2014年01月02日

白坂小梅「超能力…バトル…ゲーム。ホラー?vs…」星輝子「スプラッター?」

※モバマスSSです。

モバマスと、その他複数の作品の情報が出てきます。


他作品の能力を纏ったモバマスキャラによるバトルゲーム、よって他作品のネタバレ有り。

今回の作品はちょっとマイナー?


前作を見なくても一応楽しめると思います。


前作はこちら↓

モバP「超能力バトルゲーム?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1380456795/

荒木比奈「超能力バトルゲーム!2ッス」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1381673546/

脇山珠美「超能力バトルゲーム!!」堀裕子「勝負!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1383568343/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1385812766

(事務所)

荒木比奈「…」zzz


…キャー!


比奈「ん…ふぁ〜。んぅ…、いつの間にか…寝ちゃったみたいッス…」モゾモゾ

比奈「う〜ん、このソファーの寝心地が…良すぎて…」モフモフ

比奈「…?なんか暗いッスね…。ま、まさか…いつの間にか夜に!」ガバッ!



ギャァァァァァァァアアア!


比奈「どっひゃぁああ!!何!?なんスか!?」ガタン!

白坂小梅「…あ、起き…ちゃった…。ごめん…なさい…。」

比奈「あっ!小梅ちゃん!さっきの悲鳴は!?」ガタガタ

小梅「えっと…、多分…このDVDだと…思う。」


キャー!ヘールプ!


比奈「…あぁ、ホラーDVD観てるんスね?飛び起きるくらい良い悲鳴だったッス…」ゲッソリ

比奈「カーテンも閉め切ってるし…時間は…、15時ッスか…。夜じゃなかったんでスね」



???「フヒ…、フヒヒ…」

比奈「あ、この声は…、机の下ッスね」


星輝子「フヒ…この主人公が…隠れてるところ…、いい感じに…キノコが育ちそう…」ワサワサ

比奈「おぉう…、机の下がキノコだらけに…」

輝子「ちなみに…、さっちゃんもいる…」

比奈「え?どこに?」



輿水幸子「   」チーン



小梅「あ、あの…観てる途中で…気絶しちゃった…」

比奈「…お疲れ様ッス、さっちゃん」


幸子「…ハッ!ボクカワイイ!」パチッ

比奈「そッスね、さっちゃんカワイイッス」ナデナデ

幸子「あ、比奈さん…、あのDVDは…流石のボクでも耐えられませんでした…。」ナデナデガタガタ

比奈「大丈夫ッス、もう終わったッスよ」

小梅「これは…良い…。じ、次回作は…スクリーンで観なきゃ…」

輝子「次は…何を観る…?」


幸子「ヒッ…。まだ観るんですか!?…いえ、勿論付き合いますとも!!」ガタガタ

比奈「強くなるッス…さっちゃん…」ナデナデ


小梅「大丈夫…、次はアニメだから…。」

輝子「流石の私も…連続でホラーを観るのは…しんどい…」


比奈「おっ、アニメッスか。どれどれ…」ガサゴソ

比奈「こ…これはっ!…コレを選んだのは誰ッスか!?」

小梅「え…わ…私…。」ハイ


比奈「小梅ちゃん、あなたは素晴らしいッス…」

小梅「あ、ありがとう…?」


幸子「知らないアニメですね…」

輝子「わ、私も…知らない…」

比奈「そうッスね、それなりにマイナーな部類には入ると思うッス。」

比奈「とりあえず、観るッスよ!」ポチー


(DVD鑑賞…)


比奈「あぁ、やっぱり良いッス〜」

幸子「不思議なアニメでしたね…」

輝子「フヒヒ…、キノコを育てやすそうなアニメ…だった…。」

小梅「ふふ…好評…だね…」



比奈「さて…もう17時。誰か帰ってきてもいいはずなんでスが…」


ガチャ、バタン


ちひろ「遅くなりましたっ!」

比奈「お疲れ様ッスー。あれ?ちひろさんだけでスか?」

ちひろ「えっと、Pさんと他の子達はちょっと遅くなりそうです」

ちひろ「今日は四人とも仕事は上がりましたし、私が皆を家に送ってもいいんですが…」


小梅「それだと…事務所に…誰も…いなくなっちゃうね…」

比奈「まぁ、私が留守番しててもいいッスけどね」

ちひろ「いえ、さすがに女の子一人だけってのも…」

ちひろ「そういうことなので、皆が戻ってくるまで適当に時間を潰しててください」


比奈「適当にって言われても…あのゲームでもしまス?」

幸子「でも…この面々でやるんですか?」

比奈「うーん…」


輝子「やろう…フヒヒ…」

小梅「うん…、やろう…」


幸子「えっ」

比奈「おぉ、やりまスか」


小梅「さっきのアニメの子達と…一緒に…遊んでみたい…」

比奈「えっ、あれ戦闘要素ゼロの作品なんスけど…」

輝子「わ、私も…使ってみたい能力の作品が…ある…」


幸子「じゃあボクが準備してきますね」タタタ…


比奈「輝子ちゃんは何の作品の能力を使って見たいんッスか?」

輝子「フヒ…、それは…秘密…。もう勝負は…始まってる…」


幸子「オッケーです、準備出来ましたよ」


比奈「どうしまス?さっちゃんも参加するッスか?」

幸子「あー…、今のボクは戦うより実況をしたい気分ですね!」

幸子「なにより、カワイイボクに戦いなんて似合わないですし!!」ドヤァ…


比奈「了解ッス、じゃあ私も実況で。小梅ちゃんと輝子ちゃんの一対一でやるッス」カポッ

幸子「よろしくお願いします、比奈さん。」カポッ


小梅「よし…がんばろう…」カポッ

輝子「ゴートゥーヘール…フヒッ…」カポッ



システム起動、ゲームヲ開始シマス…


仮想空間内(森林&山ステージ)

小梅「きれい…」

輝子「おぉ…キノコ発見…」ツンツン



仮想空間内(ベースキャンプ実況席)

比奈「なんかモンハンの密林ステージみたいッスねー」

幸子「絶景ですね!いつか本当に行ってみたいくらいに!」



比奈『えーでは、始めちゃいたいと思いまス。実況は私、荒木比奈と…』

幸子『カワイイボク、輿水幸子が努めさせていただきます。』


比奈『じゃ、能力を決めちゃいましょうか、ガチャで』

幸子『ボクのように素晴らしい能力を引いてくださいね!』


小梅「やりたいことは…もう…決まってる…」ガチャガチャ…

輝子「さて…どうなる…」ガチャガチャ…


小梅「よし…、これ…一番良い結果…」

輝子「あれ…?き、期待してたのと…違う…フヒッ。まぁ…いいか…」


比奈『…能力が決定したッス』


幸子『えっと、二人がどんな能力を身に付けたかって見れるんですか?』

比奈『まぁ見れるッスけど、お互いの一手を見てから解説ってことで』

幸子『分かりました、では始めましょう!』


Ready?FIGHT!!



輝子「ヒャッハーーーーー!狩りだぁーーーー!!」バッ!


比奈『おおっと!いきなり輝子ちゃんが飛び込んだッス!!』

幸子『メイクもしてないのにライブと同じ迫力!!』


比奈『ってか、ただ単に突っ込んでるだけじゃないッスか!?』

幸子『いやいや流石に…。何も持ってないということは、武器を使わない能力ですかね?』


比奈『さて、小梅ちゃんは多分アレ関係の能力だと思うんでスが…』

比奈『作中では全然戦ってないんでスよねー』



小梅「…おいで、…"とりかぜ"」

ヒュルルル…


比奈『おぉっ!これはぁ!?』



ビュォッ!ビュウッ!

輝子「うおっ!」バッ!

バサバサバサッ!

輝子「風がっ!!」



ヒュルルル…

輝子「なんだいきなり…」


比奈『おぉ…こうやって使うんスね…面白いッス…』


輝子「…小梅がいねぇ…フ●ーック!見失っちまった!!」


幸子(スピーカーモード)『輝子さん、それはNGワードです』


輝子「あ、はい、すいませんでした…」


比奈『小梅ちゃんは姿を消してゲリラ戦法を取ったッスか、いつぞやの文香ちゃんと同じ手でスね』


輝子「チッ…、行けると思ったが…無理だったか…。私としたことが武器も持たずに特攻しちまったぜ…」ゴソッ


幸子『…おや?輝子さんがポケットから何か…』


ギラッ

輝子「こいつで…切り刻んでやるぜぇ…フヘヘ…フハハ…」ジョキィッ!


幸子『ハ…ハサミ!?ひぃっ!怖っ!!恐怖するボクカワイイ!!』ガクガク

比奈『ハサミ!?えぇっと、これどの作品のハサミッスか!?逆に心当たりがありすぎるッス!!』


小梅〈輝子…さん…〉

輝子「小梅ぇ!どこ行きやがったぁ!」


小梅〈わ、私…この山の山頂に…いるから…追いかけてきて…〉

輝子「あぁ!?なんで山なんか登んなきゃなんねぇんだ!!」


小梅〈ふふっ…。"悪夢"、見せてあげる…〉

輝子「…へぇ、やってみろよ」ニヤリ


小梅〈えへへ…、じ、じゃあ…ゲーム…スタート…〉


輝子「フハッ!!今日は私がジェイソンだぁ!!待ってろよ小梅ぇ!!ヒャッハーー!」ダダダッ!!


幸子『さ…さすが輝子さん…。このボクですら恐怖する迫力…。』ブルッ


比奈『ちなみに、この山道は結構緩やかで、輝子ちゃんでも1時間位あれば登れちゃいまス』

幸子『その1時間で、うめちゃんがどの位ダメージを与えられるかが鍵ですね。』


比奈『そうッスね。しかし…あー、あのハサミは…あれッスか?それとも…んー…』

幸子『比奈さん?』


比奈『分からんッス…』

幸子『はい?』


比奈『…んがー!さっちゃん!!二人の能力解説いくッスよ!!』

幸子『は、はいっ!』

比奈『まずは小梅ちゃんから!』ビシィッ!


白坂小梅

漫画『蟲師』より、蟲と"お友達"になれる。


原作にこんな能力は無い、蟲と戯れたいがために小梅が作った能力。

蟲と友達になることで、小梅のお願いを蟲が叶えてくれる。一緒に戦ってくれる。
ただし、一度倒された蟲は、このゲーム中はもう呼べない。

『蟲』とは、動物でも植物でも昆虫でもない、"生命"そのものに近い存在。
風を起こす蟲、音を食べる蟲、人間の子供に寄生し擬態する蟲など、種類は様々。
無色透明の液体の蟲、雲のような形のない蟲、植物の形、蝶々の形など、姿も様々。

その数は"無数"で、数えることが出来ないほど多く存在している

蟲は、存在が曖昧で、見える者が限られているが、今回はゲームに参加している全員が見える仕様。

なお、『禁種の蟲』『核喰蟲』『人工の蟲』『ナガレモノ』(詳しくは原作)とは友達になれなかった。
ちなみに、『ヌシ』の類は蟲ではないので友達になれない。


比奈『…なるほど、そうきたッスか。』ホホーウ…

幸子『お友達になるなんて、うめちゃんらしいですね。』


比奈『いやーしかし、小梅ちゃんが蟲師を知っているとは…。感激だったッス』

幸子『蟲師、お好きなんですね?』


比奈『あの作品は本当に素晴らしいッス。漫画もハマったしアニメも良かった、個人的には文句なしッス!!』ムフー!

幸子『へぇ、比奈さんがそこまでオススメするとは…。ボクも興味が湧いてきました。』


比奈『そうでしょうとも!!ここでお得な情報でス!』

比奈『コミック"蟲師 愛蔵版"1~2巻 好評発売中ッス!』

比奈『さらに、2013年12月20日に" 蟲師 二十六譚 Blu-ray BOX スタンダード版 "も発売予定!!』

比奈『さらにさらに!2014年1月4日にアニメ蟲師新作"日蝕む翳"も放送予定ッス!!ウッヒョー!』


幸子『比奈さん!?比奈さぁん!!』ガシィッ!

比奈『そしてアフタヌーン1が…はっ!?』


幸子『その熱意は伝わったので一旦ストップしてください!!』

比奈『お…おうッス…。ご迷惑おかけしたッス…』


幸子『見事なダイレクトマーケティングでした…』

比奈『タハハ…、ちょっと興奮しちゃったッス』


幸子(…で?Blu-ray BOXは買うんですか?)

比奈(勿論ッス、冬の祭典が終わった後に買いまス)

幸子(後でボクに貸してください)

比奈(承知したッス)


幸子『コホン…。えーでは、輝子さんの能力解説に行きましょう』

比奈『あ、それ聞きたかったッス。一体どの作品のハサミなのか…』

幸子『それでは…こちらです!!』ビシィッ!


星輝子

コミック『断裁分離のクライムエッジ』より、キリンググッズ"断裁分離のクライムエッジ"の保持者となる

過去の殺人鬼が人を殺めた際に使用した道具、『殺害遺品(キリンググッズ)』の一つを使用することができる。

見た目はただのハサミだが呪われており、普通のとは比べ物にならない程の性能を持つ。

このハサミに纏わる能力は、「呪禁無視」と「切断強化」と「痛覚増加」(詳しくは原作)。これらは、このゲームでは以下の効果に変換される。


呪禁無視…"蟲"を切断することにより消滅させる。

切断強化…切れ味がとても良い。そして、このハサミは壊れない。

痛覚増加…切られたら尋常じゃなく痛い。でもこのゲームに痛みは無いので、攻撃翌力絶大アップの効果となる。


幸子『…と、言うことです』

比奈『な…な…』ワナワナ…

幸子『?』


比奈『だ…誰ッスか…?輝子ちゃんにあの漫画を教えたのは…』プルプル…

幸子『えーっと?比奈さん?』


比奈(スピーカーモード)『輝子ちゃん…、その漫画、どこで読んだんスか…?まさか、プロデューサーのヤローが…?』

比奈(いやいや、あれ15歳に見せていいもんじゃないッスよ…。作者はその筋で有名でスし…。エロいし…)


輝子「えっと…」

幸子(あ、性格戻ってる…)


輝子「あ、あの…。事務所の机の上に…あった…フヒ…。多分アレ…比奈さんの…。」



比奈『…犯人は!!!私だったッス!!!!』アビャー!


幸子『比奈さん!?なんか今日の比奈さん変ですよ!?』ワタワタ


比奈『…まぁあの漫画も普通に面白いんでスけどね…。ただ主人公がアレなのが…。あと、全体的にエロいッス』

幸子『エ、エロッ!?』

比奈『あぁいやいや!なーんでもないッス』


輝子「ホ、ホントは…注射器の方、"昏睡昇天のインジェクション"の方が良かったんだけど…コレになった…フヒッ」


比奈『輝子ちゃんが注射器持って戦うとか、そっちの方が怖いッス』

幸子『注射器って…、随分と危ない漫画ですね…』


比奈『まぁ殺人ゲームををコンセプトにしてるんでその辺はお察しッス。でもキャラはカワイイでスよ?』

幸子『へぇ、ボクの0.何倍くらいカワイイんですかね?』

比奈『…むっふっふ、さっちゃんはカワイイッスねぇ〜』ムニムニ…

幸子『むぇー』ムニー


比奈『さて、それじゃあ能力も分かったことだし解説を続けまスか』ムニムニ…

幸子『ふぁい…』ムニー


輝子「ゴートゥーヘール…ゴートゥーヘール…フヒヒ…」チョキンチョキン


(10分後…)

輝子「フヒッ!こ、ここ…!キノコいっぱい…!」


幸子『おっと、輝子さんがキノコの楽園を発見したみたいです。』

比奈『どこで小梅ちゃんが狙ってるか分かんないんスけどねぇ〜』ヤレヤレ


輝子「か、仮想空間だけど…、皆…可愛がって…あげる…」モゾモゾ



小梅(お願い…、"天辺草(てんぺんぐさ)"…)

スウッ…


輝子「…フヒ?な、なんか…空から…糸が垂れてる…?なにこれ?」


幸子『あれは…何ですか?』

比奈『アレも蟲ッス。正確には触手部分でスけど…』


比奈『詳しいことは置いといて、あの糸を掴めば上空高く巻き上げられて、そのまま地面に叩きつけられるッス…』

幸子『ヒィッ…』

比奈『まぁ、一発KOッスね』

幸子『そ、そそ空はもう…もう十分です…十分堪能しました…』ガタガタ

比奈『…さぁ、輝子ちゃんの運命や如何に!?』


輝子「…?」チョキン★


小梅(あっ…)



比奈『触手…切っちゃったッスね…』

幸子(ありがとう輝子さん!)ガタガタ…


スゥッ…

輝子「あ、消えちゃった…。ま、まぁいいか…キノコーキノコー…」モゾモゾ


比奈『そしてそのまま何事もなかったのようにキノコ狩り』


小梅(失敗…しちゃった…。でも…、まだまだ…)


(さらに10分後…)

輝子「フハハ!小梅ぇー!!どーこーだぁー!」テクテク


幸子『うめちゃん、なんで山頂に行ったんですかね?』

比奈『まぁ、遠距離攻撃に徹するつもりなんでしょうねぇ』



小梅(ごー、"野錆〈やさび〉"…)

ウゾウゾウゾ…ゾゾゾゾゾ…


輝子「ん〜?…フハッ!来やがったなぁ!!」


幸子『ひぃ!何か変なのが地面を這って!?…カビ!?』


比奈『いえいえ、あれは"野錆"といって、"生きた錆"みたいなもんでス。あれに付かれると皮膚が鉄のように硬くなって動けなくなりまス』

比奈『ダメージは与えられないッスけど、機動力は0に近くなりまスねぇ』

比奈『さぁ、輝子ちゃんはどう出るッス?あの蟲自身も鉄みたいに硬いでスから、まず切れ…』



輝子「ヒャハハハハ!こんなもんかぁ!!」チョキン!ジョキン!

ザクッ!スパッ!

ゾゾ…



比奈『…ないはずなんスけどねぇ〜、おっかしいッスねぇ〜』アハハハ

幸子『地面ごと抉り切ってますね…』


輝子「ハサミの錆にしてやるぜぇ!ヒャッハーー!」ジョキジョキ


ゾゾゾ…コワイ…

小梅(あぁ…そんなに…切らないで…あげて…)

小梅(て…撤退…)

ウゾゾゾゾ…


幸子『あ…圧倒しちゃいました…』

比奈『これ、ハサミじゃなくて輝子ちゃん自身がスゴイんじゃないッスか?』


輝子「逃げやがった!まだ切り足りねぇってのに!!」

ゾゾ…

輝子「…ちっ。山、登るか…」スタスタ…


小梅(輝子さん…、手強い…)


比奈『これは…RPGゲームみたいッスね…』

幸子『輝子さんが勇者で、小梅ちゃんが魔王ですね』


(それから10分後)

輝子「ふぅ…、そろそろ…、半分くらい…登ったかな…」

輝子「ち、ちょっと…休憩…フヒィ…」



小梅(ちょっと季節外れ…だけど…、頑張って…"颪笛〈おろしぶえ〉"…)


ピュイー…ピューーイ…

輝子「…ん?何の…音…?」


ピューーイ…ビュオォオッ!!

輝子「ふっ、吹雪!?」


ビュオオッ!!ゴウッ!!

輝子「うわっ…!!」ベシャ

ピュイー…


比奈『おぉ、あんなマイナーな蟲まで覚えてるとは…』

幸子『吹雪みたいな蟲でしたね』

比奈『詳しいことは原作にも描いてなかったんでスが、まぁそんな感じの蟲で合ってると思いまス。』


小梅(よし…お疲れ様…)

ピューイ…


輝子「あれ?行っちゃった…」グジュ…


輝子「あぁ…、転んじゃって…泥…だらけ…フヒィ…」グジュ…



小梅(そ、それじゃあ…、やっちゃって…"産土〈うぶすな〉"…)



輝子「…フヒッ!?」ズシィッ

ズズズ…

輝子「お、重…うわ、うわわ…か、体が…沈んじゃう…」ズブブブ…



比奈『まさかのコンボ攻撃!!ッス!』

幸子『おぉ…輝子さんが地面に沈んでいく…』

比奈『さぁ次は泥が相手ッス、どう出るッス?』


輝子「うわっ、し、しず…うわっ…。こ、このっ…このっ…」ベシャベショズブッズブッ


幸子『必死にハサミを地面に突き刺してますが…』

比奈『んー、さすがにそれは無理があるッスね〜。相手は泥そのものでスからね〜』



ズズ…

輝子「な、なんか、沈むのが…遅くなった…気がする…。えいっ…えいっ…」ズブッズブッ

ズ…


小梅(…えっ…!?)


幸子『…沈まなくなりましたね…』

比奈『うわーお、ヒナチャンビックリッス』ハハハ


ズブッズブッ!

輝子「フヒヒ…なんとか…全部沈む前に…倒した…」


小梅(…えぇー…)


輝子「し、沈まなかった…のは…、首から上と…、左腕…」


輝子「こ、これが…キノコの…気持ち…」ウットリ


幸子『あぁ、なんだか輝子さんが恍惚の表情に…』

比奈『すっげえシュールッス…』


(そのまま5分)

輝子「さて、名残惜しい…けど…、そろそろ…よ、いしょ…っと」ボコッ

輝子「うわぁ…体が泥だらけ…、どうしよう…」


輝子「………」


輝子「…脱ぐか」ヌギッ


比奈(以下スピーカーモード)『ストーーーーップ!!』


輝子「フヒィッ!!」ビクッ!


比奈『流石にそれは駄目ッス!!ほら綺麗にしてあげますから!!』ピコピコ


コード認証…、修復シマス…

ヴォン!


輝子「お、おぉ…、服が…元通り…。流石ゲーム…やるな…」


比奈(以上スピーカーモード)『勿論、体に付いた泥も落としてまス。じゃ、頑張ってくださいッス』

幸子『あ、危なかったですね…』


輝子「よ、よし…。休憩も…出来たし…登るか…」スタスタ


(山頂)

小梅(ど…どうしよう…次は…、うっ…)クラッ…

小梅(ちょっと…疲れちゃった…少し、休もう…)フゥ…


輝子「キノコーキノコー…」チョキンチョキン


小梅(ちょっとくらいなら…いいよね…)

ザザザッ…


小梅("ムグラノリ"って…結構疲れ…る…)スゥ…

スピー…


【解説】ムグラノリ
山には、「ムグラ」という蟲がいる。
ムグラは山の神経のような蟲で、同調すればその山全ての事柄が頭の中に入ってくる。
その蟲と同調することを「ムグラノリ」と呼ぶ

輝子「キノコーのーこーのこーイイキノコー♪…」スタスタ…


比奈『さて、小梅ちゃんの次の手は何ッスかねぇ』

幸子『…ねぇ比奈さん、カワイイ蟲っていないんですか?』


小梅(…スゥ…スピー…ンゥ…)


(30分後…)


輝子「ふぅ…、山頂…到着…。やりきった…」フヒー

輝子「よ、よし、うめちゃん…どこだ…?」


幸子『結局、あれから何事も無く山頂まで来ちゃいましたね』

比奈『こうめ は ちから を ためている !!』


小梅(スゥ…)


輝子「フヒッ!?ね、寝てる…」

輝子「そ、それに…うめちゃんの…周りだけ…春…?」


比奈『ほ…ほんとに力を溜めてたッスか…。って、春?…ってことは…』


輝子「ね、寝込みを襲うようで…悪いけど…。勝たせて…もらおう…フヒッ」ギラッ

ソローリ…ソローリ…


輝子「ゆっくり…気づかれずに…」ソロ…ソロ…


小梅(スピー…)


輝子「ゆっくり…ゆ…あ、あれ…?」ドサッ

輝子「か、体が…動かない…。えっ…?それ…に、眠…い…」スピー…

スゥ…



小梅「ん…んぅ…」パチッ

スクッ


小梅「よ、よく寝た…。…あ、輝子さん…、来てたんだ…」

小梅「お疲れ様…。で、でも…、私の勝ち…ね?」


比奈『あー、まんまと罠にハマっちゃったッスねぇ…』


幸子『…うめちゃんは何をやったんですか?輝子さん寝ちゃいましたが…』

比奈『えっとでスね、あれは"空吹〈うそぶき〉"っていう「まがい物の春」を作り出す蟲ッス』


幸子『まがい物…ですか…』

比奈『その"偽物の春"におびき寄せられた動物の精気を吸って、"本当の春"まで眠らせる。そんな感じッス』


幸子『本当の春までって…』

比奈『あーいや、流石にそこまで長くは眠らせないッスよ、ゲームだし。いいとこ10分とかじゃないッスか?』


幸子『なるほど…、しかしこれで、うめちゃんの勝ちはほぼ確実ですね』

比奈『でスねー』


小梅「えっと…、じゃあ…、よろしくね…"影魂〈かげだま〉"…」

ヌゥッ…


幸子『蛇っ!?…え?影…だけ?』


輝子「ンゥ…」

ズルリ…


幸子『ひぃっ!!輝子さんの耳から中に入っちゃいました!?』

比奈『あれは眠っている者の"記憶を喰う"蟲でス。小梅ちゃん、中々やることがエグいッス…』


小梅「この瞬間だけ…、戦いも…私のことも…全部忘れて…」

小梅「ふふっ……いい"悪夢"を…。おやすみなさい…」ナデナデ…


輝子「フヒィ…」スピー…


幸子『これで、決まりましたか…?』

比奈『記憶を無くしちゃ戦えないッスからね、とりあえず起きるまで待ってみるッス』


(10分後)

輝子「…」パチリ…

小梅「あ、おはよう…。いい夢…見れた…?」


比奈『さぁ、ここで戦意喪失ならば小梅ちゃんの勝ちとするッス』

幸子『なんだかんだで平和な勝ち方ですよね、二人とも結局ダメージ受けてないですし』


輝子「…あ、…えっと…こ、ここは…?」ムクリ

小梅「えっと…、"初めまして"…、私は小梅…。一緒に遊ぼ…?」


輝子「え…、うん、わ、分かった…一緒に…」

小梅「うん…」ニコッ




ジョキン…ボトッ…




小梅「…えっ」

輝子「遊ぼう…うめちゃん…フヒッ…」


幸子『ヒ、ヒィィィィィィッ!!!』ガタガタガタ

比奈『うわああああああああああ!!!!』




小梅「あ…あぁ…あああぁあぁぁあぁ…」ゾクゾクッ




小梅「手首…切り落とされ…ちゃった…」



ヒット!ダメージ!
K.O!勝者 星輝子!



幸子『て…てててってて手が!!袖ごとバッサリ!!!!』ガタガタガタ

比奈『あわわ…あわわわ…』



輝子「ご…ごめんね…うめちゃん…」

輝子「わ、私…今…どんな状況にいるか…分からないけど…。ここがどこか…分かんないけど…」


輝子「このハサミがね…、うめちゃんのこと…"切りたい"って…」

輝子「うめちゃん…こういうの好きだし…。それに…一つだけ、覚えてることが…あって…」


輝子「『うめちゃんに…"地獄"、見せてあげる』…って、これだけ…頭のなかに残ってて…」


小梅「影魂に記憶…、食べさせたのに…わ、私のこと…覚えてるの…?嬉しい…」


小梅「そ、それに…自分が…こんな体験…するなんて…、感激…。でも…」


輝子「…ん?」



小梅「全然痛くないし…。血も出ないし…。手首、治っちゃったし…」プラプラ

輝子「あ、ほんとだ…」


幸子『ヒエェェェェ……ん?あ、あれ?手首がある…』

比奈『へっ!?あ、本当ッス…。なんで…あっ!これゲームだったッス!!!』


バトル終了
ステータス,リセットシマス…


輝子「あっ…、全部…思い出した…フヒヒ…。わ、私、勝ったんだね…」

輝子「うめちゃん、"地獄"、見れた…?フヒッ…」


小梅「う、うん。一瞬だけど…すごく、ゾクゾクした…」ウットリ…


幸子『こっちはヒヤヒヤしましたよっ!!』


比奈『小梅ちゃんの勝ちだと思ったんスけどねぇ』

比奈『記憶を食べられたにも関わらず、輝子ちゃんが小梅ちゃんのことを覚えてたのは、それだけ大切に思われてたってことでスし』


比奈『まぁ、結果的には良かったッスねー』

幸子『そうですねぇ…』


輝子「あ、も、勿論…さっちゃんのことも…覚えてたよ…?」


幸子(スピーカー)『そっ、そうですか…!まぁ当然ですよね!こんなにカワイイんですから、覚えてるのは当然ですよね!!』

輝子「う、うん…。トモダチ…だから…フヒッ…」


比奈『…良かったッスねぇ、さっちゃん』ナデナデ

幸子『…はい』


小梅「えっと…じゃあ、戻ろっか…」

輝子「そ、そうだね…。そろそろ、皆帰ってると…思うし…」


比奈『ん〜、結構時間経っちゃったし、早いとこ戻ったほうがいいッスね』

幸子『1時間くらい遊んじゃいましたし、プロデューサーさんを待たせてるかも…』


比奈『…よし、急いで戻るッス!!』ログアウト

幸子『え?あ、はいっ!』ログアウト


小梅「…楽しかった…」ログアウト

輝子「たまにはゲームも…悪くない…フヒッ」ログアウト


(事務所)

比奈「…ふぅ」ムクッ

幸子「ふぁ〜…」ムクリ


P「おー、おつかれー。中々面白かったぞ」パリパリ

ちひろ「テレビから観戦するのも、面白いですね。スポーツみたいです」パリパリ


P「まぁ、小梅の手首が落ちた時は焦ったけどな…」ズズ…

ちひろ「ゲームとはいえ心臓に悪いですよね…」ズズズ…


比奈「なに寛いでるんッスか…」

幸子「お茶に煎餅とは…」


P「いや、もうみんな家に送り終わったし…」パリッ

ちひろ「ちょっと休憩です」ズズ…


小梅「…」スクッ

輝子「…」スクッ


比奈「おぉう、二人一緒に無言で…」

幸子「しかもキョンシーみたいに…」


小梅「お、おはよう?」

輝子「よ、よく寝た…のかな…?フヒヒ…」


P「よし、みんな起きたな〜。んじゃ女子寮組は帰るぞ〜」


小梅「うん…、帰ろう…。今日は疲れちゃった…」

輝子「フヒ…また遊びたい…」

幸子「じゃあ帰りますか」


ちひろ「今日は私が送りますね」

P「はい、お願いします」


…ガチャ,パタン…


P「…よし、比奈も帰っとけー」

比奈「えー、送ってくれないんスか〜?」


P「いや、隣のアパートじゃん?」

比奈「そうッスけど…、今日はもうやること無くて暇なんで…一緒にゲーセンでも行こうかなーと」


P「ん〜、でも事務所を空けるわけにもいかんしなぁ…。ちょっと残るか?」

比奈「しかたないッスね、…あ、GOD EATERするッスよ!」


P「難易度6だけど、いい?」

比奈「いいも何も…、なんで私より進んでるんスか…」


P「いや俺、アクション得意だからさ」

比奈「格ゲーは弱いくせに…」

P「あれはちひろさんが強すぎるの!」


比奈「はいはい、じゃあ早く仕事終わらせてくださいッス」

P「よし、んじゃ仕事終わったらやるぞ」

比奈「今日はゲーム三昧ッス〜」



おわり
お疲れ様です。今回はちょっとマイナーな作品2つをメインに…

小梅と蟲師の「ギンコ」って、ちょっと似てるな…と。小梅がイケメン男性になったらあんな感じかな…と。

蟲師は多分今まで読んだ中で一番好きな作品です。読んだ時、奈々さんに負けないくらい電波がビビビと来ました。


輝子は、なんかハサミとか似合うかなー→断裁分離のクライムエッジへ
(零崎シリーズでも良かったけど、普通の15歳は読まないよ!)

よーし、パパ、月末の特別ガチャ引いちゃうぞー(ガチャガチャ

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