2014年12月24日

綾瀬穂乃香「今日は特別な夜。」




しんでれらがーるずしょうがっこう いちねん



あやせほのか





ねんれい 6歳



たんじょうび 5がつ29にち



しょうらいのゆめ ばれりーな











SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401281220





モバP「穂乃香、小学生の頃の写真用意できるか?」



綾瀬穂乃香「はい、問題ないですが……何故ですか?」



モバP「今度の企画で芸能人の幼少期について特集するみたいなんだが、そのオファーがあってさ。仕事、入れてもいいか?」



穂乃香「ぜひ、お願いします。でも、写真だけでいいんですか?」



モバP「特集組まれるのは、大物の芸能人の方だから。」



モバP「メインはその人たちなんだ。」



モバp「VTRの合間に、ひな壇の芸能人の子供の頃の写真もちょこちょこ出していくみたいでね。穂乃香はそのひな壇の方。」



穂乃香「分かりました。今日の夜にでも探してみますね。」



モバP「あぁ。よろしく頼むよ。」







穂乃香「えっと、確かこの辺に……あった!」



穂乃香「わぁ、懐かしいですね。」



穂乃香「これは運動会、これは学芸会。こんなに小さかったんですね、私。」



穂乃香「あー……ありましたね、そんなことも。」



穂乃香「卒業アルバムか……。」





ほのかちゃん卒業してもまた遊ぼうね!



6年間ありがとう!どうそう会でまあ会おうね!



バレエ頑張ってね!応援してるよー!





穂乃香「結局、会えてませんね。」



穂乃香「みんな、元気だといいのですが……」







穂乃香「もっと小さい時のは……えっと……。」



穂乃香「あ……これは……作文?」



穂乃香「一年生……入学してすぐに書かされたんですね。」



穂乃香「何書いてたっけな……。」





しょうらいのゆめ



いちねん〇くみ☆ばん あやせ ほのか





穂乃香「将来の夢……」







わたしの しょうらいの ゆめは

バレリーナです。



なぜかというと かっこよくて

かわいくて あこがれだからです。



なので、 まいしゅう

バレエのせんせいに かよっています。



れんしゅうは たいへんだけど

じょうずにできたら パパもママもほめてくれるので

たのしいなぁ とおもいました。









いっぱい どりょくすれば



きっとバレリーナになれるって



せんせいがいっていたので



そうなのだと思うので



がんばりたいです。









穂乃香「……。」



穂乃香「努力したら、きっと叶うか……。」



穂乃香「そうだったのかも……しれませんね。」







穂乃香(今日は、大物芸能人の幼少期特集の撮影日です。)



穂乃香(トークはあまり得意ではないですが、昔よりは慣れたと思います。)



穂乃香(練習の成果は必ずでるはず……。)



穂乃香(台本も読み込んだから、きっと大丈夫……。)



穂乃香「……そうだよね、ぴにゃこら太?」ナデナデ



ぴにゃこら太「……。」







穂乃香(すごいなぁ……大物さん。)



穂乃香(あれだけの障害を乗り越えて、ここまでたどりついたんですね……。)





司会者「いやー、大物さんの幼少期。なかなか壮絶でしたねぇ。途中で心折れたりとかしなかったんですか?」



大物「まぁ、子供の頃からの夢だからねぇ……。」



大物「そう簡単には引けなかったよ。」



大物「それに、一度決めたことをやり通せない人間は、何事も成し遂げられんよ。」





穂乃香(……っ!!)







大物「だから、辞めたいなんて一度も思わなかったね。」



大物「最近の若者は、途中でコロコロ目標を変えるような芯の通ってない連中が多いもんでねぇ。」



大物「嘆かわしいですなぁ……。」



穂乃香(……。)



司会者「はー、そうですかぁ」



司会者「どう、穂乃香ちゃん?若い子的にはどう思うのかな?」



穂乃香「え?……あ、いや……。」







穂乃香「あの……その通りだと思います……。」



司会者「……ふぅん?」



穂乃香(しまった……)



司会者「そ。じゃあ、○○ちゃんはどう思う?」



アイドル「そうですね、私は……。」



アイドル「確かに芯があってコシの強いらぁめんも美味ですが、時には、柔らかく舌触りのよいらぁめんも一興かと。」



芸人「あー、確かにね!たまには柔らかい麺も……」



芸人「……って、ラーメンの話ちゃうわ!!」



ワハハハハハハ







穂乃香(……。)



穂乃香(いつ振られてもいいように、常にコメントは考えていたのに。)



穂乃香(大物さんのセリフで動揺してしましました。)



穂乃香(どうして、こんな時に限って……。)



穂乃香(いえ、そんなのは言い訳です。)



穂乃香(私がもっと頑張れば。)



穂乃香(頑張れば……。)



穂乃香(……。)







穂乃香(今日のお仕事は、柚子ちゃん、忍ちゃんと一緒。)



穂乃香(フリルドスクエアのお仕事です。)



スタッフ「ここで、ドーンときてバーンときたらガツンとやっちゃって!」



工藤忍「は、はい……?」



スタッフ「期待してるよーん!じゃ、がんばってね〜」



スタスタスタ



穂乃香「……えっと、どういう意味だか分かりました?」



工藤忍「いや、全然……。」



喜多見柚「まー、細かい事は気にせず、気楽にやれって事じゃないのかなっ?」



穂乃香「そうなんでしょうか……。」







陶芸家「……ということですな。」



藤原肇「では、みなさん!よーい、はじめっ!」



穂乃香(お仕事の内容は陶芸体験。)



穂乃香(陶芸家の先生に加えて、祖父が陶芸家という肇さんがアドバイスをくれます。)



肇「いい感じですね、柚さん。」



柚「えへへっ……そうかなっ?なんとなーくやって見たんだけどさっ!」



肇「ええ。そういう感覚は大事にした方がいいですよ。」



柚「やったー!褒められよ、Pさ……じゃなくて、忍ちゃん!」



穂乃香(柚ちゃんはセンスがあって羨ましいです。ダンスもトークもすぐに出来てしまいます。)



穂乃香(練習の成果もあるけど、きっと才能も……ありますよね。)







肇「忍さんは……あーその、なかなか個性的ですね。」



忍「うぐぐ……何のこれしき!もっと、頑張る!」



穂乃香(忍ちゃんはとっても、努力家。)



穂乃香(小さい頃からアイドルに憧れて、両親の反対を押し切っての上京。)



穂乃香(青森の訛りもラジオを聞きながら、努力で直したそうです。)



忍「努力で勝利をつかむの!」











穂乃香(努力……。)



穂乃香(私も、もしバレエを続けていたら)



穂乃香(……なんて思ったり。)



穂乃香(そんなこと考えてもどうしようもないのですが。)



肇「すごいですよ!穂乃香さん!」



穂乃香「えっ…?」



肇「本当に初めてですか!?ここまで出来る人なかなかいないですよ!」



穂乃香「いえ、そんな……。」







陶芸家「どれどれ……ほう、これはなかなかの出来ですな。」



陶芸家「もし、芸能人でなければ弟子にしたいくらいだ!」



穂乃香「そんな……ありがとうございます。お世辞でも、嬉しいです。」



陶芸家「いやいや、私はお世辞なんて言わないよ。もし、アイドルを辞めたくなったら、ウチに来なさい。みっちり鍛えてあげるから。」



肇「私だって、誘われたことないんですよ。流石です。」



穂乃香「あ、ありがとうございます!」



柚「あー、穂乃香ちゃんがとられちゃうよー!」



忍「むぐぐ……私も頑張れば……。」



肇「では、皆さんそろそろ次のステップに移りましょうか!」







柚「じゃ、また明日!」



忍「事務所でねー!」



穂乃香「はい。お疲れ様でした!」



穂乃香(陶芸家……か。)



穂乃香(社交辞令でしょうが、少しはセンスがあるのでしょうか。)



穂乃香(……努力してきたバレエではあんなに褒められたことはないのにな。)







穂乃香(もしかしたら、もっと自分の才能を活かせる仕事があるのでしょうか?)



穂乃香(今の仕事はどうなんでしょうか……。)



穂乃香(アイドルの才能、私には……。)



???「あれ?綾瀬さん?」



穂乃香「?」



穂乃香「もしかして、小学校の頃の……○○さん?」



友人A「久しぶりー!元気だった?」







穂乃香「はい!元気でしたよ!○○さんは?」



A「元気すぎて、困るぐらい!本当に懐かしいね〜。バレエはまだやってるの?」



穂乃香「……やめちゃいました。」



A「そっか〜。今は何かやってるの?」



穂乃香「えっと……その……アイドルを……。」



A「アイドル!?すごーい!CDとか出てるの?」



穂乃香「そこまでは…….。まだまだ、駆け出しなので。」



A「へぇ〜。あの真面目な綾瀬さんが……。」







A「あー、でも、分からなくはないかな。」



穂乃香「そうですか?」



A「うん。バレエの舞台での穂乃香ちゃんは輝いてたからねぇ。」



A「すっごく楽しそうだったし。」



A「あの嬉しそうな笑顔を見てたら、私まで嬉しくなっちゃったよ!」



A「そういう意味では、アイドルの素質は十分なんじゃないかな?」



穂乃香「あ、ありがとうございます。」



穂乃香(何だかちょっぴり恥ずかしいですね。)







穂乃香「○○さんは、今何を……?」



A「私はね、先生になろうと思って。」



穂乃香「先生ですか。」



A「そ。学校の先生。生徒に勉強を教える仕事。」



A「昔、穂乃香ちゃんに教えてもらったとき、わかりやすくてさ。」



A「あぁ、こういう先生がいたら、もっと勉強できたのになって思ってね。」



A「なら、私がなれば……みたいな?」



穂乃香「でも、○○さんって、言いにくいですが成績は……。」



A「そ、それは……確かに酷かったけど、今はそこそこだよ〜。勉強してるもん。」



A「やっぱり、自分の夢だからね。」



穂乃香「夢……。」



A「うん。絶対に叶えたいからね。頑張るよ」



穂乃香「……。」





穂乃香(本当に、これで良かったのでしょうか……。)



穂乃香(小さい頃はやりたいことが沢山あって、全部叶えられると思っていました。)



穂乃香(バレリーナも、教師も、アイドルも。)



穂乃香(陶芸家も、もしかしたらノーベル賞でさえも。)



穂乃香(結局、大人になるにつれて、不可能なことが増えていきましたが……。)









穂乃香(でも、本当に『不可能』だったのでしょうか?)









穂乃香(バレエは、もしかしたら越えられる壁だったかもしれない。)



穂乃香(アイドル以外の選択肢があったかもしれない。)



穂乃香(アイドルにもいつか限界を感じてしまうかもしれない。)



穂乃香(……アイドルはとっても楽しいです。)



穂乃香(とても、楽しいけれど……)



穂乃香(だからこそ、余計に不安になってしまいます。)





穂乃香「どうすればいいと思う?……なんて、ぴにゃこら太に聞いても仕方ないかな。」ナデナデ



ぴにゃこら太「……。」



穂乃香「うん……だよね。」ナデナデ











穂乃香「よし!切り替えましょう!柚ちゃんみたいに元気に……。」



prrrrrr



穂乃香「もしもし」



モバP「穂乃香、この後の仕事のことなんだが」



穂乃香「はい。」



モバP「急遽キャンセルになった。」



穂乃香「え……?」





モバP「だからこの後すぐに、事務所によってくれないか?」



モバP「そのことで少し、話があるから。」



穂乃香「わかりました。」



モバP「待ってるからな。じゃ、また後で!」



ツーツーツー



穂乃香「……。」







穂乃香「ただいま戻りました。」



シーン



穂乃香(真っ暗ですね……プロデューサーさんは、出かけてるんでしょうか?)



穂乃香「プロデューサーさん?いますか?」



シーン







穂乃香「……。」ギュッ



ぴにゃこら太「……。」



穂乃香「……暗くて何も見えないです。」



穂乃香(普段は五月蝿いぐらいに賑やかなに、こうも静かになると……。)



穂乃香(心細くて、不気味ですね。)







ガタッ



穂乃香「!?」



穂乃香「だ、誰かいるんですか……?」



穂乃香「いるなら返事を……。」



シーン





穂乃香「……。」



ガタガタッ



穂乃香「!?」ビクッ







穂乃香(とりあえず、電気をつけなきゃ……。)



ふふふふふふふ……



穂乃香(うぅ……。)



穂乃香(えっと、確かこの辺に……。)



穂乃香(早くしなきゃ……)



パチッ





























「「「穂乃香ちゃん、誕生日おめでとー!!」」」

































穂乃香「え?」







忍「おめでとー!穂乃香ちゃんっ!」



柚「いやー、すっかり大人だねっ!」



モバP「おめでとう。穂乃香。」



穂乃香「えっと……お仕事は?」



モバP「あぁ。アレはキャンセルじゃなくて、もともと無かったんだよ。サプライズにしたくてさ。」



渋谷凛「ふーん、やるじゃん。プロデューサー。」



モバP「まったく、美玲がガタガタ音ならすから、気づかれたと思ったじゃないか。」



早坂美玲「仕方ないだろっ!椅子の下にこんなに人が入るわけないじゃないかっ!」ガルル



モバP「楓さんも笑ってるし……。」



高垣楓「椅子の下はきついっす……ふふっ……。」







島村卯月「まあまあ、いいじゃないですか。気づかれなかったんですし。」



本田未央「ほら、お祝いがいっぱいだよ!」



穂乃香「料理がこんなに……すごい!」



三村かな子「ケーキは私が焼いたんですよ!」



椎名法子「ドーナッツは、私が!」



ちひろ「ドリンクも各種取り揃えましたよ!一杯100モバコインです!」



橘ありす「パスタは私が作りました。特製です。」



柚「え"っ……。」







穂乃香「うわぁ!嬉しいです!みなさんありがとうございます!」



柚「プレゼントもあるよー!これ!」



ジャーン



忍「柚ちゃんと作ったんだっ!」



穂乃香「これは……ぴにゃこら太のパペット?手作りしたんですか?」



柚「うん!亜里沙さんにも手伝ってもらったけど……。」



穂乃香「ふわぁ……かわいい!!ありがとうございます。」







モバP「穂乃香。」



穂乃香「はい。」



モバP「今まで、ありがとうな。これからも、よろしく。」



穂乃香「こちらこそ、よろしくお願いします。」



モバP「なぁ、穂乃香。前に、アイドルの仕事が楽しいって言ってたよな。」



穂乃香「はい。」



モバP「多分、それが全てなんだと思う。」



穂乃香「どういう意味ですか?」



モバP「穂乃香って真面目だから、すぐ思いつめちゃうことを心配してたんだけど、」



モバP「自分が本当にやりたい事をやれてるのなら、それで十分だと思うよ。」



穂乃香「……。」





モバP「それに、あの楽しそうな笑顔を見たときに、何ていうのかな?」



モバP「心が豊かになるというか……この子なら日本中、いや、世界に笑顔を届けられるって、そう確信したんだ。」



モバP「少なくとも、俺はいつまでもみていたいなって思った。」



モバP「まぁ、他の仕事だったら、こんな悠長なことは言ってられないかもしれないが」



モバP「俺のプロデュースの下でアイドルやってるうちは、俺が最後まで責任もつからさ!」



穂乃香「Pさん……。」







城ヶ崎美嘉「せ、せ、責任って……」//



凛「ふーん……大胆な告白だね。」



モバP「え、いや、そういう意味じゃあ……。」



佐久間まゆ「Pさぁん……?もちろん、まゆとも最期まだいてくれますよねぇ?」



和久井留美「あら?プロデューサー、私の側にいてくれるんじゃらなかったのかしら?」



モバP「あれ?何か雰囲気が……?」



片桐早苗「シ・メ・る」



<いやああああああああああああああああああああああああああ







ワーワーワー



忍「やっぱり、うちの事務所は賑やかだね。」



穂乃香「ふふっ、そうですね。」



忍「私も、今を楽しんでいいのかな……。」



穂乃香「え?」







忍「不安だったんだよね。昔から、アイドルになることしか考えてなかったから。」



忍「もし、なれなかったらどうしようって。」



穂乃香「忍ちゃん……。」



忍「でも、穂乃香ちゃんと柚ちゃんと……事務所のみんながいれば、なんとかなる気がしてるよ!」



穂乃香「……はい!」



忍「それに、何かあったらPさんが責任とってくれるらしいし、ね?」



<落ち着け、まゆ……おい!凛そんなとこひっぱっちゃらめえええええええええええ



穂乃香「ふふっ……そうですね。」







柚「私も仲間にいーれーてっ!」ギュッ



忍「柚ちゃん!」



柚「何をはなしてるのかなっ?」



穂乃香「えっと、大したことじゃないですよ。」



柚「ホントかなぁ?……まっ、いいやっ!」



柚「あっちにさ、パスタの犠牲にならなかった……じゃなかった余った苺があるから、食べにいこうよっ!」



忍「そうだねっ!早くしないとなくなっちゃいそう。」



柚「いそげーいそげー!」







穂乃香(昔なりたかった自分とは、違うかもしれない……)



穂乃香(もしかしたら、才能がないかもしれない……)



穂乃香(でも……)



穂乃香(アイドルを楽しめてる。)



穂乃香(支えてくれる人達がいる。)



穂乃香(今は、それで十分な気がします。)



柚「ほらほらっ!私たちも行こっ!」



忍「穂乃香ちゃん!早く早く、」



穂乃香「はい!」





穂乃香(何が正解かなんて、私にはわからないけど)



穂乃香(この先答えが見つかるかなんて、誰にもわからないけど)



穂乃香(少なくとも今は……)



穂乃香(……今日は特別な夜になりそうです。)













シンデレラガールプロダクション



綾瀬穂乃果 17歳



誕生日 5/29



将来の夢 トップアイドル









おわり





08:30│綾瀬穂乃香 
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