2014年10月28日

P「あずささんを探す日々」

P「……」カタカタ



Prrrr Prrrr



P「ん?電話か」





P「えーと、あずささんからか」ピッ



P「はい、もしもし」



あずさ《あ、プロデューサーさんですか?》



P「はい、どうかしましたか?」



あずさ《あの……実はまた道に迷ってしまいまして……》



P「あー、わかりました、近くに何がありますか?」



あずさ《えーと……》



―――

――





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P「なるほど、わかりました、それじゃあ今から行きますからそこから動かないでくださいね」



あずさ《はい……すみません》



P「はは、気にしないでください、それじゃあまた後で」



あずさ《はい》



P「よし」ピッ



P「さてと……」



―――

――



P「えーと……多分この辺りのはずだけど……あ、いた」



あずさ「……」



P「おーい、あずささーん!」



あずさ「あ、プロデューサーさん」



P「はは、今回は結構早く見つけられました」



あずさ「本当にすみません……」



P「いえいえ、気にしないでください」



あずさ「でも、私プロデューサーさんに迷惑をかけてしまってますよね……」



P「俺は別に迷惑だなんて思ってませんよ」



あずさ「でも……」

P「あずささん、俺はあずささんのプロデューサーです」



あずさ「……」



P「だから、困った時は頼ってくれていいんです」



あずさ「プロデューサーさん……」



P「だから、そんな顔しないでください、俺としては、そういう顔をされる方が困っちゃいますから」



あずさ「……ありがとうございます」



P「うん、それじゃあ事務所に戻りましょうか」



あずさ「ふふ、はいっ」



―――

――



ガチャ



P「ただいまもどりましたー」



小鳥「あ、プロデューサーさん、あずささん……」



あずさ「?音無さん、どうかされたんですか?」



小鳥「実はさっき、事務所の備品を買出しに行ったんですけど……」



P「何かあったんですか?」



小鳥「はい、買い物したら福引が一回できるみたいだったので、やってみたら、こんなものが当たっちゃいまして……」



P「えーと……おお、温泉宿の宿泊券ですか」



小鳥「はい、そうなんですけど……どうしようかなって思ってるんですよ」



P「ん?どういうことですか?」



―――

――



小鳥「いえ、一応社長もあたしが当てたものだから好きにしていいって言ってるんですけど……」



あずさ「何か問題があるんですか?」



小鳥「これ、ペアチケットなんですよ……」



P「?それがどうかした……あ」



小鳥「……」



P「……」



あずさ「あ、あらあら……」



―――

――



〜数日後〜



 ―温泉地―



P「ふぅ、着きましたね」



あずさ「はい、でも本当に私たちがもらっちゃってもよかったんでしょうか?」



P「はは……まぁ、多分」



あずさ「……」



P「と、とにかく!せっか来たんですから楽しみましょう!」



あずさ「……ふふ、そうですね」



―――

――



高木「ふふ、彼らはそろそろ到着した頃かな?」



小鳥「そうだと思います」



高木「楽しんでくれるといいんだが」



小鳥「別にあんな風にしなくても、普通に渡しても良かったんじゃないですか?」



高木「うーん、それだと、彼は素直に受け取ってくれないかもしれないからなぁ」



小鳥「だからと言って、あたしを使わないでください」



高木「はっはっはっ、すまないすまない」



小鳥「もう、社長ったら……ふふ」



―――

――



P「……」



あずさ「……」



P「(よく考えたらペアチケットなんだから……そりゃ同じ部屋だよな……)」



あずさ「あ、あの〜」



P「は、はい!何ですか?」



あずさ「プロデューサーさんは、嫌じゃないですか?」



P「え?な、何がですか?」



あずさ「その……私と同じ部屋だなんて」



P「ま、まさか!そんなことありません!」

あずさ「ほ、本当ですか……?」



P「はい!はい!」



あずさ「……」



P「……」



あずさ「ふ、ふふふ……」



P「あ、あずささん?」



あずさ「ふふ、ごめんなさい、何だかおかしくって」



P「……はは、確かに」



あずさ「いつも通り、で大丈夫ですよね」



P「……そうですね」



あずさ「それじゃあプロデューサーさん、お散歩にでもいきませんか?」



P「はは、いいですね、いきますか」



―――

――



〜夕方〜



P「いやーいいところですね」



あずさ「ええ、そうですね」



P「さて、それじゃあ夕食の前に温泉に入りますか」



あずさ「はい」



―――

――



あずさ「あ……」



P「ん?どうかしましたか?」



あずさ「ちょっと部屋に忘れ物を……」



P「ああ、それじゃ部屋まで戻りますか」



あずさ「いえ、申しわけないですから、プロデューサーさんは先にいっててください」



P「そうですか?それじゃあ先に行ってますね」



あずさ「はい」



P「……ちゃんと温泉まで辿りつけますか?」



あずさ「もう、それぐらいなら私でも大丈夫ですよ」



P「そ、そうですよね、流石に大丈夫ですよね」



あずさ「ふふ、心配しすぎですよ」



―――

――



 ―男湯―



P「ふぅ……」



P「ああ、いい湯だなぁ……」



P「……あずささん、大丈夫かな……?」



カポーン



―――

――



あずさ「あらあら……ここはどこかしら?」



あずさ「せっかくだから露天風呂に行こうと思ったのだけど……」



あずさ「いつの間にこんなところに来ちゃったのかしら……」



あずさ「もう暗くなってきてるし、早く戻らないと……」



あずさ「プロデューサーさんに連絡して……あ」



あずさ「携帯……部屋に置きっぱなし……」



あずさ「……」



―――

――



P「……遅いな」



P「夕食の時間過ぎてるのになぁ……」



P「もしかして……」



―――

――



あずさ「困ったわぁ……どっちにいけばいいのかしら……」



あずさ「はぁ……」



あずさ「プロデューサーさんにも連絡できないし……」



あずさ「もしかしたら、このままずーっと迷ったままかも……」



あずさ「なんて……」



あずさ「……」



あずさ「プロデューサーさん……」



―――

――



P「あっちですか?」



女性「ええ、そっちのほうにふらふらーと歩いていってましたよ」



P「どうもありがとうございます!」ダッ



P「……もうだいぶ暗いな……」タッタッタッ



P「(あずささん……)」タッタッタッ



―――

――



あずさ「……」



ガサ



あずさ「きゃっ……」



シーン



あずさ「……はぁ……」



ガサガサガサ



あずさ「!な、何……?」



ガサッ



あずさ「……」ギュ



P「はぁ、はぁ……よかった……」



あずさ「え……?」パチ



P「はは、見つけましたよ、あずささん」



あずさ「ぷ、プロデューサーさん……?」

P「怪我とかないですか?」



あずさ「ど、どうしてここに……?」



P「もちろん、あずささんを迎えに来たんですよ」



あずさ「あ……」



P「さ、帰りましょう、立てますか?」スッ



あずさ「……ありがとうございます……」スクッ



P「よし、それじゃ……」



ギュッ…



あずさ「……」



P「あ、あずささん!?ど、どうした……」



あずさ「ごめんなさい……少しだけ、こうしていても……いいですか?」



P「……はい」



―――

――



あずさ「でも、プロデューサーさんどうして私のいる場所がわかったんですか?」



P「え、えーと……何でかなぁ……」



あずさ「え?」



P「いえ、自分でもよく分からなくて……」



あずさ「そうなんですか?」



P「はい、一応色んな人に見てないか聞いて回ったりもしたんですけど、最終的には勘みたいなものですかね……」



あずさ「勘……」



P「なんとなくこっちに居そうだなって、はは、何の根拠もなかったんですけどね」



あずさ「……」



P「だけど何故か自信はあったんです、そうしたら本当にあずささんがいて……」



あずさ「……ふふ、そうなんですか」

P「はは、まぁ、どこにいたって、俺は必ずあずささんを見つけ出しますよ」



あずさ「プロデューサーさん……」



P「大切なアイドルですから」



あずさ「……ふふ、ありがとうございます」



P「お、宿が見えましたね」



あずさ「……」



―――

――



P「スー……スー……」



あずさ「……」



P「スー……」



あずさ「……プロデューサーさん、今日はありがとうございました」



P「スー……」



あずさ「私、プロデューサーさんに出会えて、プロデュースしてもらえて、本当に幸せです」



P「ん……」



あずさ「今日、一人で居た時は心細くて、不安で……怖くて……」



P「スー……スー……」



あずさ「でも、プロデューサーさんが来てくれて……」



P「スー……」



あずさ「……きっと、あなたが……」



―――

――



P「いやぁ、いいところでしたね!」



あずさ「ふふ、そうですね」



P「また来たいなぁ……」



あずさ「それじゃあ……また一緒に来ましょうか」



P「え?」



あずさ「嫌、ですか?」



P「そんなことはないです、けど、俺なんかと一緒でいいんですか?」



あずさ「はい、とっても楽しかったですから」



P「そうですか……それじゃあまた来ましょうか」



あずさ「はい、また、一緒に!」ニコッ



―――

――









きっと、きっとあなたが……運命の人―――









〜数年後〜



Prrrr Prrrr



P「ん?電話か」



Prrrr Prrrr



P「はい、もしもし」



あずさ《あ、あなた?》



P「あずさか、どうした?」



あずさ《ちょっと迷っちゃって……》



P「わかった、迎えにいくよ」



あずさ《ごめんなさい、それから……》



P「どうした?」



幼女《パパー!早く迎えにきてー!》



あずさ《ふふ、この子も早くパパに会いたいって》



P「はは、わかった、すぐいくよ」



―――

――









P「これからもずっと、あずさを探す幸せな日々が続きますように」







                               おしまい



20:30│三浦あずさ 
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