2014年01月04日

響「問題!」

響「料理で’塩少々’と’塩ひとつまみ’、どっちの方が多い?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1363320646

響「ねぇどっちだと思う貴音? ほら美希も起きてよー」


貴音「はて、どちらなのでしょう?」

美希「んー・・・どっちもたいして変わらないの・・・」 

響「もー、ちゃんと考えてよー!」

貴音「響、その問題は何か特別な意味でも?」

響「いや?特にないぞ。これ」

貴音「つい誰かに出したくなる くいず86問?」
響「そうだぞ! 昨日事務所に72問バージョンがあって、面白かったからさっき続編買って来たんだぞ!」

貴音「そうでしたか。今から何かを作るのかと思いました」

響「でもこれ、86問って書いてあるのに83問しかないんだ。なんでだろ?」

美希「それもどっちもたいして変わらないの・・・」

響「美希ー、起きてよー。一緒にクイズやろーよー」

美希「zzz」
貴音「して、塩少々と塩ひとつまみですか」

響「うーん、どっちなんだろう。料理していると塩少々はよく見るけど・・・」

貴音「塩・・・良き物です・・・」ジュルリ

響「・・・貴音、なんか違う事考えてないか?」

貴音「いえ、そのような事はご座いません。葱少々・・・胡麻ひとつまみ・・・」

響「うぎゃー! 絶対ラーメンの事考えてるぞ! ちゃんと考えてよー!」
響「塩少々と塩ひとつまみ! さぁどっちだと思う! 一人一回答えて!」

貴音「塩ひとつまみ・・・の方が少なそうですね」

響「お、貴音もそう思うか? 自分もそっちだと思うぞ!」

美希「えー、ミキは逆だと思うな」

響「え?どうして? ひとつまみの方が多いのか?」

美希「だって、少々は文字の中に少ないって入ってるんだから、少ないに決まってるの」
響「うーん・・・美希だとそう考えるかぁ・・・」

美希「ミキはいつも塩ひとつまみなの!」

響「でも・・・ひとつまみでしょ? つまむんだから、こうして、こうして・・・」

美希「答え見ちゃった方が早いと思うな」

響「ちょっと待ってよ美希、少々は・・・」

美希「もー! さっさと答えを見せるの!」バッ

響「あ!?」
A,塩ひとつまみ
 塩少々は、親指と人差し指でつまんだくらいの量で、小さじでは8分の1程度となります。対して塩ひとつまみは、親指と人差し指と中指の3本でつまんだくらいの量で、小さじでは5分の1程度に相当します。


美希「やった! 大正解なの!」

響「そ・・・そんな・・・だってどう考えてもひとつまみの方が少なそうじゃないか・・・」

貴音「私も塩ひとつまみだと思っていましたよ」

響「貴音も塩少々派だっただろー! なにちゃっかりそっち側にいるんだよー!」

貴音「さて、次の問題に・・・」ペラッ

響「たかねぇ! 話を流そうとするな!」
貴音「問題、枕はまっくらな所で使うからまくらと言う。まるかばつか」

美希「まくら?」

響「うぐぐ・・・どうしてこうも協調性がないんだろう・・・」

貴音「枕・・・真っ暗・・・確かに一理あるかもしれませんね」

美希「でも、ミキは別にまっくらじゃなくても寝れるよ?」

響「美希の場合は枕がなくても寝れるじゃん」
美希「あはっ☆ 褒められちゃったの!」

響「褒めてないぞ。いい加減自分の背中の上で寝るのはやめてほしいぞ。ミキの方が大きいんだから」

美希「響はちっちゃくてかわいいのー」ナデナデ

響「撫でるなー! 自分の方が年上なんだぞ!」

貴音「響はとても可愛らしいです」ナデナデ

響「なんで貴音まで撫でてくるんだよー! やーめーてーよー!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・

貴音「さて、枕ですか」

美希「すっかり忘れてたの」

響「うぅぅ・・・なんかすごい疲れたぞ・・・」

美希「ミキは違うと思うな」

貴音「その理由は?」

美希「だって、さっきも言ったけどまっくらじゃなくてもミキは寝れるの!」
響「そりゃあ美希はそうかもしれないけど・・・一般的にはまっくらなとこで使うし」

貴音「響の言うことに一理ありますね」

響「でしょ? だからマルだと思うんだよなー」

美希「ふーん。そう思うんだったらマルにすればいいと思うな。どっちにしてもミキあってるし」

響「む、言ったな? 変えるなら今のうちだぞ」

美希「それはこっちのセリフなの! 変えた方がいいと思うな♪」

響「ぐぬぬ・・・あとで何言っても知らないからな! 泣いても知らないぞ!」ペラ

美希「どんとこいなの!」
A,×
 何かを頭の下に敷いて寝るという意味の動詞「マク」(枕)から、頭の隙間を支えるという意味の「マクラ」(間座)から、頭を置くで「アタマクラ」(頭座)、目を置いて休むで「マクラ」(目座)から、等々諸説ありますが、真っ暗という説はないようです。


美希「あはっ☆ またまた大正解なの!」

響「なんで・・・どうしてバツなんだ・・・」

美希「ミキの言った通りなの。おとなしくミキの言うこと聞いてた方がよかったと思うな!」

響「うぅぅ・・・そんな」

貴音「私もばつだと思っておりました」

響「ううぅぅ! もう!次の問題だぞ!」ペラッ
響「問題! ロシア料理のビーフ・ストラガノフ。’ビーフ’とは牛肉のことである! ○か×か!」

響「ふっふっふ・・・自分、料理は得意だからこんなの簡単さー! 二人は分からないだろ!」

美希「びーふすとろがのふ? 貴音、食べた事ある?」

貴音「はて、どのような料理なのでしょうか」

響「ふふふっあっはっはっ! さぞ分からないだろう! 勝った!勝ったぞ!」
美希「ミキ、そんな料理聞いたことないな」

響「うんうん、そうだろそうだろ?」

貴音「北の国の料理ですか。食べてみたいものです」

響「そうかそうか! 食べてみたいか! 自分作った事あるぞ!」

美希「へー。食べてみたいな」

響「食べてみたい? うーん仕方ないなぁ! 後で作ってあげるぞ!」

美希「あはっ、響はなんでもできるの!」

響「そうだろそうだろ! あっはっはっ!」
響「その前に問題だぞ! 答えを言う前に、ビーフ・ストロガノフとはなにかを教えてあげよう!」

貴音「よろしくお願いします」

響「まかせて貴音! まずビーフ・ストロガノフとはロシアの家庭料理だぞ! シチューみたいなんだけどポテトとかパスタとか、あとご飯とかにもかけて食べるんだぞ!」

響「本場じゃサワークリームとかを使うんだけど、味が濃いのが苦手な人は生クリームとか牛乳を使うといいぞ!」

美希「ミキ、お料理しないからそんなことより早く答えを知りたいの」

響「もー、急かすなって! 材料はさっき言ったサワークリームと玉ねぎ、マッシュルーム、バター、お好みでワイン!」

響「そしてここからだ! なんとこの料理、牛!牛を使うんだ!」

響「もうわかったかな? ん? わからない? もー仕方ないなぁ!」

響「牛を英語で言うと? そう! ビーフ! だからビーフ・ストロガノフなんだぞ!」
響「ふっふっふっ、なんでもわかってしまう自分が怖すぎる!」

響「どう、どう? 二人とも! この自分みたいに完璧な推理は!」

貴音「びぃふすとろがのふ・・・」グウゥゥゥ

響「あっはは! そう褒めるなよ貴音ー! なんも出ないぞ!」

美希「何も言ってないと思うけどな」

響「それじゃこの問題はマルってことで答えオープン!」ピラッ


A,×
 ビーフ・ストロガノフは19世紀、ストロガノフ侯爵が晩餐会で出した料理です。確かにこの料理には牛肉の細切りが欠かせませんが、この「ビーフ」、元々ロシア語で「ベーフ」という発音で、「〜流」という意味を持ちます。したがってビーフ・ストロガノフは「ストロガノフ流」という意味になります。


響「」
美希「あれ? 答えバツだよ?」

響「」

貴音「響、びぃふすとろがのふなる物は牛を使うのですか?」

響「」

美希「なんとか流・・・へー。でもミキは×だって思ってたけどな。だって単純すぎるもん」

響「」

貴音「響、牛は」

響「もうやめてくれ!! うぎゃー!!なんでまちがってるんだよー!!」
響「恥ずかしすぎるぞ! みるなぁ!こっちみるなよぉ!」

美希「さっきまで凄いドヤ顔だったのに」

響「うぎゃっぁぁぁあ!! やめてくれぇぇぇえ!!」

貴音「響、びぃふは」

響「あぁそうだぞ!ビーフは牛だぞ! うわぁぁぁぁああん!!」
響「ううぅぅ・・・もう何も言えないぞ・・・」

美希「響、そんなに落ち込まなくてもいいと思うな」

響「ぐすっ・・・美希だって答え分かってたんだろ?」

美希「うん」

響「うわぁぁぁぁぁ・・・」

美希「でも響の話を聞いていて、ビーフ・ストロガノフって言うの食べてみたくなったよ?」
響「うぅぅ・・・本当か?」

美希「うん。それに、響は料理がすっごい上手だって知ってるよ? ドヤ顔で語って間違えたけど」

響「美希・・・ぐすっ・・・ありがとう・・・」

美希「それじゃ最後の問題行くの!」

響「うん!」ペラッ
美希「イカにも骨がある! ○か×か!」

貴音「烏賊・・・。良い出汁が出ます」

響「イカかぁ・・・」

美希「足は10本なの!」

貴音「蛸は確か8本でしたね」

美希「お料理する時、足を引っ張るんだよね。ぶちぶちって」

響「そ、そんな言い方しなくてもいいだろ・・・」
美希「ねぇ響、足引っ張ったらどうなるの? ちぎれちゃうの?」

響「いや? 内臓とかが一緒に出てくるけど・・・でもコウイカとかは背中に切り目を入れるぞ」

美希「入れてどうするの?」

響「えーと、なんか堅いものとりだすんだよ。そしてその後に墨袋とか内臓とか」

貴音「いかすみらぁめん・・・面妖な・・・」
美希「堅い物?」

響「うん。なんか薄くて細長いやつ」

美希「へー。じゃあそれが骨なんじゃないかな?」

響「え? そうなの?」

美希「きっとそうだよ。体の中にある堅い物なんて骨以外無いの! だからイカにも骨はあるの!」

響「うーん、そうなのかなぁ・・・?」

美希「響は違うって思うの?」
響「いや、あんまりはっきりとしたやつじゃないんだけど・・・」

響「昔沖縄にいたころ、アンマーがさばいたイカを見せてもらった時に骨じゃないって教えてもらった気がするんだよ」

美希「へー、じゃあ答えは×だね!」

響「待って! でもはっきり憶えてる訳じゃないんだぞ・・・かなり昔だし」

美希「いいのいいの!どうせ遊びなの! あ、でも間違ってたら、おにぎり頂戴?」

響「ええぇ!? 責任重大じゃないか!」

美希「おにぎりっおにぎりっ♪」ペラッ

響「ああっ! 美希!」
A,×
 あれは骨ではなく、甲と呼ばれる部分です。貝で言う貝殻の部分が退化した物であると言われています。甲の形や長さは種類によって様々です。


響「あってた・・・」

美希「あれ、まちがえちゃったの」

響「貴音!美希! 自分初めて正解したぞ!」

貴音「ふふっ、真、めでたき事です」

響「やったぞ! やっと正解したぞ! やっぱり自分は完璧さー!」
美希「あーあ、おにぎり食べたかったの」

響「あははっ! 今日は気分がいいから自分が作ってあげるぞ!」

貴音「それは真の事ですか!?」ガバッ

響「まことのことだぞ! おにぎりでもビーフ・ストロガノフでもなんでもつくってやるさー!」

美希「あはっ☆ 響の手料理なの!」

貴音「楽しみですね。響の自家製塩らぁめん・・・」

響「自家製ラーメン!? えーと・・・できる範囲で頑張るさー!」

美希「もちろん、手打ちだよね?」

響「えぇ!?それも自家製なのか!? 流石にそれは無理だぞ!?」


終わり
ラーメンの事なんか書いてたから腹減った・・・

00:30│我那覇響 
相互RSS
Twitter
更新情報をつぶやきます。
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: