2013年12月25日

まゆ「偽りの赤いリボン......」

前作
まゆ「我がままみりあ」

みりあ「えへへ〜」

P「俺の膝の上…そんなにいいのか?」


みりあ「うん♪」

P「よしよし」ナデナデ

みりあ「幸せ〜」

ちひろ「みりあちゃん…すっかり元気になったわね。」

P(あれから、みりあのお仕置きは無くなった…)

P(やはりあれは、俺に依存していただけなのだろうか?)



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文香「みりあちゃんの顔の腫れも…引いてきました。」

みりあ「えへへ、プロデューサー…ずーっと座ってたら、重たいよね、今下りるね」

P「いや、みりあは軽いぞ、ほら高い高いだって簡単にな。」

みりあ「きゃー♪」

ドンッ!!

ちひろ「ひっ!!」

まゆ「ちょっと…失礼しますね…」

P「まゆ…」

文香「あの事件以来…あんな調子ですね。」



みりあ「まゆさん……ねぇ、プロデューサーさん」

P「ダメだ。まゆのあの一件はやりすぎだ。」

文香「ですが……」

みりあ「まゆさん…可哀想だよ…」

文香「もういいんではないでしょうか…?」

P「2人は優しいな」ナデナデ

文香「あっ…///」

みりあ「照れちゃうよ///」

P「そうだな…まゆも反省しているだろうし」







まゆ「何で…何で…みりあちゃんばっかり…」

まゆ「膝の上…ナデナデ…ずるいですよぉ…」ポロポロ

まゆ「まゆはもう…いらないんですかぁ…ぐすん」

まゆ「Pさん…Pさん…」

まゆ「Pさぁん……」

ガタッ

まゆ「Pさん!?」

みりあ「ばぁ♪」



まゆ「みりあちゃん……」ギリッ

みりあ「やだ〜、まゆさん目が真っ赤だよ?まゆさん怖―い。キャー」

まゆ「馬鹿にしているんですか…?」

みりあ「違うよ―、仲直りしようよ―」

まゆ「いまさら何を…」

みりあ「嫌なの?」

まゆ「お言葉ですが…施しを受けるつもりはありませんよ…うふふ」

みりあ「プロデューサーのお膝ってね、座るとすっごく気持ちいいんだよ。」

まゆ「……」

みりあ「それでね、プロデューサーって力持ちでね、私をひょーいって、持ちあげてくれてね」

みりあ「このまえなんか、手をつないで一緒に帰ちゃったー♪」

まゆ「やめて!!」



みりあ「まゆさんはそんな体験したことある?無いよねー!」

まゆ「やめて…みりあちゃん…盗らないで…私の…私の…グスッ」

みりあ「まゆさん…顔をあげてよ」

まゆ「みりあちゃん…」

みりあ「何言ってんの?頭大丈夫?」

みりあ「プロデューサーがまゆさんの物なわけないじゃん。夢はお布団の中で見るものだよ?」

まゆ「…ふふ…うふふ」

まゆ「やっぱり…まゆ、貴女は大嫌いです…」

みりあ「私は好きだけどね、まゆさん。そうだ、これあげようか?」

まゆ「リボンですか…? みりあちゃんが使ったのなんて…いらない。」

みりあ「私とプロデューサーの愛のリボンだよ?」

まゆ「うるさい!!」

ガタッ!



みりあ「痛い…突き飛ばさないでよ…」

まゆ「悪い子は…お仕置きしないと…うふふ」

P「大きい音がしたから、急いで来てみたら…何やってるんだ!!」

まゆ「あ、こ、これは…違…」ガタガタ

P「またみりあを…みりあは小学生だぞ!!」

みりあ「違うの…まゆさんは…」

P「いいんだ、なにも言わなくて…怖かったか?」ギュッ

みりあ「あっ///」

まゆ「嘘…悪夢が…こんなに続くわけ…」

P「まゆ…いや、佐久間...反省したと思ったが……」



まゆ「ち、違うんです…これは、まゆのせいじゃ…それに、名字呼び……」

みりあ「そうだよ、まゆさんは悪くないの…私が悪いの」

P「佐久間の事をかばっているのか?みりあはいい子だな…」

みりあ「そんなこと…」チラッ

まゆ「その目…生意気ですよ!!」ガタッ

P「やめろ、佐久間」

まゆ「なんで…なんでみりあちゃんばっかり!!」

P「話の続きは…あっちでやろうか。佐久間」

まゆ「また名字…やだ…やだ…こんなの…やだよぉ…」

みりあ「ねぇ、プロデューサー…『佐久間』なんて可哀想だよ?」

P「しっかり反省したらまた呼び名は考えるさ。佐久間をかばうなんて偉いなぁ、みりあ」

みりあ「えへへ…」

まゆ「どうして…どうして…」ポロポロ









P「さて、話を聞こうか。」

まゆ「……あはは…終わりです… 」フラフラ

ちひろ「ちょ、大丈夫ですか?まゆちゃん…2人とも、何があったの?」

みりあ「あのね、仲直りにね、このリボンあげようとしたらね、いきなり怒ってきて… 」

文香「でもそのリボン…大切なものじゃないの?」

みりあ「まゆさんと仲直りできるなら、安いものだよ♪」

文香「いい子ね…みりあちゃん…」

みりあ「そうだ、私がつけてあげるね! んっしょ、こうかな?」

文香「似合っているわ…佐久間さん」

みりあ「まーゆさん♪」



まゆ「気安く…あら、このリボン…みりあちゃんの…」

ちひろ「仲直りの印らしいですよ。まゆちゃんの好きな赤いリボンよ。よかったわね、まゆちゃん。」

まゆ「みりあちゃんのなんて…こんなリボン…「佐久間」」

まゆ「ねぇ…Pさん…もう1回…名前で…名字は嫌なんです…まゆって…ねぇ…」

P「同じ事務所なんだから、仲良くな?佐久間」

みりあ「そろそろ行かないと、プロデューサーさん」

P「おう、そうだな。じゃあすみません…仕事に行ってきます。」ギュッ

みりあ「いってきまーす!」ギュッ

まゆ「また手を…「まゆちゃん!」」

まゆ「わかってます…でも、体が…」

ちひろ「落ち着いて、みりあちゃんは小学生なの。」

まゆ「……えぇ」





P「今日は撮影だぞ。」

みりあ「はーい!」

P「まゆの事は心配するな…みりあには、俺がついてるからな」

みりあ「その事なんだけどね…」

P「どうした?」

みりあ「もうみりあに構わないで。まゆさんだって、そのほうが嬉しいと思うんだ…」

P「みりあ…」

みりあ「いっつもプロデューサーに…いじわるしてきた罰があたったんだよ」

みりあ「だからお願い、まゆさんと仲直りして?」

P「…馬鹿だなぁ」

みりあ「なんで?」

P「みりあはまだ子供、そんなこと心配しなくていいんだよ。」

みりあ「でも、プロデューサーの体に…沢山傷」

P「それがみりあの愛情表現だって言うんなら、受け入れるだけさ」



P「俺は、みりあのプロデューサーだからな。」

みりあ「私のこと嫌いじゃないの?」

P「最初は怖かったけどな、今は受け入れるさ。」

みりあ「プロデューサーさ〜ん!」ギュッ

P「おい、運転中は危ないだろ」

みりあ「ごめんなさい…」

P「次からは気をつけろよ?」

みりあ「うん!」

P「着いた、撮影頑張れよ。」

みりあ「はーい!」

P「みりあ……今までの行為は、俺がみりあを理解していなかっただけだったんだな。」

みりあ「ふふっ…馬鹿なプロデューサー…」ニヤッ

P「何か言ったか?」

みりあ「ううん、なにも言ってないよ?優しい、優しいプロデューサー♪」







みりあ「ただいまー!」

文香「お帰りなさい…」

みりあ「えへへ、お姉ちゃーん!」ギュッ

文香「甘えん坊ね…みりあちゃん」

まゆ「Pさん…お帰りなさい…」

P「ただいま戻りました。」

ちひろ「お帰りなさい。」

P「今日は…他の仕事は終わりですね。」

ちひろ「ええ、お疲れさまでした。」

P「みりあ、送ってくぞ。」


まゆ「……」

みりあ「んー…嫌♪」

P「……え?」

みりあ「今日はお姉ちゃんと帰るから…お姉ちゃん、一緒に帰ろー」

文香「ええ…一緒に帰りましょうか。」

P「そ、それなら、2人とも送っていくぞ?」

みりあ「プロデューサー…しつこいよ?私はお姉ちゃんと歩いて帰るの!」

P「拒絶された…みりあに…みりあには俺がいないとダメなのに…」

ちひろ「プロデューサーさん?」

まゆ「Pさん…まゆがいますよ…うふ♪」

P「みりあ…みりあ…」

まゆ「Pさん!!」



P「うわぁっ、どうした、そんな大きな声を出して」

まゆ「みりあちゃんばっかり…ずるいです…」

みりあ「そうだ、まゆさんを送ってあげてよ。あと、『佐久間』なんて、もう言っちゃだめだよ?」

P「佐久間…いや、わかった。まゆ…」

まゆ「また名前で…ぐすっ…Pさん…嬉しいです」

みりあ「じゃあまたね―!」フリフリ

P「待て、みりあ!!」

ちひろ「プロデューサーさん!」

P「はい…すみません。」

ちひろ「うちの事務所は、みりあちゃんだけじゃないんですよ。」



P「すみません。取り乱して…じゃあ帰るぞ、まゆ。」

まゆ「みりあちゃん…みりあちゃん…そんなにあの子が良いんですかぁ?」

P「違う…」

まゆ「じゃあどうして?」

P「みりあには、みりあには…俺がいないとダメなんだ。俺がいないと......」

まゆ「…私じゃダメですかぁ?」

P「みりあには俺がいないと…」

まゆ「どうして…どうしてですか!」

P「とりあえず、帰るから車に乗れ。」

まゆ「…必ずまゆのものに……うふふ」

P「はぁ、みりあ…どうして…いままであんなに…」






プルプルプルー

P「もしもし、みりあか?」

P「え、いそがしい?」

P「すまん、いや…ちょっとな…え!? もうお仕置きはしない?どうしたんだ?」

P「切るな! みりあ、みりあ!」

ツー…ツー…

P「切られた…どうして……」

P「もう俺はいらないのか?いや、そんなはずは…事務所で俺に甘えていたのに…」

P「俺離れで来た事を喜ぶべきか?いや、そう簡単に俺離れなんて…」

P「そうだ、もうあんな拷問も無くなるんだ!」



P「拷問か……」

P「俺で出来たブックカバーにリボン…あいつら大事に使ってるよな……リボンはまゆにあげたけど…ははは」

P「もうあんな恐怖で寝れない日々は終わるのか......」

P「よし、久々に怯えずに寝れる。寝よう!」

P「そういえば…みりあは寝るとき、いっつも抱きついてきたよな。けど、拷問初日の傷口に塩を塗りこまれた体に抱きつかれたのは…すごく痛かったな」

P「あれは愛情表現だったのか?」

P「あれ、何で俺こんな…もうあんな仕打ち受けなくて済むのに……アレ?」

P「みりあ……」

                _ -――――- _
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        .N   .|:.:.:.:.:.:l         /:./.:.:/:|     今日はこれで終わり!クリスマスも近くなってきたねっ!
            //|:|:.:.人  `   ´ イ:/|:.:.|!:.i!     今回は私、良い子だったかなー ?
           ノノ .|:|:/ノ-≧ 、__ イl--|:.:i!:.:|\ヽ、__  プロデューサーもいい感じになってきたよ!
           ._ノ:.:.人≧―-- _ -‐≦7、:.:.!__ー‐イ  じゃあまた見てね、ばいばーい♪
           乂イ ̄∧ .〈∧____.〈∨ l \ヽ ∧
           ∧      ,イ ̄ ̄\      ̄ ∧
           l      r========t       ∧
          ./       i!  .()   i!        ∧
          /        弋___i!____ノ         ム
        ,.イ   ___=-‐ . ̄| ̄.| ̄| ̄=‐- __    .∧
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06:30│佐久間まゆ 
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