2015年03月13日

黒井「ウィ」真「やーりぃ!」


黒井「この真っ黒なフレームはまさしくセレブだな」チリーンチリーン



???「うーん、困ったなぁ…」



黒井「む?あれは高木の所の三流アイドルか」











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真「あっ!961プロの!」



黒井「ウィ。何かお困りの様子だが?」



真「それが自転車のチェーンが外れちゃって…」



黒井「ふむ」



黒井(ここで恩を売って、765プロへの妨害工作に役立てるとするか…)







黒井「どれ貸してみろ」



黒井「ほう、ロードバイクか」



真「先日お小遣いを貯めて買ったんです!」



黒井「フロントギアは確か左のシフトレバーを操作して…」



ガチャン



真「はまった!」







真「ありがとうございます、黒井社長!」



黒井「ウィ」



真「ボク、間違えてリア側を操作してたのかなぁ」



真「そういえばこれから黒井社長は買い物ですか?」



黒井「ほう、よくわかったな」







真「真っ黒なフレームでカッコいいママチ…自転車ですね!」



黒井「うむ!この素晴らしさがわかるか!」



黒井「運動不足だからな。たまには自転車で買い物もいいと思って買ったのだ」



真「なるほど!」







黒井「夕飯の買い物があるからこれで失礼するよ」



真「ありがとうございました!」



黒井「ウィ。車には気を付けるんだな。アデュー」



真「はいっ!」









───

──





都内某所 



冬馬「おっさん、すまねぇ!ちょっと買い物してきていいか?」



黒井「しょうがない奴め」



冬馬「わりぃな!ってあれは765の菊地じゃねえか」







黒井「菊地真ではないか。何をしている?」



真「あっ!黒井社長と天ヶ崎竜馬!」



冬馬「天ケ瀬冬馬だ!」



真「えっと通りがかったらピコピコの新しいのがあったので」



冬馬「スルーかよ!」







黒井「ピコピコ?ゲームの事か?」



真「あっ!そうです!つい家での呼び方になっちゃったなぁ」



冬馬「俺が買おうとしてたじゃねえか」



黒井「ほう、スパ○ボか」







真「ボク、ロボットアニメが結構好きなんですよ!」



冬馬「菊地!お前わかってるじゃねえか!」



真「でも父さんが反対するからピコピコは持ってないんですよ…」



黒井「なるほどな」







冬馬「それならこっそりやればいいじゃねえか」



真「うーん、ばれちゃいそうだしなぁ…」



黒井「なら携帯機で事務所の待機中や移動中にやればよかろう」



真「携帯機?」



冬馬「いい案じゃねえか!冴えてるなおっさん!」



黒井「セレブだからな」







黒井「では私が前に使ってた奴をやろう」



真「え?いいんですか!?」



黒井「最近あまりやらなくなってきたのでな。気にするな」



真「やーりぃ!ありがとうございますっ!へへっ」











冬馬「そういえばおっさんも結構ロボット詳しいよな」



黒井「まあな。セレブの嗜みだ」



冬馬「菊地は何が好きなんだ?」



真「僕はゾ○ドとか結構……」



───

──









都内某所 ○Kストア



黒井「今日はセレブに揚げ豆腐……いや、前に作ったから揚げ出しにするか」



真「あっ!黒井社長!」



黒井「真ちゃんではないか。奇遇だな」



真「はいっ!こんにちは!」







真「黒井社長も買い物ですか?」



黒井「ウィ。夕飯の支度だ」



真「ボクもそうなんです!」



黒井「ほう、意外だな」



真「むっ!ボクはこれでも料理得意なんですよ!」







真「でも前に事務所のみんなにハンバーグ作ったんですけど、微妙な反応されちゃって…」



黒井「そ、そうか」



真「だから特訓して見返してやるんです!」



黒井「ハンバーグか…ふむ、丁度いいかもしれんな…」



真「?」







───

──





後日 高槻家



黒井「実は皆でハンバーグを作ろうと約束していてな」



やよい「真さんっ!がんばりましょう!」



真「うん!ありがとうやよいっ!」



真「あっ、ボク新しいエプロン買ったんだ!ちょっと用意してくるね!」

















真「きゃっぴぴぴぴぴーん!まっこまっこりーん♪」







長介「……」



かすみ「……」



浩太郎「……」



浩司「……」



浩三「きゃっ きゃっ」



黒井「……」



やよい「わぁ!真さんっ!かわいいですっ!」







真「へへっ、この前見つけたんだ!」



真「ピンクでフリフリできゃるるーんで可愛いでしょ!?」







黒井「さて皆、手は洗ったかね?」



「「はーい!」」







黒井「そうだ。ちゃんと空気を抜いてな」



浩太郎「はーい!」



黒井「うむ。いい調子だ」



黒井「真ちゃんは少し肩の力を抜こうか…」



───









「「いっただきまーす!」」



真「お、おいしいっ!」



長介「うめー!」



かすみ「うん!」



浩司「うんうん!」







黒井「うむ、上出来だ」



真「へへっ、ボク凄い自信ついたよ!」



やよい「やりましたねっ!真さんっ!」



真「ありがとうやよいっ!」



真「黒井社長もありがとうございます!」



黒井「ウィ」







黒井「では私はこれで失礼するよ」



やよい「はいっ!きをつけて下さい!」



真「色々ありがとうございましたっ!」



黒井「ウィ。ではまた逢おう。アデュー!」チリーンチリーン



─────

───









765プロ



P「おはようございまーすっ!」







???「うーむ…ピン!とも、ティン!とも来ない冴えないオーラを放っているな三流プロデューサー君」











P「ぐっ、相変わらず言ってくれますね黒井社長…」



黒井「ウィ」



P「それで今日も観光ですか?」



黒井「今度、我が961プロと石川の876プロとこの貧乏プロで合同フェスが決まってな」



黒井「その資料を届けにわざわざ私自ら来たのだよ、このちんちくりん」







P「あっ、あの企画が通ったんですか!」



黒井「ウィ。精々私たちの足を引っ張らないようにしてくれよ」



黒井「あぁ音無君、取っておきたまえ」



小鳥「ありがとうございます!わぁ、メロンパン!」







黒井「では私はこれで失礼するよ!アデュー!」



小鳥「お気をつけて〜!」



P「さて、みっちりレッスンしなきゃな!」







おわり















20:30│菊地真 
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