2014年12月25日

あやめ「わたくしのキャラ、薄くないでしょうか……」みく「っ!?」


みく「その発言に全みくが驚天動地だよ。突然何を言いだすの。忍ドルが薄かったら、じゃあ逆に何が濃いのって話にゃ」



あやめ「いえ、それはわかっているのですが……わたくしから忍者であることを除けば、果たしてどうでしょう」





みく「どうしたって除けない要素だと思うけど……呪われた装備並に外せない称号だにゃあ」



あやめ「いいえ!今一度、良く考えてください!例えば蘭子殿から、厨二要素を省いたとしましょう!」



みく「……ただの良い子だにゃ」



あやめ「いいえ!ただの良い子ではありません!凄く良い子です!」



みく「待ってあやめチャン。そもそも比較対象がおかしいよ。見た目はクール、性格はキュート、存在がパッションな蘭子チャンにキャラで挑むのが間違ってるにゃ」



あやめ「むっ……それならば、別の例えです。前川殿から猫要素を省いたとしましょう」



みく「ただの可愛い女の子だにゃあ」



あやめ「違います。可愛いメガネ委員長キャラになります」



みく「自称可愛いに突っ込んでよ、頼むから。スルーが一番ハートに来るんだにゃ。みくのメンタルは幸子チャンほど強くないにゃ」







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あやめ「前川殿!猫属性と委員長属性を切り離して所有するなど、卑怯ではないですか!二面性……所謂ギャップ萌えというやつですか!」



みく「委員長属性は知らない間に勝手に付いてたから、みくの与り知らぬところなんだけどにゃあ……」



あやめ「私はこの性格が素である以上、二面性を出すのは難しいですし……」



みく「みくの猫キャラが素じゃないみたいな言い方はやめて」



あやめ「ベースとなる性格が普通過ぎるのでしょうか。例えば裕子殿などは……こう言っては何ですが、サイキッカーである前にアホの子ですよね」



みく「言いやがったにゃ。あやめチャンが毒吐き始めたよ、どうしよう」



あやめ「生真面目で言葉使いが堅い系女子……需要は果たしてどの程度なのでしょうか……」



みく「自覚があるならどうとでもなるって。ていうか普通に需要あると思うけどにゃあ、生真面目女子」



あやめ「ほう。それは具体的に、どのような層に?」



みく「ちょっと待とうよ、その質問は難易度高いよ。具体的に返答できる類の問題じゃないよ」



あやめ「わたくしのファンとは……それ、即ち忍殺のファンなのでは?」



みく「アイエエエ!?ナンデ!?その結論ナンデ!?」







あやめ「考えても見てください。わたくしのファンになってくださる方が先ず最初に目を付ける部分と言ったら、何処ですか?」



みく「……まあ、そりゃ忍者…忍ドルな部分だろうけど…」



あやめ「はい……つまり、わたくしで無くとも良いでは無いですか。忍ドルだったら良いのでしょう? 凛殿が忍ドルだったら、皆其方に鞍替えするのでしょう?」



みく「えぇー……今日はまた、なんでそんなに自虐的なの……」



あやめ「気付いたのです……忍者なだけでは生き残れない、と……忍者プラスαが、今のわたくしには必要不可欠だと……」



みく「いや必要ないって……あやめチャン、今でも十分キャラ立ってるって……」



あやめ「果たして本当にそうでしょうか。もしわたくしが脚光を浴びたとして、度重なるメディアへの露出に耐えうるだけキャラクター性を、わたくしが秘めているでしょうか?」



みく「う、うん。秘めてるって。さっきからそう言ってるにゃ」



あやめ「笑止」



みく「笑止なんて平然と使える時点で凄く濃いキャラしてるんだけどにゃあ……」



あやめ「それだけのキャラクター性を秘めているのはわたくしではなく、忍者という称号なのでは? 忍者だから、わたくしはアイドルになれたのでは?」



みく「あやめチャンの中での忍者という称号、最早神格化されてないかにゃ? こう、スピリチュアルなナニカを感じるにゃ……」







みく「………真面目な話をするとね、あやめチャン。確かに忍ドルって要素は、あやめチャンの需要の大部分を占めると思うよ?」



あやめ「……やはり、そうですよね……」



みく「だけど考えてみて。例えばさっきの例えの通り、しぶにゃんが忍ドルになったとするにゃ。……でも、私はそれがウケるとは思わない」



あやめ「……どうしてですか? 忍者は無敵です。そんな筈が……」



みく「しぶにゃんじゃ、いつかどこかでボロが出るからね。いくら忍者なアイドルが強力な武器でも、使いこなせる知識が無いと無用の長物にゃ」



あやめ「………前川殿」



みく「いくら忍者が無敵でも、それを扱えるのは限られた人だけ。 あやめチャンが忍ドルでやってけるのは、その素養があるからに他ならないにゃ」



あやめ「………成程。……わたくしは、何を迷っていたのでしょう。徒手で挑もうなどという自惚れて、今この瞬間に断ち切れました!」



みく「まあもっとも、みくは堅苦しくて生真面目なあやめチャンも好きだけどにゃあ」



あやめ「ふふっ、お世辞は結構ですよ。貴重なお言葉、誠に感謝します」



みく「気にしなくていいにゃ。困った時はお互い様だからにゃ」



あやめ「修行の時間も近づいて参りましたので、この辺りで御暇致します! つまらぬ愚痴に付き合って頂き、有難う御座いました! それでは、ニンッ!」



みく「――――………みくも自分のキャラ、見つめ直そうかなぁ……」









おしまい







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