2015年04月29日

モバP「二宮飛鳥が愛しい10の理由」

P「を、これから説明したいと思います」



ちひろ「え、なんですかいきなり」







SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429803089



P「あまりに飛鳥が魅力的なので、言葉にして叫んでおかないと愛が暴走しそうで」



ちひろ「暴走するとどうなるんですか?」



P「自動的に俺が刑務所にぶち込まれます」



ちひろ「危険分子極まりない男ですね。なんでアイドルのプロデューサーやってるんですか」



P「大丈夫ですよ。そうならないために今から愛を語って熱を冷ますんですから」



ちひろ「はあ。それで、その愛の叫びを私が聞く意味は?」



P「ひとりでしゃべっても寂しいじゃないですかー。なんか痛いヤツみたいだし」



ちひろ「面倒くさいですねこの男……10個年下の女の子への愛を異性の同僚に語る時点で十分痛いですし」



P「じゃあ早速一つ目の理由から」



ちひろ「……スタドリ値上げですね、これは」ボソッ



P「二宮飛鳥が愛しい理由・その1! おしゃれにこだわりがある!」



P「まずはこれですね。外見に気を遣える女の子はいいです。高確率で他のことにも気を遣えます」



ちひろ「確かに、飛鳥ちゃんは服装凝ってますよね。エクステの色もバリエーションありますし」



P「俺ほどになると、エクステの色だけで今日の彼女の気分がわかります」



ちひろ「へえ、じゃあ今日はどうなんですか?」



P「今朝見た時は赤だったので……『人肌恋しい、抱いて!』ですかね」



ちひろ「ぜってー嘘だわ」



P「二宮飛鳥が愛しい理由・その2! 小動物みたいなところ!」



ちひろ「小動物? それなら智恵理ちゃんとかの方が当てはまってないですか?」



P「浅いですね、実に浅い」フッ



ちひろ「鼻で笑われてムカッとしたのでエナドリも値上げしていいですか?」



P「すいません勘弁してつかあさい」



ちひろ「まったく。それで、飛鳥ちゃんが小動物というのは」



P「今智恵理の話が出ましたけど、彼女の身長は153センチ。そして飛鳥の身長は154センチ。1センチしか違いません。ちなみに蘭子が156センチです」



ちひろ「蘭子ちゃんの方が背が高いんですね」



P「そうなんです。そんな智恵理とほとんど変わらないような背丈で、なんか悟ったようなことをフッと笑いながら言うんですよ。背伸びしてるみたいでめっちゃ可愛いじゃないですかこれを小動物と言わずしてなんと言うんですか!」バン!



ちひろ「なんでキレ気味!?」



P「すみませんつい熱が入って」



ちひろ「仕事してる時は有能なのになあ、この人」



P「二宮飛鳥が愛しい理由・その3! 顔が可愛い!」



ちひろ「ここに来て直球な意見ですか」



P「顔立ちそのものも整っていますが、なんといっても俺が推したいのはその表情の変化です」



P「普段のすかした表情もクールでいい。驚いた時に見せる年相応の表情もワンダフォー」



P「エスプレッソを砂糖なしで飲んだ時の苦くて死にそうな顔はヤバかったです」



ちひろ「だんだんテンションおかしくなってきましたね」



P「いえいえ、こんなの序の口ですよ」



ちひろ「私最後まで付き合わなくちゃいけないのかな」



P「二宮飛鳥が愛しい理由・その4! 正確に時を刻むその登場間隔!」



ちひろ「?」



P「初登場が2013年12月。静岡エリアのボスとして登場しました」



ちひろ「急にメタな話になりましたね」



P「再登場は2014年3月。総選挙記念ガチャのR枠で新たな姿を披露」



P「2014年6月。アイドルLIVEロワイヤルの上位報酬として初のSR化」



P「2014年9月。アイプロのレッスン対象としてR枠で登場」



P「2014年12月。冬の寒さに凍えるプロデューサー達の財布を絶対零度にした『アブソリュート・ゼロ』ガチャのSR枠」



P「そして2015年3月。お花見ドリフェスの順位点報酬としてSRで登場」



P「もうおわかりですね?」



ちひろ「初登場から正確に3ヶ月おきに再登場しているんですね。次は6月でR枠あたりでしょうか」



P「季節の移り変わりをプロデューサーに伝えてくれるアイドルの鑑です」



P「Rが3枚(+差分1枚)あるので、無課金Pの方々にもとりあえずお求めやすくなっております」



P「二宮飛鳥が愛しい理由・その5! 時々すまし顔でダジャレを言う!」



ちひろ「ダジャレなんて言ってましたっけ」



P「具体例は以下の通り」



バレンタインイベントにて、チョコを2回もらおうとして断られた時にいただいた言葉



飛鳥『ボクは気まぐれだからね。二度目は無いのさ。一度きりの刹那が切ないんだ』





蘭子とユニットを組んだ際の会話



蘭子『両翼のユニゾンは飛び立たず……(声が揃わなかったの……)』



飛鳥『飛ぶ鳥に例えるなんて、詩的で私的だね。そういうの、好きだよ』





ちひろ「これダジャレというより韻を踏んでいるだけなのでは」



P「いいんですよダジャレで。そう言っとけば楓さんの後継者になれるかもしれないし」



ちひろ「なれませんよ、全然方向性違うじゃないですか! どっちかといえばあいさんでしょう、飛鳥ちゃんは」



P「まあ、将来クールビューティーに成長したらあいさんみたいになってるのかもしれないですね」



P「二宮飛鳥が愛しい理由・その六! 発展途上の胸のお山!」



ちひろ「早苗さんに連絡しますね♪」



P「待って許して! いーじゃないですか直接揉んだわけでもないし!」



ちひろ「揉むだけじゃなくて本人の前でそういうこと言うのもアウトですよ」



P「言いませんよ。さすがに俺もその辺の常識はわきまえてます」



ちひろ「事務所でこんな話堂々としてる人に常識があるんですかね?」



P「まあそれはこの際置いときましょう」



ちひろ「置いていいのかしら」



P「とにかく、未熟ながらもしっかり自己主張をする2つの果実がたまらんってことですよ」



ちひろ「(やっぱり早苗さんに報告しとこう)」



P「二宮飛鳥が愛しい理由・その7! ふともも!」



ちひろ「どんどん変態チックな方向に突き進んでいますね」



P「すごいですよあのふとももは。14歳にしてあの完成度、まさに芸術! ニーソ履いてる時も多いから絶対領域も完備ですし」



P「ニーソ履いてない時は履いてない時でふとももに顔をうずめたくなります」



P「まー俺ほどのプロデューサーとなれば理性で衝動を抑えつけますが」ドヤァ



ちひろ「私もあなたを殴りたい衝動をぐっとこらえています」



P「二宮飛鳥が愛しい理由・その8! ただの中二病ではない!」



ちひろ「エロ方向から離れましたか」



P「飛鳥は世の中をわかったようなことを言ったり、世間の風潮を批判することもたまにあります」



ちひろ「バレンタインや誕生日という行事に物申している時もありましたねえ」



P「しかし! 彼女は中二臭いことを言うだけでなく、実際に行動しているんです」



P「新しい世界が見たいと思ったからアイドル活動を始め、いろんな仕事に精力的に取り組んでいる」



P「口だけじゃないのがいわゆる意識高い系中二病とは違うのです」



P「そう、学生時代の俺とは大違い」



ちひろ「プロデューサーさん、昔中二病だったんですか」



P「でなきゃ飛鳥のペースについていけませんって」



P「二宮飛鳥が愛しい理由・その9! 味覚がキュート!」



P「時々本気で大人っぽいことを言う飛鳥ですが、まだまだ14歳の中学生」



P「苦いのは嫌いで、好物はハンバーグ。なんですかこれは俺を萌え殺すつもりですか」



ちひろ「味の好みだけでそこまで言われたら飛鳥ちゃんも困るでしょうねえ」



P「静岡出身ということで以前緑茶のCMに出演したことがあるんですが、そのCM中にお茶を飲むシーンがありましてね。仕事だからと頑張って笑顔で飲む姿にキュンときました」



ちひろ「立派なアイドルですねー。プロデューサーがこんなんなのに」



P「俺も仕事に関しては真面目ですって」



P「二宮飛鳥が愛しい理由・その10!」



ちひろ「いよいよ最後ですね。疲れました」



ちひろ「それで、どんな理由ですか? エロ目線ですか、ロリコン路線ですか」



P「笑顔です」



ちひろ「……はい?」



P「笑顔です」



ちひろ「いや、あの……思いのほか真面目な発言に面食らいましたけど、それどこかで聞いたことあるような」



P「この際パクリかどうかはどうでもいいんです。実際飛鳥の笑顔は大変魅力的なんですから」



ちひろ「あんまり笑っているイメージが浮かびませんけどねえ。笑ったとしても、なんというかニヒルな感じの笑顔が多いような」



P「そんなことありませんよ。これは飛鳥が初めて大きなステージでライブを行った時の話ですが――」



P『どうした飛鳥、ぼーっとして。やっぱり緊張しているのか』



飛鳥『……いや。本当に今日、ここでボクが舞台に立つんだなと思うと、奇妙な感情が押し寄せてきてね』



飛鳥『未知に満ち満ちたアイドルというセカイで、ボクはまた新しい何かを見ることができる』



飛鳥『それがとても……そう、とてもうれしい』ニコッ



P『そうか。確かに今、目がキラキラ輝いてるもんな』



飛鳥『え?』



P『いい笑顔だ。可愛いし、ウキウキしているのがこっちまで伝わってくる』



飛鳥『か、かわっ……!? フッ……まあいいさ。ステージに立つボクはアイドルという名の偶像。けれど決して自分の意志を見失うことなく踊ってみせる。それがイトの切れたマリオネットとしての』



P「という感じで視線を逸らして必死にごまかそうとする姿がまた! たまらんのですよ!」



P「中二病な上に普段の発言は回りくどいですけど、心はすごくきれいな子なんです」



ちひろ「それは……想像したら、確かに可愛いですね。こっちまで微笑ましくなっちゃいます」



P「でしょう? 正直あの子がアイドルという立場でなければ思い切り抱きしめたいくらいですよ」



ちひろ「アイドルじゃなかったらプロデューサーさんとも出会ってないですけどね」



P「まあ、それはそうなんですけどね。しかし、この会話の内容本人に聞かれてたらえらいことになりますよね」



ちひろ「今さらですか? 当たり前ですよそんなこ――」



ガタッ



P「………」



ちひろ「………」



P「……なんですか、今の音」



ちひろ「隣の仮眠室から聞こえてきたような気がしますけど」



P「……そういえば俺、感情に身を任せて結構大声で演説していたと思うんですが」



ちひろ「ええ。もし隣の部屋で誰かが聞き耳を立てれば、十分聞き取れるレベルでした」



P「………」



ちひろ「……開けますよ? 仮眠室」







ガチャリ



飛鳥「……あ、あの。少し眠くなったから、ここで一休みしていて。そしたらPの大声で目が覚めて、会話の内容が気になって……」



P「………」(←汗だらだら)



ちひろ「あー……」



飛鳥「れ、レッスンに行ってくるっ!」ビューン



ちひろ「……顔真っ赤で走り去っていきましたね」



P「……やばくないですか、これ」



ちひろ「わざわざ私に確かめる必要あります?」



P「ですよね」



数日後



P「あの日から飛鳥がズボンを穿いてくるようになった」



P「俺と視線が合うと露骨に目を逸らすようになった。そのせいで謝罪の言葉を面と向かって言うことができない」



P「ちひろさん。俺はどうしたらいいんでしょうか。こうなればいっそ彼女の担当を降りた方がいいのでは……」



ちひろ「その必要はないと思いますけど」



P「どうしてですか?」



ちひろ「言ってもいいですけど、そしたらプロデューサーさんが暴走しそうなので言いません。自分で考えてください」



飛鳥「……どうしよう」



飛鳥「あんな胸の昂ぶりは初めてだ」



飛鳥「P……キミはつくづく、ボクのセカイに彩りを加えるのが好きなようだね」



飛鳥「………」



飛鳥「好き、か……///」





終わり





17:30│二宮飛鳥 
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