2015年05月12日

藤居朋「私にとっての青い鳥」

アイドルマスターシンデレラガールズ・藤居朋のSSです



初投稿



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1431248992





−事務所−





モバP「・・・はい、かしこまりました。資料の方はそのように修正してFAXいたしますので・・・」



モバP「はい、よろしくお願いいたします。それでは失礼いたします」(プツッ



モバP「・・・はぁ、資料作り直しか」





ガチャッ





朋「おはようございまーす」



モバP「朋か、おはよう。今日の予定は・・・雑誌の取材だったか」



朋「うん、そうよ」



P「そうか。すまないが、今日の送迎は無理そうだから自分で現場に向かってもらえるか?」



朋「えぇ、大丈夫よ。・・・忙しいの?」



P「あー、ちょっと今度のライブで変更点が出てきてな。今から資料作り直しだ」



朋「うわぁ、お疲れ様。・・・最近も似たようなことなかったっけ」



P「そうだな。物も無くしたりするし、なんか最近ツイてないなぁ」



朋「・・・・・・」



P「っと、そういう訳だから。時間に遅れないよう現場に向かってくれな」



朋「ん、分かった。もう出るわね。お仕事頑張って」



P「おう、朋も頑張ってくれ。送ってやれなくてすまん」





朋「もう、そんな気にしなくていいってば。・・・無理しないでね?」



P「大丈夫だよ。それじゃ行ってらっしゃい」



朋「ん、行ってきます」



ガチャ





P「・・・仕事するか」







−現場−





記者「・・・それじゃ今日はこの辺にしようか」



朋「はい、ありがとうございました!」



記者「色々と面白い話聞けたから、記事にするのが楽しみだよ」



朋「ありがとうございます、私も雑誌が出るの楽しみにしてます」



記者「うん、Pさんにもよろしく言っといてね。それじゃ」スタスタ



朋「はい、今日はありがとうございました」ペコッ





朋「(思ったより時間かかったわね・・・はやく事務所に戻りましょ)」







P「朋!」



朋「え?」





P「あー、もう記者さん帰っちゃったか。特に問題なかったか?」



朋「う、うん。取材の方は大丈夫だったけど、・・・なんでいるの?」



P「ん?あぁ、書類の方はとりあえずの目処は付いたからさ。少しでも取材に付き添えたらと思って来たんだけどな・・・」



朋「そんな無理して来なくてもよかったのに・・・」



P「俺が出来る限り付き添いたいだけだから気にするなよ、それに最近あんまり朋と話す時間取れてなかったしな」



朋「・・・うん、そっか。ありがとう」





P「しかしなぁ、ぎりぎり間に合うと思ったんだけど・・・」



朋「まぁいつもより取材の時間もかかったくらいだったんだけど・・・道混んでたの?」



P「それがなぁ、途中で事故現場があって通れなくて、遠回りすることになってな。やっぱり最近ツイてないなぁ」



朋「そうなんだ・・・」



P「ま、それじゃ向こうに車停めてあるから戻ろうか」



朋「うん、わかったわ」





−車内−





P「それで、今日の取材はどうだった?」



朋「ん、順調だったよ。何度もお世話になってる記者さんだったし」



P「そうか、それは何より。・・・ん?でもさっきいつもより時間かかったって言ってなかったか?」



朋「それは・・・ちょっと話が盛り上がっちゃって・・・」



P「あぁ、あの記者さんも占いとか好きな人だからな」



朋「うん、パワースポットとかにも詳しい人だからさ。色々教えてもらっちゃった」



P「お前が取材される側だろうが・・・。まぁ記者さんといい関係を築けてるということで良しとするか」



朋「うぅ、仕事はしっかりこなしたもん・・・」





P「ま、その辺はちゃんとしてるって信用してるよ。っと、また赤信号か・・・」



朋「・・・なんかさっきからほぼ毎回信号に引っ掛かってない?」



P「あー、最近いつもこうなんだよ。なんだかなぁ」



朋「ホントにツイてないみたいね・・・。Pって確か○○座よね?」(雑誌取り出し



P「ん?あぁそうだけど」



朋「えーっと、今月の○○座の運勢は・・・あー」



P「なんだその反応は。不安になるんだけど」



朋「うん、やっぱり運勢良くないみたいね」



P「マジか」



朋「マジ」





P「占いのせいにしたくはないけど、確かに今月入ってからツイてないからなぁ・・・」



朋「んーと、ラッキーカラーは・・・ピンクだってさ」



P「ピンクか・・・身に付けたこともないぞ」



朋「CuPさんに何か借りたら?よくピンクのシャツ着てるし」



P「俺に似合うと思うか?」



朋「いや、全然?」



P「おい」





朋「ふふっ、冗談冗談♪あとは・・・あっ」



P「なにかあったか?」



朋「・・・蟹座の人といると運気アップ、ですって」



P「・・・蟹座の人か」



朋「・・・蟹座の人です」



P「つかぬことをお聞きしますが」



朋「はい」



P「朋さんの星座は?」



朋「・・・蟹座よ」



P「つまり朋と一緒にいればいいわけか」



朋「まぁ、そういうことかも・・・」(テレテレ





P「一緒に居ても赤信号に引っ掛かってる訳だがな」



朋「・・・なんでそういうこと言うかな」(ムスッ



P「あぁいや、すまん・・・」



朋「別にいいけど・・・」



P「・・・・・・」



朋「・・・・・・」





P「(気まずい)」









朋「・・・ねぇ、P」



P「お、おう。なんだ」



朋「ん、えっと、今度の日曜ってあたしオフよね?」



P「えーと、あぁそうだな」



朋「そしてその日は確かPもオフよね?」



P「ん?・・・あぁ、そういえばそうだったかも」



朋「なんで自分のオフの予定がそんなあやふやなのよ・・・」



P「ほっとけ」



朋「まぁいいわ。つまり、お互いのオフが被ってるということで」



P「うん?」











朋「今度の日曜、デートしましょ」



P「・・・・・・うん?」













−日曜日−





朋「あ、やっと来た。P!こっちよこっち!」



P「分かったから大声出すな、アイドルが目立つような真似するんじゃない」



朋「ふーん、そのアイドルを待たせといてそんなこと言うんだ―」



P「それは・・・まぁ俺が悪かった、すまん」



朋「もしかして、今日も赤信号に引っ掛かってたの?」



P「まぁな・・・。まぁもっと早く出れば良かったわけだし俺が悪い、すまんな」



朋「待ち合わせ時間前だし大丈夫よ♪」





P「そう言ってもらえると助かる。変装は・・・大丈夫そうだな」



朋「まぁね、流石にその辺は気をつけてるわよ」



P「ふむ。私服で髪下ろしてるのは珍しいな」



朋「そうね、どう?似合ってる?」



P「あぁ、普段のまとめてるのもいいけど、下ろしてるのも新鮮でいいな。可愛い」



朋「・・・真顔で答えられるのもちょっと恥ずかしいんだけど」





P「アイドルが褒められて恥ずかしがってるようじゃまだまだだな、精進せい」



朋「もう・・・まぁいいわ、そろそろ行きましょ」



P「いやちょっと待て、今日どこに行くのか俺は何も詳しい話聞いてないぞ」



朋「あれ、言ってなかったっけ?ここよここ」(スッ



P「メモ用紙?・・・『パワースポット特集』?」



朋「そう!この前記者さんに教えてもらった中にちょうど近所があったから、これは行かなきゃと思って!」



P「まぁそれはいいんだが、なんで俺まで・・・」



朋「それはまぁ、あたしのプロデューサーだし?」



P「なんで疑問形?」



朋「まぁまぁ細かい事は気にしない!運気アップでいい仕事入ってくるかもよ?」



P「はいはい」



朋「それではしゅっぱーつ!」



P「おー」













P「で、そのパワースポットだという神社に来てみたわけだが」



朋「・・・うん」



P「まさか改修工事中で境内にも入れないとはな」



朋「・・・ごめん」



P「いやまぁまさかこうなるとは俺も思ってなかったし・・・どうしようか」



朋「どうしようね・・・」



P「(空気が重いよ誰か助けて)」





朋「ほんとごめん・・・」



P「いや朋のせいじゃないし気にするなって。あれだ、きっと今月運勢最悪な俺が神様に避けられたんだ、ハハハ」



朋「・・・・・・・」



P「(外した)」



朋「・・・Pがツイてないって言うからさ」



P「うん?」



朋「少しでも運気上がったらって思ったんだけど、ごめんね・・・」



P「お、俺のため?・・・あー、ありがとう?」



朋「でも結局入れなかったし・・・」



P「その気持ちだけでも嬉しいよ、ありがとうな」



朋「・・・うん」



P「えーと・・・あっ、あそこに公園あるみたいだしちょっと休んで行こう、な?」



朋「うん・・・」













P「(とりあえず朋をベンチに座らせて飲み物買って来たが、朋は未だに気落ちしたままである)」



P「えーと、朋。まぁ今回はたまたまツイてなかったけど、また今度付き合うからさ。そんな気にするなよ」



朋「・・・ツイてなかった、か」



P「・・・?」



朋「・・・あたしがPにスカウトされた時さ」



P「うん?」



朋「昔から運が悪かったって言ったじゃない?」



P「ん、あぁ、そんなこと言ってたな」



朋「でも、Pにスカウトされてアイドルになってから、昔と比べて運気が良くなったと思うんだ」



P「まぁ、うちの事務所には幸運の女神やら神様めいたアイドルも所属してるしな・・・」





朋「ううん、多分この幸運はPが持ってきてくれたんだと思う」



P「俺が?」



朋「うん、あたしみたいなのをアイドルにしてくれて、・・・トップアイドルはまだまだ遠いけど、楽しい毎日を過ごさせてもらってる」



P「・・・そう言ってもらえるなら何よりだ」



朋「ふふ、さしずめPはあたしにとっての青い鳥ね」



P「青い鳥、か・・・そう言えばこの前作ってたのは」



朋「ちょ、ちょっとその話はもういいでしょ」



P「いいじゃないか、ああいう朋の姿勢は大事だと思うぞ」



朋「え?」



P「自分で幸運をつかみに行く、って言ったらいいのかな。今日だってそうだ。結果的にはまぁ残念だったが、朋のそういう積極的な所、俺は好きだぞ」



朋「好・・・!?」



P「ん、どうした?」



朋「・・・なんでもないわよ、この天然」(ボソッ



P「なんだか謂れのない非難を浴びた気がするんだが」





朋「ふん・・・ねぇP」



P「なんだ?」







朋「・・・ありがとう」



P「・・・どういたしまして?」







朋「ん、それじゃ時間も余ったことだしご飯でも食べて帰りましょうか♪」



P「え、ちょっと待って。今のありがとうは何に対するお礼だったんだ?」



朋「さあねー、ほらはやく来ないと置いてくわよ」



P「あ、待ておい朋。おーい・・・」









−事務所−



ガチャッ



朋「おはようございまーす」



ちひろ「おはよう朋ちゃん」



P「おはようさん、今日は占い番組の収録だったな。まだ時間あるから待っててくれ。送ってく」



朋「ん、ありがと」ニコニコ



P「今日は無駄に機嫌よさそうだな。なんかいいことあったのか?」



朋「無駄に、は余計よ。ふふん、朝の占いで仕事運が最高だったのよ!今日の収録はバッチリうまくいくこと間違いなしよ!」



P「あぁ占いか。それは良かったなー」





朋「うわーん、ちひろさーん。あたしの担当プロデューサーが適当な相槌しか打ってくれないよー」



ちひろ「わかりますよ、朋ちゃん。私も金運がいいとテンション上がっちゃいますから♪それとプロデューサーさん?」



P「は、はい」



ちひろ「ダメですよ、そんな適当に相手してたら。いいですか、女の子は占いとか気にするんですからね?」



P「女の『子』・・・?」



ちひろ「・・・なにか言いましたか?」



P「イエナンデモー。っと、そろそろ出ないとな。朋、準備できてるか?」



朋「大丈夫よ、それじゃちひろさん行ってくるわね」



ちひろ「はい、行ってらっしゃい。お仕事頑張ってくださいね♪」



朋「うん、運気絶好調のあたしにお任せあれ♪それに・・・」チラッ



P「ん?」







朋「あたしには、幸運の青い鳥がついてるから!」



おわり



17:30│藤居朋 
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