2014年10月24日

あずさ「トリックオア」小鳥「トリート!」


こんこん



あずさ「あら、お客さんかしら? 音無さんは出ているし、今は私しかいないから出た方がいいのかしら……?」





こんこん



あずさ「う〜ん、とりあえず出て担当者不在ですって言ったほうがいいわよね」



こんこん



あずさ「今開けますね〜」



がちゃ



小鳥「トリックオアトリート!」



ぱたん





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あずさ「見間違いかしら? 音無さんに似た女性が魔女の格好をしていたのだけれど……」



こんこん



あずさ「……は〜い」



がちゃ



小鳥「ちょっとあずささん! 酷いじゃないですか閉めるだなんて!」



あずさ「えっと……音無さん……ですよね?」



小鳥「そうですよ、皆のお姉さん音無小鳥です☆」



あずさ「えぇっと……ど、どうしましょう……」





小鳥「トリックオアトリートですよ! トリックオアトリート!」



あずさ「あ、春香ちゃんの真似ですね?」



小鳥「いや私はどんがらしませんから」



あずさ「ローブの裾踏んづけて転ばないでくださいね……?」



小鳥「そんな事ある訳……ピヨ!?」



どんがらがっしゃ〜ん!



あずさ「お、音無さん!?」





小鳥「ピヨヨ〜……」



あずさ「頭に星が回ってるわ……。と、とりあえずソファーまで運びましょう」



ずるずる〜



あずさ「ふぅ、これで大丈夫そうね。でも、音無さん、急に一体どうしてしまったのかしら?」



こんこん



あずさ「あら、今度こそお客さんかしら?」



こんこん



あずさ「は〜い、今開けますね〜」



がちゃ





貴音「とりっく」



響「オア!」



美希「トリートなの〜!」



あずさ「まぁ、三人共どうしたの? それ、ヴァンパイアガールの衣装よね?」



美希「あは☆ 正解なの!」



響「ハロウィンにはこれがぴったりだぞ!」



貴音「この衣装を着ていれば、何やらお菓子がもらえると伺っております」



あずさ「まぁ、ハロウィンだったのね。そういえばプロデューサーさんからお菓子を沢山買うように言われて



    来る前にまちのお菓子屋さんで買ってきたのがあるわね」



美希「説明ご苦労なの」





小鳥「トリックオアトリートピヨ〜!」



あずさ「お、音無さん!? 倒れていたんじゃ?」



小鳥「ふっふっふ。残念でしたね、トリックですよ」



美希「残念なのは小鳥なの」



響「ピヨ子、その歳でコスプレは……」



貴音「如何なものかと……」



小鳥「ピヨ!? ま、まだまだイケるでしょ!?」



美希「ないの……」



響「ないぞ……」



貴音「よもや……」



あずさ「あ、あらあら……。わ、私はとっても似合ってると思いますよ〜」



小鳥「うぅぅ〜。あずささぁ〜ん!」





響「あずささんは優しいなぁ」



貴音「あの、お菓子は……?」



美希「お菓子をくれないなら……」



あずさ「え?」



美希「いたずらするの〜!」



あずさ「きゃっ。た、貴音ちゃん!?」



貴音「さて、観念してお菓子を渡すのです」



あずさ「あの、羽交い締めにされてたら渡せないのだけど……」





響「自分達は今ヴァンパイアだからな〜」



美希「パッと舞って〜」



貴音「既にガッとやっております」



響「チュッと吸って〜」チュー



あずさ「は、はぁぁぁぁぁん!///」



小鳥「ぴ、ピヨォォォォォォ!!!」●REC



響「さぁどうだ!? お菓子を出す気になったか!?」



あずさ「あの、出すから離して……」



貴音「では」



あずさ「ふぅ……」





美希「ミキ的にはいちごババロアが良いって思うな」



あずさ「ごめんなさい美希ちゃん、まちのお菓子屋さんには売っていなかったのよ」



美希「そんなのってないの……」



響「美希! 我儘言ったらダメだぞ!」



あずさ「それじゃあ、はい」



美希「いちごのチョコなの!」



貴音「これは、べびぃすたぁらぁめん! しかも大きいです!」



響「自分はたべっこどうぶつだ!」



あずさ「うふふ、ハッピーハロウィン〜」





響「ねぇねぇ、屋上で食べようよ!」



美希「賛成なの!」



貴音「その前に飲み物を買いに行きましょう」



ばたん



あずさ「ハロウィンだったのね〜。だから音無さんも魔女の衣装を?」



小鳥「あ、はい」



あずさ「あの、本当に似合ってると思ってますから……」



こんこん



あずさ「あら? 今度こそお客さんかしら?」



小鳥「いや、多分他のアイドルの娘達だと思いますよ?」



あずさ「ということは私が出た方が……?」



小鳥「そうですね、お願いします」





こんこん



あずさ「は〜い」



がちゃ



春香「あ、あずささん。トリックオアトリートですよ! トリックオアトリート!」



あずさ「二回目だわ」



春香「へ? 二回目?」



あずさ「あ、ううん。何でもないのよ、春香ちゃんのその格好は……?」



春香「えへへ、ハロウィンなので仮装ですよ!」



あずさ「えぇ〜っと、なんて言うんだったかしら……? その、モンスター?」



春香「フランケンシュタインですよ!」



小鳥「春香ちゃんはどうしてそれをチョイスしてしまったの?」





春香「いやぁ、最初はパンゴシとか着ようと思ったんですけど、それじゃあ面白く無いかな〜って」



あずさ「面白さが重要なのかしら……?」



春香「私の衣装はなんだっていいんですよ!」



小鳥「アイドルとしては問題よね」



春香「はい、あずささん」



あずさ「まぁ、カップケーキ?」



春香「はい、ハロウィンですから!」



あずさ「えっと、普通仮装した方がもらうものよね……?」



春香「……あれ?」のヮの;





あずさ「でも、ありがたくいただくわね。それじゃあお返しに、はい」



春香「わぁ、美味しそうなクッキー!」



あずさ「まちのお菓子屋さんで買ったものだけれど」



春香「えへへ、ありがとうございます!」



小鳥「美希ちゃん達は屋上で食べるって言ってたわよ〜」



春香「そうなんですか? じゃあ私も行ってみます! ありがとうございました〜」



ばたん





小鳥「春香ちゃんの今後のアイドル活動が心配だわ」



あずさ「あ、あらあら……」



小鳥「ところで私には何かお菓子くれないんですか?」



あずさ「あ、そうですね! え〜っと、何がいいかしら……?」



こんこん



小鳥「おっと、また別の子が来たみたいですよ」



あずさ「は〜い、今開けますね〜」



がちゃ





伊織「トリックオアトリートォォォォ……!」



あずさ「ひゃあああ!?」



小鳥「ピヨぉ!? ゾ、ゾンビ!!!」



伊織「にひひ、プロに頼んで特殊メイクしてもらったのよ」



やよい「あう〜、伊織ちゃん怖いです〜」



あずさ「え、伊織ちゃんなの……?」



伊織「そうよ!」





やよい「私もいますよ〜!」



小鳥「伊織ちゃんはゾンビナースで、やよいちゃんはカボチャのお化けね?」



やよい「うっうー! 大正解です〜!」



あずさ「ジャック・オ・ランタン……だったわよね?」



やよい「じゃ、じゃこ……?」



小鳥「そんなご飯に合いそうな名前じゃなくて、ジャック・オ・ランタンよ」



やよい「う〜、英語は苦手です〜……」





あずさ「カボチャのお化けのワンピースがとってもよく似合ってるわね〜」



やよい「ありがとうございます〜! 今日の為に、お母さんが作ってくれたんですよ〜!」



あずさ「まぁ、そうだったの。うふふ、素敵ね〜」



やよい「えへへ〜」



伊織「ちょっと、少しは私のゾンビメイクにも触れなさいよ!」



あずさ「ご、ごめんなさい伊織ちゃん」



小鳥「しかしホントにすごいわよね……」



やよい「傷跡とかすっごく痛そうです……」



伊織「触ってみる?」



あずさ「まぁ、いいの?」



伊織「いいわよ」



あずさ「それじゃあ……」



ぴとっ





伊織「ああああああぁぁぁっ……!」



あずさ「ひぃ!」



伊織「冗談よ。痛くも痒くもないわ」



やよい「あぅ〜、ビックリしました……」



伊織「ごめんねやよい?」



小鳥「プロの技術ってすごいわね……」



伊織「それで、これ以上のいたずらをご所望なのかしら?」



あずさ「あ、そうだったわね」



やよい「えへへ」





あずさ「それじゃあ二人とも、はい」



伊織「みかんのグミ! そういうのもあるのね」



やよい「うっうー! ホームパイです〜!」



伊織「どこかで食べましょう」



あずさ「春香ちゃんとかは屋上に行くって言っていたわよ」



やよい「はわっ、そうなんですか!」



伊織「にひひ、春香達をゾンビメイクで驚かしてやろうじゃない、行くわよ、やよい!」



やよい「伊織ちゃん、待って〜!」



ばたん





小鳥「皆元気ね〜」



あずさ「うふふ、いい事ですね〜」



小鳥「それでですね、あずささん」



あずさ「はい?」



小鳥「私にはお菓s」



こんこん



あずさ「あ、は〜い」



小鳥「ピヨォ……」



がちゃ





亜美「銃を捨てろ〜手ぇ上げな!」



真美「この事務所は真美達二人には狭すぎる!」



あずさ「真美ちゃんは保安官の衣装ね」



小鳥「亜美ちゃんはどうして全身緑でM4を構えてるの……?」



真美「んっふっふ〜、蜂の巣になりたくなかったら」



亜美「亜美達にお菓子を渡すのだ!」



小鳥「真美ちゃんは銃を持ってないのね」



真美「うあうあ〜、ピヨちゃんそんな細かい所まで見ないでよ〜」



亜美「大体何で見ただけで持ってる銃の名前が分かるのさ〜」



小鳥「M4は形状はM16と似ているけど、M16よりもコンパクトだからすぐ分かるわよ」



あずさ「お、音無さんが何を言っているのかよく分かりません……」





亜美「そりゃそうだけどさ、普通の女の人は形状とサイズで特定なんて出来ないっしょ〜」



真美「真美達はゲームでやってるから知ってるけどさ」



小鳥「私だってゲームでの知識よ! CODとか」



真美「真美達はBF」



亜美「まぁ登場作品は多いよね〜」



真美「汎用性高いしね〜」



あずさ「え、えぇっと……」



亜美「はっ! そうじゃないでしょ真美!」





真美「そうだった! へいへいあずさお姉ちゃん! 早いとこお菓子を出さないと



   この亜美のM4(電動ガンBOYS)が火を噴くかんね!」



あずさ「それは困ったわね〜。じゃあ、はい」



亜美「こ、これは!」



真美「あずさお姉ちゃん、なんてことを……!」



あずさ「え?」



亜美「きのこの山と……!」



真美「たけのこの里……!?」



亜美真美「「戦争じゃ〜〜〜い!!!」」



あずさ「まぁ!」





真美「んっふっふ〜、貧弱なきのこ軍になぞ負けはせぬぞ!」



亜美「なにおぅ! たけのこ軍に屈するようなきのこは我が軍には存在しない!」



あずさ「二人とも、喧嘩するんだったらお菓子はあげませんよ〜」



真美「む……、ここは一時停戦といきますか」



亜美「それがよかろうな」



あずさ「うふふ、仲良しが一番ね」



小鳥「皆屋上に行っているみたいよ〜」



亜美「んっふっふ〜、屋上の皆をこのM4で恐怖の渦に!」



小鳥「絶対にやめてね?」



真美「亜美隊員! GO!GO!GO!GO!」



亜美「イエスマミ!」



ばたん





小鳥「流石に屋上で撃ったりされたら苦情が……」



あずさ「だ、大丈夫ですよ音無さん。亜美ちゃん達もそのくらいは考えれくれる……はずです」



小鳥「不安です……」



あずさ「ほ、ほら、やよいちゃんがきっと止めてくれますよ!」



小鳥「……ですよね。あの二人といえどやよいちゃんには敵いませんよね!」



あずさ「お姉ちゃんですから〜」



小鳥「ふぅ、一安心です。ところであずささん、私にもお菓」



こんこん



あずさ「あ、は〜い」





がちゃ



千早「と、トリックオアトリート……。うぅぅ……、どうして私がこんな格好を……」



あずさ「まぁ〜、千早ちゃん。アリスの衣装に猫耳なんてとってもよく似合っているわ〜」



小鳥「でも何で猫耳なのかしら?」



千早「プロデューサーの話ではネコ娘という事らしいのですが……」



あずさ「とっても可愛らしいネコ娘さんね〜。うふふ」



小鳥「プロデューサーさんの趣味なのかしら?」



千早「それで、この格好であずささんにトリックオアトリートと言ってお菓子を貰ってくるようにと」



あずさ「そうだったのね〜」





千早「えっと、お菓子を頂いても……?」



あずさ「それじゃあ千早ちゃん、もう一度言ってもらえるかしら?」



千早「えぇ!?」



あずさ「お願い」



千早「うぅ……。と、トリックオア、トリート……!」



あずさ「うふふ、可愛い〜」



ぎゅっ



千早「わぷっ。あ、あずささん!?」



小鳥「ピヨォォォォォォ!!!」●REC





あずさ「あんまり可愛いからつい抱きついちゃったわ〜。それじゃあ、約束通りに、はい」



千早「チョコのアソート……?」



あずさ「3種類のチョコが沢山入ってるわよ〜」



千早「ありがとうございます。あの、音無さん。ここで春香を待ってもいいでしょうか?」



小鳥「あ、春香ちゃんなら屋上に行ったわよ」



あずさ「他の娘達もいるはずね」



千早「そうだったんですか。それでは私も屋上に向かいます」



ばたん





あずさ「うふふ、千早ちゃん本当に可愛かったですね〜」



小鳥「そうですね、照れながらお菓子をねだる姿はもう……!」



あずさ「次は誰が来るのかしら?」



小鳥「う〜ん、待ち遠しい!」フンス



こんこん



あずさ「あ、は〜い」



小鳥「キター!」



がちゃ





業者「すみません、お届け物です」



小鳥「あっ……はい」



業者「……こちらにサインお願いします(うわ、この人何かコスプレしてるよ……)」



小鳥「はい……(視線が痛い……)」



業者「ありがとうございます、こちらお荷物です」



小鳥「あ、どうもご苦労さまです、はい……」



ばたん





あずさ「お、音無さん……」



小鳥「いいよなぁ……アイドル達は……どうせ私なんて……」



あずさ「音無さんっ」



小鳥「笑え……笑えよ……!」



あずさ「どうしましょう……」



こんこん



あずさ「あ、は〜い」



がちゃ





真「トリック!」



雪歩「オア!」



律子「トリート!」



あずさ「まぁ、真ちゃんに雪歩ちゃんに律子さんまで。ハロウィントリッカーの衣装がよく似合ってるわね〜」



真「本当ですか! へへ〜」



雪歩「うぅぅ〜、ちょっと恥ずかしいです〜」



律子「どうして私まで……」



あずさ「ディアンドルに似てて、とっても可愛いのよね〜。私も着たいくらい」





律子「あずささんがこれ着たらそのままオクトーバーフェストに放り込みたいですね」



あずさ「まぁ、とっても楽しそう。沢山お酒が飲めるわね〜」



律子「勿論仕事としてですよ」



あずさ「あ、あら〜……」



真「ねぇねぇあずささん! ボク、女の子らしいですか!?」



あずさ「えぇ、とっても。頭のかぼちゃのお化けも可愛らしくて、真ちゃんによく似合ってるわよ」



真「へへ〜、やっりぃ〜!」





雪歩「ま、真ちゃんはヴァンパイアとかの衣装の方が良かったんじゃ……」



真「ヴァンパイアは美希達が着てるじゃないか」



雪歩「あ、そ、そうだね(そっちじゃなくてタキシードとマントを着けて欲しかったな……)」



あずさ「それじゃあ三人にはお菓子をあげましょうね〜。はい、どうぞ」



真「あ、ありがとうございます!」



雪歩「雪の宿ですぅ〜」



律子「かっぱえびせん……」



真「じゃがりこだ」





あずさ「皆は屋上に向かったわよ〜」



雪歩「そうなんですか?」



あずさ「えぇ、多分雪歩ちゃん達が最後かしら?」



真「じゃあボク達も行こうか」



律子「皆どんな仮装してるのかしら?」



あずさ「あ〜、中にはすごい格好の子もいますけど、皆可愛らしかったですよ」



律子「嫌な予感しかしないんですけど……」





真「律子〜、早く行こうよ!」



律子「あ〜、はいはい。それじゃああずささん、失礼します」



雪歩「失礼します〜」



真「それじゃ!」



あずさ「ハッピーハロウィーン」



ばたん





あずさ「ふぅ、これでみんなにお菓子は配り終わったけど、どのくらい買ってくればいいのか分からなかったから余っちゃったわね……」



小鳥「あずささ〜ん……」



あずさ「きゃっ。お、音無さん。立ち直ったんですね」



小鳥「ふふっ、お陰様で」



あずさ「そうだ、お菓子が沢山余ってしまったので音無さんもお一ついかがですか?」



小鳥「ありがとうございます!」



あずさ「えっと、どれがいいかしら〜?」



がちゃ



P「トリックオアトリートォォォ!!!」



あずさ「きゃっ」



小鳥「ぷ、プロデューサーさん!?」



P「ふっふっふ、あずささんのお陰で今回のハロウィーン企画の撮れ高はかなり潤いましたよ!」



あずさ「えぇ!? これ、撮影してたんですか!?」



P「当然です、皆がハロウィンにかこつけて色んな仮装して事務所に来るなんて、そんな事ある訳無いじゃないですか」



あずさ「あの、私何が何だか……」



P「あれ、音無さんに説明してもらうようお願いしてたんですけど……」



小鳥「………………あっ!」





あずさ「……音無さん?」



小鳥「あ、あはは〜。自分が衣装着たらテンションあがっちゃってうっかり……」



あずさ「あらあら……」



小鳥「す、すみませんあずささん、プロデューサーさん!」



P「いやぁ、画としてはかなりいいものが撮れましたし。結果オーライですね!」



小鳥「ホッ……」



あずさ「あの、他の皆は知ってたんですか?」



P「えぇ、あずささんを除いた全員には予め説明してありますよ」





小鳥「今頃皆屋上でピクニックですね」



P「それじゃあちょっと上にあがって終了宣言してきますね」



ばたん



あずさ「いわゆるドッキリだったんですね〜」



小鳥「いや、本来はちゃんと事前説明があったんですけどね……」



あずさ「ビックリしましたけど、プロデューサーさんも喜んでいましたし上手くいったんなら良かったです」



小鳥「女神や……」





あずさ「あ、でも音無さん? 次があるのかは分からないですけど、今度はちゃんと説明してくださいね?」



小鳥「あ、はい……ほんと、すみません……」



あずさ「あ、そうそう、音無さんのお菓子ですよね。これをどうぞ〜」



小鳥「柿の種……酒のつまみですかね?」



あずさ「うふふ、お好きかと思いまして」



小鳥「えぇ、無性にビール飲みたくなってきました」



あずさ「うふふ、いいですね〜。それじゃあこの後一緒にどうですか?」



小鳥「行きましょう! 是非とも!」





あずさ「あ、そういえば私、自分がお菓子をあげる側だから皆のようにトリックオアトリートって言ってません」



小鳥「お、そういえばそうですね。じゃあ、そのお菓子の袋預かりますから、どうぞ言ってください」



あずさ「うふふ、ありがとうございます〜。それじゃあ……トリックオアトリート〜」



小鳥「トリックで」



あずさ「え」



小鳥「トリックで」











おしまい



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