2014年11月12日

輿水幸子「誘拐されました、助けてください!」

P(電話)「はぁ? 誘拐ってお前……突然電話してきたと思ったら」



片桐早苗「人聞きの悪いこと言わないでよー」



P「その声は早苗さん? なにやってるんですか」





早苗「いや、違うのよ。ちょっとドライブに誘っただけ」



幸子「半強制的に車に連れ込めば誘拐とかわりませんよ!」



幸子「ボクは家に帰って勉強ノートの清書をしたいんです。説得してくださいよ」



P「知らん。オフの日の行動に俺がどうこう言う権利はない」



P「初対面でもないんだから自分でなんとかしなさい」



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幸子「ちょっと! プロデューサーさん!」



幸子「……切られた。ああ、もう」



早苗「幸子ちゃん……あたしとドライブは嫌?」



幸子「そういうわけでは……でも急に誘われても困ります」



早苗「あは、ごめんね。お互いオフなのに偶然見かけたのが嬉しくなっちゃって」



早苗「……家まで送るわ」



幸子「いいんですか?」



早苗「うん……大丈夫。一人は寂しいけど大人だから我慢する」ヨヨヨ



幸子「もう少し自然に言わないと、演技のお仕事こないですよ?」



早苗「あっ、バレたー?」



幸子「バレます。わざとらしすぎです」

幸子「はぁ……仕方ないですね。遅くなる前に帰してくださいよ?」



早苗「やった! 幸子ちゃん愛してる!」



幸子「それはどうも。で、どこ行くんですか?」



早苗「以前から行きたかったスーパー銭湯があるのよ」



早苗「楓ちゃんや瑞樹ちゃんと行こうと思ってたけど、なかなかスケジュール合わなくて」



幸子「ボクが一緒に行っちゃって良いんですか?」



早苗「もちろん。別に一回しか行けないわけじゃないからね」

〜スーパー銭湯〜



早苗「おおお、露天風呂でっかい!!」



幸子(テンション高いなぁ)



早苗「ほらっ、早く!」



幸子「早苗さん、少しは隠しましょうよ」



早苗「女同士なんだからいいでしょ、あたしそういうの気にしないもん」



早苗「だいたいねー、旅番組なんかでタオル巻いたまま入ったりするけど」



早苗「撮影だから特別に許可されてて、普通はマナー違反なのよ、知ってた?」

幸子「まあ一応。さすがにここでタオル巻いたまま入ったりしませんよ」



早苗「そっか、よしよし。じゃあそのタオルあたしが預かる!」バッ



幸子「わあっ!」



早苗「へぇ〜……」



幸子「ジロジロ見ないでください!」



早苗「あん、もう、ケチ。減るもんじゃないでしょ」



幸子「目がいやらしいです」



幸子「とにかく、少しは落ち着いて湯船に浸かりましょう」チャプ



早苗「そうねー」チャプ



幸子「……」チラ



早苗(ドタプーン)



幸子(こうして近くで見ると、やっぱり大きい……)



幸子(小柄な分、余計際立ちます)



早苗「あっ、向こうのってジェットバス!?」



早苗「ね、あっち入りましょ!」ザバ



幸子「えぇ〜、もう次に行くんですかぁ?」



幸子「もう少しゆっくり浸かっても……」



早苗「ババ臭いこと言わないの。ほら、行くわよ!」





 ※飲酒のイメージが強いですが、早苗さんの趣味はマッサージ・スーパー銭湯です。











早苗「っはー、やっぱり風呂あがりはこれよねー!」ゴクゴク



幸子「早苗さん!」



早苗「え?」



幸子「何飲んでるんですか!?」



早苗「見て分からない? 缶ビール」



幸子「車で来てるんですよ!?」



早苗「あ。……だ、大丈夫よ、1本くらい。検問にさえ引っかからなければ……」



幸子「ダメですよ! 元婦警が何言ってるんですか!」



早苗「見なかったことに……」



幸子「無理です」



早苗(今日は電車かバスで帰って、明日車を取りに来る……)



早苗(いや、面倒だわ)



早苗(それにせっかくお風呂入ったのに人混みにもまれて帰りたくないし)



早苗「…………どうしよっか」



幸子「どうにもなりませんよ……はぁ〜」



早苗「幸子ちゃん、明日仕事は?」

幸子「昼からデレパのゲスト収録です」



早苗「じゃあ、朝から帰れば問題ないわね。あたしは明日も休みだし」



早苗「今日は近くのホテルに泊まって明日帰りましょ」



幸子(遅くなる前に帰してって言ったのに……)



幸子(ああ、フラグになってしまったんですかねぇ)



早苗「ホテル代はあたしが出すからね」



幸子「自分の分くらい出しますよ」



早苗「ううん、出させて。せめてものお詫び」



幸子「じゃあ……条件出してもいいですか? その条件を飲んでくれるなら」



早苗「ン、いいわよ。あたしに出来ることなら」

幸子「まず今日はこれ以上お酒飲まないでください」



早苗「アッハイ」



幸子「それと、ホテルに泊まるなら同じ部屋にしてください」



早苗「あたしがこっそりお酒飲まないように?」



幸子「まあ、それもありますが……」



幸子「せっかくお泊りするなら同じ部屋のほうが楽しいじゃないですか」



早苗「だいぶ年上だけどいいの?」



幸子「それはそれで、人生の先輩ならではの話とかあるでしょう?」



早苗「……」ギュッ



幸子「わっ、早苗さん?」



早苗「幸子ちゃん可愛い」ナデナデ



幸子「フ、フフーン。そうですよ、ボクはカワイイんです」



早苗「言わなきゃもっとカワイイのに」



幸子「えっ?」



早苗「なんでもなーい」



早苗(あ。運転代行サービス使えば……)



早苗(いや、せっかく幸子ちゃんとお泊りなんだし、忘れてたことにしちゃおう)



早苗(幸子ちゃんはまだ縁がないから知らないのかしらね)



〜ホテルのフロント〜



早苗「…………」



幸子「どうしたんですか?」



早苗「お金足りない……」



幸子「ならATMでおろして……」



早苗「いや、それがね?」



早苗「小銭やお札を入れる財布と、キャッシュカード類を入れる財布を分けて使ってるんだけど」



幸子「えぇ〜……それってつまり……」



早苗「うん。カードの財布、持ってきてない」



早苗「いや、ほら、最初は近所をドライブのつもりだったからさ」



幸子「分かりました、ボクが出しますよ」



早苗「ご、ごめんね〜。あとでちゃんと返すから」



幸子(ダメな大人すぎる……)



幸子「早苗さん、どこ行くんですか?」



早苗「ちょっと夜食を買いに」



幸子「……ホテル代はないのに夜食代はあるんですね」



早苗「意地悪言わないでよ〜。諭吉さんはいないけど英世さんは2人ほどいるんだから」



幸子「まあいいですけどね。せっかくなのでボクも行きます」











早苗「……ん?」



「捕まえてー、ひったくりよー!」



「どけどけー!!」

幸子「早苗さん、こっち来ますよ!」



「そこのガキ、邪魔だー!」



早苗「……」







スパアアン!!







「ぐえっ!」



早苗「こんなアダルティなお姉さんをガキだなんて、目が腐ってるのかな〜?」ゲシゲシ



幸子(一瞬の出来事……!)



幸子「今のは早苗さんが投げたんですか?」



早苗「うん、一本背負い」



早苗「いやー、警察辞めてもこういうときって身体が勝手に動いちゃうのね〜」



幸子(ポカーン)



早苗「どしたの? 呆けた顔して」



幸子「あっ、いえ、なんでもありません」



幸子(元婦警らしいところ、初めて見たかも)



幸子(さっき暴落した早苗さんの株が一気にストップ高になりそうです)









幸子「――という感じで、予期せぬお泊りになりましたが」



幸子「かっこいい早苗さんを見れました」



本田未央「へぇー、私も見たかった」



多田李衣菜「その代償が遅刻なんですけどねー」



未央「予定より約1時間遅れで収録してまーす」

幸子「まさか大渋滞につかまるとは……」



未央「うちの早苗がご迷惑をお掛けして」



幸子「なんで未央さんが親みたいに謝ってるんですか?」



李衣菜「パッションだから、でしょ?」



未央「うん。ま、年齢で考えるとむしろ逆だけどね」



李衣菜「それはつまり、早苗さんが15歳の子持ちでもおかしくない年齢、と……」



未央「あ、ヤベ。ここカットしといてくださ〜い」



幸子(言うタイミングなかったけど、早苗さんブースの外にいるんですよねぇ)



早苗(あとでシメる)←見学中



おわり



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