2013年12月23日

友紀「これは……ヤバいかも」

某日事務所

P「次はトライアドで――」

凛「なら衣装は――」


奈緒「それより曲を――」

加蓮「せっかくだし演出も――」


まゆ「はい、お茶が入りましたよぉ」

ちひろ「あ、まゆちゃんありがと」

瑞樹「悪いわね」

千枝「お菓子もどーぞ。はい、ありすちゃん」

ありす「あ……ありがとうございます……」


智絵里「難しい……」

響子「上手上手♪」

ゆかり「玉結びはこんな感じでしょうか?」





バンッ――!



全員「」ビクッ

友紀「……」

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P「ど、どうした友紀。そんなに勢い良くドアを開けたら壊れるぞ?」

ちひろ「修理費はプロデューサーさんのお給料から引きますから大丈夫ですよ」

P「大丈夫じゃねえ」

友紀「……」

凛「どうしたの? 顔色悪いみたいだけど」

まゆ「二日酔いならアサリ汁がおすすめですよ。インスタントのがあったはずですから取ってきましょうか?」

友紀「や、ヤバいかも……」

響子「タ、タオル濡らしてきましょうか?」

加蓮「体調悪いなら休んだほうがいいよ。そこのがうるさいし」

P「誰のことかな」





友紀「こ、子供できちゃった……かも」

全員「!?」
P「ま、待て。冗談だよな? 冗談だよな!?」

ちひろ「友紀ちゃん抜けたらどれだけ損失が……。まあプロデューサーさんのお給料から補いますけど」

P「ちょっと黙っててくれませんか!?」

奈緒「こ、子供って……」

智絵里「つ、つまり男の人と……きゅう……」

千枝「智絵里さん!?」



瑞樹「わかるわ」

ありす「!」

P「わかってたまるか」

瑞樹「いいえ。友紀ちゃんの年齢だもの。そんな火遊びのひとつやふたつ当然よ」

ありす(姫川さんより年上の川島さんは……?)

瑞樹「で、友紀ちゃん? お相手は誰かしら」





友紀「ぷ、プロデューサー……かな」

全員「!?」

P「」
ちひろ「担当アイドルになにしてるんですかあなたはぁ!」

まゆ「うふふふふふ?」

ゆかり「Pさん? 嘘ですよね? ありえませんよね?」

加蓮「あはは。あはははは」

千枝「なんで千枝が大人になるの待ってくれなかったんですか……?」

凛「ふーん。あなたが友紀さんの旦那?」

P「お、落ち着け! 俺がそんなことするはずないだろ!?」

友紀「え……? じゃ、じゃああれはお遊びだったっていうの?」

P「お遊びもなにも、そういう関係じゃないだろ!?」

友紀「ひ、ヒドいよ……」





友紀「せ、セ○クスしたくせに!」

全員「」
奈緒「あ、あうぅ……」

ありす「……?」

まゆ「包丁の研ぎ方知ってる人いませんかぁ……?」

響子「任せて!」

凛「手伝うよ」

加蓮「あたし冷蔵庫空にしてくる」

千枝「お願いします」

P「物騒な会話すんな! とりあえず友紀。俺とお前はそういった行為はしてない。オーケー?」

友紀「したじゃん! 二ヶ月前に! あれから生理来ないんだもん!」

P「……あ」

ちひろ「思い当たる節が」

ゆかり「あるんですね?」

P「あ、あるようなないようななんと申し上げればよいのか……」

瑞樹「つまりあるのね?」

P「……あい」

まゆ「……」シャーコ、シャャーコ

響子「上手上手」
二ヶ月女子寮姫川宅


友紀「プロデューサーのいいとこ見てみたい! ほらイッキ、イッキ!」

P「……」ゴクゴク

楓「ビールをあビル……ふふ」

早苗「あはははは!」

あい「頑張れPくん。あと少しだ」

P「……ぷはーっ! これで満足か!」

友紀「おっとこまえー♪」

楓「なら次は早苗さんね」

早苗「あたしー? よっしゃ! いっちょやるかー!」

礼子「まったく、お酒は静かに飲むものなのにね」

志乃「ふふ、たまにはいいじゃない」



アハハー。ヌゲー!ギャー!



菜々「うう……。なんでナナだけおつまみ担当なんですかぁ……」

あい「おっと、そろそろ締めないと明日に響くな」

友紀「えー? もう終わりー?」

礼子「また今度ね。Pくんどうしましょうか」

P「……zzZ」

友紀「そこで寝かしといていいよ。プロデューサー明日休みだし、起きたら帰るでしょ」

楓「狼さんに食べられちゃうかも……♪」

早苗「聞き捨てならん」

友紀「プロデューサーがー? あはは、ないない」

志乃「まあこれだけ熟睡してるのに起こすのも可哀想ね」

あい「じゃあ友紀くん。任せていいかい?」

友紀「もちもち!」
友紀「あ、掛け布団だけ持ってきてあげよーっと」

菜々「結局飲むことなく終わりですか……。うう、終電も間に合わないかも」

志乃「うちにいらっしゃい。付き合ってあげるから」

菜々「い、いいんですか!?」

礼子「なら私もお邪魔しようかしら」

あい「もう夜も遅いんだからほどほどにね」

礼子「あら、大人の時間はこれからよ?」

志乃「そうよ。ね、菜々さん?」

菜々「え!? あ、いえ……。ナナは未成年だからおつまみ作るだけにします……」

早苗「私生活でもそのキャラ貫くの?」

菜々「キャラじゃありませんよっ!」

あい「こらこら。あんまりイジメるんじゃないぞ」
深夜


友紀「うう……ん。酔いつぶれないまま終わると寝付きにくいんだよねぇ……」

ガラッ

友紀「ん?」

P「……」

友紀「プロデューサー? 起きちゃったんだ」

P「……」

友紀「タクシー呼ぼっか? でもこんな時間だし泊まってけば?」

P「……」

友紀「……プロデューサー? な、なんで黙ったまま近寄ってきてんの?」

P「……」

友紀「あ、あはは。ユッキ襲われちゃうー! なんちゃっうきゃっ!?」

P「……」

友紀「ちょ!? プロデューサー!? どこ触って――あ、ダメ――」



アオーン
よくあさ!


P「……ん。んーん!」

友紀「あ、起きた?」

P「んー? 友紀? ……え」

友紀「もうすぐお味噌汁出来るから待っててね。インスタントだけど」

P「待て。俺の服は?」

友紀「自分で脱いだんじゃん。ベッドの横にあるよー」

P「え? え? 昨日俺なにした?」

友紀「ナニって……。えへへー♪」

P「いや、えへへーじゃなくって。友紀さん? 俺なにした!?」

友紀「自分の胸に聞いてみればー? えへへ♪」

P「」
時は現在へ


P「ゴミ箱とか見ましたが特に行為を行ったような形跡もなかったんで勝手に全裸になって寝てたのかと……」

凛「それが最期の言葉?」

まゆ「じゃあふたりきりの世界に逝きましょうか♪」キラリン

加蓮「待った。それはあたしの役目だよ」

千枝「この世界じゃないなら、千枝でもいいはずです」

智絵里「ふたりきりでクローバー畑に逝くのもいい……ですね」

ちひろ「強○魔に慈悲は要りませんね」

P「ユッキヘルプ! 旦那さん違う世界連れてかれちゃう!」

友紀「だ、旦那さんだなんて……」モジモジ

まゆ「うふふふふふ」

P「ヘループッ!」
ありす「待ってください」

まゆ「はい?」

ありす「とりあえずセッ○ス? をした物的証拠はなかったんですよね?」

P「」コクコク

凛「今の話だけで充分証拠になるけど」

ありす「それは憶測です。れっきとした証拠もないのに裁くのは早計かと」

響子「裁くんじゃないよ。捌くの」

P「」ガタガタ…

ありす「少し黙っててください。姫川さん」

友紀「名前なににしよっかな……。キャッツのあの選手の名前か、それともプロデューサーとあたしの名前足して……えへへ♪」

ありす「姫川さん」

友紀「へっ? な、なに?」
ありす「本当にそういった行為をしたんですか?」

友紀「む。ほんとだよ! プロデューサーがあたしの服を剥いで……きゃーっ」

ゆかり「せめて夢を見るように……逝ってください」

加蓮「奈緒はPさんに何も伝えなくていいの? Pさん逝っちゃうよ?」

奈緒「あ、あの……」

凛「奈緒には少し早かったみたいだね」

瑞樹「若いっていいわね……」

ありす「……っ。は、剥いで、どうしたんですか……?」

友紀「プロデューサーもは、裸になって……」

P「」





友紀「一緒に寝ちゃった……♪」

全員「……ん?」
千枝「寝ちゃった?」

響子「アレ的な意味で?」

ちひろ「入れられたの?」

友紀「え? なにを?」

P「え?」

加蓮「え?」

千枝「なにをって……」

凛「ナニでしょ」

奈緒「ちょ、ちょっと凛……」

友紀「ん?」

まゆ「あら?」

ちひろ「あらー……」

響子「え、友紀さんって大学生……ですよね?」

瑞樹「わからないわ」

P「あれ?」





友紀「え? 裸で一緒に寝たら子供できるんでしょ?」

全員「」

ありす「違います」
ちひろ「……友紀ちゃん? セック○ってなーに?」

友紀「裸で一緒に寝ること! お母さんが言ってたもん」

凛「」

智絵里「」

P「はいはい!」

まゆ「はいPさん」

P「友紀に質問です。ご飯を卵で包んだ料理はオムライス。じゃあアンコを卵で包んだら?」

友紀「……オムアンコ?」

P「」ブハァッ

加蓮「」プルプル…

ありす「なんだか不味そうですね」

友紀「ねー」

奈緒「あは、あはははは! やっばいあたし汚れてるあはははは!」

ゆかり「……私もですね」

千枝「あうぅ……」
ちひろ「結論から言います。友紀ちゃん、子供はできてません」

友紀「……え? で、でもでも! 生理来ないんだよ!?」

瑞樹「月経不順かしら。二ヶ月くらいならありえなくはないわね」

加蓮「でも友紀さんストレス溜める性格じゃないよ?」

友紀「失礼なっ!」

P「……日本シリーズ」ボソッ

響子「あっ」

P「あの飲み会の後、すぐだったから……」

ちひろ「周期が遅れたわけか……」

友紀「ん? ん? もしかしてヤバい?」

智絵里「その……」

瑞樹「かなりヤバいわよ」

友紀「え……」





ありす「そもそも生理ってなんですか?」

全員「!?」
加蓮「ほら、奈緒」

奈緒「なんであたしだよ!?」

凛「期待した目で見てるよ」

ありす「?」

奈緒「うっ……。あ、あのだな。生理っていうのは……」

千枝「子供を作る体になった証だよ?」

奈緒「!?」

P「どストレート……」

友紀「大谷もびっくりだね……」

ゆかり「あなたが言わないで」



ありす「え? 子供は結ばれた男女のところにコウノトリが運んでくるんですよ?」

まゆ「まゆはもうダメかもしれません」プルプル…

P「俺も無理」プルプル…

友紀「違うよ! 裸で一緒に寝なきゃダメなの!」

ありす「そんな手間をかけずとも、キスすれば運んでくるんです!」

瑞樹「心配した私が馬鹿だったわ……」
ちひろ「とりあえず友紀ちゃんを病院に連れて行ってきますね」

友紀「産婦人科?」

ちひろ「違います」

千枝「千枝はありすちゃんに正しい知識を教えてきますね」

ありす「別に私は問題ありません」

千枝「あるんだよ」



P「何はともあれよかぐえっ!?」

凛「まだ話は終わりじゃないんだけど?」グググッ

P「く、ぐびがじばる……」

まゆ「そんな物騒な真似をしなくてもPさんは答えてくれますよ。ねぇ?」キラリ☆ニョワー

P「」
響子「服を剥いだのは事実ですもんね」

加蓮「なんでそんなことしちゃったかなぁ」

P「き、記憶にありませんが、お酒飲むと体冷えるじゃん? 冷えるんだよ。だからたぶん少しでも毛布的な物を……」

凛「プロデューサーが裸になった理由は?」

P「酔っ払うと奇行に及んじゃうんだよ誰しもが。ほら、シンゴーとかさ」

まゆ「裁判長」

瑞樹「なにかしら」

奈緒「判決を」

瑞樹「極刑よ。わかるわね?」

P「あ、ちょ待てまゆ! そんなので切られたらPのpが再起不能に――」



アッー!





菜々「ふぁー。よく寝たぁ……あ?」

礼子「……んん」マッパ

志乃「もっとぉ……」マッパ

菜々「」マッパ





おわりん
ユッキが性知識を持ってたらあんな薄着をしないと思うんだ。
ぶっちゃけ純愛にするかどうか迷ったけど。

お付き合い感謝ですよー。
あと>>10この野郎。
本気で笑ったじゃねえかどうしてくれる。

でわでわ。
>>94
ユッキからすればセ○クス=裸で一緒に寝ることだからシたと思ってた。
ありすは単純にセック○っていうか子作りの知識がまったく無いだけ、単語すら。とりあえず男女の契り=キスの認識で、それすればコウノトリが連れてくると思ってる。

うんまあツッコミどころ満載だろうけど許してくだせぇ。

純愛に関してはそのうち書く。たぶん。

08:30│姫川友紀 
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