2014年11月07日

P「お寝ボケお姫ちん」

ピピピピピピピピンピピピ





P「んっ……朝か」ガバッ







ピッ……





P「んん〜……!」ググッ…





P「ふぅ……伸びた伸びた」





貴音「………すぅ……すぅ」Zzz





P「おーい、貴音、朝だぞ」チョンチョン





貴音「んっ………」パチッ





P「起きたか」





貴音「……………」ボーッ





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P「さっ、朝ごはんを作るから早く仕度して……」





貴音「あなた様ぁ……///」





P「ん?」





貴音「あなた様ぁ!///」ギュッ





P「え?え?どうした?急に抱きついて?」





貴音「夢の中でも会えるとは……私は果報者です///」スリスリ





P「おーい、もう現実だぞ?」なでなで





貴音「このまま、目が覚めないで欲しいです……///」ギュウウ…





P「覚めてるぞ、起きろー」なでなで





15分後





貴音「先程は、失礼いたしました…」もぐもぐ





P「いや、構わないけど……どうしたんだ?」





P「あんな貴音見るなんて、かなりレアだったよ」





貴音「私……朝は弱くて、よく寝ぼけてしまうのです」もぐもぐ





P「あぁ、そうなのか」





P(貧血か何かかな……)

貴音「次は、しゃきっと目覚めてみせますので……!」もぐもぐ





P「お、おぉ」





P「あ、貴音」





貴音「はい?」





P「はい、あーん」スッ





貴音「………あぁん」パクッ





P「うまいか?」





貴音「真、美味です」もぐもぐ



次の日の朝







ピピピピピピピピンピピピピ





P「うぅん……朝か……」ガバッ





ピッ





P「目覚ましより早く起きてみたいな……」





P「さて、今日は晴れかな……カーテンオープン」シャー





P「おっ、お日様が眩しい、いい朝だ」





P「おーい、貴音、朝だぞ」ちょんちょん





貴音「んっ…………」むにゃむにゃ



貴音「……………」ガバッ





P「起きたか、じゃあ朝飯の用意を……」





貴音「あなた様が……私の王子様……///」





P「え?」





貴音「私の国にて、共に使命を果たす伴侶にやっと出会えました……///」





P「な、謎の設定すぎるぞ……貴音」



貴音「どうか……私だけの王子様で居て下さいまし……///」ギュッ





P「おーい、貴音、朝だぞー」なでなで





貴音「共に余生を過ごしましょう……ずっと、ずぅっと///」ギュウウ





P「それはもちろんだけど、朝飯食べる時間なくなるぞー?」なでなで





貴音「あなた様にも、ぎゅっと抱擁していただきたいです……///」





P「甘えん坊なやつだな」ギュッ





貴音「ふあぁ……とても、安心致します///」スリスリ



15分後





貴音「お恥ずかしい所を見せてしまい……申し訳ありません」





P「なに、朝が弱いなら仕方ないさ」スッスッ





貴音「昨日は早く寝たはずなのですが……」





貴音「どうやら、睡眠時間は関係ないようです」





P「そうなのか……」スッスッ





P(やっぱり、貧血なんだろうか……)

貴音「次こそは、頭をスッキリさせてみせます!」





P「そうか……体調管理、がんばれよ」スッスッ





P「はい、綺麗に髪を梳かせたぞ」





貴音「ありがとうございます、あなた様」





P「だけど、貴音の髪型ってなかなか崩れないし」





P「ここまで念入りに髪を梳かさなくてもいいんじゃないか?」



貴音「いえ、これは必要な事のです」





貴音「周りからもっと容姿を綺麗に見られ、羨望の的となる存在になりたいのです」





P「へぇ、アイドルとして立派な向上心だな」





貴音「………確かに、その気持ちもありますが」





貴音「一番の理由は……」





貴音「あなた様に、しっかりと見合う女性になる為……です///」



次の日の朝





P「ん……」ガバッ





P「……………」ボーッ





P「……………」チラッ





貴音「すぅ……すぅ……」Zzz





P「……目覚ましより早く起きてしまったか」





P「まぁ、いいや」スクッ





P「トイレでも行くか……」スタスタ













P「………………」キュッキュッ





P「洗剤があと少しだな……買わないとな」キュッキュッ





P「ふぅ……ついでに風呂掃除しちゃったな……」





P「さてと……手洗って」ジャー…





P「そろそろ朝飯作らないとな……」ジャー…













グスッ……ヒック……



P「……ん?泣き声?」





P「なんだ……?お化けでもいるのか?」





P「貴音が怖がっちゃうだろ……」













ふぇ……あなた様ぁ……グスッ……





P「あっ……この声は」タタタ













貴音「あの方が……おられない……」ポロポロ





貴音「うぅ……嫌です……あなた様ぁ……」ヒック





貴音「寂しいです……今すぐ会って、ぎゅっと抱きしめて欲しいです……」グスッ





P「貴音!」タタタ





貴音「!!」ぴくっ





貴音「あなた様ぁ!」ギュッ





P「おぉ……反応早いな」



貴音「会いたかったです……心細かったです……あなた様ぁ///」ギュウウ





P「ごめんな、もう1人にしないよ」なでなで





P(こりゃ、また寝ボケちゃってるな)なでなで





貴音「もっと、顔をお近づけください……///」





P「そんなに不安だったのか?」スッ





貴音「はい……とても」

貴音「しかし、こうして肌を密着し合えば」スリスリ





貴音「身も心も、あなた様の温もりに包み込まれます……///」スリスリ





P「そうだな、あったかいな」スリスリ





P(唇と唇が、あと少しでくっつきそうだな……)スリスリ





貴音「あなた様……あなた様……///」スリスリ



20分後





貴音「むぅ……やはり、朝は苦手です」





P「まぁ、仕方ないさ」





P「貴音の個性として、受け入れたらいいさ」





貴音「………あなた様は」





貴音「寝ぼけてしまう女性なんて、嫌ではありませんか?」



P「いいや、そんなわけない」





P「寝ボケてしまう女性も嫌ではないし…」





P「何より、貴音を嫌になるなんて事は絶対にない」





貴音「あなた様……」





P「……なんてな、臭いこと言っちゃったな」





P「さて、これからどうする?」





P「せっかくの休日だ、どこかに出掛けるか?」





貴音「……いいえ」





貴音「今日は…このままずっとあなた様に後ろからぎゅぅっ…と抱きしめられていたいです」



P「そうか、ならそうするか」ギュウウ





貴音「………あなた様」





P「なんだ?」





貴音「ずっと一緒……ですよ?」





P「あぁ」なでなで





貴音「……ふふふ///」























22:30│四条貴音 
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