2014年12月12日

P「春香ー! 好きだー! 結婚してくれー!」 一同「!?」

春香「ぷ、ぷぷぷプロデューサーさん!?///」



美希「ハニー! どうして春香なの!? 美希じゃダメなの!?」



P「美希も大好きだー!!! 結婚してくれー!!!」





「!?!?!?」



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律子「これは……かなり酔ってますね」



小鳥「私の酔いは今ので吹き飛んじゃいましたけどね……」



あずさ「わ、私もです〜……」



律子「ライブの打ち上げとはいえ明日も仕事なのに……」



真美「兄ちゃん兄ちゃん、じゃあ真美は?」



P「もちろん結婚したいぞ!」



真美「!!!///」



貴音「で、では私は?」



P「結婚したいに決まってるじゃないか!」



貴音「あ、ありがとうございます……///」



伊織「……それって誰でもいいってことじゃない」



響「ヘンタイプロデューサーさー……」

P「違う、違うぞ伊織」ガッシ



伊織「ひゃっ!?」



P「俺は事務所の皆について真剣に考えたんだ」



伊織「ちょっ、近っ……///」



P「考え抜いた末に14人皆と付き合いたいし結婚したいと思ったんだ」



伊織「わ、わかったから離しなさいよ///」



P「責任感ある伊織が好きだ」



伊織「ちょ、ちょっと!?」



P「しっかりしているようで、まだまだ子供な愛くるしいところが好きだ」



伊織「や、やめなさ……///」



P「ワガママなようで皆のことをちゃんと気にかけてるところも、陰で努力をしてるところも、素直じゃないところも伊織の全てが好きだ」



伊織「」プシュウ



やよい「い、伊織ちゃん!?」



亜美「うあうあー! 兄ちゃんの誉め殺しだよー!!」



千早「凄まじい威力ね……」



真「ちょっと羨ましいかも……」



雪歩「二人きりの時に言われてみたい……」

P「伊織だけじゃないさ」



P「春香も、千早も、美希も、やよいも、雪歩も、真も、亜美も、真美も、あずささんも、響も、貴音も、律子も、音無さんも」



P「皆それぞれ結婚したいほど愛してる」



P「でも全員と結婚するなんて無理だし……」



P「でも皆天使なのに誰か一番好きかなんて決められるはずがない……」



P「まあ、アイドルとプロデューサーが付き合うわけにもいかないし」



P「そもそも俺が告白してOK貰えるはずもないし」



P「全部ただの妄想……」



P「……」



P「……」



春香「プロデューサーさん?」



P「グー……グー……スー…………」



律子「……寝ちゃいましたね」



小鳥「……どうしましょう」



「……」

〜翌日〜



P「うう……頭が痛い……」



律子「あんなに飲んで……自業自得ですよ」



P「久しぶりに飲んでつい……」



小鳥「ここのところ忙しかったですからねプロデューサーさん」



P「アイドルの皆もいたのに申し訳ない……」



律子「本当ですよ」

小鳥「あ、あのプロデューサーさん……それで昨日のことなんですけど……」モジモジ



律子「うっ…………///」



P「なんのことです?」



小鳥「何って……アレですよアレ! もうっ、言わせないで下さい///」



P「えっと……?」



小鳥「えっ?」



律子「……もしかしてプロデューサー殿」



P「うーん……乾杯までは覚えてるんだけど……」



小鳥「」



律子「」

小鳥「物凄いことしてましたが全く覚えてないんですか?」



P「物凄いこと!?」



律子「そうですね、プロデュース業に携わる者としては失格なことを言ってましたけど」



P「」



小鳥「律子さん、それ以前にもっと人間的な部分が失格だと思います!」



P「」

P「お、俺はいったい何を……!」



律子「よくもまあ平気な顔して現れたと思ったら……」



小鳥「まさか覚えてないだなんて……」



P「お、俺は何をしたんですか!?」



小鳥「さーてなんでしょうね♪」



P「」



律子「……フンッ」

律子「さて、私は営業に行って来ます」



P「ああ……いってらっしゃい」



小鳥「じゃあ私も出掛けてきますね」



P「音無さんもですか?」



小鳥「ええっと……色々あるんですよ、色々!」



P「?」



小鳥「ではそういうことで!」



P「???」

ガチャ



真「……」



P「おはよう真。随分早いじゃないか」



真「……」



P「……真?」

真「……」



P「おーい真?」ポン



真「うわああああ!? ぷ、プロデューサー!? どうしてここに!?」



P「どうして、って……事務所で何を言ってるんだ」



真「えっ……あれ、ボクいつの間に事務所に……?」



P「……大丈夫か真」

真「うう…………プロデューサーこそ昨日あんなことがあったのにどうしてそんなに普通なんですか!///」



P「うっ……それに関しては全く覚えてなくて……」



真「小鳥さんからメールで聞きましたけど……本当に覚えてないんですか?」



P「ああ……」



真「はぁ……ボク、本当に嬉しかったのになあ……」



P「す、すまん」

真「でも……思い返してみれば昨日はあんまりロマンチックじゃなかったかも……」



P「ロマンチック?」



真「……うん、よく考えたら全然ダメですね。というわけで、今度やり直しをお願いします!」



P「ちょっと待て何の話だ!?」



真「もちろん昨日のことですよ、昨日のこと!」



P「その昨日のことを思い出せないんだが……」



真「へへっ、ボク楽しみにしてますからね! それじゃあトレーニング行ってきます!」



P「せ、せめて何かヒントを!」



P「…………行ってしまった」



P「思い出せないのにやり直しだなんて無茶な……」

ガチャ



響「はいさーい!」



P「おはよう響」



響「プロデューサー昨日のこと覚えてないんだって?」



P「ああ……何があったか教えて欲しいんだが……」



響「ふーんだ。自分、絶対に言わないからな」



P「ダメか……俺はいったいなにを……」

響「ところでプロデューサー」



P「ん? どうした?」



響「沖縄にはいつ行く?」



P「沖縄か…………って沖縄!?」



響「うん! プロデューサーのこと皆に紹介したいぞ!」



P「紹介!?」



響「自分をトップアイドルにしてくれたプロデューサーを紹介しないのは変でしょ!」



P「そうなのか……?」



響「母さんと、にぃにと、島の皆と…………それから父さんにも」

P「うーん、確かに響の親御さんとは一度くらい直接会ってお話ししたいが……」



響「でしょでしょ! だから自分、今週中に行くって母さんに言ってあるからね!」



P「今週!?」



響「しばらく活動は落ち着く、って言ってたし大丈夫でしょ?」



P「確かに空いてる日はあるけど……いくらなんでも急すぎるだろう!?」



響「なんくるないさー! 思い立ったが吉日って言うでしょ!」



P「う、うーん?」



響「じゃあ撮影行ってくる! よろしくねプロデューサー!」



P「響の実家……日帰りで行けるのか……?」

ガチャ



貴音「おはようございます、あなた様」



P「おはよう貴音、今日は雑誌のインタビューだったか?」



貴音「はい、本日は素晴らしい返答ができそうです!」



P「……なんかいいことでもあったのか?」



貴音「ふふっ、そのように見えますか?」



P「ああ……もしかして昨日のことに関係してる?」



貴音「ふふふっ、さあどうでしょうか」



P「本当に何が……」



貴音「それよりもあなた様、今後の予定の確認をお願いしたいのですが」



P「あ、ああ、そうだな」

P「えーっと、今日はまず2時から雑誌のインタビューで6時から……」



貴音「はい」



P「明日は…………貴音」



貴音「はい、あなた様」



P「その……ちょっと近くないか?」



貴音「ふふっ、問題ないと思いますが?」



P「確かにそうなんだが……」



P(めっちゃいい匂いが……)



貴音「あなた様、続きをお願いします」



P「あ、ああ……」

貴音「それにしても……少し肌寒いですね」



P「ん、そうか? 暖房強めるか?」



貴音「いえ、大丈夫です」



ギュッ



P「た、貴音!?」



貴音「ふふっ、こうすればプロデューサーの体温で暖かく……」



P「だからと言って腕を組まなくても……」



貴音「なにか不都合でもございますか?」



P「いや、その、だな」



P(胸が! 胸が!)



貴音「ふふふっ、さあどうぞあなた様♪」

P「よし、終わった! 終わったぞ!」



貴音「ふふっ、お疲れ様です」



P「本当に疲れた……スケジュール確認だけでこんなに疲れたのは初めてだ……」



貴音「では行ってまいります」



P「ああ……行ってらっしゃい」

ガチャ



あずさ「こんにちは〜」



P「こんにちはあずささん。今日は確かオフじゃあ……?」



あずさ「はい、でも占い雑誌の発売日だったのでついでに遊びに来ちゃいました」



P「なるほど。俺以外誰も居ませんがゆっくりしてってください」



あずさ「はい〜」

P「……」カタカタ



あずさ「……」ペラッ



P「……」カタカタ



あずさ「……」



P「……」カタカタ



あずさ「……」ペラッ



P「……」カタカタ



P「……」カタカタ



P「……」カタカタ



P「……」ッターン!



P「ふぅ」



あずさ「はい、プロデューサーさん。お茶です」



P「おっ、ありがとうございます」



あずさ「お仕事は順調ですか?」



P「ええ、この調子なら今日中に溜まってた書類も処理できそうです」



あずさ「ふふっ、プロデューサーさんはやっぱり凄いですね〜」



P「いやいやそんな」

あずさ「プロデューサーさん」



P「なんでしょう?」



あずさ「私……幸せです」



P「へっ?」



あずさ「今日はこれで帰りますね〜」



P「あ、あずささん、それってどういう意味で!?」



あずさ「ふふっ、また明日〜♪」

ガチャ



やよい「お、おはようございまーす……」



P「おはようやよい」



やよい「……」



P「どうした? あんまり元気じゃないみたいだが……」



やよい「えっと……」

P「何かあったのか? 相談に乗るぞ」



やよい「あ、あの……その……ご、ごめんなさい!」



ギュッ



P「うおっ!? やよい!?」



やよい「プロデューサー……あったかいです……」



P「そ、そうか?」



やよい「……」ギュー



P「やよい?」



やよい「もうちょっとだけ……このままでいいですか……?」



P「あ、ああ」



やよい「……」



P「……」ナデナデ



やよい「……///」

やよい「ごめんなさいプロデューサー……急にこんなことして」



P「まあちょっとビックリしたけど……どうしたんだ?」



やよい「えっと……いつも美希さんとか亜美がいいなーって思ってて……それで……」



P「抱きつくのをか?」



やよい「ま、また今度ギューってしてもいいですか……?」



P「べ、別に大丈夫だぞ」



やよい「えへへ……ありがとうございます……///」

バァーン!!



伊織「スーパーアイドル伊織ちゃんの登場よ!」



P「お、おはよう伊織」



伊織「にひひっ、おはようプロデューサー、今日はいい天気ね」



P「やたらとテンション高いな……」



伊織「そういうあんたはなんでショボくれてんのよ。伊織ちゃんの顔を見れたのに嬉しくないわけ?」



P「悩み事があってな……」



伊織「まさか本当に覚えてないの?」



P「ああ……」



伊織「呆れた。まあいいけど」

伊織「それより、あんたには言いたいことがあって来たのよ」



P「ん?」



伊織「一生奴隷のようにこき使ってやるから覚悟しなさい」



P「ちょっと待ていきなりなんの話だ!?」



伊織「昨日あんたが私の返事を聞かないからよ」



P「昨日の返事……?」

伊織「いい? 本来ならこの伊織ちゃんが一番じゃないなんてありえないことなのよ?」



P「???」



伊織「それを許してあげるんだから特例よ特例。わかってる?」



P「全然わからないんだが……」



伊織「まあそのうちわかるわよ」



P「???」



伊織「奴隷の契約書は新堂に用意させてるから待ってなさいよね」



P「書類!?」



伊織「にひひっ、それもそのうちわかるわよ♪」

ガチャ



千早「おはようございますプロデューサー」



P「お、おはよう千早……」



千早「……どうしたのですか?」



P「色々あってな……」グッタリ



千早「そうですか」

P「千早も今日はオフだけどどうしたんだ? 予定の確認か?」



千早「いえ、実は新曲の歌詞について気になるところがあって」



P「そういえば今回の新曲は千早には珍しいタイプだったな」



千早「はい。頂いた時は戸惑いましたけど……やりがいのある歌です」



P「じゃあ早速作詞家さんと連絡を……」



千早「いえ、自分で見つけだせると思うので大丈夫です」



P「そうか? 困ったことがあったらいつでも言ってくれよ」



千早「はい」

P「……」カタカタ



千早「……」 ジーッ



P「……」カタカタ



千早「……」 ジーッ



P「…………千早?」



千早「はい、なんでしょうか?」



P「その……じっと見られてるとやりづらいんだが……」



千早「すみません。でも歌詞の内容をより理解するためなんです」



P「俺の顔見ても歌詞の内容はわからないだろう」



千早「ふふっ、わかります。恋の歌ですから」



P「恋する顔してたか俺?」



千早「ふふふっ、何でもありません。さあプロデューサー、続けてください」



P「???」

ガチャ



亜美「……」



P「ん? おはよう亜美」



亜美「……おはよう兄ちゃん」



P「どうした? なんだか様子がおかしいぞ?」



P(亜美に限った話じゃないけど)



亜美「うん……ちょっとね」

亜美「ねえ兄ちゃん」



P「どうした亜美」



亜美「亜美の話聞いてくれる?」



P「ああ」

亜美「昨日ね。色々あったっしょ?」



P「いや覚えてないけど」



亜美「亜美、今まで憧れてたけどそーゆーことよく知らなかったんだ」



亜美「兄ちゃんに言われたこと、最初はビックリしてよくわからなくて」



亜美「今まで兄ちゃんで遊んでて楽しかったのってこういうのかな、って」



亜美「色々考えてたけどわかんなくて」



亜美「でも兄ちゃんと会ってみて、すっごく嬉しかったんだ」



亜美「だからね! 兄ちゃん大好きだよ!」



P「」



亜美「えへへ、明日からもよろしくね兄ちゃん///」

P「」



P「」



P「」



P「」



P「い、いやアレはそういう好きじゃなくてああいう好きだよなうん」

ガチャ



真美「お疲れー兄ちゃん!」



P「うおっ……と真美か。真美も今日はオフじゃなかったか?」



真美「うん。でも遊びにきちった」



P「今日はオフなのに事務所にくるアイドルが多いなあ」

真美「ねえねえ兄ちゃん」



P「どうした真美」



真美「亜美とどんな話したの?」



P「」

P「い、いたって普通の会話だったと思うぞ!」



真美「ホントに?」



P「あ、ああ」



真美「亜美、昨日兄ちゃんに言われたことで凄く悩んでたからさ」



P「……なあ真美、昨日何があったか教えてくれないか?」



真美「えっ、兄ちゃんまだ思い出してなかったの!?」



P「亜美を悩ませてしまうだなんてよっぽど酷いことを言ったのか?」



真美「うーん、真美はちょー嬉しかったけど」



P「頼む! この通りだ!」



真美「んっふっふ〜、どうしよっかな〜」

真美「じゃあね〜……ギュッて抱きしめてくれたら教えてあげる!」



P「そんなのでいいのか?」



真美「今まで真美からやったことはあっても、兄ちゃんからしてくれたことないっしょ?」



P「それは……そうかもしれない」



真美「さあ兄ちゃん! カモン!」



P「じゃあ……行くぞ」



ギュッ



真美「ぁっ…………」



P「……どうだ?」



真美「な、なんか恥ずかしいね///」



P「そ、そうだな」



真美「兄ちゃん、もうちょっとこのままで……」



P「あ、ああ」



真美「…………ん///」

P「よし、真美」



真美「じゃあね兄ちゃん!」



P「ちょ、ちょっと待て真美!!!」



真美「また明日ね!」



バタン!!



P「逃げられた……」









真美(兄ちゃんの顔見れない……///)

ガチャ



小鳥「戻りました〜」



P「おかえりなさい音無さん。随分遅かったですけど何処で何をしてたんですか?」



小鳥「ええっと……そ、そんなことよりプロデューサーさんの方はどうでしたか? 何かわかりましたか?」



P「いや……それがさっぱり」



小鳥「ほとんど皆来たと思うんですけど……」



P「誰も教えてくれないので……」



小鳥「後の娘もお仕事の後に事務所来るそうなので待っていてあげてくださいね?」



P「えっ、この後ですか?」



小鳥「はい」

小鳥「それじゃあプロデューサーさん、ヒントをあげます」



P「ヒント?」



小鳥「……今度一緒にご飯食べに行きませんか?」



P「え? 食事ですか?」



小鳥「仕事帰りでも休日でもいいですけど」



P「えっと……大丈夫ですけど」



小鳥「ふふっ、じゃあ決まりですね」



P「その時に教えて貰える、ってことですか?」



小鳥「いえ、この約束自体がヒントです!」



P「???」

小鳥「言っておきますけど、これはデートですからね?」



P「で、デート!?」



小鳥「エスコートして下さいね?」



P「えっ、エスコートって……」



小鳥「それじゃあお先に〜、お疲れさまです」



P「デート? ヒント?」

ガチャ



律子「ふぅ〜、ただいま戻りました」



P「お疲れ様、律子」



律子「お疲れ様です。例のことは思いだせましたか?」



P「……」



律子「その様子だと……」



P「すまない……まだ思い出せてないんだ……」



律子「まあいいですけど。じゃあ私はこのまま帰りますから」

P「ちょっと待ってくれ律子」



律子「なんですか?」



P「今朝から気になってたんだが……」









P「なんで俺と目を合わせようとしないんだ?」

律子「……気のせいですよ」



P「じゃあなんで今も目をそらせるんだ?」



律子「わ、私は忙しいんです!」



P「……さっきから同じところグルグルしてるだけな気がするんだが」



律子「!!!」

律子「わかりましたよ! 見ればいいんでしょ見れば!」



P「い、いや別に見て欲しいわけじゃ……」



律子「……」



P「……」



律子「……///」



P「?」



律子「あ……ぅ…………///」



P「……律子、もしかして具合悪いのか? 顔真っ赤だぞ」



律子「い、いえ、そういうわけでは///」



P「いやそうは言ってもな……」



律子「も、もういいですか……///」



P「あ、ああ」



律子「うー……こんなの私らしくないですよねすみません」



P「うーん……まあちょっと珍しい気はするけど」



律子「明日からはちゃんといつも通りの調子に戻しますから、今日はこれで失礼します……」



P「お、おう、お疲れ様」

P「うーん」



P「やっぱり体調悪かったのかな律子」



P「無理しないといいけど」

ガチャ



雪歩「お、おはようございますぅ」



P「おはよう雪歩。音無さんから来るって聞いてたけど何かあるのか?」



雪歩「えっと……その……」



P「?」



雪歩「あ、あの……とりあえずお茶淹れますね!」



P「あ、ああ」

雪歩「ど、どうぞ」



P「ありがとう雪歩」



雪歩「……今は……誰もいないんですか?」



P「音無さんも律子も帰ったから俺だけだな」



雪歩「……」



P「……」



雪歩「……」



P(どうしよう)

雪歩「…………プロデューサー」



P「ど、どうした雪歩?」



雪歩「えっと……手を出してもらってもいいですか?」



P「手を出すって……こうか?」



雪歩「し、失礼しますぅ」



ギュッ



P「」ビクッ





にぎにぎ



さわさわ





P(ムズムズする)

雪歩「……」



雪歩「……やっぱりプロデューサーなら大丈夫です」



P「そ、そうか。雪歩の男嫌いも大分マシに……」



雪歩「プロデューサー!!!」



P「は、は、はいっ」ビクッ









雪歩「好きです」









P「へ?」



雪歩「ずっと前から……いえ、きっと初めて会った時からだったんだと思います」



雪歩「あなたのことがずっと好きでした。私と……付き合って下さい」



雪歩「」ボンッ

雪歩「は、わわわっ、わわっわわわわ///」



雪歩「こ、これは私のお返事だから、プロデューサーのお返事はいらないですぅ!」



P「」



雪歩「と、とにかくお疲れさまでした!///」



バタン



P「……」



P「……」



P「えええええええ!?」



P「ゆ、ゆゆ、ゆ雪歩が!? 告白!? 俺に!?」

ガチャ



美希「……」



P「お、お、落ち着くんだ俺」



美希「……」



P「こういう時数えるのはなんだっけ羊だっけええっと」



美希「ハニー」



P「…………美希?」



美希「ハニィィィィィイイイイ!!!」



P「うおおおおっ!?」



ドーン

P「痛たたた……」



美希「ハニー、ハニー、ハニー!」ギュウウウ



P「み、美希、どうしたんだ!?」



美希「ハニー、ミキね……ミキ…………グスッ……」



P「美希?」



美希「グスッ……うっ……うぇぇぇぇ……」



P「……」ポンポン

P「落ち着いたか?」



美希「グスッ……ごめんねハニー」



P「どうしたのか教えてくれるな?」



美希「……美希、ずっと不安だったの」

美希「ハニーは本当はミキのことキライなんじゃないかって思って……」



P「そんなことあるわけないだろ!」



美希「だってだって、いくらアタックしてもミキに振り向いてくれないから……」



P「アタック……って何のことだ?」



美希「毎日いっぱい、いーっぱい色んなことしてたの」



P「……もしかして」



美希「……ハニー、ホントに気付いてなかったんだね」

P「からかって遊んでるだけだと……」



美希「んもう、ハニーはドンカンすぎだって思うな」



P「じ、じゃあ美希は本当に俺のことが好きで……」



美希「…………ミキがホンキなこと、証明するの」



P「証明? ……って美k」

美希「……」



P「」



美希「……」



P「」



美希「んっ……」



P「」



美希「どう? わかった? ミキのホンキ」



P「…………あぁ」



美希「あはっ☆ 明日からがすっごく楽しみなの! それじゃあねハニー♪」

P「……」



P「……」



P「……」



P「……」



P「キャラメルマキアート味か……」

ガチャ



春香「こんばんわ〜」



P「……」



春香「……プロデューサーさん?」



P「ハッ、春香!?」



春香「どうしたんですか? ぼんやり立って」



P「なんでもない! なんでも! なんかでもない!」



春香「ふーん……」

春香「プロデューサーさん、昨日何をしたのか……思い出せましたか?」



P「それが……さっぱり……」



春香「ふふっ、全員に『結婚してくれ』って言ったんですよ」



P「!?」

〜〜〜〜〜〜



P「死にたい」



春香「それで私たち皆でお嫁さんになればいい、という結論に達したのです!」



P「えっ」



春香「酔った勢いでも、皆と結婚したいのはプロデューサーさんの本心なんですよね?」



P「それはそうなんだが……それでいいのか……?」



春香「私、プロデューサーさんのことも765プロの皆も大好きですから!」



P「うーん……色々駄目な気がする……」

P「そうか思い返せば今日の皆は……」



春香「……」



P「明日からなんて顔をして皆に会えば……」



春香「……」



P「ぐおおおおおおお……」



春香「…………プロデューサーさん!」



P「な、何だ春香?」



春香「そ、その……終電逃しちゃって」



P「えっ……もうそんな時間か!? 」



春香「はい」



P「色々あって気付かなかった……じゃあタクシー呼んで……」



春香「あ、あの!」



P「どうした?」



春香「きょ、今日は家に帰りたくない……です///」



P「」

P「それって…………」



春香「プロデューサーさんのおうちにお泊まりしたいなー……なーんて///」



P「いやいや! 絶対駄目だ!」



春香「なんでですか!」



P「なんでって……俺と春香はプロデューサーとアイドルなんだぞ!」



春香「でも結婚してくれ、って言ってくれたのはプロデューサーさんじゃないですか!」



P「うっ……」

春香「お母さんには千早ちゃんの家に泊まるって言ってあります!」



P「用意周到だな……」











P「……泊まるだけだぞ」



春香「はい……///」

〜翌日〜



響「プロデューサー! 沖縄に行く日は考えてくれた?」



P「ちょ、ちょっと待ってくれスケジュール調整が……というか親御さんになんて話せば……」



響「そのまま話せば大丈夫さー!」



雪歩「わ、私もお父さんに話したら連れてこいって……」



P「お、お父様になんて説明したんだ雪歩!?」

真「ボクはデートに行きたいです! デート!」



真美「あっ、真美もデート行きたい!」



亜美「亜美も亜美も!」



P「デートなんてそんな時間……夕食食べるだけじゃダメか?」



真「ダメですよ! 一日ショッピングしたりしたいです!」



亜美「亜美は遊園地行きたい!」



真美「真美はオトナのデートしたい///」



亜美「あっ、じゃあ亜美もオトナのデートで///」



P「何を考えてるか知らないが大人のデートなんて特別なことは何もないぞ!」

伊織「私、マイホームは海が見える家がいいわ♪」



貴音「そうですね、私も自然の豊かな土地に住みたいです」



P「家のことも考えるのか……?」



伊織「あら、当然じゃない。皆が住めるマイホームを建てるのよ」



やよい「スーパーが近くにある所だと嬉しいかなーって」



P「海が見えてスーパーが近くにある15人住める豪邸……」



伊織「子供が出来た時のことも考えないとね♪」

P「俺の休みは……」



律子「じゃあ1人に絞ればいいじゃないですか。きっと皆受け入れますよ」



P「うぐ……」



小鳥「ふふっ、自業自得ですよプロデューサーさん」



あずさ「私はとっても楽しいですけどね〜」



律子「ほら、家計簿は私達がお手伝いしますから」



あずさ「夫婦ですものね♪」



律子「うっ……///」



小鳥「そうですよ、夫婦ですから!」



P「この場合も夫婦なのか……?」

春香「えへへ〜///」



千早「春香、どこまで行ったの」



美希「ちょっと春香!? ハニーの家に行ったってどういうことなの!?」



千早「言い訳に使われた私には知る権利があるはずよ春香」



美希「春香! 答えるの!」



春香「ナイショ♪」

END



23:30│アイマス 
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