2015年03月06日
みく「2/22」
みくまゆ小梅とPがまったりするだけです。
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まゆ「みくちゃん、お誕生日」
小梅「お、おめでとう」パーン
P「おめでとうございます」パーン
みく「ありがとっ! ふー、今日は長かったにゃ」
P「お疲れ様です。バースデーライブも好評でした」
まゆ「ちょうど日曜日でよかったですね。ネコミミを物販で売るとは思いませんでしたけど」
P「みなさん自前のものを持参していらっしゃいましたが、記念に買っていただけたようです。完売しました」
小梅「さ、さすがみくさんのファン?」
まゆ「待ちに待った公式グッズ化でしたからねぇ……それより前にみなさん準備してますけど」
みく「まゆチャンのファンだって赤いリボン持ち込んでるじゃん」
小梅「……わ、私も……みんながゾンビや幽霊に……なって、くれるよ?」
まゆ「うぅ……小梅ちゃんのライブは私はちょっと……」
P「特例として仮装を許可していますが、質が映画並になってしまっています。規制すべきなのでしょうか」
小梅「……い、嫌な人がいたら、やめてほしい」
みく「う〜ん、難しいよね……Pチャン?」
P「今のところは会場限定ですので、苦情はありません」
みく「じゃあ気にしなくていいんじゃない?」
小梅「うん、ありがとう……」
まゆ「今日のごはんはハンバーグにしましたよ。ケーキもあるのでちょっと少なめですけど」
みく「やったにゃ! このためにハンバーグを我慢してた甲斐が!」
小梅「まゆさんのハンバーグ……お店より、おいしい」
まゆ「ありがとうございます。あら? それじゃあ、アーニャちゃんやのあさんとは何をしたんですか?」
みく「この前のオフに一緒にカフェめぐりしたよ。今日は来れないからって」
P「お二人とも、無事モスクワに到着したと先ほど連絡がありました」
みく「みくのとこにも連絡来てたよ」
まゆ「文化交流絡みとはいえ、この時期に日本を離れるのは大変だったでしょう……みくちゃんが」
みく「のあにゃんは割とクールなんだけど、あーにゃんがなかなか離してくれなくて疲れたにゃ……」
P「『みく、私が日本にいない間に、何かあったら大変です。変な人はтоварищ、アー、ファンのみんなに、массовые репрессии……守ってくれるよう、頼んでおきました』でしたか」
みく「なんでロシア語の発音まで出来るの……?」
P「いえ、記憶力がいいだけですので、意味までは」
まゆ「な、なんだか鉄壁の守りになりそうですね……」
小梅「アーニャさんは……みくさん大好き……だね」
みく「たまに愛が重いの……」
まゆ「さあ、食べましょうか。それでは」
「「「「いただきます」」」」
みく「くぅ〜この一口のために生きてるにゃあ」
小梅「お肉、お肉……♪」
まゆ「そんなに慌てなくても……おかわりはありませんけど、時間はありますから。Pさんはどうですかぁ?」
P「いつも通り、おいしいです」
まゆ「うふふ……頑張った甲斐がありました♪ みくちゃんにいろんなハンバーグを食べてもらいたいから、サイズを小さくして、味付けを変えて、まゆ頑張ったんですよぉ」
みく「一口サイズでデミグラスガーリックオニオンおろしポン酢に煮込みまでつくってくれると思ってなかったにゃ。まゆチャン大好き!」
まゆ「喜んでくれたなら嬉しいですねぇ」
みく「みくんちの子にならない?」
まゆ「それも魅力的ですねぇ……1日ならいいですよ」
小梅「……ま、まゆさんは、渡さないよ?」
みく「小梅チャンも一緒に来る?」
まゆ「……小梅ちゃんは渡しませんよぉ?」
みく「あ、もう二人でうちに来てくれればいいから」
まゆ「家族みたいなものですからねぇ。Pさんとまゆがお父さんとお母さんで、小梅ちゃんが娘みたいに」
みく「ねぇ、みくは?」
まゆ「……泥棒猫?」
みく「だ、れ、が、泥棒猫にゃ!」
まゆ「それじゃあ、近所の前川さんですかねぇ」
みく「遠いよ! いきなり他人だよ!」
まゆ「はっ……私の愛人……? 同姓では結婚できませんし、こんなにぴったりな役を思いつくなんて……」
みく「もうやだこのポンコツめんどくさい! なんかまたみくへの愛が重い人だし!」
小梅「みんな、一緒だね……」
みく「小梅チャンもPチャンも淡々と食べてないで助けてよ……」
P「こうなったら、まゆさんは止まりませんので」
みく「正解。なん、だけど……はぁ……あ、おいしい」
みく「まゆチャーン? いいかげん戻ってくるにゃ」
まゆ「べ、別にどこにも行ってませんよ?」
みく「それはわかってるから……」
まゆ「あら? みなさんもう食べ終わりますか?」
みく「まゆチャンと話してたら小梅チャンにも追いつかれたよ?」
まゆ「……ちょうどよかったじゃないですか」
みく「まあね」
まゆ「それじゃあ、ケーキを持ってきますね。ちょっと待っていてください」
小梅「まゆさん、はりきってつくってたから……きっと、おいしいよ」
みく「まゆチャンはホント家事万能だね。Pチャンが羨ましいにゃ」
P「は、はあ……」
みく「な〜んか気の抜けた返事だね。ま、いいけど」
小梅「……ケーキ楽しみ。普通の、だけど」
まゆ「おまたせしましたぁ。小梅ちゃん、ちょっと手伝ってください」
小梅「う、うん……ちょっと待ってて……」
まゆ「よし、明かりも消しましたし、ろうそくもつけましたし」
小梅「準備完了……だね」
まゆ「それでは」
「「「Happy birthday to you, Happy birthday to you, Happy birthday, dear みくにゃん, Happy birthday to you.」」」
みく「ふーっ……ありがとっ!」
小梅「そ、それじゃあ……プレゼント……」
みく「これは小梅チャンから?」
小梅「……み、みんなでつくった」
まゆ「みくちゃんはたくさん貰うでしょうから、置き場に困らないものにしましたよ」
みく「じゃあみんなでひとつなのかな?」
P「そうです。開けてみてください」
みく「フンフーン♪ わぁ、ねこチャンのぬいぐるみ……と、キーホルダー?」
まゆ「これなら部屋に置けますし、持ち歩くこともできますよね?」
みく「うん! ずっと持っておくにゃ!」
まゆ「ぬいぐるみの方は小梅ちゃんも半分つくったんですよぉ」
みく「そうなの? 上手だね、まゆチャンのとこと見分けがつかないよ」
小梅「わゎ……ど、どういたしまして?」
まゆ「ん? それじゃあPチャンは?」
まゆ「うふ……Pさんは、キーホルダーとデザインですよ」
みく「え、これPチャンがつくったの?」
P「はい。どこかおかしかったでしょうか?」
みく「意外っていうか……買ってきたのかと思ったよ」
小梅「Pさん、器用だから……」
みく「そだね。Pちゃんもありがとう」
P「喜んでいただけたようで、なによりです」
まゆ「ケーキのカットもできたので、食べましょう?」
みく「うん……やっぱりおいしい」
小梅「まゆさん、上手だよね……私のときも、すごかった」
みく「あのホラーケーキね……まゆチャン苦手なのによくつくったね?」
まゆ「夢中になれば、何とかなるってわかりました……」
P「大丈夫ですか?」
まゆ「まゆは大丈夫ですよぉ」
みく「相変わらず復活が早いにゃ」
小梅「うん、おいしい……ね」
まゆ「さすがに時間も腕もないので今回は特別な飾りはつけられませんでしたけど」
みく「お店で買うのとおなじくらいおいしいだけで十分だよ?」
まゆ「うーん、身近に愛梨ちゃんやかな子ちゃんがいますからねぇ」
小梅「まゆさんは……料理が上手だから」
まゆ「そっちの方が家庭的でいいでしょうか? 小梅ちゃん、ありがとうございます」
みく「みくももっとうまくなりたいにゃ。やっぱりまゆチャン、今度うち来て教えてよ」
まゆ「プレゼントは私、ですかぁ?」
みく「うぐ……あながち間違っちゃいないんだけど……」
まゆ「うふ……それじゃあ、予定を合わせておきますね」
まゆ「みんな食べ終わりましたね。それでは」
「「「「ごちそうさまでした」」」」
まゆ「あとは片付けておきますから、Pさんはみくちゃんを送ってあげてください」
P「それでは、まゆさんと小梅さんは」
まゆ「まゆ達は真奈美さんに頼んでますから大丈夫ですよ。小梅ちゃんもすぐに寝かせますし」
小梅「みくさんと、ゆっくりお話して……」
P「……わかりました。気をつけてください」
みく「それじゃ、行こっかPチャン」
みく「はー、今日は楽しかった」
P「お疲れですか?」
みく「うん、すっごく疲れたよ。でも、楽しかったし嬉しかったから大丈夫」
P「それは、よかったです」
みく「あのときまゆちゃんに負けて、Pさんに拾ってもらえてよかったよ。あのままだったら私はこんなに売れてないから」
P「……みくさんには、素質があると考えてスカウトしました」
みく「うん、わかってるよ。でも、それ以上にプロデューサーとプロダクションの力って大きいんだよ?」
P「それはそうですが」
みく「私が頑張ったのも事実。Pさん達の後押しがあったのも事実。だから今がよかったって思えるの」
P「みくさんは、満足していますか?」
みく「してるよ。本当はまだまだだけどね。ねえ、まだプロデューサーを続ける気あるんでしょ?」
P「はい。担当のアイドルがいる限りは」
みく「それじゃ定年までやることになっちゃうよ。でも、そっか。よかった」
P「どうかされましたか?」
みく「うん、こっちの話……と、着いたね」
P「それでは、私はこれで」
みく「うん、おやすみなさい……あと――」
みく「ねぇ、Pチャン! みくはもーっと頑張るから、絶対てっぺんに連れて行ってほしいにゃ! 約束だよ?」
おわり
21:30│前川みく