2014年01月01日
モバP「深夜の鬼ごっこ」
・かなり短い
・地の文
・アイドルは名前だけ
以上のことを踏まえて過度な期待はせずに読んでください
・地の文
・アイドルは名前だけ
以上のことを踏まえて過度な期待はせずに読んでください
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1369752714
俺は100人を超えるアイドルが所属する事務所のプロデューサーだ。
都内の真っ只中にある女子寮にいても事情次第ではおかしくないだろう。
しかし今の時刻は深夜1時で、俺は下着姿で必死の形相をしながら走り回っているという
第三者から見れば不審者極まりない格好をしている。
人によっては「なに自分の担当しているアイドルに手を出そうとしているのだ、
うらやま……けしからん」と思うかもしれない。
自分がその立場なら思いっきり怨念を込めながらそう考える自信がある。
だが現実は非情なのだ。
服装が下着1枚だけなのは直前までアイドル達に囲まれて服を脱がされかけていたからで、
必死の形相で走り回っているのは現在進行形でアイドル達と鬼ごっこをしているからだ。
鬼はアイドル20人前後、それから逃げるは俺1人。
いくら男と女と言え数の暴力には太刀打ちできるはずもなく、
男だというのに貞操の危機を感じたのは初めてだ。
こんなことになるなら晶葉の発明に関わらなければ良かった。
晶葉にいつものように「発明品ができた」と呼び出されたのは書類の整理が終わり
あと30分もすれば日付が変わる時間だった。
彼女は今までにも小型の発明品を作り出していて、その成功率は大体7、8割程度。
この数字を見ると天才を自称するだけのことはあると言えるだろう。
ただし彼女の発明品で恐ろしいのは失敗品の方で、残りの失敗率のうち大体1割くらいが
望んでいた結果と真逆の効果だったり予想の斜め上を行ったりと、なにかとんでもない方向に
ぶっ飛んだ仕上がりになる。
今回の発明は対象との心の距離を測ることができるものだったらしい。
だからと言うわけではないが、日頃から好意は示してくれるもののそれが信頼からくるものなのか、
それとも別のものから来ているのかが判断が付きにくいアイドルのことを知るチャンスだと思った。
まずは発明者の晶葉、次に翌日がオフでたまたまその場に居合わせた凛、奈緒、加蓮のトライアドプリムスの3人。
この時、若干様子のおかしい彼女たちの「大丈夫」という言葉を鵜呑みにせずに気づくべきだった。
次に早苗さんが来たあたりからおかしくなった。
なにがどうなったのかわからないまま
いつの間にか早苗さんまでの5人から人数が増えて、気付けば20人近くものアイドルが集まっていた。
しかもみんな目つきが怪しい。
そんなことを考えている間にその場にいた全員に囲まれてしまい、みんなの手つきが
女子の胸を触ろうとするときの愛海の様な感じになっていた。
こうして襲われた俺は服を犠牲にしつつなんとか逃げ出し、冒頭の場面に戻る。
この状態で事務所に逃げようにも服がなければ女子寮を出られないし、
服を着るには飢えた獣のようなアイドル達のところへ戻らなければならず、
そうなると俺の貞操が危ういどころか彼女たちのアイドル生命が危うい娘もいるため戻れない。
つまり詰み、だ。
その後俺は夜が明けて発明の効果が切れるまでバイオハザードのように増える
アイドル達との鬼ごっこを続けた結果、その日は仕事ができず晶葉も
ちひろさんにこってり絞られたらしい。
俺は100人を超えるアイドルが所属する事務所のプロデューサーだ。
都内の真っ只中にある女子寮にいても事情次第ではおかしくないだろう。
しかし今の時刻は深夜1時で、俺は下着姿で必死の形相をしながら走り回っているという
第三者から見れば不審者極まりない格好をしている。
人によっては「なに自分の担当しているアイドルに手を出そうとしているのだ、
うらやま……けしからん」と思うかもしれない。
自分がその立場なら思いっきり怨念を込めながらそう考える自信がある。
だが現実は非情なのだ。
服装が下着1枚だけなのは直前までアイドル達に囲まれて服を脱がされかけていたからで、
必死の形相で走り回っているのは現在進行形でアイドル達と鬼ごっこをしているからだ。
鬼はアイドル20人前後、それから逃げるは俺1人。
いくら男と女と言え数の暴力には太刀打ちできるはずもなく、
男だというのに貞操の危機を感じたのは初めてだ。
こんなことになるなら晶葉の発明に関わらなければ良かった。
晶葉にいつものように「発明品ができた」と呼び出されたのは書類の整理が終わり
あと30分もすれば日付が変わる時間だった。
彼女は今までにも小型の発明品を作り出していて、その成功率は大体7、8割程度。
この数字を見ると天才を自称するだけのことはあると言えるだろう。
ただし彼女の発明品で恐ろしいのは失敗品の方で、残りの失敗率のうち大体1割くらいが
望んでいた結果と真逆の効果だったり予想の斜め上を行ったりと、なにかとんでもない方向に
ぶっ飛んだ仕上がりになる。
今回の発明は対象との心の距離を測ることができるものだったらしい。
だからと言うわけではないが、日頃から好意は示してくれるもののそれが信頼からくるものなのか、
それとも別のものから来ているのかが判断が付きにくいアイドルのことを知るチャンスだと思った。
まずは発明者の晶葉、次に翌日がオフでたまたまその場に居合わせた凛、奈緒、加蓮のトライアドプリムスの3人。
この時、若干様子のおかしい彼女たちの「大丈夫」という言葉を鵜呑みにせずに気づくべきだった。
次に早苗さんが来たあたりからおかしくなった。
なにがどうなったのかわからないまま
いつの間にか早苗さんまでの5人から人数が増えて、気付けば20人近くものアイドルが集まっていた。
しかもみんな目つきが怪しい。
そんなことを考えている間にその場にいた全員に囲まれてしまい、みんなの手つきが
女子の胸を触ろうとするときの愛海の様な感じになっていた。
こうして襲われた俺は服を犠牲にしつつなんとか逃げ出し、冒頭の場面に戻る。
この状態で事務所に逃げようにも服がなければ女子寮を出られないし、
服を着るには飢えた獣のようなアイドル達のところへ戻らなければならず、
そうなると俺の貞操が危ういどころか彼女たちのアイドル生命が危うい娘もいるため戻れない。
つまり詰み、だ。
その後俺は夜が明けて発明の効果が切れるまでバイオハザードのように増える
アイドル達との鬼ごっこを続けた結果、その日は仕事ができず晶葉も
ちひろさんにこってり絞られたらしい。
23:30│モバマス