2015年03月04日

P「72でもかわいいよ」千早「…」

P「散歩に行こう」



千早「…どうしたんですか藪から棒に」



P「いい天気だし仕事もないし、千早と歩きたいし」





千早「…まぁなんでもいいですけれど」



P「ありがとう」



千早「もう…」



P「最近運動不足だしな、部屋の片付けしただけで体の節々が痛い」



千早「無理はしないでくださいね、今仕度します」



P「ゆっくりでいいぞー急がないしな」



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千早「確かに気持ちいい天気ですね…」



P「この公園の辺りは変わらないなぁ、初めて会った時を思い出すよ」



千早「懐かしいですね」



P「おっと…春香が移ったかな?」ヨロッ



千早「なにを言ってるんですか…」



P「運動不足が過ぎるなぁ…歳かな?」



千早「馬鹿言わないでくださいよ、私と余り変わらないでしょうに」



P「そうは言うがな千早さん…」



千早「はい、この話は終わりです」

千早「それと私を連れ出した本当の理由もお聞きしましょうか?」



P「…千早には敵わないな」



千早「ふふっ」



P「千早と歩きたかったのは本当だよ、あとはまぁ…帰ってのお楽しみという事で…」



千早「それじゃあ楽しみにしておきましょう」



P「あぁそうだ買い物も頼まれてたんだった」



千早「買い物ですか?」



P「そうそう皆がどうしてもって…あっ」



千早「…聞かなかった事にしましょうか?」



P「千早はやさしいなぁ」



千早「褒めても何もでませんよ?」



P「今日は出してもらおうかな、シチューが食べたい」



千早「それ位なら…でもこないだは体調崩したでしょう?」



P「大丈夫だよ今日は調子いいし」



千早「…信じますよ?」



P「まかせろ」



千早「じゃあ買い物に行きましょうか」



P「その前に少しそこのベンチで休もう」



千早「大丈夫ですか?」



P「あぁこんな大切な日にへこたれてられるかい」



千早「…覚えててくれたんですね」



P「当たり前だろう、今の俺があるのは千早のお陰だよ」



千早「…ありがとうございます」



P「それはこっちの台詞だよ」



千早「改めて言うと少し照れますね」



P「じゃあついでにお手を拝借」ギュッ



千早「…あったかいです」



P「手袋忘れたのは致命的だったよ、さぁスーパーに行こう」



千早「えぇ、大丈夫ですか?」



P「千早が隣に居てくれるから大丈夫」



千早「はい」

____

__



P「ちょっと買いすぎたかな…?いやでも…」



千早「ほら、ぶつぶつ言ってないで行きますよ」



P「あぁうんごめん」



千早「それでもう帰って大丈夫なんですか?なにか準備してるんでしょう?」



P「多分大丈夫だと思うけど  もういっそ聞くか…ちょっとまって」ポパピプペ

オハヨウ ウン モウダイジョウブ?



千早「…ふふっ、なんだか昔を思い出すわね」



P「おまたせ、今から帰れば丁度よさそう」



千早「それじゃ」ギュッ



千早「帰りましょう」



P「うん」

P「…しかしサプライズは無理だったかー」



千早「顔に出やすいのをそろそろ自覚してください」



P「千早にだけだよ、多分…」



千早「あら嬉しい」



P「この歳でも恥ずかしいものは恥ずかしいな…」



千早「今日位いいじゃないですか」



P「それもそうか、結婚記念日だしな」



P「さて、家の前だけど…駐車場に車あったらバレバレだろうあのバカ…」



千早「誰に似たんですかねぇ」



P「俺だな…」



千早「ふふっ、さぁ入りましょうアナタ」



P「千早」

P「一緒になってくれてありがとう」



P「今まで支えてくれてありがとう」



P「72歳の今でも可愛いよ」



千早「…こちらこそありがとう、アナタ」



P「さぁ入ろう、皆待ってる」



千早「えぇ」









「「ただいま」」







おわり



08:30│如月千早 
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