2015年02月19日

美希「はぁ〜 やっぱり冬にはこたつは欠かせないの」

やまなしおちなし日常系ss短めです。



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―765プロ事務所―





美希「はぁ〜 やっぱり冬にはこたつは欠かせないの」



伊織「そうね〜 ほんと、こいつを発明した人にはこのスーパーアイドル伊織ちゃんが直々に感謝の言葉を贈りたいわ」



真「休憩スペースのソファーと机をどかしてこたつ置いたのは正解だったね。こたつに入りながらテレビも見れるし」



美希「全くなの」



真「ねぇ、そういえば伊織の家にもこたつってあるの?」



伊織「何よ、家にこたつがあったらいけないっていうの?」



真「いや、ほらなんかもっとこう……凄そうな暖房設備とかありそうだから……あっ、このミカン美味しい」



伊織「まぁ確かに家は床暖房完備だし、空調設備も整っていて室内は常に快適な温度で保たれるようにはなっているけれども……なんかこいつじゃないとしっくりこないのよね……あら、ほんと美味しい」



真「あはは、意外なところで庶民的なんだから」

美希「ねぇねぇデコちゃん。ミキにもミカン取って」



伊織「はぁ!? こたつの上にあるのに!? そんなの身体起こせば手が届く位置にあるじゃない、自分で取りなさいよ!」



美希「む〜り〜な〜の〜」



伊織「……絶っっっ対取ってあげない」



美希「もう!デコちゃんの意地悪! ……真く〜ん」



真「しょうがないなー。何個?」



美希「あはっ、1個でいいよ。さすが真くん、話が――」



真「はい、ちゃんと受け止めてね」



美希「わかるのって、キャッ! ……もう! 投げるなんて酷いの!」

真「へへっ、投げてないもーん。転がしただけだよ――って、あっこら!ちょっと美希! ボクの足、蹴るなよ!



美希「真くんが意地悪するのが悪いんだよ!」



真「わかったわかった、ボクが悪かったから――って、ちょちょちょちょっと! どさくさに紛れてどこ蹴ろうとしてるんだよ///」



美希「あっ、ごめん真くん/// わざとじゃないんだよ……ぷにぷに///」



真「ぁんっ/// い、今のは絶対わざとだ/// こんのぉ……行儀の悪い足はこうしてやる!」



美希「あっ/// ダ、ダメ……真くん!」



小鳥「!?」ガタッ



小鳥(くっ! ダメよ小鳥、仕事がまだ残っているわ!)

美希「あはっ、あはははは! 足の裏こしょこしょするのはダメなの!」



伊織「……」



真「ボクの乙女を踏みにじった罪、思い知るがいい!」



美希「あははは!ま、待って! そんなにくすぐられるとが、我慢できなくなっちゃうから!お、おトイレ……」



小鳥「!?」ガタッ



小鳥(あぁ、どうして今日に限ってビデオカメラの充電切れてるのよ!)



小鳥(……私も3人と一緒にキャッキャッしたい)



伊織「……」



伊織「ちょっとあんたたち、私を間に挟んでいつまでイチャついてるのよ」



美希「いたーいっ! ちょっといきなりデコピンするだなんて! ミキのおでこ、デコちゃんみたいになったらどうするの!?」



伊織「どーいう意味よ! ったく……はい」



美希「えっ、デコちゃん……ミキのためにミカンの皮剥いてくれたの?」



伊織「違うわよ。自分で食べようと思ったんだけどお腹いっぱいになっちゃって、もったいないからあんたにあげるだけよ」



美希「……そうなんだ」



美希(それなのにミキが嫌いな白いやつ、ちゃんと取ってあるの)



美希「あはっ、それじゃもったいないからミキが食べてあげるね」

真「ふぅ……助かったよ、伊織」



伊織「あんたも半分悪いんでしょ?」



真「あいた!」



伊織「おあいこ」



真「あはは……あっそうだ! ねぇ、そんなことよりも二人とも、この雑誌の特集記事見てよ。ほらこれ!このフリフリが付いている服、可愛いと思わない?」



伊織「……」



美希「……」



美希「ねぇデコちゃん。最近、小鳥少し太ったと思わない?」



小鳥「!?」ガタッ



伊織「あーやっぱりあんたもそう思う? なんか一段と太ももあたりがむっちりしてき――」



真「ちょっと二人とも! 小鳥さんの話はどうでもいいんだよ!」



小鳥(どうでもいい!?)

真「ボクの話あからさまに逸らして! ねぇ、これ絶対ボクに似合うよね?」



美希「却下」



伊織「ないわね」



真「えぇ、なんで!? ちゃ、ちゃんとよく見てよ……ほらここ! 『これを着こなせばどんな女の子もお姫様に☆』って書いてあるじゃん。だからきっと、ボクにも似合うと――」



伊織「……あんた、聞いたわよ。今撮影している特撮ドラマで、主役の俳優よりもバリバリスタントこなしたんだって? そんなもんだから監督に気に入られちゃって配役交代しようか検討中っていうじゃない」



美希「えっホント!? 真くん凄い!」



真「えっ、いやそれはその……」

伊織「しかも、そのせいで主役の俳優が寝込んで三日も撮影に来なかったっていうオチ付き」



伊織「そんなレジェンドを作るあんたがこんな服着てスタジオに行ってみなさいよ。それこそレジェンドだわ」



真「うぅ……そんなことないもん……みんな可愛いって言ってくれるはずだよ」















伊織「……今のままでも十分可愛いわよ」ボソッ



小鳥「!?」ガタッ

真「えっ何?ごめん、よく聞こえなかった」



伊織「ななななんでもないわよ! とにかく却下よ却下!」



真「はいはい、申し訳ございませんでした伊織お嬢様っと……ちぇ〜絶対ボクにも似合うと思うのになー」



伊織「ふん!」



美希「……」



伊織「な、何よ!ニヤついた顔で私を見つめて、なんか文句でもあるの!」



美希「べっつに〜 やっぱりデコちゃんは可愛いなぁって思っただけだよ」



伊織「んなっ!?///」



美希「でも、真くんはデコちゃんにあげないもんね〜。あはっ、真くーん!」



真「うわわ〜ちょっと美希!いきなりくっつくなって!」



美希「ねぇ、今度一緒に買い物行こうよ!ミキが真くんに似合う服見てあげるから」



真「ほんと!? じゃ、じゃあこの服のメーカーがたくさんあるところに…」



美希「却下」



真「なんでそんな頑なに却下なんだよ! いいじゃん、少しくらいこういうの着ても!」



伊織「はぁ……今日も765プロは平和ねー」













小鳥「まこ×いお…ありだわ」

お し ま い





22:30│アイマス 
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