2014年10月17日

千早「誕生日を祝いたいの」響「嬉しいけど……」


※変態アイドル達注意



※百合になる……のか? 注意







千早「嬉しいけど、何?」



響「千早、その格好なんなんだ?」



千早「全裸の状態で首輪をつけているけれど、どうかしたのかしら」



響「自分はその状態でどうかしたのかと問われても、どうかしてるとしか答えられないぞ」



千早「だから、誕生日を祝いたいのよ」



響「なぜ全裸で首輪をつけた状態で」



千早「今日は我那覇さんに絶対服従をする、という思いの元、この格好をしているわ」



響「普通に祝われるだけで自分は嬉しいのに」





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千早「ちーちゃん犬よ」



響「それなら普通の格好に犬耳つけてくれるだけで面白可笑しくなるのに、組み合わせちゃいけない組み合わせで来やがって」



千早「くぅーん……?」



響「ちょっと可愛いけど、全裸首輪なだけで犯罪色がハンパ無いぞ」



千早「分かったわ。足ね、足を舐めればいいのね」



響「しなくていいぞ」



千早「じゃあ何かしら、動物用トイレでおしっこすればいいのかしら。今日はそんなハードプレイも耐え切ってみせるわ」



響「頼む、やめて千早。人としての尊厳を捨てないで」



響「もの凄く遅い気がするけど、土下座するからそれだけはやめて」





千早「どうしてかしら。我那覇さんの誕生日だというのに我那覇産の土下座を見てしまったわ」



響「普通にトイレで用を足してくれて何よりだぞ……」



千早「で、我那覇さん。この格好で私は何をすればいいのかしら」



響「まず服を着ましょう」



千早「我那覇さんはいぬ美先輩に服を着せていないようだし、後輩の私が先んじて服を着るわけにはいかないわ」



響「いやそういうのいいから」



千早「私、年功序列って大切だと思ってるわ」



響「いぬ美、服買いに行くぞ」



いぬ美「ばうっ(苦労していますね、響)」





響「いぬ美のサイズに合う服が無かったけど、今日だけ小さい服で我慢して欲しいぞ……」



いぬ美「ばう……(私は毛皮が多いので服を着てしまうと蒸れてしまうのですが、仕方ありませんね)」



響「さぁ千早、いぬ美も服を着てくれたし、千早も着替えるんだぞ」



千早「そうしたいのは山々だけれど、私、今日服を持ってきてないの」



響「え」



千早「え」



響「……どうやって自分の家まで来たんだ?」



千早「事務所から着替えて、この格好のまま普通に来たわよ」



響「見られてないよな!? 外で誰かに見られてないよな!?」





千早「ああ、落ち着いて。ここまではプロデューサーに車で送ってもらったわ」



響「ああ、よ――くない!! プロデューサーだって男なんだし見られたらダメだろ!?」



千早「プロデューサーは『はぁ……はぁ……響の誕生日、なに送ろうかな……うっ……ふう……』って言いながら車を運転してて」



千早「私なんかには目もくれなかったわ」



響「な、なんかそれはそれで怖いけど……いやでも車の外から千早が見えたり」



千早「その心配は残ってるわ」



響「ここしばらく週刊誌の動きに注意するようにしとくんだぞ千早……」



千早「我那覇さんとの熱愛報道?」



響「如月千早、野外に全裸徘徊の特殊性癖!? って一面記事だぞ……」





ぴんぽーん



響「ん、誰だろ……千早、奥の部屋でおすわり」



千早「わん」オスワリ



響「はーい、どちらさまですかー?」



貴音『秋風が全裸の肌に劈くようですね』



響「頼むから、二人とも普通に祝ってほしいぞ……」ガチャー



貴音「響、貴女の誕生日を心待ちにしておりました。おめでとうございます」



響「うん、貴音。その姿は?」



貴音「はて。響も可笑しな事を聞きますね。産まれたままの姿に首輪を付け、貴女に絶対服従を誓った姿ですよ」



響「自分が知らない間に、全裸首輪が誕生日を祝う正装になったりしたのかな……早く入って」



貴音「お邪魔致します」





千早「あ、四条さん。バラエティの収録は終わったようですね」



貴音「ええ。いぬ美先輩も本日は――何と! 服を着ているではありませんか!」



千早「いぬ美先輩が服を着てしまったので、私たちも服を着なければならないそうです」



貴音「そうなのですか……残念ながら衣服に関しては、事務所に置いたままとなっています……」



響「これはもう警察呼んだ方がいいのかな……」



千早「忘れ物を届けて貰うのね。名案だわ我那覇さん」



貴音「貴女はやはり、完璧ですね。響」



響「不審な人物が二人ほど部屋に侵入してきたって言う通報だぞ……」





貴音「では改めて――響、誕生日おめでとうございます」



千早「我那覇さん。誕生日おめでとう」



響「まぁ、その格好でも普通に嬉しいぞ。ありがとう二人とも」



貴音「して響。誕生日として、して欲しい事はありますか? 服を着る以外で」



千早「私もそれが気になっていたの。服を着る以外で」



響「何で服を着る選択肢が無いんだよ……」



貴音「何かあるでしょう。添い寝や、じゃれ付き等」



千早「一緒にお風呂で洗いっこも、いぬ美先輩には申し訳ありませんが、人の手が無ければできませんよ」



貴音「それです! 今日の貴女は冴えておりますね、千早」



千早「ふふ、それほどでも」



響「よし、思いついたぞ」





千早「何かしら」



貴音「何でも言ってください」



響「自分今から、やよいと伊織と一緒にお泊り会だから」



千早「ええ」



貴音「はい」



響「いい子で留守番してるんだぞ、二人とも」



千早「え」



貴音「え」



響「じゃあ、行って来るさ」



バタン、ガチャ





千早「鍵を閉められましたね」



貴音「盗難が恐ろしいので、当然と言えますね」



千早「私たちは鍵を持っていないですよね」



貴音「当然です。本日は飼い犬ですから」



千早「このままじゃ外には出れませんよね」



貴音「鍵をかける手段が無いので、外に出るわけにはいきません」



千早「……いい子で留守番をしていましょうか」



貴音「……そうですね」



余談だが、伊織とやよいに服を持ってきて貰い、普通に響の誕生日を祝ったそうな。



おわり





21:30│如月千早 
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