2014年01月01日

みりあ「えへへ、プロデューサー…大好きだよ♪」

前作
まゆ「偽りの赤いリボン......」

みりあ「プロデューサー…もう私に構わないで」

みりあ「やっぱり、私はわるい子だから…ね?」


みりあ「あはは、強がってなんかいないよ?」

みりあ「だからね、バイバイ 私のプロデューサー…」


・・・
・・



P「みりあ!!」ガタッ



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まゆ「…みりあちゃんじゃなくて…まゆですよ?」

P「まゆ…みりあは?」

まゆ「…また..」ギリッ

P「まゆ!」

まゆ「今は…文香さんたちとレッスンですよ…うふふ」

P「そうか、ありがとな。」

まゆ「うふ♪」

P「みりあ!!」ダダダッ

ちひろ「きゃっ! 仮眠とったと思ったら…どうしたのかしら?」

まゆ「みりあちゃん……ずるい女ですね…」

ちひろ「まゆちゃん?」







トレーナー「よし、2人ともお疲れ様」

文香「ふぅ…疲れたわね…」

みりあ「うん、でも、お姉ちゃんと一緒だから楽しかったよ!」

文香「ありがとう…」ナデナデ

みりあ「えへへー♪」

P「みりあ!!」

みりあ「わぁっ!」

文香「どうか…しましたか?」

P「よかった、いた…はぁ、はぁ」

みりあ「プロデューサー、私たちシャワー浴びてくるね〜」



文香「失礼します……」

みりあ「またねー」

P「ふみ…みりあ!」

みりあ「でね、学校でね…」

文香「小学校...懐かしいですね…」

P「嘘…だろ…本当に…俺はもういらないのか…?」

トレーナー「おいおい、どうしたんだ?」

P「…いえ、なんでもありません。レッスン指導、ありがとうございました。」







みりあ「皆で一緒にご飯、楽しいねー!」

菜々「まるで学生のころに戻ったみたいです♪」

文香「菜々さん...?」

菜々「ハッ!違います、これは…そう、ウサミンジョーク♪」

みりあ「菜々さん面白いねー」

菜々「ホントなんですってば、ナナは17歳です!」

ちひろ「すっかり事務所も元通りね……」

まゆ「…Pさん…Pさん…みりあちゃんより、まゆですよぉ」

P「みりあ!」

みりあ「もー、今は女の子だけのランチタイムだよ?」



比奈「そうっす、女子会っス」

P「俺も…駄目か?」

みりあ「んー……」

P「な?みりあ?」

みりあ「だめでーす!」

P「まただ…みりあに…」

まゆ「Pさん…こっちで一緒に食べましょ?」

まゆ「まゆ、お弁当作ってきたんですよぉ…うふふ」

P「みりあ…なんで…」

まゆ「Pさん…」

P「……そうだな。」

まゆ「はい♪」

ちひろ「一部を除いて……」



みりあ(んー…そろそろかな?)

菜々「どうしたんですか?」

みりあ「なんでもないよ♪」

比奈「あー――!!」

ちひろ「ど、どうしたの!?」

比奈「雪っス、雪っスよ!!」

ちひろ「ほんとだわ!」

菜々「わー!!」

文香「雪…積もりそうですね…」

ちひろ「ええ。今天気予報を見てみたら、ホワイトクリスマスになりそうですよ。」

文香「みりあちゃん……」

みりあ「うん♪」

みりあ「真っ赤なサンタさん…楽しみだね♪」






まゆ「うふふ…どうですかぁ?」

P「……」モグモグ

まゆ「次はこれ…愛情たっぷり卵焼きです♪」

まゆ「はいどうぞ…あーん」

P「…みりあ」ボソッ

まゆ「二人で居る時は…他の女の子の名前はやめてください!」

P「すまん…でも、みりあが心配なんだ…あの子はまだ幼い。俺がいないと…」

まゆ「Pさん……」

P「すまん…すまん…まゆ」

まゆ「1つだけ…1つだけ約束してください……」

まゆ「みりあちゃんに傾いても…まゆから離れないでください。まゆを見捨てないでください...」

まゆ「それだけ…それだけでいいんです……」

P「まゆ…」








みりあ「あれ、どうしたのー?」

みりあ「プロデューサー…私たちがここに居るの…よくわかったね。」

みりあ「せっかくお姉ちゃんと一緒に居たのに…」

みりあ「もー…最近プロデューサーさん、私に構ってばっかりだね。どうしたの?」

みりあ「え、最近はお仕置きしないのか?」

みりあ「お仕置きって何のこと?お姉ちゃんも不思議がってるよ?」

みりあ「あ、そっか…前にお姉ちゃんについて私話してたもんね。」

みりあ「それで、プロデューサーして欲しいの?そんな訳ないよね」



みりあ「そうだ、最近まゆさんとはどう?」

みりあ「え、そんなことより、みりあと話がしたいの?」

みりあ「ふーん…なんで?」

みりあ「『まゆはみりあに迷惑をかけたから』…そっかー」

みりあ「ねぇねぇ、プロデューサー」

みりあ「私とまゆさん…どっちが大事?」

みりあ「私?…嬉しい///」

みりあ「ねぇねぇ、そんなにまゆさんは嫌なの?」

みりあ「『我が儘だから』?ふふっ」

みりあ「何がおかしいんだ?って顔だね。」

みりあ「実はね……」

みりあ「まゆさんとの喧嘩…全部わざとだったんだよね♪」



みりあ「『どういうことだ?』って…もー鈍いな〜」

みりあ「まゆさん…面白い反応だったなぁ〜」

みりあ「思った通りの行動でさ、叩いてくれた時は笑いこらえるの必至だったよ〜」

みりあ「手を出したのはまゆさんだし…誰が見ても、まゆさんは責められる。」

みりあ「皆簡単に騙されてさ、すっごい面白かったよ!」

みりあ「アハッ♪」

みりあ「私の事を気付いたの…お姉ちゃんくらいかな?」

みりあ「うん。そうだよ。まゆさん…陰で泣いてたんだよ。えーん、えーんってさ」

みりあ「プロデューサーに追い詰められて、まゆさんかわいそー」クスクス



みりあ「あ、違うよ、プロデューサーを責めてるわけじゃないの。」

みりあ「プロデューサーにちょっかいかけてたまゆさんが、ぜーんぶ悪いんだけどね!」

みりあ「あはは、プロデューサー顔真っ青だよ?寒いからかな?」

みりあ「私も暖めてあげるね」ギュッ

みりあ「あはっ、冷たーい♪」

みりあ「お姉ちゃんも、しっかり押さえててね。プロデューサー逃げちゃうかもしれないから」

みりあ「逃げられるわけないんだけどね。プロデューサー…みりあの目…怖いみたいだから。」

みりあ「こっち向いてよ......」

みりあ「さっきまですっごい嬉しそうだったのに…今はすっごい顔してるぞ、プロデューサー♪」



みりあ「……その顔が見たかったんだよ…私、その顔をまた見れて、嬉しい///」

みりあ「今、プロデューサーさんの心の中は…みりあでイッパイかな〜?」

みりあ「愛情、憎しみ、拒絶、混乱…いろんな感情がプロデューサーさんに入っていく……」

みりあ「そして、それの中心は…わ・た・し♪」

みりあ「ん〜〜 最高だよ―!!」

みりあ「今プロデューサーの心は…全て私、みりあで埋め尽くされてるよ!!」

みりあ「あ〜なんて幸せな気分なんだろー」

みりあ「あはは、プロデューサー体震えちゃって…ほら、笑ってよ。二―ってさ♪」

みりあ「…ま、笑えるわけないよね。」

みりあ「そうそう、屋上のここの柵…脆くなってるのプロデューサーさん知ってた?」



みりあ「ぱっと見だと、丈夫そうだけど…ほらね」

みりあ「すぐ崩れて危ないんだ」

みりあ「んっしょ、プロデューサー…暴れたら許さないから。」

みりあ「そうそう、しっかり立ってね。」

みりあ「じゃあね、2人とも...バイバイ!」

ドンっ

文香「えっ...」

P「みり...あ......」





グチャッ



みりあ「んーーっ、2人とも最高の顔だったな〜♪」

みりあ「どうなったかなーー?」

みりあ「うわぁ、プロデューサーさん…仰向けだ。こっちを見てるよ。おーい!」フリフリ

みりあ「お姉ちゃんも…すっごい顔してたなぁ…あんなに口を大きく開けたお姉ちゃん…私初めて見たよ」

みりあ「ま、それもそうだよね。プロデューサーから離れようとした所を、私がドン!って押したんだから。」

みりあ「お姉ちゃん…最高に便利だったなぁ…本当のお姉ちゃんだったら良かったのに……」

みりあ「最後…お姉ちゃんはなんて言ってたのかな?」

みりあ「おーい、おねえちゃーん、さっきなんて言ったのー?」


みりあ「……って、もう聞こえてないよね。えへへ」

みりあ「下は雪で真白だよ♪でも、2人が雪を真っ赤に染めてる…」

みりあ「輝いてるよ…まるで宝石……」

みりあ「すっごい、すっごいよー!プロデューサー最高に輝いてるよー!」

みりあ「お姉ちゃんも、真っ赤で、いつものお姉ちゃんじゃないみたい!すっごい、すっごいキャー!!」

みりあ「真っ赤で、真っ白な雪に映えてルビーみたい!!!しかもそれがどんどん広がって…あぁ…すっごく綺麗///」

みりあ「真っ白なキャンパスを…2人が深紅に染め上げる…」

みりあ「真っ赤な真っ赤なプロデューサーは…まるでサンタさんだね♪」

みりあ「あれ、じゃあお姉ちゃんはトナカイさん?」

みりあ「私はプレゼントを待つ、いい子のみりあ!」


みりあ「私が欲しいプレゼントの中身が何か気になるの?」

みりあ「それはね〜……内緒だよ♪」

みりあ「プレゼントって言えば…プロデューサーの薬指…落とす前に貰っとけばよかったかも。」

みりあ「それをまゆさんの前で飲み込んで、まゆさんに…プロデューサーは誰にも渡さない…ってやればよかったかな?」

みりあ「それにしても…2人とも…綺麗だなぁ」

みりあ「真っ赤な雪を、さらに上から真っ白な雪で覆う…でもその雪も2人の血で真っ赤に……」




みりあ「…いいなぁ…綺麗だなー...私も混ざろうかなー?」

みりあ「二人ともいなくなっちゃったし……」

みりあ「いいよね?プロデューサーさん、お姉ちゃん。」

みりあ「2人より3人…皆仲良く!」

みりあ「ここ…高いなぁ…わぁぁ、綺麗な景色 イルミネーションが私たちを明るく照らしてくれるねっ!」

みりあ「最高のステージだよっ!プロデューサーさん!」

みりあ「最高で最後のステージ……」

みりあ「あはっ、下にお客さんが集まってきてるよー…まゆさんがいる。比奈さんも、菜々さんも…ちひろさんもだ。おーい!!」フリフリ

みりあ「気付いてないみたい……」

みりあ「でも、私の願いは叶ったよ。ありがとー、プロデューサーさん♪」

みりあ「今会いにいくね、2人とも」



みりあ「よーしっ…」

みりあ「みんな、見てる―!!」フリフリ

みりあ「あ、皆私に気付いたみたい♪」

みりあ「みんなすっごい顔してるなー…クスクス」

みりあ「赤城みりあ、ラストLive…いきまーす!やぁっ!!」

みりあ「プロデューサーさん、お姉ちゃん…あっちで幸せに暮らそうね♪」

みりあ「あはは、ドンドン近づいてるよ! しっかり受け止めてね、プロデューサーさん♪」

みりあ「ほら、プロデューサー…私、みりあが会いに来たよ。」

みりあ「だから、手…つな……」

終わり


20:30│赤城みりあ 
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