2015年02月06日

モバP「ん?これは…」

昼 事務所



モバP「気づいてはいけない事を気づいてしまう薬?」



ちひろ「そうです、志希ちゃんが作ってくれたんですけど…」





モバP「はい」



ちひろ「はい」



モバP「飲みました」



ちひろ「なにやってんだ」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1413527380



モバP「いやぁ、もうこれお約束ですし、だから無理矢理飲まされる前にもういっそのことね?」



ちひろ「だからって飲まないでくださいよ、描写もなしに」



モバP「…」



ちひろ「どうしました?いきなり黙って…」



モバP「描写」



ちひろ「えっ?」



モバP「描写ってなんですか?」



ちひろ「…そんなこと言いましたっけ?」



モバP「言いましたよ」



ちひろ「そんなこと言われても…聞き間違いじゃないですか?」



モバP「そうですかね?」



ちひろ「疲れてるんですよ、休憩したらどうです?」



モバP「変な薬飲んだし、そうします」

休憩室



モバP「はぁ…よっこいしょ」



モバP「あー、昼とはいえ真っ暗だなここ…よく眠れそうだ…」



凛「そうだね」ヌッ



モバP「!?凛…お前…」



凛「…」フフッ



モバP「なんか擬音出てるぞ」



凛「擬音!?」ガビーン!



モバP「ガビーンとか古すぎるだろ」

凛「ど、どういう事なの擬音って?」ウーン



モバP「いや、見えるんだよ、→にあるのが」



凛「右?」クルッ



モバP「いや、右じゃなくて→」



凛「なにそれ、からかってる?」ムッ



モバP「いやいや、別にからかってないぞ」



凛「ふーん…なら病院に行った方がいいんじゃない?」



モバP「あー、そうだな…いやでも志希の薬の効果だろうし大丈夫だよ」



凛「なんだ、また志希か…そういう事なら解毒剤貰ってくるよ、きっと作ってあるだろうし、待ってて」ダッ



モバP「あ、おい…」



モバP「うーん、別に何か害があるわけじゃないし大丈夫なんだがな…」

モバP「ムニャムニャ…森久保、髪にいもけんぴついてる…」モゾッ



モバP(……ん?何かがお腹の上に乗っている感覚が…)パチッ



蘭子「休息からの帰還、大義であった!(あっ、ようやく目が覚めましたね?)」



モバP「蘭子…お前…」



蘭子「は、腹をまたいでいるのは貴様が起きぬからよ!(かっ、勘違いしないでくださいっ!別にPさんが喜ぶと思ってしたわけじゃ…)」プイッ



モバP「(  )ってなんだ」



蘭子「なに?(なんのことです?)」



モバP「いや、なんか蘭子の言葉の中に…翻訳的な(  )があるんだが…」



蘭子「もしや覚醒したのか!?(も、もしかしてそういう能力に目覚めたんですか!?)」



モバP「そう…なのか?いや、これもきっと薬のせいだな」



蘭子「忌まわしき魔道具!してそれはいずこに!(薬!そんなものがあるんですか!私も能力に目覚めたいです!)」



モバP「多分頼めば志希が作ってくれると思うが…」



蘭子「ならば往こう!さらばだ我が友よ!緑の天使によろしく頼む!(じゃあ志希さんの所にいってきますね!そういえばちひろさんが呼んでましたよ)」タッタッタッ



モバP「分かったよ、ありがとう蘭子、それじゃあな」



ガチャ バタンッ



モバP「……」



モバP「やわらかかった」

事務所



モバP「さて、ちひろさんが呼んでるからと戻ってきたものの…姿が見当たらないな」



モバP「仕事して待ってるか…」



モバP「よし、結構長い時間寝たから攻コストが溜まってるな!さっそく道場めぐりを…」



モバP「……」



モバP「攻コストってなんだ」



モバP「いや、考えないようにしよう」



モバP「気を取り直して今日はどこの道場にお世話になろうかな」ポチポチ



モバP「……」



モバP「あれ?道場って言ってるけどこれ八百長じゃね?」



モバP「い、いやいや…そんなはずない、きっと大丈夫、若葉さん並みに合法なはずだ」

モバP「なんだか症状が悪化してきているような…」



モバP「気を取り直してイベントを…おっ、今はロワイヤルだったな」



モバP「早速やるか」ポチッ



モバP「ほほう、相手は卯月の嫁艦隊か」



モバP「…」



モバP「ん?」



モバP「何で同じ人間が10人も居るんだ」



モバP「そもそもliveバトルってなんだ」

モバP「なんだか気づいてはいけない事に気づきはじめている気がする」



モバP「スタドリでも飲んで落ち着こう」



モバP「いや、スタドリってなんだ…こんなの現実だったら違法薬物なんじゃ」



モバP「現実?いや、ここが現実だろ?」



モバP「つ、疲れてるんだな…ハハハ」



モバP「スタドリはまた後にしよう」

モバP「もう凛が解毒剤を持ってきてくれるまで寝ていよう」



モバP「ん?こんな所に手鏡が…」スッ



モバP「…あれ?」



モバP「おかしいな…」



モバP「何で俺の頭はPの形をしてるんだ?」



モバP「おかしいな、目も鼻も口もないし…」

凛「モバP!持ってきたよ解毒剤!」



モバP「り、凛…?」



凛「これを飲んだらすぐ治るよ!」



モバP「お前…凛なのか…?」



凛「そうだけど…どうしたの?そんな顔して」



モバP「ひっ…く、来るな!」



凛「えっ?なにそれ、それがアイドルに言うこと?」



モバP「こんな目のでかい人間普通じゃない、何で今まで気づかなかったんだ…」ブツブツ



凛「目?何を言って…」



モバP「く、くるなあ!」ダッ



凛「モバP!?そっちは窓…!」

モバP「に、逃げないと…!この世界はおかしい!」



モバP「逃げ…!」



バチチッ!



モバP「っ…!」



志希「スタンガン用意しといてよかった〜」



モバP「…」バタッ

モバP「…ん?」パチッ



モバP「あれ、寝てたのか…俺」



モバP「んー…何か大事な事を忘れてるような…」



ちひろ「あ、モバPさん起きましたか?」



モバP「ちひろさん、居たんですか」



ちひろ「ええ、お加減はどうです?」



モバP「なんだか体のあちこちが痛む気がしますけど、おおむね大丈夫です」



ちひろ「そうですか、それは良かったです」

モバP「それじゃあ、十分眠りましたし仕事始めましょう」



ちひろ「ですね、終わったら久々に飲みに行きますか?」



モバP「いいですね、後で予約を…」



ガチャ



志希「ちひろちゃーん、新しい薬できたよー!」



ちひろ「あら、ありがとうね、お礼は…」



志希「お礼なんていいよー貴重な実験ができたし!」



モバP「実験って…何やったんだお前」



志希「あっ、覚えてないんだっけ?」



ちひろ「そういえばそうでしたね」



モバP「えっ、俺何かされたのか?」



志希「あ、レッスンの時間だー!」ダッ



ちひろ「あ、電話しなくちゃいけない時間でした!」ダッ



モバP「お、おい!ちひろォ!志希!待て!」ダッ



終わり



20:30│モバマス 
相互RSS
Twitter
更新情報をつぶやきます。
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: