2013年12月17日

春香「最近プロデューサーさんと冬馬くん仲良すぎじゃない?」 千早「そうかしら?」

春香「……ほら」

冬馬「よっす!」

P「来たか鬼ヶ島」


冬馬「それやめろ!」

P「仕事はどうなんだ?」

冬馬「ボチボチかな?ほい缶コーヒー」

P「せんくす」

春香「ね?」

千早「んー…まだ分からないわね」

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冬馬「今日はなにするよ」

P「ジョイジョイキッド」

冬馬「対戦できねぇじゃん……まぁ、良いけど」

P「とか言いながらNEOGEO-X持って来てるじゃないか」

冬馬「サムスピやるんだと思ってたからよ」

P「じゃあ、後でサムスピな」

冬馬「んでどうするよ」

P「スコアで負けた方が昼飯とジャンプ買って来る……どうだ?」

冬馬「把握した。じゃあ、スタートな」

春香「ねっ!?まるで長年の親友みたいな雰囲気醸してるでしょ?」

千早「そうかしら?」
冬馬「あ、充電切れそう」カチャカチャ

P「ん、充電器」

冬馬「せんくす」

P「腹減ったな」カチャカチャ

冬馬「ん、うまい棒」ガサゴソ

P「サラダ味かよ」サクサク

冬馬「不満かよ」カチャカチャ

P「チーズ味だろ常考」サクサク

冬馬「否、ポタージュだろ」カチャカチャ

P「それには賛同しよう」サクサク

冬馬「あ、くしゃみ出そう……」ブッ

P「ぷっ……くくっwww」

冬馬「くくっwwすまんwww」

P「アイドルが屁すんなよwww」

冬馬「力んだら出たwww」

春香「ね!?あのゆる〜い雰囲気を見れば分かるでしょ?」

千早「……あの食べかすは後で回収しなきゃ」
冬馬「飽きた」

P「同じく」

冬馬「どっか行く?」

P「ダメだわ……年少組帰って来たら送らにゃいかんのだ……」

冬馬「うわ……それダルくね?」

P「ばっか!アイドルと同じ車内だぞ?役得役得」

冬馬「そう考えれば羨ましいな……」

P「お前もうちの事務所来るか?」

冬馬「えー…お前にプロデュースされるのだけは勘弁」

P「ざっけんな!凄腕プロデューサーで話題の俺をなめるなよ?」

冬馬「へいへい……んでなにするよ?」

P「映画は?ハングオーバー借りてきた」

冬馬「良くやった!」


春香「ね!?あれはお泊まりに来た十年来の親友同士の会話だよ!!」

千早「プロデューサーの家に遊びに行ったりしてるのかしら?羨ましいわ」
冬馬「あー腹筋いてぇ……笑いすぎたわ……」

P「笑いすぎて死ぬかと思った……」

冬馬「ちょっとトイレ借りるわ」

P「返せよ」

冬馬「返せたらな」スタスタ

P「やべ……スーツに食べかすついちった」バサッバサッ

春香「プロデューサーさん!プロデューサーさん!!」

P「あー?なんだ……春香いたのか」

千早「私も居ます」

P「ひゃっ!?」ビクッ

P「ビックリした〜〜いきなり背後に現れるのやめてくれよ……」

春香「それどころじゃありませんよ!」
春香「なんでライバル事務所のアイドルとあんなに仲良くしてるんですか!?急成長中のうちの機密事項を盗みに来たスパイかも知れないですよ?」

P「冬馬が?それはないないwww」

千早「プロデューサーうまい棒の納豆味はないんですか?」

春香「なんでそう言いきれるんですか?」

千早「プロデューサー、マジシャンロードやって良い?」

P「良いよ〜」

春香「話聞いてくださいよッ!なんでそう言いきれるか聞いてるんですよ」

P「いや〜…だってアイツ馬鹿だし」

冬馬「誰が馬鹿だって?」

P「冷た!?濡れた手を背中に入れんなよ」

冬馬「気配を読めない貴様が未熟なのだよ」
春香「天ヶ瀬冬馬!いったい何を企んでるの!?」

冬馬「……あーあ、バレちまったか」

P「上手くやれてたのにな……まぁ、仕方ないんじゃないか?」

春香「まさか……プロデューサーさんは内通者なんですか!?」

千早「プロデューサー!ガル・アジースが倒せません」

P「俺も倒せなくて困ってんだよな」

冬馬「お前らマジシャンロードなんかやってねぇでASOやれよ」

春香「お前ら無視すんなよ!!」
冬馬「え?だって……」

P「春香も厨二病拗らせ過ぎだ。冬馬は本当に遊びに来てるだけだよ」

春香「本当ですか?信じられません……」

冬馬「ふふふ……やっぱりお前はちょろいな?プロデューサーよ」

P「なに?どういう事だ!!」

春香「やっぱり天ヶ瀬冬馬はプロデューサーさんすらも騙して……」

千早「プロデューサー、アンサガ持ってません?なんか久しぶりにやりたくなって……」

P「家に腐るほどあるから後であげるよ」

冬馬「あ、俺レガイア伝説やりたいんだけどお前もってたよな?」

P「あーちょうど亜美に貸してんだよ」

春香「お前ら私のこと馬鹿にしてんのか!」
冬馬「……なぁ、なんでアイツあんなにカリカリしてんだ?」サクサク

P「……さぁ?」サクサク

千早「生理じゃないかしら?」サクサク

春香「千早ッ!あとで折檻してやるから覚えとけッ!!」

冬馬「そんな事より四人いるんだしいたストやろうぜ」

千早「私はいっきがやりたいわ」

P「スマブラを希望」

春香「話を訊けって言ってんだろ!」

冬馬「じゃあトーナメントを組んでヴァンパイアで」

P・千早「「異議なーし」」

春香「異議ありッ!!」

冬馬「ぎゃくさいの真似?」

P「やっぱナルホドは近藤孝行だよな」

千早「トノサマンのテーマが好きだわ」

春香「……目眩がする」
冬馬「けっきょくPのヤツが優勝かよ……」

P「いやぁ千早のアナカリスには煮え湯を飲まされた」

冬馬「あの動きは最早変態だろ」

千早「でもプロデューサーには手も足も出なかったわ」

冬馬「こいつ格ゲーに関しては凄まじいセンスを発揮するからな」

P「キャリアが違うのだよ!」

千早「梅原にも勝てるんじゃないかしら?」

P「いや……確かに梅原も今は衰えた感がないでもないが多分勝てないな……サムスピなら一矢報いれるかもしれんが」

冬馬「さすがに向こうの土俵じゃ無理があるだろうな」

春香「……手加減してよ」グスン
春香「ってか本題!プロデューサーさんはなんで冬馬くんとそんなに仲が良いんですか?って言うか千早ちゃんまですっかり馴染んでるし」

P「蒼天の白き神の座のワゴンゲー扱いは気に入らん」

千早「同意するわ!」

冬馬「ああ、映像に効果に演出にと芸術としか言えない域だった」

千早「私なんかディスクが焼き付くんじゃないかと思うほどプレイしたわ」

P「俺なんか保存用も買ったぞ」

冬馬「俺もだ!しかし……世の中もったいないゲームが多いよな……」

P「BUSINにシャドウ・オブ・メモリーズ」

千早「マキシモにブラストドーザーも良作だったわ」

春香「……話訊いてよ」
P「じゃあ、リメイクして欲しいゲームを挙げていくか!」

千早「ハイハイ!クーデルカ!断然クーデルカ!!」

冬馬「制作チームが解散した今……厳しいな」

P「クーデルカからのシャドウハーツシリーズは素晴らしいのにな……」

千早「私なんか2を何回もプレイしてその度に慟哭だわ……いつか月恋歌をカバーしてプロデューサーのために歌いたい」

冬馬「それ……ちょっと重くね?だいいち月恋歌はカレンのウルに対しての思いを歌った曲だろ?それじゃ叶わなくね?」

千早「くっ……マタハリの勝負服を着てもダメなのか……」

春香「……仲間外れですか?かまいませんよ……どうせ私は無個性ですから」サクサク
P「やれやれ……春香こっちに来い」

冬馬「今度は実力関係なくみんなで遊べるゲームやろうぜ」

千早「仲間外れにしてごめんね?」

春香「……みんな」ジーン

春香「冬馬くん……変な疑いかけてごめんね!」

冬馬「良いってことよ」

春香「で……なんていうゲームやるの?格闘ゲームはちょっと苦手だな……」

P・冬馬・千早「「「ドカポン」」」


―― 一時間後

春香「死ねッ!お前ら全員死ねッ!爆ろ!」

P「やっぱりドカポンは危険だな」

冬馬「俺も何度Pを殴りそうになった事か」

千早「プロデューサーには幻滅しました!罰として部屋の合鍵を寄越しなさい!!」

P「アハハハハハ」

春香「笑ってんじゃねぇよッ!死ねッ!!」
冬馬「さぁて……そろそろ帰ろうかな」

P「このあと何かあるのか?」

千早「これからファルコンだらけのスマブラ大会をする予定だったのに……」

冬馬「わりぃ!このあと収録あんだよ」

P「なら仕方ないな……気をつけてな」

千早「またね」

春香「……私も帰ります」

P「なら仕方ないな……気をつけてな」

千早「またね」

春香「おーざーなーりッ!!」

冬馬「じゃあな」

P「あ、そうだ!明日はコンバットチョロQだぞ」

千早「亜美真美を入れてね」

冬馬「把握した」ガチャ
冬馬「今日は邪魔して悪かったな」

春香「別に良いよ!とっても気分を害したけどね!?」

冬馬「ごめんて……」

春香「それより……なんであんなに仲良くなったの?前はテレビ局で会っても威嚇してきたじゃない」

冬馬「もしかして俺がPをとったから妬いてんのか?」

春香「ち、違うよ!?私はただなんでかなって疑問に思っただけで……///」

冬馬「図星かよ……まぁいいや……そうだなぁ」

冬馬「あれは……とあるフェスが終わったあとの事だった」
黒井『貴様らほんとに使えんな!!765プロなんぞに負けおって……帰ったらレッスンだ』

冬馬『ちょっと待ってください!確かに歓声は向こうの方が大きかったけど俺らだって……それにみんな連日のレッスンや番組収録で疲れています!今日だけは帰って休ませてください』

黒井『あぁん?どの口が言っとるのかね!?君たちは私が拾わなければゴミクズ以下の存在なんだ!感謝こそすれ反抗とはどういう領分だ』ビシッバシッ

冬馬『……ぐっ』
P『そこらへんで止めといたらどうだい……黒井さんよぉ』

黒井『なに!?お前は765のプロデューサー!』

P『立ちな鬼ヶ島羅刹』

冬馬『ヶしか合ってねぇから!!』

P『その元気がありゃ大丈夫だな?さぁ、帰りな』

黒井『なんだと?勝手に帰ることは許さん!!』

P『いいや……許すね!許されなきゃいけねぇ……』

黒井『なんだと?』

P『あんたわかんねぇのか?俺の目から見ても冬馬のコンディションは最悪だ……だがそれを感じさせない様なパフォーマンスをやってみせて更に疲れてるであろうメンバーを庇った』

黒井『だからなんだと言うのだ!!』
P『つまりテメエの未熟をアイドルのせいにして無茶なレッスンや仕事を強いるアンタは指導者としてどうなんだって話だよ』

黒井『貴様ッ!いったい何様のつもりだッ!!』

P『何様って?765プロのプロデューサーだよッ!千早ッ!!』

黒井『な、なんだ!?』

千早『黒井社長……貴方には暫く動けなくなってもらいます』

黒井『なッ!?体が動かん!』

P『あんたが未熟だろうとなんだろうとジュピターのポテンシャルなら勝手に駆け上がるさ……俺はそんな事にキレてるんじゃない……大事な大事なアイドルを"ゴミクズ"と呼んだ事に怒ってるんだッ!!』

黒井『や、やめろ!何をするんだッ!訴えるぞ』
P『出来るもんならやってみな……まぁ、この技が解けた頃には酷い筋肉痛に喘いでるだろうがな』

黒井『や、やめろぉぉぉぉ』

P『プロデューサーだけが使える必殺拳!《プロデューサー幻魔拳》』

黒井『ぐっはぁぁぁぁ』

P『テメエはここで強制的にダンスレッスンを受け続ける……一人でなッ!』

黒井『か、体が勝手に……踊り出すぅぅぅぅぅ』

P『へっ……無様なダンスだぜ』

千早『滑稽ね』

冬馬『あ、アンタら……』
冬馬『な、なんで!俺はアンタらの敵だぞ?潰れた方がアンタらだって……』

P『確かにな……だけど実力で叩き潰さないと意味がないだろ?それに……俺はお前らのパフォーマンスが好きなのさ』

冬馬『……え』

P『いくら強敵とは言え……お前らのライブが見れないのは寂し過ぎるぜ……』

冬馬『くぅ……くそッ……涙が出てくらぁ……俺らの事をこんなに』ポロポロ

P『泣くんじゃねぇや……昔から言うだろ?強敵と書いて《ライバル》とも呼ぶが強敵と書いて《親友》とも呼ぶのさ』

千早『プロデューサー素敵だわ……今の一言で悪阻を起こせそうよ!』

P『アハハハハハ』
冬馬「あれから俺はPのヤツに並々ならぬ興味をもった……もっとアイツの事を知りたい仲良くなりたいってさ……」

春香「へぇ……なんか感動しないからねッ!?いろいろ突っ込みどころあるからッ!!第一プロデューサー幻魔拳ってなんだよ!って言うか千早ちゃんもグルかよやっぱり折檻だよ」

冬馬「正直、お前らが羨ましくてたまんねぇよ……あんなに面倒見良くて友達のようで兄貴のようでしっかり守ってくれてよ……」

春香「……もしかして……もしかして惚れたとか言わないよね?」

冬馬「ば、馬鹿!ちげぇから!!」

春香「良かったぁ……小鳥さん歓喜の展開にならなくて……」
冬馬「俺にとっちゃPのヤツは憧れの気さくでカッコイイ近所の兄ちゃんなんだよ」

春香「なるほどね……まぁ、別に私もプロデューサーさんと冬馬くんが仲良くなることが嫌なわけじゃないし……ちょっと気になっただけだし」

冬馬「そうか……誤解がとけて良かったよ」

春香「だけど!あんまり……プロデューサーさん独り占めしないでね」ボソッ

冬馬「わかってるよ!じゃあ、俺はこっちだからじゃあな」

春香「うん、バイバイ」
―― 翌日

冬馬「よっす」

P「よっす」

冬馬「ほい、いつもの」

P「せんくす」

冬馬「ほれ、お前の分も」

千早「いいえ!私はプロデューサーの飲みかけを貰うわ」

冬馬「……お、おう」

P「さぁ、今日の仕事は大半済ませたから夜まで大丈夫だ!じっくり遊ぼうじゃないか」

冬馬「俺も今日はオフだからよ!全然大丈夫だぜ」

千早「くっ……私はレッスンが……」

冬馬「なぁ……P」

P「なんだ?」

冬馬「俺らのパフォーマンスが好きって言ってくれてありがとな……俺、本当に嬉しかったんだ」

P「ばーか……誰が見てもそう思うさ。自信持てよ」

冬馬「……おう!」

春香「……なんか腐に、じゃなくて腑に落ちないなぁ」


おわり
ホモ展開しか浮かばなかったから終わらせました。すいません。

閲覧&コメントありがとうございました

19:30│天海春香 
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