2013年12月23日
モバP「ウサギまみれ」
モバP「犬づくし」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370001288/
のんびりと書いて行きます
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370344112
P「戻りましたー!」
ちひろ「おかえりなさーい!」
P「いやいや、今回も大変だった....」
ちひろ「で、どうだったんですか?」
P「思った以上にバッチリですよ!」
美羽「お客さんたち喜んでくれましたね!」
頼子「....ええ、そうですね....」
レナ「私もつい興奮しちゃったわ!やっぱりライブっていいわね!」
P「みんなお疲れ様、とってもいいライブだったぞ」
ちひろ「なんだかんだで3組目の動物ユニットですよね」
P「ですね」
ちひろ「犬、猫ときてウサギとは....プロデューサーさんったら♪」
P「べ、別に変な意図はないですよ....」
ちひろ「本当ですかぁ?」
P「もちろんです!この『ドライラビッツ』はもっと健全な感じなんですからっ!」
レナ「健全って言ってもこんなに胸元が空いてるんじゃ説得力ないわね」ピラッ
P「そ、それはレナさんの魅力を最大限アピールするためで....」
レナ「ふーん....あら?どこ見てるのPさん♪」
P「べ、別にどこも.....」
美羽「むぅ...」
頼子「......」ジーッ
レナ「でもこのメンバーはちょっと意外だったわ」
P「そうですか?」
レナ「ええ、ウサギって言うからてっきり菜々ちゃんが来るものだと思ってたから」
美羽「あっ、それ私も同じこと思ってました!」
頼子「私も...」
P「ああ、それも考えたんだけど....」
P「ただどうしてもな....菜々がメンバーに入ると他が割を食うというか....」
頼子「というと?」
P「あいつちょっとキャラがその....濃すぎてな、ユニットに入れづらいんだよ」
レナ「....なるほどね」
美羽「すごいです!他の人に影響を及ぼすほどのキャラの濃さ!私も見習わなきゃ!」
ちひろ「.....濃すぎるのも問題なんですよ、美羽ちゃん」
P「というわけで美羽!今回はお前がドライラビッツのリーダーだ!」
美羽「は、はい!私、一生懸命頑張ります!」
P「頼子とレナさんも美羽の事サポートしてやってください」
頼子「...はい、やってみます....」
レナ「ふふっ♪任せてPさん!」
美羽「ただ、この衣装はちょっと恥ずかしいですけど.....」
P「そんなことないさ、とっても似合ってるぞ」
美羽「そ、そうですか?」
P「バッチリだ!ウサギの耳もカワイイしな、自信を持て!」
美羽「エヘヘ、プロデューサーさんに言われたら自信出てきたかも....」
P「その調子だ美羽!頑張れ!」
美羽「はい!がんばっちゃいます!」
−−−翌日−−−
P「......で、どうしてこうなった....」
美羽「あっ、おはようございますプロデューサーさん!」
P「おはよう美羽、早速だがそれは一体何だ?」
美羽「これですか?やっぱりユニットのリーダーになったからには常にそのユニットの事を第一に考えなきゃって....」
P「うん、いい心がけだと思うけどな....」
P「....その着ぐるみはなんなんだ?」
美羽「リーダーって事は他のメンバーとの違いを出した方がいいかなって考えたんです!どうです?似合いますか?」
P「えーっと....」
美羽「あっ!決め台詞も考えとこうかな!みうさぎピョーンピョン♪どうでしょ?」
P「ダメだコイツ、はやくなんとかしないと.....」
レナ「おはよう...って、どうしたの美羽ちゃん?おもしろい格好して」
P「おはようございますレナさん、どうも迷走してるみたいで....」
美羽「キャハッ♪ラブリー14歳!....これもなんか違うなぁ.....」
レナ「あはは、ちょっと張り切りすぎみたいね.....」
頼子「これはこれでおもしろい.....かも?」
P「ただのイロモノだろこれじゃ....」
美羽「うさうさ〜♪....いや、控えなさい♪のほうが....」
P「美羽、別に誰かのマネをしなくてもいいんだ」
P「お前はお前の持ち味を出せばいいんだよ」
美羽「私の持ち味....ですか?」
P「ああ、美羽はそのままで十分可愛いんだから」
美羽「そ、そうですか.....」
P「昨日も言ったろ?自信を持て」ナデナデ
美羽「ひゃっ....///」カアァァァ
頼子「プロデューサーさん....」
P「んっ?どうした頼子?」
頼子「その...私にも持ち味があるでしょうか....?」
P「持ち味?そりゃあるさ」
頼子「でも私、知ってるかもしれませんけど....自分を表現するのが苦手で.....」
頼子「こんな私が....上手く観客の心に響くライブができるかどうか....」
P「確かに頼子はあんまり感情を表に出す方じゃないとは思うけど....」
P「だけど、それは出会ったころの話だろ」
頼子「出会ったころ.....」
P「そう、今の頼子はだいぶ表情が豊かになってきてるじゃないか」
P「気付いてないかもしれないけど、ライブの時のお前はすごくいい顔をするようになったぞ」
頼子「そう....ですか?」
P「もちろんだ、ファンは頼子がミステリアスなようでいて実は結構情熱的なところもわかっているはずさ」
P「それも十分持ち味なんだ、だから持ち味がないんじゃないかなんて思う必要はないんだぞ」
頼子「....はい」
レナ「ふふっ♪さすがはPさんね」
P「レナさん...」
レナ「ねえPさん、私はどう?持ち味あるかしら?」
P「レナさんの持ち味はとってもセクシーで、魅力的なところですよ」
レナ「へえ....なかなか言うわね」
P「魅力的じゃなかったら貴方をスカウトしてません」
レナ「あらあら、事務所で口説くつもり?」
P「そ、そんなつもりは....ただ正直な感想を言っただけで....」
レナ「冗談よ♪貴方が正直な人だってことは知ってるもの」
美羽「わあ...やっぱりレナさんは大人です!」
頼子「私も....あれくらい言えたら....」
ちひろ「はいはい、みんなとイチャイチャするのはその辺にしてください、お仕事あるんですから」
P「....はい」
−−−−−−−−
P(美羽たちのライブも今のところ好評だな)
P(ただ....美羽はまだ己の方向性に迷ってるようだが.....)
P(うーむ....そう悩まずに普通にしてればいいと思うんだがなぁ....)
ガチャッ
P「戻りま....」
美羽「ひゃっ!お、おかえりなさいプロデューサーさん!」
P「ただいま美羽、なんで衣装着てるんだ?」
美羽「ちょ、ちょっとイメージトレーニングを....」
P「イメージトレーニングねぇ....」
P「まだ悩んでるのか?」
美羽「プ、プロデューサーさんはそのままでカワイイって言ってくれますけど....」
美羽「どうしても不安になるっていうか....」
美羽「私には頼子さんみたいな知性もレナさんみたいなセクシーさもないし....」
P「まあ確かにそういった個性はないけどな....」
P「だからって無理して個性を身につけなくたっていいんだぞ」
美羽「そう言ってもやっぱりリーダーとしては特徴が欲しいっていうか.....」
P「心配性だなぁ美羽は....」
美羽「あっ!でもこの前クラスの男子たちが私の事ウワサしてるの聞いちゃったんですけど.....」
P「ほほう、美羽の事をか?どんなだ?」
美羽「その.....」モジモジ
P「?」
美羽「『矢口は結構胸がおっきいな!』って.....」
P「そ、それは....」
美羽「や、やっぱりそっち方面でアピールしていけばいいんでしょうか?」
P「ちょ、ちょっと待て美羽!あのな....」
美羽「はい?」
P「お前はわからないかもしれないが14歳というのは多感な時期でもあるんだ」
P「特に男子は色々とお盛んだったりする」
美羽「オサカン?」
P「だから美羽のその....胸を見てそう思うのも無理はないんだ....」
美羽「は、はあ....」
P「しかしだな!お前もそういう方向で売り出そうとは今のところ考えていない!」
P「俺はお前のウサギのように愛らしくて無邪気なところを押していきたいんだ」
美羽「愛らしくて無邪気、ですか.....」
P「そうだ、だからお前は胸とかそっち方面をアピールするのはまだ早いってことだ」
美羽「なるほど.....」
レナ「ウフフ、Pさん♪」ムギュッ
P「モガッ!い、息が出来な....」
P(レ、レナさんのロケットおっぱいが!)
レナ「私ね、貴方の事本当にすごいなと思ってるのよ?」
レナ「いつも私たちの事を一番に考えてくれて、嬉しい事があれば一緒に喜んでくれる」
レナ「悲しい事があれば一緒に泣いてくれる」
レナ「私たちの仕事を取る為に頭を下げてくれて、靴がすり減るまで歩いて....」
レナ「今までいろんな人を見てきたけどあなたみたいな人ははじめてよ」
レナ「クスッ、こんな気持ちになっちゃうのもね♪」
レナ「....シラフじゃ言えないわね、こんなことは」
P「.....」グッタリ
レナ「あら、Pさん?ちょっと大丈夫!?」
P「はぁ...はぁ...」
レナ「大丈夫?ゴメンなさいね、ついうっかりしてて....」
P「大丈夫です、むしろ天国と地獄をかいま見た感じで.....」
P「ところでさっきはなんて言ってたんですか?」
レナ「えっ?ウフフ....ナイショよ♪」
P「?」
レナ「ところでPさん、知ってる?」
P「なにがですか?」
レナ「ウサギってね、とっても性欲が強いのよ」
P「そ、そうなんですか....」
レナ「ええ、そして今の私はウサギちゃん、だから....ね?」
P「な、なにが言いたいんですか?」
レナ「Pさん....」ススッ....
P「な、なにを....」
レナ「野暮な事聞かないで....」
P「レ、レナさん...」
レナ「クスッ、なーんちゃって!冗談よ♪」
P「....あ、あれ?」
レナ「どう?オトナの魅力にタジタジかしら?」
P「は、はぁ...」
レナ「ゴメンなさいね、今日のところはやめとくわ」
P「今日のところは?」
レナ「ええ、まだまだライバルが多そうだしね」
レナ「でもねPさん」
P「はい?」
チュッ
P「なっ!?く、口に....」
レナ「私が負けず嫌いなの、知ってるでしょ?」
P「レナさん....」
レナ「この勝負も負ける気は無いわよ?」
P「それって....」
レナ「それじゃ、そろそろ帰るわね」スッ
P「は、はい...」
レナ「あっ、そうそうPさん?」
P「なんですか?」
レナ「ウサギってさびしいと死んじゃうって言うじゃない?」
P「まぁ、そう言われてますね」
レナ「だ・か・ら、ウサギをさびしがらせないように....」
レナ「今度はもっと刺激的な夜にしましょうね♪」
P「ちょ、ちょっと!」
レナ「じゃあPさん、また明日ね」バタン
P「......」
P「や、やわらかかったなぁ......」
−−−−−−
P「おはようございまーす」
美羽「おはようございます!プロデューサーさん!」
P「おっと、今日はずいぶん元気だな美羽」
美羽「はい!今日はライブですからね!今から楽しみでしょうがないんです!」
P「気合入ってるな!その調子でいくぞ!」
美羽「はい!リーダーとして恥ずかしくないライブにしますね!」
P「おう!頼むぞ美羽!」
頼子「おはようございます....プロデューサーさん...」
P「おはよう頼子、調子はどうだ?」
頼子「ええ、大丈夫です...プロデューサーさんは?」
P「バッチリだよ、お前のくれた目覚まし時計のおかげさ」
頼子「そうですか....よかった....」
美羽「むうぅぅ...二人で内緒の話ですか!?」
P「別にそういうわけじゃ....」
頼子「ええ、そうですよ、内緒の話です♪」
P「お、おい頼子....」
頼子「プロデューサーさん....誰にも言っちゃだめですよ?」
美羽「ずるいですプロデューサーさん!あっ、もしかして秘密の特訓ですか!?」
P「秘密って、おいおい....」
美羽「私にも特訓して下さいプロデューサーさん!いろいろ教えて下さい!」ギュッ!
P「こら!リーダーはどこ行ったんだ!?」
美羽「リーダーだからいつもプロデューサーさんと一緒じゃなきゃだめなんです!」
頼子「じゃあ私も....二人で秘密の特訓ですね....」ギュッ
レナ「おはようございま....って、朝からモテモテねPさん?」
P「レ、レナさん....笑ってないで助けて下さい!」
美羽「レナさん!プロデューサーさんと頼子さんが秘密の特訓を.....」
レナ「秘密の特訓?あら、なら私も教えてもらおうかしら?」
P「ちょ、ちょっと!乗っからないで下さいよ!」
レナ「なんなら私がPさんに教えてあげてもいいわよ?二人っきりでイロイロと、ね?」ムギュッ♪
頼子「わ、私も....プロデューサーさんに色々と教えてほしいです....」ギュッ
美羽「ダメですよ二人とも!リーダーの私が特訓してもらうんですー!」ギュウウウウウ
P「ええい、みんな離れろ!」
頼子「嫌です....」
美羽「いーやーでーす!」
レナ「イヤよ」
P「ど、どうしたんだよみんな!?」
レナ「だって、ねえ?」
頼子「...知らないんですかプロデューサーさん?」
美羽「お話の中のウサギさんは時々....」
美羽・頼子・レナ「陽気でイタズラ好き♪」
菜々「酷いですよ、プロデューサー!」
P「どうしたんだよ?」
菜々「どうしたもこうしたもありませんよ!なんでウサギのユニットなのにナナがいないんですか!?」
P「だってお前はウサミン星人だろ?ウサギとは似て否なるものっていうか....」
菜々「そんなことありませんよ!確かにビミョーに違いますけど、それはガンダムとガンガルみたいなもので....」
P「だいぶ違うだろそれ.....」
菜々「とにかく納得出来ませーん!」
P「そうは言ってもな、お前と組むと他のアイドル達がウサミン星人になっちゃいそうだし....」
菜々「いいじゃないですか、この際ウサミン星から新たに来たってことにすれば」
P「じゃあ実際にウサミン星に連れていくか」
菜々「.......えっ?」
P「だって同じユニットでウサミン星人を名乗る以上はウサミン星を見ておかないとな」
菜々「そ、それはその.....」
P「大丈夫だって、電車で一時間だろ?」
菜々「えっと...今ウサミン星は定員いっぱいで.....」
P「じゃあダメだな、大丈夫だ!今の菜々なら一人の方がキャラが立つから!」
菜々「あの....名誉ウサミン星人という手も....」
P「却下」
菜々「ウワーン!プロデューサーのバカー!!」
おわり
駄文失礼しました〜
一応このシリーズはこれにて完結です
やっぱりみうさぎはそのままの方が可愛いよ
あとレナさんは最近ちょっとお気に入りです
最後はちょっと蛇足だったかも....
ではまた〜
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P「戻りましたー!」
ちひろ「おかえりなさーい!」
P「いやいや、今回も大変だった....」
ちひろ「で、どうだったんですか?」
P「思った以上にバッチリですよ!」
美羽「お客さんたち喜んでくれましたね!」
頼子「....ええ、そうですね....」
レナ「私もつい興奮しちゃったわ!やっぱりライブっていいわね!」
P「みんなお疲れ様、とってもいいライブだったぞ」
ちひろ「なんだかんだで3組目の動物ユニットですよね」
P「ですね」
ちひろ「犬、猫ときてウサギとは....プロデューサーさんったら♪」
P「べ、別に変な意図はないですよ....」
ちひろ「本当ですかぁ?」
P「もちろんです!この『ドライラビッツ』はもっと健全な感じなんですからっ!」
レナ「健全って言ってもこんなに胸元が空いてるんじゃ説得力ないわね」ピラッ
P「そ、それはレナさんの魅力を最大限アピールするためで....」
レナ「ふーん....あら?どこ見てるのPさん♪」
P「べ、別にどこも.....」
美羽「むぅ...」
頼子「......」ジーッ
レナ「でもこのメンバーはちょっと意外だったわ」
P「そうですか?」
レナ「ええ、ウサギって言うからてっきり菜々ちゃんが来るものだと思ってたから」
美羽「あっ、それ私も同じこと思ってました!」
頼子「私も...」
P「ああ、それも考えたんだけど....」
P「ただどうしてもな....菜々がメンバーに入ると他が割を食うというか....」
頼子「というと?」
P「あいつちょっとキャラがその....濃すぎてな、ユニットに入れづらいんだよ」
レナ「....なるほどね」
美羽「すごいです!他の人に影響を及ぼすほどのキャラの濃さ!私も見習わなきゃ!」
ちひろ「.....濃すぎるのも問題なんですよ、美羽ちゃん」
P「というわけで美羽!今回はお前がドライラビッツのリーダーだ!」
美羽「は、はい!私、一生懸命頑張ります!」
P「頼子とレナさんも美羽の事サポートしてやってください」
頼子「...はい、やってみます....」
レナ「ふふっ♪任せてPさん!」
美羽「ただ、この衣装はちょっと恥ずかしいですけど.....」
P「そんなことないさ、とっても似合ってるぞ」
美羽「そ、そうですか?」
P「バッチリだ!ウサギの耳もカワイイしな、自信を持て!」
美羽「エヘヘ、プロデューサーさんに言われたら自信出てきたかも....」
P「その調子だ美羽!頑張れ!」
美羽「はい!がんばっちゃいます!」
−−−翌日−−−
P「......で、どうしてこうなった....」
美羽「あっ、おはようございますプロデューサーさん!」
P「おはよう美羽、早速だがそれは一体何だ?」
美羽「これですか?やっぱりユニットのリーダーになったからには常にそのユニットの事を第一に考えなきゃって....」
P「うん、いい心がけだと思うけどな....」
P「....その着ぐるみはなんなんだ?」
美羽「リーダーって事は他のメンバーとの違いを出した方がいいかなって考えたんです!どうです?似合いますか?」
P「えーっと....」
美羽「あっ!決め台詞も考えとこうかな!みうさぎピョーンピョン♪どうでしょ?」
P「ダメだコイツ、はやくなんとかしないと.....」
レナ「おはよう...って、どうしたの美羽ちゃん?おもしろい格好して」
P「おはようございますレナさん、どうも迷走してるみたいで....」
美羽「キャハッ♪ラブリー14歳!....これもなんか違うなぁ.....」
レナ「あはは、ちょっと張り切りすぎみたいね.....」
頼子「これはこれでおもしろい.....かも?」
P「ただのイロモノだろこれじゃ....」
美羽「うさうさ〜♪....いや、控えなさい♪のほうが....」
P「美羽、別に誰かのマネをしなくてもいいんだ」
P「お前はお前の持ち味を出せばいいんだよ」
美羽「私の持ち味....ですか?」
P「ああ、美羽はそのままで十分可愛いんだから」
美羽「そ、そうですか.....」
P「昨日も言ったろ?自信を持て」ナデナデ
美羽「ひゃっ....///」カアァァァ
頼子「プロデューサーさん....」
P「んっ?どうした頼子?」
頼子「その...私にも持ち味があるでしょうか....?」
P「持ち味?そりゃあるさ」
頼子「でも私、知ってるかもしれませんけど....自分を表現するのが苦手で.....」
頼子「こんな私が....上手く観客の心に響くライブができるかどうか....」
P「確かに頼子はあんまり感情を表に出す方じゃないとは思うけど....」
P「だけど、それは出会ったころの話だろ」
頼子「出会ったころ.....」
P「そう、今の頼子はだいぶ表情が豊かになってきてるじゃないか」
P「気付いてないかもしれないけど、ライブの時のお前はすごくいい顔をするようになったぞ」
頼子「そう....ですか?」
P「もちろんだ、ファンは頼子がミステリアスなようでいて実は結構情熱的なところもわかっているはずさ」
P「それも十分持ち味なんだ、だから持ち味がないんじゃないかなんて思う必要はないんだぞ」
頼子「....はい」
レナ「ふふっ♪さすがはPさんね」
P「レナさん...」
レナ「ねえPさん、私はどう?持ち味あるかしら?」
P「レナさんの持ち味はとってもセクシーで、魅力的なところですよ」
レナ「へえ....なかなか言うわね」
P「魅力的じゃなかったら貴方をスカウトしてません」
レナ「あらあら、事務所で口説くつもり?」
P「そ、そんなつもりは....ただ正直な感想を言っただけで....」
レナ「冗談よ♪貴方が正直な人だってことは知ってるもの」
美羽「わあ...やっぱりレナさんは大人です!」
頼子「私も....あれくらい言えたら....」
ちひろ「はいはい、みんなとイチャイチャするのはその辺にしてください、お仕事あるんですから」
P「....はい」
−−−−−−−−
P(美羽たちのライブも今のところ好評だな)
P(ただ....美羽はまだ己の方向性に迷ってるようだが.....)
P(うーむ....そう悩まずに普通にしてればいいと思うんだがなぁ....)
ガチャッ
P「戻りま....」
美羽「ひゃっ!お、おかえりなさいプロデューサーさん!」
P「ただいま美羽、なんで衣装着てるんだ?」
美羽「ちょ、ちょっとイメージトレーニングを....」
P「イメージトレーニングねぇ....」
P「まだ悩んでるのか?」
美羽「プ、プロデューサーさんはそのままでカワイイって言ってくれますけど....」
美羽「どうしても不安になるっていうか....」
美羽「私には頼子さんみたいな知性もレナさんみたいなセクシーさもないし....」
P「まあ確かにそういった個性はないけどな....」
P「だからって無理して個性を身につけなくたっていいんだぞ」
美羽「そう言ってもやっぱりリーダーとしては特徴が欲しいっていうか.....」
P「心配性だなぁ美羽は....」
美羽「あっ!でもこの前クラスの男子たちが私の事ウワサしてるの聞いちゃったんですけど.....」
P「ほほう、美羽の事をか?どんなだ?」
美羽「その.....」モジモジ
P「?」
美羽「『矢口は結構胸がおっきいな!』って.....」
P「そ、それは....」
美羽「や、やっぱりそっち方面でアピールしていけばいいんでしょうか?」
P「ちょ、ちょっと待て美羽!あのな....」
美羽「はい?」
P「お前はわからないかもしれないが14歳というのは多感な時期でもあるんだ」
P「特に男子は色々とお盛んだったりする」
美羽「オサカン?」
P「だから美羽のその....胸を見てそう思うのも無理はないんだ....」
美羽「は、はあ....」
P「しかしだな!お前もそういう方向で売り出そうとは今のところ考えていない!」
P「俺はお前のウサギのように愛らしくて無邪気なところを押していきたいんだ」
美羽「愛らしくて無邪気、ですか.....」
P「そうだ、だからお前は胸とかそっち方面をアピールするのはまだ早いってことだ」
美羽「なるほど.....」
レナ「ウフフ、Pさん♪」ムギュッ
P「モガッ!い、息が出来な....」
P(レ、レナさんのロケットおっぱいが!)
レナ「私ね、貴方の事本当にすごいなと思ってるのよ?」
レナ「いつも私たちの事を一番に考えてくれて、嬉しい事があれば一緒に喜んでくれる」
レナ「悲しい事があれば一緒に泣いてくれる」
レナ「私たちの仕事を取る為に頭を下げてくれて、靴がすり減るまで歩いて....」
レナ「今までいろんな人を見てきたけどあなたみたいな人ははじめてよ」
レナ「クスッ、こんな気持ちになっちゃうのもね♪」
レナ「....シラフじゃ言えないわね、こんなことは」
P「.....」グッタリ
レナ「あら、Pさん?ちょっと大丈夫!?」
P「はぁ...はぁ...」
レナ「大丈夫?ゴメンなさいね、ついうっかりしてて....」
P「大丈夫です、むしろ天国と地獄をかいま見た感じで.....」
P「ところでさっきはなんて言ってたんですか?」
レナ「えっ?ウフフ....ナイショよ♪」
P「?」
レナ「ところでPさん、知ってる?」
P「なにがですか?」
レナ「ウサギってね、とっても性欲が強いのよ」
P「そ、そうなんですか....」
レナ「ええ、そして今の私はウサギちゃん、だから....ね?」
P「な、なにが言いたいんですか?」
レナ「Pさん....」ススッ....
P「な、なにを....」
レナ「野暮な事聞かないで....」
P「レ、レナさん...」
レナ「クスッ、なーんちゃって!冗談よ♪」
P「....あ、あれ?」
レナ「どう?オトナの魅力にタジタジかしら?」
P「は、はぁ...」
レナ「ゴメンなさいね、今日のところはやめとくわ」
P「今日のところは?」
レナ「ええ、まだまだライバルが多そうだしね」
レナ「でもねPさん」
P「はい?」
チュッ
P「なっ!?く、口に....」
レナ「私が負けず嫌いなの、知ってるでしょ?」
P「レナさん....」
レナ「この勝負も負ける気は無いわよ?」
P「それって....」
レナ「それじゃ、そろそろ帰るわね」スッ
P「は、はい...」
レナ「あっ、そうそうPさん?」
P「なんですか?」
レナ「ウサギってさびしいと死んじゃうって言うじゃない?」
P「まぁ、そう言われてますね」
レナ「だ・か・ら、ウサギをさびしがらせないように....」
レナ「今度はもっと刺激的な夜にしましょうね♪」
P「ちょ、ちょっと!」
レナ「じゃあPさん、また明日ね」バタン
P「......」
P「や、やわらかかったなぁ......」
−−−−−−
P「おはようございまーす」
美羽「おはようございます!プロデューサーさん!」
P「おっと、今日はずいぶん元気だな美羽」
美羽「はい!今日はライブですからね!今から楽しみでしょうがないんです!」
P「気合入ってるな!その調子でいくぞ!」
美羽「はい!リーダーとして恥ずかしくないライブにしますね!」
P「おう!頼むぞ美羽!」
頼子「おはようございます....プロデューサーさん...」
P「おはよう頼子、調子はどうだ?」
頼子「ええ、大丈夫です...プロデューサーさんは?」
P「バッチリだよ、お前のくれた目覚まし時計のおかげさ」
頼子「そうですか....よかった....」
美羽「むうぅぅ...二人で内緒の話ですか!?」
P「別にそういうわけじゃ....」
頼子「ええ、そうですよ、内緒の話です♪」
P「お、おい頼子....」
頼子「プロデューサーさん....誰にも言っちゃだめですよ?」
美羽「ずるいですプロデューサーさん!あっ、もしかして秘密の特訓ですか!?」
P「秘密って、おいおい....」
美羽「私にも特訓して下さいプロデューサーさん!いろいろ教えて下さい!」ギュッ!
P「こら!リーダーはどこ行ったんだ!?」
美羽「リーダーだからいつもプロデューサーさんと一緒じゃなきゃだめなんです!」
頼子「じゃあ私も....二人で秘密の特訓ですね....」ギュッ
レナ「おはようございま....って、朝からモテモテねPさん?」
P「レ、レナさん....笑ってないで助けて下さい!」
美羽「レナさん!プロデューサーさんと頼子さんが秘密の特訓を.....」
レナ「秘密の特訓?あら、なら私も教えてもらおうかしら?」
P「ちょ、ちょっと!乗っからないで下さいよ!」
レナ「なんなら私がPさんに教えてあげてもいいわよ?二人っきりでイロイロと、ね?」ムギュッ♪
頼子「わ、私も....プロデューサーさんに色々と教えてほしいです....」ギュッ
美羽「ダメですよ二人とも!リーダーの私が特訓してもらうんですー!」ギュウウウウウ
P「ええい、みんな離れろ!」
頼子「嫌です....」
美羽「いーやーでーす!」
レナ「イヤよ」
P「ど、どうしたんだよみんな!?」
レナ「だって、ねえ?」
頼子「...知らないんですかプロデューサーさん?」
美羽「お話の中のウサギさんは時々....」
美羽・頼子・レナ「陽気でイタズラ好き♪」
菜々「酷いですよ、プロデューサー!」
P「どうしたんだよ?」
菜々「どうしたもこうしたもありませんよ!なんでウサギのユニットなのにナナがいないんですか!?」
P「だってお前はウサミン星人だろ?ウサギとは似て否なるものっていうか....」
菜々「そんなことありませんよ!確かにビミョーに違いますけど、それはガンダムとガンガルみたいなもので....」
P「だいぶ違うだろそれ.....」
菜々「とにかく納得出来ませーん!」
P「そうは言ってもな、お前と組むと他のアイドル達がウサミン星人になっちゃいそうだし....」
菜々「いいじゃないですか、この際ウサミン星から新たに来たってことにすれば」
P「じゃあ実際にウサミン星に連れていくか」
菜々「.......えっ?」
P「だって同じユニットでウサミン星人を名乗る以上はウサミン星を見ておかないとな」
菜々「そ、それはその.....」
P「大丈夫だって、電車で一時間だろ?」
菜々「えっと...今ウサミン星は定員いっぱいで.....」
P「じゃあダメだな、大丈夫だ!今の菜々なら一人の方がキャラが立つから!」
菜々「あの....名誉ウサミン星人という手も....」
P「却下」
菜々「ウワーン!プロデューサーのバカー!!」
おわり
駄文失礼しました〜
一応このシリーズはこれにて完結です
やっぱりみうさぎはそのままの方が可愛いよ
あとレナさんは最近ちょっとお気に入りです
最後はちょっと蛇足だったかも....
ではまた〜
12:30│モバマス