2014年11月11日

高垣楓「私たちの時間」




楓「……」モゾ



楓「はう」





楓「…プロデューサー、こたつは…いいですね…」



P(…楓さんふにゃっとしてるな)



楓「ふにゃー」



P(口で言ってるし)クス



楓「こたつでのんびり…時が経つのもいいですね……うふふ」



P(自分で笑ってるし)





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ガチャ





仁奈「ただいまでごぜーます!」



P「おかえり」



楓「仁奈ちゃん。おかえりなさい」



仁奈「ただいまでごぜーます!!」モフニパ



時子「二度も言わなくていいわ」



仁奈「あっはい。気をつけるです!」モフシャキーン



P「時子もおかえり。こたつあったかいぞ」



時子「様」



P「こたつ様」



時子「しばき回すわよ」



P「…すいません」モゾ



楓「あっプロデューサー。それいいですね。体ぜんぶこたつに…ずぶずぶ」モゾゾ



仁奈「仁奈もするでごぜーます。ずぶもふです」モゾモフ



時子「ふん」





時子「こたつでのんびりなんていい身分ね」



P「仕事はちゃんとしたから許してくれよ」



仁奈「時子サマは入らねーですか」グイグイ



P(さま…)



時子「引っ張らないで頂戴。服が伸びるわ」



仁奈「ふふ。きぐるみなら伸びねーですよ?」モフドヤァ…



時子「着ない」



仁奈「えー」



P「…なんだかずいぶん懐かれてるな」



時子「……飴をくれてやってからこの調子よ」グイグイ



時子「引っ張るな」



仁奈「えーえー」



楓「えーえー」



時子「……」イライラ



P(調子狂わされてるなあ)オモシロイ





時子「…。そんなことよりこたつに入るならきぐるみは脱ぎなさいな」



時子「汗をかいて風邪を引くわよ」



仁奈「りょーかいです!えへへー脱がせてくだせー」



時子「なんで私が」モフモフ



P(仲良しだな。ちゃんと脱がせてあげてるし)



時子「飴」



P「ん?」



時子「いらない。またこうなると面倒よ」モフバサァ



仁奈「あー」モフワサー



P「あ、おう」



P(俺があげたのを仁奈にあげたのか。…ちょっと悲しい……)



P「…」



時子「?」



楓「ふふ。私はお酒を飲もうかな…仁奈ちゃん、なにかいっしょに温かいものでも、作ろう?」



仁奈「わーいです」





P「悪かったよ」



P「じゃあ今度から、時子にはべつになにか用意するよ。みんなにお菓子あげて時子にないのは悪いし」



時子「……」



時子「ああそう。好きになさい。じゃ」



P「?帰るのか」



時子「帰るわよ」



P「そっか。気をつけてな」



時子「無用な心配よ精々自分の身の心配をしてなさい」



P(捨て台詞かよ)



時子「……」



P「?」



時子「…」



P「…?」



時子「…」フン



時子「じゃあね。明日下らない物を渡したら承知しないわよ」ベシィ



P「いってっっ」







仁奈「仲良しでごぜーますね」モフコソ



楓「ふふ。ね」







パタン





P(……。なんか、機嫌よかったな)



楓「えい」ピト



P「おぉう!」



楓「わー」



楓「プロデューサー。反応がいいですね。もう一度さわっていいですか」ソワソワ



P「ちょ、楓さんダメです、冷たい手で首筋さわるの…こ、子どもですか。変な声出るから…」



仁奈「仁奈は子どもだからいーですね!えいえい。ぺたぺた」



P(仁奈の手は温いな)



楓「ぺたぺた」



仁奈「ぺたぺた」



P(…まあいいか)ぺたぺた







・・・・・





楓「…」コクコク



P「…」コクコク



仁奈「…」コクコク



P「あったかい」



楓「あったかいです」プハ



仁奈「あったけーです」プハー



P「楓さん、結局ココアにしたんですね」



楓「あ、はい。なんだか…甘いものが飲みたくなって。えへへ」



P(かわいい)



仁奈「甘いものは正義でやがります」ウン



P「そうだな」ウン





ガチャ





P「?」



柚「…」



P「?…お」



P「…おー。お、おかえり、柚…」



柚「…」コク



P「ど、どうしたそのおでこ」



柚「…時子サンにされた」エグ



P(よっぽど機嫌いいな)



仁奈「柚おねーさんまえがみ上げてるです!可愛いです!」



楓(……ぺたぺたしていいかな)ソワソワ



柚「か、楓サン?その手はなにかナー…?」



P「とりあえずほら、こたつ」ナデナデ



柚「ン…へへ。アリガトっ」ニパ







ごろん





比奈「ふぎゃ」ベシャ



柚「わあ。ひ、比奈サン?」



P「お、起きた」



楓「だ、大丈夫?」



比奈「へ、へいきっスー…ふふ、寝落ちして机に顔ぶつけるのとか慣れっこでス…」フフフ…



P(そんなこと慣れなくていいから…)



仁奈「はっ。ソファから落ちてもきぐるみを着てれば…これ行けやがりますね」モフピーン



P(そんなこと考えなくていいから)



柚「よしよしー」



比奈「ふふ。ありがとっス」







ぱさ





比奈「プロデューサー、これ掛けてくれたっスよね。ありがとでス」



P「うん。風邪引かないようにな。あと、あんまり無理もするなよ」



比奈「はーい」エヘー



柚「む、それ比奈サンずるいかも。Pサンっ柚にも毛布掛けてーねー」



P「こたつに入りながらだと暑いだろ」ユサユサ



仁奈「比奈おねーさん!あのですね!きぐるみを着ていればですね!」ユサユサ



比奈「な、なんスか仁奈ちゃん。落ち着くっス。ちゃんと聞くっスよ」



楓(みんなたのしそう)クスクス



楓「…。」ぽむ





楓「みんなのぶんのココアも入れましょう?ここあ(は)こたつでここあ…ふふ」ニコ



P「い、いいですね。手伝いますよ」



柚「あーPサン逃げるなー!とうっ」ガシッ



P「ぐふ」



仁奈「Pもきぐるみでやがりますよ!とうっ」ガシモフ



P「なんでだぐふ」



比奈「わ、私だけ恥ずかしいのはなしっスよぅ。とー」ガシ



P「お前はもう着るの決めたのかよ。あ、比奈はあんまりがしっと来なかったな」



比奈「は、恥ずかしいので」



P(かわいい)



楓「えっ」パァ



楓「い、いまのよかったですか。えへへ。ねぇねえプロデューサー」ユサユサ



P「えっな、なにがですか。ちょ、楓さんまで掴まないで」





・・ゆさゆさ







・・・・・





柚「ココアごちそーさま!Pサンまた明日ー!」ニパー



P「おー」



仁奈「気をつけて帰るですー。ばいばいでごぜーます」



P「うん」



比奈「帰って寝なおしまース」フラー



P「き、気をつけてな」



楓「また明日」ニコ



P「はい。あれ?」







パタン





楓「…」フリフリ



P「…」



P「あの、楓さん?」



楓「?はい」



P「…みんなと一緒に帰らないんですか?」



楓「……」



楓「ふふ。えい」ぺた



P「つめたいっ」





楓「さっきまでは、みんなの時間、です」





チャポン





楓「ふふ」



P「…」



楓「ぺた。わぅ…冷たい」



P(そりゃほっぺ付けたら冷たいでしょう)



P(……可愛いけど)



楓「えへへ」



P「…」



楓「…」ニコ





楓「少しだけ、私たちの時間。どうですか?」



P「…。」



P「一杯だけですよ」



楓「はい。わーい。ふふ」



P「はい」



楓「はい。ふふ」ニコ









・・・・おしまい





21:30│高垣楓 
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