2013年12月16日

荒木比奈「プロデューサー」 モバP「ん?」

半年以上のブランクがあるのでリハビリがてら
・書き溜めは大体プロットのまま
・独自設定、解釈あり 設定として2〜3人に一人プロデューサーが付いているという事務所設定
・何か合わないなーと思ったらそっ閉じ推奨


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386084577

比奈「プロデューサー」

モバP「ん?」

比奈「今プロデューサーが読んでる漫画って何でスか? 新刊っぽいけど絵柄見覚えがないんスよね」

モバP「ああ、これ? これは昔の漫画の新装版だ。最近出たばっかだし気になってたから買ってみた」

比奈「あー 新装版かー。通りで分からなかったわけっス その作者が好きだとか?」

モバP「いや、前にアニメがあったのさ そういやアニメ化した時はタイトル変わってたな ほら、このキャラとか見覚えないか?」ペラ

比奈「あ、見たことあるっス。これって原作あったんスねぇ・・・これ読み終わったら貸して欲しいっス」

モバP「ああ 一応全巻揃えたし今度まとめて持ってくる」
比奈「全巻って・・・それに仕事中じゃないんでスか? サボりは駄目っスよー」

モバP「今度のオーディションの予約もしたし今日のレッスンの報告書もファッション雑誌の企画提案書も終わらした 後はちひろさんが来るまで電話応対に勤しむだけだし」

比奈「もう終わってたんスか プロデューサーって有能っスねー 私とこの事務所に入った時期あんまり変わらなかった気がするんスけど」

モバP「まあ まだ新参だから担当アイドルも荒木一人だけだしパソコンの作業なら趣味の範疇だ」

比奈「・・・あー、サーフィンっスか」

モバP「サーフィンっス」

比奈「真似しないでくださいよー・・・」
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比奈「プロデューサー」

モバP「ん」

比奈「今期お勧めのアニメとかありまス?」

モバP「んー 個人的にはあれかなぁ キルラキル」

比奈「あー今人気っスよねー まあ前作が名作でしたし」

モバP「後はあれかなー IS やっぱ箒が一番よ。セシリアもいいけど箒の大きさには負けるよなぁ〜」

比奈「・・・・・? ・・・プロデューサーの一番好きなアニメって何ですか?」

モバP「クェイサー。」
比奈「ああ、そういう・・・ そういや後輩Pさんが最近雫ちゃんをスカウトしたときはすんごい顔だったっスね」

モバP「俺より一ヶ月遅れて入社したってのにあいつだけはマジで許さねえからマジで」

比奈「『先輩の胸を借りてドンとぶつかってこい!!』とか言っていつもお世話になってるコンサートホールで投票基準をボーカルだけにしたのもそういうことだったんスね・・・ 何かあの時先輩らしく出来るかなーとか緊張して損した気分っス」

モバP「損したのは俺だよ!!!! あの後ボッコボコにしてやったと思ったのにあいつ及川さんに抱きしめられてんだぜ!?!?!? しかもちょうど顔が胸に埋まってるんだぜ!?!?!? 分かるか? 顔が 胸に 『埋まる』んだよ!?!? 1hydeも無い癖に調子乗りやがってマジで許さん あ、もっかいライブバトルやるか 今度はシルエットで純粋に歌唱力での勝負をだな」

比奈「プロデューサー 何か情けないっス。童貞臭いっス。女の子の手を握るの恥ずかしいとか言ってるタイプっス。」

モバP「どどど童貞ちゃうわ!!! 女の子と手を繋いだ事くらいあるわ!!!! 学校のフォークダンスでだけど(ボソッ」
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比奈「プロデューサー」

モバP「ん」

比奈「プロデューサーの誕生日っていつっスか?」

モバP「あと2,3週間かな」

比奈「へー、結構近いんスね」

モバP「で、どうした?」

比奈「実は私 今日が誕生日なんでスよ」

モバP「ほお そんで?」

比奈「それで親と数少ない友人から祝いのメールが来てたんスけど・・・ 昔は年齢が増えていくのが嬉しかったのに今は何というか、悲しいなぁ ってなったんで 年上の方に聞けば何かアドバイスをくれないかと」

モバP「といっても荒木と俺じゃ2,3歳しか違わないんだけどな」

比奈「えっ!? そうなんスか!?」

モバP「誰が老け顔じゃ失敬な」

比奈「誰もそこまでは言ってないっス ・・・それにしても・・・へえー」

モバP「んだよ」

比奈「いや、言われてみれば若い気がしてきたっす だってプロデューサーっていつも大人っぽいというか 言ってみればおっさん臭い態度だから年が結構上なんじゃないかと思っちゃうんスよね」

モバP「誰がおっさん臭いだ誰が」ムニョーン

比奈「あふ!!いふぁいっふ!ぱわはらっふ!でぃーぶいっふ!!!」ブンブンブン

モバP「DVは家庭内だ馬鹿たれ」パッ

比奈「いってて・・・乙女の柔肌になんて事するんでスか!!」サスサス

モバP「乙女は年齢とか気にしねえんだよ」

比奈「ひどいなぁもう・・・」




モバP「あ そこの隣の引き出しの開けて」

比奈「え? ここっスか?」ガラッ

モバP「いや、そこの下 中身が邪魔だから勝手に処理しといて」

比奈「処理って・・・人使いというかアイドル使いが荒いっスね・・・ん?」パカッ

モバP「帰りに飯でも何でも奢ってやるよ。誕生日プレゼントって事にしてやる あ、ちょっと席外すわ」ガタッ ドタドタ

比奈「これ・・・ ありがとうございまス ・・・たまには誕生日もいいもんでスね」クスッ
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比奈「プロデューサー」

モバP「ん?」

比奈「プロデューサーは結婚とかしないんスか?」

モバP「いきなりどうした ・・・ああ、この前のジューンブライドの撮影か」

比奈「まあ、そうっスね プロデューサーも就職してるし身を固めるのかなぁって」

モバP「うーん・・・当分は無さそうだな 就職したと言ってもまだ一年と少ししか経ってないから今はそんな余裕が無い」

比奈「結婚する彼女もいなさそうでスし」

モバP「うるせえ。 まあ出会いが無いってのもあるけどな 仕事柄目が肥えてるってのもある」
比奈「私にやったみたいにナンパすりゃいいじゃないでスか」

モバP「ナンパじゃねえスカウトだ。 ・・・まあスカウトもナンパも実質変わらないんだけどな・・・ 要は自分の脳裏に閃くというか何というか・・・」

比奈「NT音でスか」

モバP「あーそんな感じ 街を歩いててもキュピーンって来る子が居ないんだよなぁ」

比奈「贅沢者っスねー」

モバP「むしろ職業病だよ それなりに可愛くても話しかけようとすら思わないんだなこれが」

比奈「じゃあ私の時には?」

モバP「あー 比奈の時は来たよ すんげー来た。まあ仕事中だったからアイドルに誘ったけど、今考えたら少し勿体無かったかなぁ」ケラケラ

比奈「・・・・・////」
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比奈「プロデューサー」

モバP「んー?」ブロロロロ

比奈「今事務所内で有名になってるアイドルって皆プロデューサーと共通する部分ってあるじゃないっスか 似ているというか・・・」

モバP「んー・・・そうか?」

比奈「ほら、茜ちゃんのプロデューサーとか一緒に夕日に向かって走り出しそうだし」

モバP「あー あの人確か大学時代アメフトやってたとか言ってたな」

比奈「ありすちゃんのプロデューサーも何か頭脳明晰で正にインテリ!みたいな感じだし」

モバP「どうだろ あの人時々ぶっ飛んだ発言するし、所々抜けてるというかぽんこつだぞ?」

比奈「あやめちゃんのプロデューサーとか瞳術使えそうっスもん」

モバP「あの人絶対和服に刀とか似合いそうだよな 趣味で居合いと茶道やってたし」
比奈「私たちは・・・何か似てるところとかあるんでスかね・・・」

モバP「そうか?似てるところもあると思うけど」

比奈「プロデューサーは裸眼だし」

モバP「悪いな 両目1,5だ」

比奈「あ、それ羨ましいっス・・・ 後は几帳面だし」

モバP「家では結構ズボラだぞ あくまで人前だと悪い印象を持たれると仕事に関わるから意識的に几帳面になってるだけだ」

比奈「私もそのつもりなんスけどねー・・・ やっぱり似てないっス・・・」

モバP「・・・別に似ている必要は無いんじゃないか?」

比奈「そうでスか?」

モバP「要はうまが合うかって事だろ? 彼女たちが一番うまが合うのが似たもの同士だったってだけで、別に俺たちまで似ている必要は無いじゃん」
比奈「まあ・・・言われてみればそうでスけど」

モバP「逆に俺たちで証明すりゃいいのさ 凸凹コンビでも頂点に立つ事が出来るってな」

比奈「おお・・・!何かプロデューサーがプロデューサーぽいっス!!」

モバP「はっはっは 俺は実は伝説のプロデューサーだったのさー!」

比奈「な、なんだってー!!っス」

モバP「・・・な?うまも合うだろ?」

比奈「そっスね ・・・・・!!!!あああ!! プロデューサー!!今のコンビニ!!!」

モバP「どうした!?」



比奈「まだ前回の500円くじのA賞とC賞があったっス!!!」

モバP「マジで!?!? よし今日の昼食と必要物資は仕方なくあそこで調達しよう!!!少し厳しいが経費でいけるはずだ!!!」キキーッ

比奈「よっし!!今日こそ我が家にお迎えするっスよ〜!!!」ブンブン

モバP「俺の分のC賞も残しとけよー!!!」ドタドタ


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比奈「・・・プロデューサー」

モバP「・・・ん」

比奈「・・・・・ここ・・・どこっスか」

モバP「・・・・・・俺んち・・・・?」

比奈「・・・何で一緒に布団に入ってるんでスか?」

モバP「・・・・・・・・・・・・・・分からん」

比奈「・・・・・・なんで!!!!二人とも下着姿なんスかっ!!!!!!」

モバP「俺も分からんって言ってんだろ!!!!!!!」


キーン


モバP「う・・ぐお・・・今叫ぶのはやめよう・・・・・頭・・・やばい・・・」

比奈「・・・・奇遇っすね・・・・あたしも今・・・後悔してるっス・・・・あたた・・・」





〜〜

比奈「どうでスか?大分落ち着きました?」

モバP「・・・正気に戻ったらむしろ混乱してきた」

比奈「でスよね・・・ 昨日の事覚えてません?」

モバP「久々にお前を連れて飯を食いに居酒屋に行った 酒を飲んだ 店をはしごして最終的に近いし俺んちで宅飲みにした所までは覚えてる」

比奈「あー 私はもうそこから先は覚えてないっス・・・ お酒に弱いもんで・・・」

モバP「そういやクリスマスイベントの時べろんべろんに酔っ払ってたな あれ飲み過ぎじゃなくて最初から酔い易かったのか・・・ んでそこで確か俺は・・・お前を・・・・あれ?ベッドにおいたはずなんだが?」

モバP「そうだ それでその後少し離れた所に布団を敷いて残りの酒を飲んでから寝た・・・はず」

比奈「少しってこの空き缶の量で?」カランカラン

モバP「飲むときはもっと飲むぞ。 ・・・いや待てやっぱりおかしい 俺は確かに離れた所に寝たはずだしお前をベッドに置いたはずだ そして脱がせた記憶も無い!!! 自分の担当しているアイドルを脱がせるはずが無いし何より脱がせたのなら絶対その下着姿が網膜に焼き付いてるはずだ!!!!!」

比奈「いばる事じゃないっス あと叫ばないで欲しいっス」


比奈「それにしても・・・私がお酒に弱いのは何となく分かってたんでスけど脱ぎ癖まであったんでスかね?」

モバP「俺が知ってるはずが無かろう というか俺もそんな癖持っとらん」


比奈「・・・・」

モバP「・・・・・・」

比奈、モバP「「あの」」

比奈「・・・お先にどうぞっス」

モバP「そちらこそ・・・とか言ってたら多分きりが無いから先に言う。 率直に聞く、体に違和感は?」

比奈「二日酔いの頭痛くらいっスかね ・・・多分漫画とかであるような痛みは無いっス」
モバP「だよな 多分布団にも・・・」
ペラッ

比奈「ひぅっ!?////」

モバP「・・・うん。布団のシーツにも血とか液体とかそれらしき痕も無いよな。・・・かく言う俺もそういう本の知識しか無いけd

比奈「ちちっちょっと待って!!!まだ私下着のままッ!!!」










モバP「・・・あ 待て待て待て違うんだこれは違うんだ そういうんじゃなくて違うんだ本当だ」

比奈「い、いいから布団!布団返してくださいっス!! 早く!!!!」

モバP「お、おう すまん」パサッ

比奈「う、うぅ・・・////」

モバP(おぉ・・・下着が見えないからまるで裸を布団で隠してるように見える・・・これはこれで・・・ベネ・・・!!!)

比奈「なんでこっち見てるんでスか!!!!!////」

モバP「あ すまん」グッ





モバP「さて、状況を整理しよう 昨日の事は互いに覚えていない そしてその・・・そういう行為をしたという形跡も無い」

比奈「まあ・・・そういう事は一切してないで寝ぼけただけ・・・なんでしょうね 運がよかったと言っていいのか分からないっスけど」

モバP「と言うことでだ 今回は本当に何も無かった お互いそういう認識でいこう 泊まったってのも無かった 酒を飲んで帰っただけだ」

比奈「了解っス」

モバP「当然他のアイドルやプロデューサー達、勿論ちひろさんにも内緒だ この秘密は墓まで持って行こう」

比奈「うあー ぼろが出たらどうしよう・・・」

モバP「まあ互いにフォロー出来るように後から飯でも食いながら打ち合わせしよう」

比奈「そっスね 先に何があったのか決めておいたほうがいいっス」

モバP「そうと決まったら朝飯だ 準備しとくから着替えとけ」

比奈「はーい」


モバP「・・・・あと その・・・なんだ」

モバP「もし、もしも の話なんだがな 今回の件でもし俺が過ちを犯していて、かつそれでお前の身に何かあったらちゃんと俺に伝えてくれ。俺が一生を懸けてお前を守るから」

比奈「・・・え。そ、それってまさか・・・」

モバP「まあ、まだ結果も分からないし杞憂で済んだらこの話は無かった事にしてくれ まだ俺はお前をトップアイドルにしてない それまでは恋愛なんてもっての外だからな」

比奈「・・・・そっスね 分かったっス それにしてもプロデューサーも男らしい時は男らしいんでスね」

モバP「まあ既に童貞じゃないかもしれないしな いつまでもガキみたいな事言ってられないっていうか? いやもうむしろ紳士というか騎士辺りいったかもしれねえ」ドヤァ

比奈「あ 多分大丈夫っス プロデューサーは童貞のままだと思うっス」
すいません書き溜め消化しました
朝も早いし今回はここまでにしときます
少なくとも本日中には終わると思います
遅くなりました
あと少しで全部書き終わるんで一旦メモ帳に書き上げてから再開しまつ
再開します

書き込みながら裏でまだ書いてるんで少しスピード遅いかもしれないです


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比奈「・・・Pさん」

モバP「ん?」ニコニコ

比奈「顔がキモいっス」

モバP「いやーバニーガールの衣装があまりにも可愛かったからさぁ マジ眼福」

比奈「あー。愛梨ちゃんのとか凄かったっスねー 今にも零れ落ちそうだったっス」

モバP「十時ちゃんのプロデューサーとかあれで抱きつかれたらしいからな いやーマジで羨ましいわ」

比奈「まあバニーガールの衣装って発情期のウサギをイメージしてて『いつでもOKですよ』って意味も含まれてるらしいっスからね イ

チコロってやつなんでしょう」シミジミ



モバP「・・・ なあ、比奈」

比奈「どうしたんスかPさん いつになく真剣な顔で」

モバP「バニーガールの衣装、着ないか?」キリッ
比奈「嫌っス」

モバP「そんなぁ〜!!頼むよー1回だけでいいからさー」

比奈「だから嫌っス!!!いきなり何言い出すんでスか!!!」

モバP「そこを何とか!!! 出来れば相馬さんが最初の方で着てたやつが一番似合う間違いない!!!」

比奈「服の指定までしてきた!!!」

モバP「頼む!!何でもしますから!!!まずは耳を付けるだけでいいから!!!」

比奈「なんでそこまで必死なんでスか怖いっス・・・じゃあ私にゲームで勝ったらいいっスよ」

モバP「・・・・言ったな? 今お前にゲームで勝てばバニー衣装で俺に膝枕してくれるって言ったよな? 言ったよな???」ユラリ

比奈「ひぃっ!? 私そこまで言ってない ・・・そ、その代わり私が勝ったら私の願い事を一つ叶えてくださいね!! あとゲームはPさんが苦手そうな奴を選びますからね!!!それでもいいんスか!!!」

モバP「エフッwwwwwエフッエフッwwwwwww」

比奈「このプロデューサーについてきてよかったのか今頃不安になってきたっス」


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比奈「Pさん」カチャカチャ

モバP「ん?」カチャカチャ

比奈「貴様このゲームやり込んでいるっスねッ!」

モバP「答える必要はない」

比奈「ズルいっす!レースゲームは苦手って言ったじゃないでスか!!」

モバP「俺が苦手なのは一人称視点の純粋なレースゲームの方 何か酔うし。 3人称視点のバトルアクションレースゲームなら楽勝に決まってんだろ ていうか俺このゲームやってたし」

比奈「そ、そんなぁ〜!! というか私が使ってないのをいいことにメガフレア選ぶとか卑怯っスよ! せめてもの情けだと思った私が間違いだったっス・・・」

モバP「んなぁ〜っはっはっは!!どんな手を使おうが・・・最終的に勝てばよかろうなのだァァァァッ!! 」

比奈「ち、ちくしょー!っス!!」

モバP「比奈のバニースーツ・・・・ふひ、ふひひひひwwwww」

比奈(やばい!!あの近道を通過されたらもう追い越せない!!)

比奈(・・・・・・!)

比奈(・・・・やるしか・・・!!)
モバP「いやー楽勝だわーwwwこれなら最初からサボテンダー選んでても勝てたわーwwwwほわーwwwっほwwっほwwっほww」


比奈「え、ええい!!ッス!!///」グッ












ムニュ








モバP「ほっwwwhはわわわわわわわわわわわ」ガクガクガク

ヒュウウウウウ

比奈「ぃよっし!!! コースアウトっス!!////」

モバP「はわわわわわわわわわわわ」ガクガクガク








========


モバP「・・・比奈」

比奈「・・・はいっス」

モバP「今のは 駄目だろ。 いや、よかったけど とてもよかったけど」

比奈「か、過程や方法なぞどうでもよいのだー!って言ってたのはPさんの方じゃないっスか!!///」

モバP「いや、微妙に違うし いや、でも駄目だろ 83は凶器だろ 柔らか過ぎて死ぬかと思ったわ 棟方ちゃんの気持ちすんごい分かるわ」

比奈「どんだけ耐性無いんスか・・・ ってか素でバストサイズ覚えてるの気持ち悪いっス」






モバP「負けか・・・あー負けかー。何かもう駄目だなー もういっそこのまま仕事サボろうかなぁー」グデェー

比奈「うわ・・・かっこ悪・・・」

モバP「俺は・・・俺は比奈が恥ずかしそうな顔をしてバニー姿で膝枕しているのを下から見上げたかっただけなんだ・・・なのに・・・なのにィッ!!!」ジタバタ

比奈「・・・・しょうがないっスねー・・・」

モバP「」ガタッ

比奈「ひ・・・膝枕までなら今度してあげてもいいっスよ?」

モバP「マジで!?マジで!?!?」

比奈「今回だけでスからね? あと、バニー姿は当然無しっス」

モバP「えー 絶対似合うと思うんだけどなぁ・・・」

比奈「そんなに言うなら自分ですりゃいいじゃないっスか・・・・あ。」

モバP「ん?」

比奈「そういや私が勝ったら願い事を一つ叶えるんでしたよね・・・?」ニヤッ

モバP「       え”」






ちひろ「すいません、ただいま戻りましたー いつも電話番任せてすい・・・マ・・・・セ・・・」

モバP「・・・・お疲れ様です」ピョコピョコ

比奈「あ、ちひろさんお疲れっス」

ちひろ「・・・えと・・・・・・モバPさんの趣味です・・・か?」オソルオソル

モバP「いいえ・・・自戒です・・・自分が愚かだったんです・・・」ピョコピョコピョコ



比奈「その後Pさんは事務所内のプロデューサーさん達やアイドルの子に変な性癖を持っているとしばらくの間勘違いされるのでした。

 ちゃんちゃん っス♪」

モバP「・・・比奈さん そろそろ皆の目がきついのですが・・・」

比奈「まだあと2時間ありまスよー あ、なんならのあさんの網のやつ借りて来ましょうかー? ♪」

モバP「本当にすいませんでした俺が悪かったから もう二度と言わないから今俺の傍から離れないで!!!! 一人でやってると本当に変な人だと思われるから!!!!」

比奈「勝手に脱いだら更に罰ゲームっスからね そんじゃ♪」

モバP「ちょっと待て!! 荒木さん!?!? 荒木先生!?!? 比奈ああああああああああああああぁぁぁぁ!!!!!!!」

比奈「♪」


==========

比奈「Pさん」ウンショ

モバP「ん」ガサゴソ

比奈「このファイルが沢山入ってるダンボールはどうしまス?」

モバP「ああ、それは全部必要なのだけ取ったから後はまとめて玄関に置いといて」

比奈「らじゃーっス」トテトテ

モバP「すまんな わざわざ休日に来てくれたってのに部屋の大掃除の手伝いさせてしまうとは」

比奈「構わないっスよ どうせ今日は暇でPさんも今日休みだったはずだから遊びに来ただけでスし」

モバP「まあアイドルが男性の部屋にってだけでもスキャンダルもんなんだけどなー・・・ まあちゃんと毎回変装してるし問題ないのか

なー」

比奈「本来ならプロデューサーにあるまじき発言っスよー まあ私もまだ読み終わってない漫画があるんで来なきゃいけないんでスけどね」

モバP「どっちだよ」
比奈「友達が持ってる漫画とか気になりません? 何読んでんだろうなーって思うと読みたくなるんスよね どうせPさんが持ってるならわざわざ買う必要も無いでスし」

モバP「あー それは分かる ってかそう言われるとお前んち行った事無いんだけど あ、その雑誌の束貸して」

比奈「あ、これっスね ・・・あー うちはちょっと・・・そのー・・・トーンとかが散らばってまして・・・」ヒョイ

モバP「なんなら俺が手伝うよ 今手伝ってくれてるお礼ってのもあるし」

比奈「やっぱ駄目っス 乙女の部屋には色々詰まってるんスよ 夢とか 夢とか」

モバP「荒木先生の生原稿とか?」

比奈「絶対来ないでください。 ・・・ん〜それにしても無いっスね〜」ガサゴソ

モバP「ん?漫画? そこに無かったら押入れの収納箱に入ってると思うけど」

比奈「いや、名状しがたき書物っス ウ=ス異本っス」

モバP「えっ」

比奈「この前パソコン借りたときにふとHDD内検索したんスけど無かったからPさんはアナログ派なのかと思いまして」

モバP「お前絵を描きたいからって言ったから貸したのにそんな事やってたの!?」

比奈「いやーどうせペンタブも無かったし面白いネタでも見つからないかと思いまして・・・ん?なんスかこの紙袋」ガサッ

モバP「あーそれか。それは開けんなよ」

比奈「!!いいや、限界だ開きまスね!今ッス!!」ベリッ

モバP「あーあ勿体無い・・・」

比奈「お・・・つ、ついにPさんの性癖が・・・/// ・・・ってあれ ただのファッション雑誌じゃないっスか」ペラ

モバP「そだよ。お前が初めて載ったやつ。嬉しかったから記念に保存しておいたのにナー 残念だナー」

比奈「え・・・あの・・・何かスいません・・・そんなつもりじゃ無かったんでスけど・・・」ションボリ
モバP「いいよ まだ布教用が新品同然だし。それにいつか比奈とこうやって昔を振り返りたいなあって思ってたから結果オーライだ まあ、まだまだ先は長いけどよろしくな」

比奈「はい・・・頑張りまス!!! それじゃまずは掃除から始めるっスよー!!! この本棚も全部並べ直しちゃいまス!!」ガサ

ガサ    カチッ

比奈「・・・カチッ?」


ガシャン ガシャン
ドサドサドサ ウィーン ガチャッ
キュルキュルキュル
トスンッ
\ゴーマーダーレー/

比奈「・・・・」

モバP「・・・・・何が望みだ・・・」

比奈「デスノートっスか!!!!!!!!」

=====

比奈「Pさん!」

モバP「ん」

比奈「遅いっスよ!! ここがどこだと思ってるんスか!!!」

モバP「遅いって言われても昨日いきなりメールでここに来いと言われた身としては何がなにやら んで、どこって言われてもビッ○サイトだな」

比奈「違うっス!!ここは戦場っスよ!!!気を抜いたら瘴気に飲まれて闇に落ちるっス!!!」

モバP「神崎ちゃんみたいな事言って・・・テンション高いなーお前」

比奈「当然っス!! なんたってコミケっスからねー アイドルになってから久々っスよー」ワクワク

モバP「まあ年末は当然忙しいんだけど一日だけなんとか開けられたからな 今日くらい楽しんで来い そんじゃな」ヒラヒラ

比奈「いやプロデューサーも行くんスよ 何言ってるんスか」

モバP「え いや俺仕事があるんだけど」

比奈「大丈夫っス!! そこはちひろさんに交渉したので今日は有給になってるはずっス!!」グッ

モバP「はぁ!? お前いつの間に!?」

比奈「この前のデスノート事件の次の日に頼んだっス」

モバP「ええー・・・ それ次の日に何か買わされたりしないだろうな」

比奈「何疑ってるんスか ほら、早く行くっスよ!! 戦場では一秒一秒が惜しいっス!!」ムギュ

モバP(おお・・・ブラヴォー、ブラヴォー・・・・!)


〜〜〜〜〜

先輩P「あれ、モバPはまだ来てないんですか?」

ちひろ「ああ、彼なら今日は有給ですよ もうそろそろ二年経つのにまだ有給を一度も消化してないし今日は日数調整という事になりますね」
先輩P「マジですか!? 今日はただえさえ人が少ないってのに・・・あいつ休むなら一言言っておけよなー・・・ 全くこれだから学生上がりは一年経っても気が抜けてるというか云々」グチグチ

ちひろ(比奈ちゃんにあんなにお願いされちゃ私も首を横には振れませんよ・・・ 比奈ちゃんもアイドルだけど同時に一人の女の子だものね、頑張れ比奈ちゃん!!事務員は応援してますよー!!)

先輩P「大体アイドルの体調管理とはいえ収録帰りに一緒にご飯を食べに行くとか俺が新人の頃にはありえないというか・・・聞いてます?ちひろs

ちひろ「うるさいです スタドリが欲しいならあげますから黙っててください」ガポッ

先輩P「んごっ!? んごごっ!?!?」

ちひろ「はあ・・・羨ましいなぁ・・・私もいつかそういう出会い来ないかなぁ・・・」ウットリ

先輩Pだったもの「」

ちひろ「あ、ついでだし今のうちにこの前のBPドリンクの受け取り承諾書を指印で済ませちゃいましょ」グリグリ ペタッ

先輩Pだったもの「」

ちひろ「はい、Okです よかったー在庫まだ消化して無かったんですよね ラッキー♪」
先輩Pだったもの「」

凛「あ、ちひろさん うちの駄犬見てない?」

駄犬「」

ちひろ「あー そこで寝転がってますよ はしゃぎ疲れたんじゃないですかね」

凛「全く・・・鎖外した瞬間これなんだから・・・ ごめんちひろさん 今日は躾があるので先に失礼していい?」

駄犬「」

ちひろ「はい分かりました! それじゃ凛ちゃんと先輩Pさんも早退ですね それじゃお疲れ様でした!」

凛「お疲れ様でした ・・・もう、重いんだから自分で歩かないかなぁ また勝手に離れないところから教えてあげないと・・・」ズルズル

駄犬「」



駄犬「」
書き溜めが全部消化された上に明日も仕事なので残りは会社で書き溜めしときます・・・
ふええ・・・休みの日にスレ立てするべきだったよぉ・・・
プロットだけは完成しているので少なくとも本日中に完走できると思います(フラグ)
>>57
インビンシブルでFF8サーキットを回る苦行をする権利を与えよう
アイプロのエクストラで比奈が出たのでちょっとだけプロット書き加えます
なんだこの天使
=======

比奈「Pさん」

モバP「お、おう」キョロキョロ

比奈「もう、なにしてるんスか」

モバP「ちょっと緊張してる 一度行ってみたいとは思ってたんだけど実際に体験するとこんなもんだとは思わなくてさ」

比奈「まあ一度行ってみたら行ってみたでもう一回行きたくなってそのままズルズルと引きずるはめになるんスけどね」

モバP「やけにリアルだな・・・」

比奈「そしてそのまま何度も行くうちにお気に入りのサークルの人や同ジャンル好きの顔馴染みに漫画を描かないかと誘われて、自分の作った本を読まれる快感と同じ趣味を共有出来る戦友たちに出会ってしまう楽しみにはまってしまうとそこからはもう底なし沼っス・・・・ハッ」

モバP「・・・お前まさか」

比奈「い、いやいや 今はもう描く暇もないし友達の本にちょこっと絵を描いてあげるくらいっス!!」

比奈(ご、合同誌ならセーフっスよね・・・?)

モバP「ま、体調を崩さない程度にな」

比奈「(ホッ) あ、この先のサークルが二次創作なのにストーリーの出来がいいんで有名なんスよ」

モバP「へえー どれどれ・・・」








???「うひょおおおおおお 奈緒坊の男体化総受け本見つけたァ!!!!!うっひぇっひぇっwwwww」

??「プロデューサー!!! こっちでほく×あまとうの本見つけたじぇ!!」

???「よくやったユリy・・・コードネームリリー!!これだけ摂取出来れば年末は生きていけるわ・・・!!」

??「プロ・・・いや、P師匠!! 早く次に行こうじぇ!!」

???「ええ、いざ行かん薔薇の庭園!!」

???、??「「ふひ、ふひひひひひwwwwwwwwww」」



モバP「見当たらないし他のところ移動しとくか」スタスタスタ

比奈「そうっスね すっごく見当たらないので全力で他のところ回ってみまスか」スタスタスタスタ

モバP「あ、サングラス付ける? ほら、知り合いがいないとは思うけどアイドルだから一応ね」タッタッタッ

比奈「あ、お借りしまス 私も偶然帽子を二つ持ってきてたんで被りまス? 室内でも日差しとか視線とか気になりまスし」カツカツカツ

モバP「おうありがたく借りるわ 何故か早急に借りたくなったしちょうどよかったわ」ダカダカダカダカダカ



========


比奈「Pさん!!」

モバP「おう!!」

比奈「あーいーは しーんじること いいえ もぉーっと強く、果てなく与え(↑) 永遠に 奪うこーとー♪」

モバP「あーいはまーもることか 違う も〜っと熱く、命といまを 引き替えるこーとさー♪」

モバP、比奈「「せーまーりくる〜 ひーげきの爪を く〜ぐり〜 同じ明日 見つめれば ひとつになれる〜〜〜!!!」」





比奈「はぁー やっぱこの曲はデュエットっスねー!! 二人で歌う方が楽しいっス」
モバP「これ久々に歌ったわ。次お前が入れろよ 俺飲み物取ってくる 何がいい?」

比奈「お酒じゃなかったら何でもいいっス〜」

ガチャン

比奈「・・・あれー・・・おっかしいなー・・・曲が消えちゃってる?・・・」カチカチ

ガチャン

モバP「あれ、まだ入れてないのか とりあえず喉痛めないようホットレモンにしといた」

比奈「おーありがたいっス いやあーしばらくカラオケに来なかったから好きな曲が消えちゃってたんスよー・・・」

モバP「ああーそういうのあるよなー って、この前お前クールのグループの子たちとカラオケ行かなかったか?」

比奈「あ、一応行ったといえば行ったんスけどね・・・皆アイドルっぽい普通の曲ばかり入れるからアニソンが歌い辛くて・・・」

モバP「Oh・・・ 神谷さんとか光ちゃんは居なかったのか?」

比奈「年齢別で分けられて大人組に入れられたんである意味ぼっちに近かったっス」

モバP「なるほど・・・ そりゃ仕方ないな」

比奈「こう・・・場を白けさせたくないというか明らかに空気が違うというか・・・」

モバP「言いたいことは分かる だがな、それを楽しんでこそ一流だぞ」

比奈「私はPさんと違ってマゾじゃないんで」

モバP「マゾなわけあるか。楽しむってのは選曲の事だ 実はアニソンなんだけど相手は気付いてない そのギリギリの駆け引きが楽しいんだなこれが」

比奈「(どっちにしろ変態ぽいっス)それで、どんな歌を歌うんでスか?」

モバP「そうだな・・・まず歌詞の中に何のアニメか分かるような台詞が出るような曲は駄目だ タイトルとか読み上げたらもうアウトだしな」

比奈「そう言われると結構絞られまスね・・・」

モバP「次に曲にアニメの映像が含まれて居ないか予め調査する事。どんなにいい曲でばれそうになくてもアニメの映像が入れば一瞬でバレる」

比奈「細かいっスね・・・」

モバP「あくまで楽しむ為だからな 全力を尽くすさ。あと本人のPVとかが入っていたりするとバレる可能性が一気に下がる まあこれはあまりにもやばいPVは除くけど」

比奈「なるほど・・・ラルクとかTM辺りでスかね」

モバP「そこは鉄板だな あとは曲を歌うときに自分の顔は意識しておけ 好きなアニメの歌を歌ってるときは基本オタクは顔がにやけるから顔を見て『ああ、そういう曲なのかな』って思われる事だってある」

比奈「どんだけ自意識過剰なんスか。」

モバP「ただな、このゲームには報酬がある」

比奈「報酬ぅ〜?」

モバP「そうやってアニソンを入れているとな。普段は一般人らしく振舞ってても一瞬だけ挙動不審になるやつがいる・・・」

比奈「・・・!!まさか・・・!!」

モバP「そう、隠れオタだ。 あいつらはオタクだとばれるといけないと思って普段は全くそれを見せない、むしろ貶す。しかし自分だけしか知らないはずの歌がカラオケで流れてきた瞬間 同胞がいることに気付いて一瞬だけ仮面を外すのさ・・・」

比奈「Pさん・・・あんた天才っスよ・・・!!!」

モバP「俺はこれで学生時代に4,5人は釣ってそのままこちら側に引き込んだ・・・ まあ、そういう意味も含めて駆け引きって言ったんだよ」
比奈「でも成人のアイドルの人たちが反応しまスかね・・? 反応はするけどそれだけ偶然知ってたとか」

モバP「それなら偶然知ってたならそこから引き込めばいいのさ。『そういえばこういうのも昔あったけど覚えてる?』とか」

比奈「おおー 流石プロデューサー 相手の引き込み方をよく心得てまスねー」

モバP「でも結局はこうやって気を使わず歌える方がいいんだけどね」

比奈「まあ、そうなんスけどね あ、歌いまス?」

モバP「おう 貸してくれ」ポチポチ







モバP「いっちょー決ーめてっ わーたしに決めて スーパーヒロインエンジェル隊GO! おーきーらーくーしーまーしょー イェエイ!!!」フリフリ

比奈「」
=====


比奈「Pさん」

モバP「ん」

比奈「帰りたいっス」

モバP「落ち着け」

比奈「いや、マジで居心地悪いんスよ・・・あー、せめてちゃんとした服着てくるべきだったっス・・・」

モバP「だからちゃんと伝えなかったのは悪かったって・・・」

比奈「『事務所の記念か何かの軽い身内のバイキングみたいなものがあるみたいだぞ』ってのは流石に省き過ぎっス!! っていうかこれバイキングじゃなくて立食なだけで立派なパーティじゃないっスか!!」

モバP「わりい、俺も昨日初めて話を聞いたんだ 事務所の創設何年目かのパーティみたいなのがある って」

比奈「うう〜 Pさんばっかスーツはずるいっス! 不公平っス!!」ウガー

モバP「んな事言っても寝るとき意外は基本スーツだからなぁ・・・丈夫だし」

比奈「数々の先生方がやらかしたという古典的な罠に引っかかってしまうとは・・・うちの事務所だから問題ないって思ったんスけどねえ・・・」

モバP「むしろアイドルの事務所なんだから警戒しろよ・・・ と言っても普通の私服の子たちもいるみたいだけど」

比奈「彼女たちは何着ても輝いてるからいいんスよ・・・」トオイメ

モバP「・・・机の下に」

比奈「流石に終わるまで机の下に隠れるくらいなら帰りたいっス」ツーン

モバP「拗ねるなって・・・あ。ほら、これやるから ほれ」バサッ

比奈「うわっぷ ・・・Pさんのスーツじゃないでスか」

モバP「ちょっとでかいけどジャージよりかまだましだろ」



比奈「・・・一応着てみたんでスけど・・・」ブカブカ

モバP「ほ、ほら 最近流行りの小梅ちゃんスタイルっていうかさ!」
比奈(ってか何かまだPさんの体温で暖かいし何か近くにいるみたいでこれすんごい恥ずかしいっス!!!///)

モバP「・・・すまんかった 今回は俺が全面的に悪い」

比奈(漫画とかでクンカクンカって表現があるけどあんな事しないでも自然と匂いが溢れてきて落ち着くというか・・・)

モバP「・・・駄目か。 とりあえず一旦外出るか 今から服買ってもいいし嫌なら家に送るよ」

比奈(ああ・・・やっぱり私はPさんが・・・)

モバP「・・・?比奈 大丈夫か?」ポン

比奈「わひゃあっ!?」

モバP「お、おう」ビクッ

比奈「ど、どうしました?」ドキドキ

モバP「いや、だから一旦外出ようって・・・」スッ

比奈「!!! わ、分かったっス!!分かりましたから!! ほら、行きましょう!」トタタタタ

モバP「お前あんまり走るなよー! こけるぞー!」





〜〜〜〜〜〜〜


比奈「・・・・」

モバP「・・・・・・・」

モバP(やべえ・・・今回ばかりはやらかしたなぁ・・・さてどうするか・・・)

比奈「Pさん」

モバP「お? おう どうした」

比奈「Pさんは私を昔スカウトしてくれたの覚えてます?」

モバP「おう、勿論 確かスマフォで録音もしてある」

比奈「それは流石に消して欲しいっス 今すぐ」



比奈「それ・・・で・・・」


比奈「私は、あの時のあの瞬間までアイドルという世界に興味を持ってなかったっス」

比奈「好きな漫画を読んで、描いて、きっと私はそうやってほんの少しだけ緩くて楽しいだけの生活を送るのだと思ってました」


比奈「でも、あの時Pさんに あなたに魔法をかけられてしまったんでス」

比奈「その魔法はまるで漫画の世界みたいにいろんな人がいて、私はお姫様で、いろんな世界と出会いました」

比奈「まるでシンデレラになった気分でした・・・」


比奈「でも、シンデレラの魔法は12時までで」

比奈「この魔法もいつかは終わってしまうんでス」










比奈「プロデューサー」

モバP「ん」







比奈「あなたはいつかシンデレラの魔法が解けても・・・また私を見つけてくれまスか?」



モバP「・・・・ちょっと鞄取りに行く 事務所に行くぞ」

比奈「・・・」


-事務所-

モバP「えーっと、裏ポケットに・・・あったあった」ガサゴソ

比奈「?」

モバP「ちょっと目瞑れ」

比奈「・・・・え、ええ!? なんでです!? ちょっと待って欲しいっス まだ答えも・・・」

モバP「いいから」

比奈「・・・・」




ジャラ




モバP「もういいよ」
比奈「・・・?」ジャラジャラ

モバP「それ、やるよ」

比奈「・・・わあ! 綺麗でス!!空色のペンダントでスね!! ・・・でも・・・どうして?」

モバP「それガラス細工なんだ」

比奈「へー これガラスなんですか・・・」


モバP「ガラスの靴じゃないけど・・・これならすぐに探し出せるだろ?」

比奈「!!!」






モバP「俺はいつでもお前を見つけて出してやる いつでも傍に居てお前を照らし続けてやる」

モバP「だから・・・心配すんな もう一人じゃないんだから」

比奈「!!!! P・・・さん・・・」グスッ

モバP「つーか前から言ってるけどまだまだ先だからな? アイドル上位に食い込ませてお前をトップアイドルにするまでは結婚も出来ないだろうし」

比奈「はい・・・・はいっ・・・!!」エグッエグッ

グシグシ









比奈「プロデューサー」

モバP「ん?」




比奈「これからも私の魔法使いとして、私の王子様として」



比奈「ずっと私の傍に居てくださいね?」


                                -fin-
あとがきとかおまけとか書きたいけど仕事がやばいのでまた明日書きます
なのでhtml化依頼ももう少しだけ後になります
とりあえず3日もかけて書いた久々のSSを読んで支えてくださった皆様 本当にありがとうございました
それでは一旦失礼します

14:30│荒木比奈 
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