2014年01月04日

モバP「今週もおつかれー」

「いらっしゃいませ! 二名様ですか?」

CuP「すいません、あとから一人来るんで三人でお願いします」

「かしこまりましたー! ご新規三名様ご案内ーっ」


CoP「PaPのやつまた残業なのか?」

CuP「なんか事務所の扉が壊れたりコート掛けがへし折れたりしたらしい」

CoP「なんだそれ。強盗でも入られたのか?」

CuP「アイドルがやっちゃったって言ってたけど……」

CoP「相変わらずあいつのアイドル理解不能だな……」

PaP「おーすまんすまん、遅れた」

CoP「噂をすれば来たな」

「こちら本日のお通しとなっておりまーす」

CuP「すいません生中3で」

「はい! なまさーん!」

PaP「待っててくれたのか?」

CuP「そんな待ってないよ」


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CoP「それよりお前んとこのアイドルだいじょうぶなのか?」

PaP「え? アイドルに被害はないよ」

CoP「そうじゃなくてだな……」

「お待たせしました! 生中でっす!」

CuP「まあまあ、とりあえず乾杯しようよ」

CoP「そうだな」

PaP「はー走ってきたから喉かわいた」

「「「今週もおつかれー」」」ガチガチン

PaP「……ぷは。で、うちの子がなんだって?」

CuP「や、事務所の扉とかコート掛けとかね」

PaP「ああ! なんだそんなことか」

CoP「そんなこと、ってお前な……」

PaP「まぁちょっと力入れすぎちゃったり、サイコキネシスが暴発しちゃったりしただけだよ」

CuP「わあお」

CoP「びっくり人間ショーでもやってんのか」

PaP「アイドル事務所だよ!」

CuP「とりあえず適当に頼むよ?」

CoP「ああ、いつも通り頼む」

PaP「俺たこわさー」

CuP「はいはい。すみませーん!」

CoP「俺、お前のアイドルと働いたら胃に穴があくと思うぞ」

PaP「俺だってCoPさんとこのアイドルは手に負えないって」

CoP「何だその言い方は。うちの子らは可愛い子ばっかりだぞ!」

PaP「いやいやいや、うちだってみんな可愛いから」

CuP「はい、以上でお願いします。なになに? 可愛い子なら負けてないよ」

CoP「いいだろう、では今日もやるとするか」

PaP「いいの? 酒弱いくせにがんばるよなー」

CuP「一杯飲んだひとからひとりアイドルの魅力を語れる、でいいよね?」

CoP「無論! ごくごく……ぷはあ! よし、まず俺からだな……」

PaP「もう顔赤いんだけど」

CoP「最初はそうだな、朋だな」

PaP「占い見るのが好きな子だっけ」

CoP「そうだ。いつもは占いの結果を気にしている。しかしだな、アイドルの仕事が充実してくると、占いよりも、全力を出すことに尽くそうとする……素晴らしい!」

CuP「CoPさん酔うの早くない?」

CoP「あいつはいきなり呼び捨てだし、馴れ馴れしいし、占いとか運気とかそんな話ばっかりだけどな、」

PaP「おや、愚痴の流れ?」

CoP「それでもアイドルには一生懸命なんだ! そして占いよりも俺が頼れるなんて言われた日にはな……!」

CuP「な、泣いてる!」

PaP「酔うとすごく熱くなるよねCoPさん」

CuP「決して外見は派手ではないかもしれん……しかし俺はあいつにアイドルの原型を見るぞ!」

CuP「すいません、お冷やひとつお願いします」

PaP「じゃあ次は俺でいい?」

CuP「いいよー。すいません注文いいですか?」

「かしこまりましたー!」

PaP「そうだなぁ、じゃあ輝子にしよう」

CoP「あの髪の長い子か」

PaP「そう。まぁあいつもライブと平時のギャップが話題に上がることが多いんだけど、」

CuP「あの落差はほかの子には見られない振り切れ方だよね」

PaP「いやいや、それが違うんだよ。あいつはライブモードになっても、遠慮したりしちゃうところが残ってるんだよ」

CoP「演技してるってことか?」

PaP「いーや、どっちも輝子らしさだよ。奥ゆかしいところもあるし、それでいて過激なそれこそパッションを発露したりもする」

CuP「なるほど、単純な二重性ではないわけか」

PaP「女の子らしいところもあるしね。いつも一房三つ編みにしてリボンつけてるし」

CoP「なるほどなあ」

CuP「ぷはー。俺もう二杯目終わりそうなんだけど」

CoP「いいから早くやれよ」

CuP「そうだなぁ、風香からにしようか」

PaP「浅野ちゃん、だったよね」

CuP「そうそう。あの子、自分に自信がないらしくてね。いい素材してるんだけど」

CoP「お前のその言い方、いつも気持ち悪い」

CuP「ひどくない!? いやいや、ほんといい子だし、可愛いんだよ。で、たしかにまだぱっとしないのは事実だ」

PaP「CuPくんの力量不足ってことは?」

CuP「もちろんその通りだ。言い訳はしない。でもね、風香は俺の期待に絶対応えてみせる、って言ってくれるんだよ」

CoP「プロデューサー冥利に尽きるな」

CuP「まったくだよ! 俺も、あの子の期待に絶対に応えようって思うよ」

PaP「なんかCuPくんのわりにはいい話っぽくまとまったね」

CuP「どうしてそういうこというかな……?」

PaP「すいませーん揚げ出し豆腐ひとつ」

CoP「よく食うなお前」

PaP「体が資本だからなぁ」

CuP「ほらほら、かんぱーい!」

CoP「ウイー」

PaP「飲みすぎじゃない?」

CoP「ぶはぁっ。よし! 俺が音葉の魅力についてたっぷり語ってらろう」

CuP「あははは舌回ってねーよ!」

CoP「音葉はなぁー! 不思議ちゃんみたいにいうやつもいるけどなぁー! まだ二十歳にもなってない女の子なんだよ!」

PaP「聞いてないね」

CoP「まぁしいて言うなら箱入り娘っていうのかなー、でも決してみょうちきりんな子ではない! んだ!」

CuP「ほうほうどういうところが?」

CoP「ハロウィンにマント着てきて『おかしくないでしょうか…』とかな! 『私…馴染めているでしょうか…』ってちょっと心配になったりな!」

PaP「CoPさんそんなにがぶがぶ飲まないほうが」

CoP「私服をはじらったり、不安な様子で一緒にいてほしいっていうとかな! 聞いてるかオイ」

PaP「まぁまぁ座って座って。CuPくんも手伝ってよ」

CuP「俺? 俺はまだ飲めるよ」ゲラゲラ

CoP「♪押し迫る…世紀末を超えて…僕らはゆく…」ブツブツ

PaP「うわぁ……すいませんお冷ください」

CuP「あぁ…よし、俺の話が聞きたいのか。いいぞ。ああそうだ、ほたるの話でもしようか」

PaP「聞いてないんだけど……」

CuP「ほたるはな、若干13歳でもう複数のプロダクションを経験している。原因はたしかに厳しいことかもしれない。でもさ、前向きにとらえよう」

PaP「お、おう」

CuP「その年齢でそれだけの経験があるってのはすごいことだ。新しい環境に飛び込むのは誰だって大変だし、だからこそ大きな成長につながる」

CoP「♪むげーんだーいの…夢の…あとじゃ…」ブツブツ

CuP「しかも! ほたるはそういった境遇でもトップアイドルになることをあきらめない! がんばり続ける! これがいかにすごいことか!」

PaP「それは確かに。あ、すいませんお茶漬けひとつ」

CuP「そして、『みんなが幸せになってくれたら…それだけでいいんです…!』とか言うんだよ! こいつを幸せにしてやらないと男が廃るっ!」

PaP「鮭茶漬けうまー」

>>28
調べたのにミスった…
CuP「まぁなにが言いたいかというと、ほたるは守ってやりたいアイドルだってことだ」

PaP「庇護欲を誘うってやつだね」

CoP「ああん? そんなやつならうちだっているぞ!」

CuP「えっ、いるかぁ?」

CoP「小梅とかありすとか乃々とか」

CuP「いつもからかってるじゃん!」

CoP「じゃあ由愛はどうだ!」

CuP「う、うーん確かにあの子は、そうだなぁ」

PaP「うちには……いないな……」

CuP「まぁうちはもっといるけどな! 歌鈴とか美穂とか智絵里とか小春とか加奈もそうか」

CoP「ぐぬぬ…。あれ、杏ちゃんは?」

CuP「あいつはなんか違う。庇護っていうか介護っていうか」

PaP「介護が必要なのは今のふたりでしょーが。ほらそろそろ帰るよー」

CoP「うあーおれはまらろめるぞぉ〜」

PaP「はいはい。お迎えが来てるからしゃっきりしておくれ」

CuP「え? なんだって?」

PaP「あ、ごめんね。あとはよろしくね」

まゆ「うふふ…さぁ一緒に帰りましょうねぇ」ギュッ

CuP「え、あ、お、おう」

PaP「こっちもごめんねー、よろしくー」

千秋「まったく、仕方のない人ね」

CoP「ち、千秋…こ、これは違……」

PaP「さーて俺も帰るとしますかね」

友紀「あれっプロデューサー? 奇遇だね!」

PaP「げ。お前こんなとこでなにして……」

友紀「さぁさぁあっちのお店いこっ!」グイグイ

PaP「帰してくれぇぇぇー!」




おしまい

ありがとござましたー
画像先輩いつもありがとです

23:30│モバマス 
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