2014年01月04日

モバP「美少女戦士☆シンデレラガールズ」

菜々「キャー!」

アツミン「チーチチッチーオッパーイ♪ボインボイーン♪」

菜々「イヤー!やめてぇー!触らないでぇー!」


仁奈「さぁ、おっぱい怪人アツミン!やってしまいやがれです!」

菜々「な、ナナの純潔が散らされちゃう〜!ウサミン星に帰れなくなっちゃう〜!」

仁奈「住所や年齢を詐称する恥ずかしいオトナは、粛清される運命なのです。現実と向き合えです!」



瑞樹『嗚呼、可哀想な菜々ちゃん。あわや絶体絶命の危機……と、その時!』



「待てぃ!!」

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アツミン「!?」

「いたいけな少女の魂を汚し、彼女の夢と願望を奪う憎むべき怪物……」

「人、それを……『退廃』という!」

仁奈「だ、誰なのです!」





真奈美「貴様らに名乗る名前はないっ!」シャキーン

菜々「キャー!マナミン仮面様〜!」
仁奈「あ、現れやがったですね〜、マナミン仮面!」

仁奈「アツミン!あの裏切り者をやってしまうのですよ!」

アツミン「モゲ!モゲ!モゲ〜!チチヲモゲ〜!」

真奈美「はぁぁぁぁ!ボーカリスト・アームロック!(物理)」ガチッ

アツミン「あふっ!」

真奈美「食らえっ!ボーカリスト・落とし!(物理)」ギュウウウウ



アツミン「あ、これ!この挟まれる感触!や、やばっ……いひいぃぃぃぃぃぃぃん!!」


ドカァァァァァン
菜々「か、怪人を一撃で……流石マナミン仮面様!」

仁奈「おのれぇ〜……お、覚えてやがれです〜!!」タタタ



真奈美「……ご婦人、お怪我はありませんね?」

菜々「ううん、大丈夫……あ〜ん、ナナ怖かったですぅ〜」

真奈美「そうですか。では、さらば!」ババッ

菜々「あぁ、マナミン仮面様……」キュン



瑞樹『今日もピンチに颯爽に現れ、一人の乙女を救出したマナミン仮面』

瑞樹『……また一人、彼女のファンが増えたみたいね』
〜チルドレン帝国〜

仁奈「あぅぅ……」

メアリー「何?まーたマナミン仮面にやられちゃったってワケ?」

舞「クスクス……良く帰ってこれたね、仁奈ちゃん」

仁奈「う、うるさいです!あの裏切り者さえ、出て来なければ……!」

雪美「……言い訳……見苦しい……」

薫「も〜、みんな仁奈ちゃんいじめちゃダメだよ〜」

千枝「そうだよ。仁奈ちゃんは私達の中では一番、弱いんだから……ふふっ」

仁奈「っ……!」ギリッ

桃華「……皆の者、静かに。大聖母様がいらっしゃいましたわよ」
大聖母「着ぐるみ怪人仁奈ちゃん……また任務失敗に終わっちゃったかぁ」

仁奈「も、申し訳ありませんです、大聖母様!」

仁奈「ですが、今一度!今一度この仁奈に、チャンスを!お願いでごぜーます!!」

大聖母「うーん、次の任務は別の者に出向いてもらう予定なんだけど……」

仁奈「大聖母様!?」

大聖母「あなたはその間、ゆっくり身体を休めてちょうだい。ね?」

仁奈「へ、へへーっ!」

みりあ「私知ってるよー♪これ、左遷って言うんだよね☆」

桃華「お黙りなさい、みりあ」

仁奈「……!」プルプル
大聖母「次に向かってもらうのは……そうねぇ、あなた達にも紹介しておこうかな」

大聖母「それじゃ、カモーン、タチバナさーん!」



ありす「チェリーハンター・タチバナ。ここに」

大聖母「初任務だけど、ま、頑張ってね〜」

ありす「……大聖母の、御心のままに」

メアリー「ふーん……そのすかした態度に見合う実力は、ちゃんとあるのかしらね?」

ありす「……私は、言われた仕事をこなすだけ」
瑞樹『3月3日は桃の節句。ひな祭りが行われるの』

瑞樹『つまり女の子の日ね。えぇ、わかるわ』

瑞樹『……こほん。今日は街のあちこちで、ひな人形が飾られてるみたいね』



きらり「あかりをつけましょぼんぼりにぃ〜♪」

茜「お花をあげましょー!!!桃の花ッ!!!!」

きらり「うきゃー!茜ちん張り切ってるにぃ☆」

茜「だってひな祭りだよ、ひな祭り!!ここで燃えなくていつ燃えるのッ!!?」

加奈「………」

きらり「……あれあれ?加奈ちゃんどしたの〜?ハピハピしてない?」

加奈「う、ううん。ちょっとね……」
ガラガシャーン


茜「!!?!??」

きらり「にょわ〜☆ひ、ひな壇が壊されてるぅ〜!」

加奈「えっ……!?」



戦闘員A「Pーッ!PPーッ!」ドカッバキッ

戦闘員B「ありす様、バンザーイ!」ゴシャッ

ありす「その名で呼ぶなって言ったでしょ」バシッ

戦闘員B「あひぃん!も、もっとお願いします、ありす様!」

ありす「ったく……」

茜「コラーッ!!何をするんだー!!!」
きらり「もー☆どうしてこんな事すぅうの!きらりん怒っちゃうよー!」

ありす「ひな祭りは女の子のためにあります……そう、主に15歳未満の少女達のために」

ありす「分かりますよね?貴女達オトナのためにあるのではないってこと」

加奈「そ、そんな無茶苦茶な……今すぐやめてください!」

ありす「そう、刃向かうの?なら……」スッ

茜「加奈!!!危ないっ!!!!!」

加奈「!?」



ありす「貴女、良い魂してるね。ふふっ」ポワワワーン

加奈「あ……ぐっ……」

ありす「……その欲望、解放させてあげる」ゴゴゴゴゴ
瑞樹『嗚呼、何と言うことでしょう。ありすちゃんの力によって、加奈ちゃんは怪人に……』

ありす「だから、その名前で呼ばないで下さい」イラッ

イマイチ「グギャー!」

きらり「か、加奈ちゃん……!?」

ありす「さぁ、そばつゆ怪人イマイチ……生まれ変わったあなたの力、私に見せて」

イマイチ「アンギャー!!」ドバドバドバ

茜「うわあぁぁぁぁっ!!!ひな人形が!!!そばつゆまみれに!!!!!」

きらり「だ、誰か助けておにゃーしゃー☆」





「待てぃ!!」
イマイチ「ギャ?」

「地上に悪が満つる時、愛する心あるならば、熱き魂悪を絶つ……」

「人、それを……『真実』という!」

ありす「……誰っ!」





真奈美「貴様らに名乗る名前はないっ!」シャキーン

茜「マナミン仮面だぁぁぁぁぁ!!!あぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」ガタガタ

きらり「茜ちん、ちょっとうるさいにぃ」
ありす「そう、あなたがマナミン仮面……」

真奈美「ひな祭りは、全ての女性に等しく祝われるべき……それが分からないとは」

ありす「御託を並べたいなら、まず私の下僕達に勝ってからお願いします」

戦闘員A「Pーッ!」

戦闘員B「ありす様にチェリーを摘み取られた俺達に、勝てると思うなよ!!」

ありす「私はチェリーハンター・タチバナだって言ってるでしょ!」バシッ

戦闘員B「あふんっ!」ハァハァ



真奈美「向かってくるなら、容赦はしない……」ググッ



ドゴォ バキッ ガスッ メキメキ ゴキッ トトキィ
戦闘員A「P〜……」ガクッ

戦闘員B「む、むーりぃー……」ガクッ



真奈美「……どうした。この程度なのか」

ありす「くっ……ならばそばつゆ怪人イマイチ、あなたの出番よ」

イマイチ「ギャオース!!」

真奈美「次はお前か……」

きらり「ま、マナミン仮面!その子はやっつけたらダメにぃ!!」

真奈美「何?」

茜「その怪人は、加奈なんだっ!!!!!」
イマイチ「グギャー!」ドバドバドバ

真奈美「ぐっ……!」

ありす「いくらあなたでも、何の罪もない彼女に手は出せないですよね」

真奈美「……確かに、このままではジリ貧だ……!」

イマイチ「ギャオー!!」バキッ

真奈美「うぁっ!」ズサー

茜「マナミン仮面っ!!!!」
真奈美「くっ……」

ありす「さぁ、マナミン仮面にトドメを。そしてあなたの欲望を、見事成就……」





「「そこまでよ!」」





茜「!!!?!?!??!!?!」

きらり「茜ちん、少し落ち着いた方がいいよ」
「夢見る乙女のきよらかな心を利用するなんて、許せないわね」

「……あ、私?帰ってもう一本開けたい気分。こうなったらヤケよ、ヤケ」



真奈美「こ、この声は……」

ありす「何者です!」



礼子「愛と正義のセーラー服美少女戦士、セーラーパンサー!」

志乃「真っ赤なワインは(私の)幸せの証!熟れたてフレッシュ、キュアワインレッド!」

礼子「……ウチの子猫に代わって、折檻してあげちゃう。ふふっ」
茜「うぅぅぅぅぅ!!!熱くなってきたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」

きらり「……こ、これでばっちし☆」

ありす「な、何を言いますかっ!所詮はコスプレしたオバサン達でしょう!?」

ありす「さぁ!もう一度行くのです、下僕よ!」

戦闘員B「あ、ありしゅ様、バンジャーイ!!」ダッ



礼子「……セーラーウィーップ」ヒュンヒュン


ビシーンバシーン


戦闘員B「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙!!!」ハァハァ

瑞樹『セーラーパンサーは泰山流鞭術の使い手。その鞭を見切る事は、常人には不可能と言われているわ』
志乃「もう、真奈美ちゃん。しっかりなさいな」

真奈美「す、すまない二人とも……」

イマイチ「グルルルル……」

志乃「……ちょっとあなた、こっちにいらっしゃい」グイッ

イマイチ「ギャッ!?」



志乃「さ、これでも飲んで。何が不満なのか、言ってご覧なさい」ドン

瑞樹『加奈ちゃんは未成年ですよ、キュアワインレッドさん』

志乃「……失礼ね。これはただのグレープジュースよ、グレープジュース」
イマイチ「………」ボソボソ

志乃「ふんふん、なるほどね……そうだったの」

志乃「でもだからと言って、ひな祭りをブチ壊そうとしてはいけないわ。分かるわね?」

イマイチ「………」グスッ



志乃「ねぇあなた達。今日、この子のお誕生日なんですって」

きらり「にょわーっ!?そ、そうだったのにぃ……」

茜「全ッ然知らなかった!!!ごめんね加奈っ!!!!!」

志乃「ひな祭りもいいけど、ちゃんと彼女の誕生日も祝ってあげてちょうだいね」

きらり「もっちろん☆加奈ちゃん、一緒にハピハピしよぉ?」
加奈「グスッ……みんなぁ……」ポロポロ


シュウウウウウウ


ありす「な、何てこと……私の怪人を浄化して、人間に戻しただなんて……!」

礼子「ねぇ、あなた」

ありす「ふぇっ!?」ビクッ

礼子「ついさっき、言ってはいけない言葉を発したようだけれど……」

礼子「もう一度、その可愛い声で鳴いてもらえる?」ニコッ

ありす「……あ、ぁ……!」
ビュィーン

桃華「タチバナさん、撤退ですわ」

薫「かおる達ね、迎えに来たんだよ〜」

ありす「ま、まだ私は戦えます……!」

桃華「いいえ。あの熟女達相手に、貴女では分が悪いですの」

薫「おばちゃん達の相手はまた今度してあげるね〜!おつかれさまでしー!」

桃華「それでは皆様方、またお会いできる日まで……ごきげんよう」

ありす「くっ……!」


ビュィーン


真奈美「チルドレン帝国……末恐ろしい子供達だ」
〜チルドレン帝国〜

ありす「面目、ありません……」

大聖母「いいっていいって。まさか、あの二人が出てくるとはねぇ〜」

大聖母「……あーあ、マナミンのマッサージは当分先かな〜、こりゃ……」

ありす「……マッサージ?」



大聖母「さて、と……これから私と銭湯行きたい人〜♪」

「「「「「「「「はーい!」」」」」」」」

雪美「……コーヒー牛乳……」

大聖母「ざーんねん!牛乳代は今回活躍した人にしか払いませーん」

「「「「「「「「えぇー!?」」」」」」」」
茜「ハッピバースデーツーユー!!!」

茜「ハッピバースデーツーユー!!!!!」

茜「ハッピバースデーッ!!!ディア加奈ッ!!!!!!」

きらり「ハッピハッピ〜☆トゥ〜ユ〜♪」

加奈「ふーっ……」

茜「ボンバーッ!!!おめでとう加奈ぁぁぁぁっ!!!!!」パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ

きらり「にゃははー☆おめでと〜♪」パチパチパチパチ

加奈「あ、ありがとうございます……みんな……」グスッ



瑞樹『このケーキはスタッフの皆と一緒に美味しくいただいたわ。良かったわね、加奈ちゃん』
瑞樹『――こうして今日もマナミン仮面は、一人の少女の笑顔を取り戻したわ』

瑞樹『でも、彼女達の戦いは終わらない。チルドレン帝国の野望が潰える、その日まで』

瑞樹『戦え、マナミン仮面!』

瑞樹『屠れ、セーラーパンサー!』

瑞樹『お酒は程々に、キュアワインレッド!』

志乃「余計なお世話よ」


〜劇終〜





ちひろ「す、スゴイですね、これ……」

P「でしょう?」
P「某局日曜朝八時からのスーパーヒーロータイムにブッ込んだんですよ、これ」

P「小さなお友達から大きなお友達までハートを鷲掴み、毎回視聴率10%超えてたんですから」

P「今でもグッズの売り上げは結構良いんですよ。正義の味方にも悪役にも、ファンが付きましたからね」

ちひろ「……でもこれ、早い段階で打ち切りが決まってたとか」

P「演出が過激過ぎ、真奈美さんの衣装が際どいって苦情がきましてね。いやー、これはホント勿体なかった」

ちひろ「確かに際どかったですね。朝っぱらからビキニは、ちょっと厳しいと思いますよ」

P「そこがいいんです。ビキニVSハイレグなんて最終回やった所は他にありませんでしたし」

P「ま、打ち切りにはなりましたけど。今度は深夜帯にでも、また復活させるつもりです」

P「その為にも……」

ちひろ「?」
真奈美「断る」

P「お願いします!」

真奈美「断る」

P「一度は引き受けてくれたじゃないですか!」

真奈美「今度は絶対にノーだ。私の中では黒歴史なんだ、あの特撮は。若気の至りなんだ。若さ故の過ちなんだ」

P「そんなぁ〜、お願いしますよ真奈美さん!早苗さんや礼子さんも、また出たいって言ってるんですよ!」

真奈美「早苗さん達は早苗さん達、私は私だろう!しつこいぞ、プロデューサー君!」

P「ま、真奈美さぁ〜ん!!」ズルズル

ちひろ「……あれじゃあ、当分は無理そうですね〜」



おわり
キャラいっぱい出して正直すまんかった
加奈ちゃん誕生日おめでとう
>>40
大聖母で統一しました

14:30│モバマス 
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