2014年10月07日

雪歩「プロデューサーの大好物はなんですか?」P「鳥の唐揚げ」

雪歩「ふふっ男の人って感じですね」



雪歩(揚げ物はあまり得意じゃないけど、頑張ってみよう…!)



P「更に言うなら、ウチのおカンが作る鳥のアンかけかな」





P「普通のやつとは絶対手順違ってると思うんだけど、何故かめちゃくちゃ美味いんだ」



雪歩「そ、そうなんですか…お母様の」



雪歩「…レシピ教えてもらえるかな」ボソッ



P「まぁでも、大好物って言うなら一番は雪歩だけどな」



雪歩「ふぇっ!?」



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雪歩「わ、わたし…?それって…」カアッ アセアセ



P「ウチも大分羽振りが良くなってきたし、そりゃ他にも色々美味い物は食べて来たけど」



P「どれも雪歩には敵わないな。雪歩がおかずなら俺はどんぶりで軽く50杯はご飯おかわり出来る自信があるぞ」



雪歩「もっもう…急におかしなことを言い出さないでください」



雪歩「私は焼き肉じゃないんですから、そんなに食べられる訳無いじゃないですか」



P「焼き肉なら出来るのか…?いやいやだって雪歩だぞ?50杯くらいヨユーだって」ハハハ



雪歩「むー…。…ちょっと四条さんに電話して来ますね」



P「待て待て待て」

雪歩「なんですか?プロデューサー」フフッ



P「いやまぁ、さっきのはあくまで物の例えの話でありましてだなぁ…」



雪歩「そうですよね。ホントはやっぱり無理なんですよね?」



P「む…だけども、やれと言われればおいどんも男な訳で」



雪歩「なんで鹿児島…」



P「富良野は寒い訳で」



雪歩「北海道も全然関係無いです」



P「雪歩が好きな訳で」



雪歩「っ!?」ボンッ!!

雪歩「きゅ、急にそういうこと言うのズルいですよぉ…」カアアアッ



P「ごめんごめん。でも俺としては隙あらば、ちょびっとでも俺の気持ちを分かっていてもらいたいわけでな」



雪歩「うぅ…そ、そんなの私だって…プ、プロデューサーのこt「あ」



雪歩「?」



P「ちなみに、さっき言ったオカズってヘンな意味じゃないから嫌いにならないでくれな」



雪歩「?ヘンな意味って…………――っ!!」ボボムッ!!



P「あ、ちゃんと分かるんだな」



雪歩「し、知りませんっ!プロデューサーのバカぁっ!!」ポカポカッ!!



P「いててっ悪い悪い。…ていうか最初はもっと凄い意味で捉えて無かったか?」



雪歩「〜〜〜〜っ!!」ボカボカッ!!

雪歩「……プロデューサー、今何してるのかな」ポソッ…



雪歩(っ!わ、私ったらまたいつの間にかプロデューサーのこと……)カアッ



雪歩(ちょっと前まで男の人のこと、怖くて仕方が無かったのに…ううん、今だって他の男の人は…)



雪歩「良いのかなぁ。私なんかが、こんなに人を好きになっちゃっても…」





    『大丈夫。何があっても俺が絶対雪歩を守ってみせるよ』





雪歩「―――っ」



雪歩「…良いのかなぁ。こんなに人を、信じちゃっても……」

P「…………」カチッ フーーッ  





  『ごめんなさいプロデューサ―…あんなに一緒に練習したのに……や、やっぱり私はダメダメですぅ…』



  『ご、ごめんなさい……私、お邪魔虫でしたよね…』



  『どうして言ってくれなかったんですか!!そんなに私は頼りになりませんか!?わたし、私は――』





P「思い返せば、俺は何回雪歩を泣かせてんだろうなぁ…」





  『プロデューサーっ!!やりました!わた――わぷっ!?』



  『えへへっ二人だけの秘密――ですね』



  『だとしたら、それは全部プロデュ―サーのおかげです。本当にありがとうございますっ』





P(ま…その分笑顔も沢山見て来た自負はあるが)

  

 



 『ちがっ…ひくっ…ちがうん…です…わたし…ひぐっ…う…』



         『嬉しくて……!』





P(更には嬉し泣きって言う合わせ技も持ち合わせてるから)



P(どっちの数が多かったのか余計分かんなくなんだよなぁ)

P「――ってことを昨日ちょっと考えてたんだよ」



雪歩「ふふっプロデューサーもそんな詩的なことを考えることがあるんですね」クスクス



P「う…。雪歩にそれ言われちゃしょうがねえな…」タハハ…



雪歩「『ごめんね』と『ありがとう』を繰り返せば良いんだと思いますよ」



雪歩「そうすればその比率は、五分と五分に限りなく近づいて行く…そういう風に積み重ねて行くのって素敵だと思いませんか?」



P「五分と五分…か」



P「………例えば」



雪歩「はい?」



P「どっちも999999回ずつで、最期の瞬間を迎えたとしよう」

雪歩「最期……」ポツリ



P「そうなりゃ『ありがとう』の勝ちはもう間違い無いな」



P「必ずや到達するよ1000000回に」



雪歩「どうしてですか?そんなの、その時になってみないと「分かるよ」



P「だって俺のこの世の最期の言葉は…」







      「雪歩に言う、『ありがとう』」





   

P「だから――な」



P「ってうわっ!泣くの早いって!俺はまだまだ当分死んだりしないから!」



P「えっずるいって?そりゃあまぁ俺の方が歳上の特権だしなぁ…」



P「大丈夫大丈夫。それでも生きてけるように、ゆっくり強くなってけば良いんだよ」





 …………………





P(ったく、良いのかねぇ。俺みたいな人間が、こんなに人を好きになって)



P「おっ!雪歩からメールだ」ポチポチ



P(…良い大人が、こんなにのめりこんじゃってて良いのかねぇ)

  

  ザザーーン  ザァ……



雪歩「夕焼けの海って綺麗ですね、プロデューサー」



P「あぁ…毎日せかせか働いてるのが馬鹿らしくなってくるな。こんな事をする為に産まれ落ちた訳では無いというのに…死にたい……」



雪歩「そ、そんなこと言っちゃ駄目ですよ」



雪歩「広くて高い視点で見れば、人が起こす行動には全て何らかの意味があるっていう説もありますし…」



P「何らかの意味ねぇ…じゃあ雪歩は、こうやって俺と一緒に居ることには」



P「どんな意味があると思う?」

雪歩「そうですね……私にとっては、こうやってプロデューサーと一緒に居る理由は…」





    「明日を生きる為、ですね」





P「…………」



雪歩「…………」ニコッ…



 ザザッ……  ザザーン………



P「…じゃ、何の為に雪歩は明日を生きるんだ?」



雪歩「もちろん、プロデューサーと一緒に居る為です」ギュッ…



P「なるほど…よく出来てるもんだ」

 





「プロデューサー…いいんですか?私、こんなに貴方を好きになっても」



「いいんですか?こんなに貴方を信じてしまっても」





「いいんだよ。雪歩が愛した俺ならな」



「いいんだよ。むしろそうであってほしいと俺はずっと思っている。」



「というか……いいのか?俺みたいな奴が、こんなに雪歩を好きになっても」





「いいんですよ」



「貴方が選んだ私なら、貴方が愛した私なら、貴方が望んだ――私ならば」





              ギュッ……





               -fin-



17:30│萩原雪歩 
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