?」

小梅「は……い……立てます……」

あい「……ふふっ。強いな」

小梅「……?」

真奈美「さて、事務所に戻ろうか。今回の件で少々星君には懲りてもらわないといけないからな」

小梅「しょ……輝ちゃん……何を……したんですか……?」

あい「彼女が何かをしたって訳ではないから安心したまえ。ただ自分の持ち物くらい管理できるようには
させておかないと、後々面倒になりそうだ」

真奈美「まぁ、そういうことだ。我々も、毎度毎度はごめん被りたいのだよ」

あい「ですね」

小梅「……?」

真奈美「やれ、暑い暑い。早く事務所に戻ろうか。いや、その前にアイスでも買っていこうか。
小梅君も好きなのを選びたまえよ」

小梅「え……あ……ありがとう、ございます……」

あい「ありがとうございます」

真奈美「あいは自腹だ」

あい「えー……」
ガチャッ

凛「おはよう……」フラフラ

モバP「おう凛。おはよう」

かな子「おはよう凛ちゃん!お菓子食べる?」

みちる「おはようございます!パン食べますか?」

法子「おはようございます!ドーナツありますよ!」

春菜「この前凛ちゃんにとっても似合う眼鏡見つけたんだ!」

凛「いや、どれもいらないよ……それよりもPさん」

モバP「なんだ?」

凛「ジャケット貸してよ。こんなに暑いんだから大量に汗を吸ってむぁむぁでしょ?
まぁだからどうってこともないけど?うん。まぁ、とりあえず、ジャケット貸してくれない?」

モバP「ごめんな凛。俺今日裸にネクタイで着たからジャケットは――」


 ――凛の体が傾いた。足に込めていた力が全て散って、耐えられなくなった凛の体は一気に崩れた。
俺は咄嗟に彼女の名前を叫び、抱き止めた。しかし腕の中に落ちた彼女は憔悴していて、
精気がない……俺はもう一度彼女の名前を呼んだ。

「凛!!」

「P……さん……」

「しっかりしろ、凛!!」

 彼女は薄く微笑んだ。大丈夫だよ、彼女の声が聞こえた。

「凛……」

 また微笑んで、頷いてくれたが、胸のざわつきは一向に増すばかりだ。こんなに弱弱しい凛は初めてだ。
抱きかかえた彼女の体は羽のように軽く、薄氷よりも華奢で、加蓮よりも死にそうな顔をしている。
何故こうなったのか。どうしてこうなってしまったのか……俺には解からない。

「Pさん……」

 彼女はそう呟くと、腕を伸ばした。その腕は小鹿の足取りのようにとても震えながら、落葉のように浮き漂って俺のネクタイに触れた。
そして、首元から、ゆっくりとその綺麗な指を垂らしていき、さっきまで股間に擦れていた端を掴むと――それを鼻腔の下まで運んだ。

「すぅぅぅぅ……はぁぁぁぁぁぁ――」


「――――――――――りぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃん!!!!」


 ……彼女は最後に、心から満足そうな顔をして息を引き取った。事務所には大量のうな重とお菓子とケーキとドーナツと眼鏡と
ちひろさんの笑い声だけが、木霊した……。


〜Good Smell〜
これで終わりです



10:30│道明寺歌鈴 
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