2014年02月05日

P「ハイタッチが規制されてるですって!?」やよい「!!」

やよい「うっうー、ただいま戻りましたー!」ガチャ

P「それで……はい、そうなんですよ」

小鳥「それは大変でしたね……」


やよい「プロデューサー、小鳥さん、お疲れさ」

P「ハイタッチが規制されてるですって!?」バンッ

やよい「!!」

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小鳥「そうなんですよ……もう警察も動き出してるみたいで……」

P「馬鹿な……音無さん、後を頼みます!!急いで渋谷に行かないと!!」ダッ

やよい「……」

小鳥「あら、やよいちゃんお帰りなさい」

やよい「うぐっ……ぐすっ……」

小鳥「やよいちゃん!?どうしたのよ……」

やよい「……」ダッ

小鳥「やよいちゃん!!」


小鳥「行ってしまったわ……どうしてあんなに泣いてたのかしら……」

千早「どうしたんですか、高槻さんの泣き声が聞こえましたが」

小鳥「それがね……」

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やよい「ハイタッチが規制されて、おまわりさんまで……」

やよい「もう、皆とハイタッチできなくなっちゃうなんて……嫌だよぉ……」グスッ

長介「お帰り姉ちゃん、洗濯終わらせといたよ!」

やよい「うん、ありがと……」

長介「どうしたの、姉ちゃん、元気ないけど……具合でも悪い?」

やよい「ううん、そんなんじゃないけど……お姉ちゃん、もう寝るね、お皿洗い頼めるかな?」

長介「任せといてよ!姉ちゃんの方こそ、しっかり寝て元気出してね!」

やよい「ありがと……おやすみ」スーッ、ガタン

長介「姉ちゃん……」

---翌日---

やよい「おはようございます……」

小鳥「おはよう、やよいちゃん(やっぱり元気ないわね……)」

春香「おはようやよい!!……なんだか元気ない?」

やよい「そ、そんなことないですよ!今日も朝ごはんいーっぱい食べてきたから元気いっぱいですー!!」

春香「そっかー、それなら問題ないかな……いつものアレ、やろっか」

やよい「はい!いきますよー…………」

やよい「(ハイタッチはダメなの忘れてた……)」
春香「どうしたのやよい?」

やよい「……い、いえ、何でもありません!!いきますよー………」

春香「いつでも来いっ!!」サッ

やよい「パ、パイ、ターッチ!」


むにゅん


やよい「いぇい!!」

春香「……えっ?」キョトン
やよい「パ、パイタッチです、春香さん!」

春香「……えっ、えぇっ!?」オロオロ

やよい「うっうー!!」

やよい「(何とかごまかせた!私のハイタッチで皆に迷惑はかけられないもん!!)」

小鳥「いったい何が起きたっていうの……落ち込んでいたと思ったのに……??」

千早「高槻さん、私にもパイタッチをお願いするわ!!」ガタッ

やよい「いいですよー!準備はいいですかーっ!?」

千早「えぇ!さぁ、早く!!」

やよい「うっうー、いきますよー……パイ、ターッチ!」


ぺちん


やよい「いぇい!!」

千早「いえぇぇぇぇぇええい!!」

小鳥「(ぺちん……って音がしたわ)」プルプル
千早「もう一度、今度は両方、交互にお願いするわ!!」

やよい「はいっ!いきますよー!!」


ぺちんぺちんぺちんぺちん……


やよい「いぇい!!」

千早「ひゃっほおおぉぉぉぉぉおおう!!」

春香「(やめてやよい、お腹がよじれる!!)」プルプル

小鳥「(これは……予想以上に……)」プルプル

伊織「あんたら、何バカなことしてんのよ……」
千早「水瀬さん、邪魔しないで……これは、一生に一度あるか無いかのチャンスなのよ!!」

伊織「やよいに変なことさせてんじゃないわよ!この変態!!」

千早「変態でも構わないわ!さぁ、次は私の番よ高槻さん……」ハァハァ

伊織「いい加減にしなさいよ!やよいはこれから『お料理さしすせそ』の収録でしょうが!!」

千早「くっ……」

伊織「いくわよやよい、今回は私もゲスト出演することになったから!行きましょ、さぁ!!」グィッ

やよい「そうでした!千早さん、続きは帰ってからでお願いしますー」
---テレビ局---

やよい「高槻やよいのお料理さしすせその時間です!!今回は竜宮小町から伊織ちゃんが遊びに来てくれましたー!!」

伊織「あのぉ、竜宮小町の水瀬伊織ですぅ!よろしくお願いしまぁす」キャピ

やよい「伊織ちゃん、今日はいつもと様子が違うね!!イメージチェンジ??」

伊織「あ、あはは……それよりやい、今日は何をつくるのかしら?」

やよい「はい!今日のメニューは『お手軽簡単林檎パイ』です!!」
---しばらくして---

やよい「うっうー、完成です!!」

伊織「すごくいい香りね……ゴコリ」

やよい「伊織ちゃんのおかげでいつもより上手にできましたー!!」

伊織「私なんて、下ごしらえを手伝っただけじゃない、さすがねやよい……さて、完成記念にアレ、やっておこうかしら」

やよい「はい!!いきますよー…………」

伊織「どうしたのよ……やよい?」

伊織「ちょっと……カメラ回ってるわよ」ヒソヒソ

やよい「ごめんね伊織ちゃん、ちょっとぼーっとしちゃってた……」

伊織「しっかりしなさいよね、まったく……」

やよい「気を取り直して、今度こそいきますよー……」

伊織「はいはい、いつでも来なさい」サッ

やよい「ぱ、パイ、ターッチ!」


ぐしゃ


やよい「いぇい!!」

やよい「はわっ!力の入れ加減を間違えちゃいましたー!?」アワアワ

伊織「」
やよい「伊織ちゃん!どうしよー!?」

伊織「お、落ち着きなさいやよい、ここはハイタッチよやよい!?」

やよい「わ、わかりましたー!パイターッチ!!」


むにゅん


やよい「いぇい!!」

伊織「……」クラッ


べちゃっ


やよい「はわっ!?伊織ちゃんの顔がパイに埋もれちゃいましたー!?」アワアワ

やよい「伊織ちゃん、大丈夫!?」ガバッ

伊織「……」ヌチャァ

やよい「伊織ちゃんの顔、お化けみたいかもーっ!?」アワアワ

伊織「……(死にたい)」グスッ
やよい「と、とりあえず、試食タイムに入りまーっす!」

伊織「入りまーっす、いぇい☆(もう、どうにでもなれ)」

やよい「でも、パイがなきゃ試食はできません……」ガッカリ

伊織「どこ見てるの、やよい……パイならここにあるじゃない!!」ヌチャァ

やよい「あっ、ホントですー!伊織ちゃんの顔にいーっぱい付いてました!!それじゃあいくよ伊織ちゃん!」

伊織「カモーンやよい!(どうせ生放送なら、いくとこまでいって伝説になってやるわ……)」

やよい「いただきまーっす!!」ペロ……

伊織「んっ……///」

やよい「うっうー、とーってもおいしいです!!お返しに伊織ちゃんはには私の手を貸しますね!」スッ

伊織「水瀬伊織、やよいのお手製林檎パイ、食べま〜す☆」チュプ……

伊織「んん〜おいしい〜サイッコー☆」


伊織「ちなみにやよい?パイは一つじゃないのよ……」

やよい「ど、どういうことですか伊織ちゃん!?」

伊織「もうわかってるくせにぃ、わざわざ言わせないでよぉ☆……パイターッチ!!」


ぷにん


伊織「いぇい☆」

伊織「どう?わかったかしら」ドヤァ

やよい「はい!!お返しのパイターッチ!」


むにゅん


やよい「いぇい!!」

伊織「いぇぇぇぇぇええええい☆(やよい、あんたにだけ恥はかかせないわよ……)」

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------------------

---------

----

--
P「最高瞬間視聴率76.5%……まさに、伝説、だな。しかし……」

やよい「……(ちょっとやりすぎたかなーって……)」

伊織「……(なにこの達成感と無力感)」

小鳥「よかったわよ二人とも!強烈なやよいおり、誰が何と言おうと最高の番組だったと思うわ!!」ハァハァ

千早「水瀬さん、人を変態呼ばわりしておいてあれは何?」

伊織「……仕方ないでしょ、あのままじゃやよいが恥をかいたまま終わるだけだった……あぁするしかなかったのよ!!」

千早「だからってあんなうらやま、迂闊なことをしなくてもよかったじゃない!」バンッ

伊織「黙りなさい!私はあんたみたいな変態とは違うのよ!!」

千早「なにぃ!?あなただって立派な変態よ!!」

やよい「うぅ……」

P「やよい、どうしたんだ……ほら、いつものアレで元気出そう、な?」

やよい「……ません」

P「すまん、聞こえなかった、もう一回頼む」

やよい「ハイタッチなんて、できません!!皆さんに迷惑がかかるくらいなら、やらないいいに決まってます!!」ブワッ

P「……やよい、別に俺たちはお前のハイタッチ迷惑じゃないぞ?むしろいつも元気を貰ってる」

P「それに、もうやよいのハイタッチが見られないなんて、そんなの俺は嫌だぞ」

やよい「でも、ハイタッチが、規制されたって……おまわりさんに捕まっちゃうって……」

P「ハイタッチ、規制、……まさか、なぁやよい、俺の話を聞いてくれるか……?」

やよい「えぇー!?じゃあ、『ハイタッチ』っていうのは……」

P「そうなんだ!サッカー日本代表W杯出場決定を祝う『歓喜のハイタッチ』のことなんだ!!」

小鳥「それに、『規制』っていうのは交通規制のことなの……警察もそのために出動したのよ」

P「全ては俺の早とちりが招いたことなんだ……すまん、やよい!!」

やよい「プロデューサー……」

P「すまない、本当に、すまない……お前にはいらない心配をさせてしまった……」

やよい「……プロデューサー、顔、あげてください」

P「!!」
やよい「プロデューサー、私なら全然大丈夫です、それに、これからもハイタッチできるんですよね?」

P「……あぁ、そうだ、いくらでも好きな時に、好きなだけハイタッチしていいんだ!!」

やよい「うっうー!それなら全然問題ありません!!」

P「やよい……」

やよい「プロデューサー?元気ないですよ?……こんな時こそ、アレ、やりましょう!!」

P「……そうだな!!」

やよい「準備はいいですかー……いきますよー……」

P「おう!いつでも来いっ!!」サッ

やよい「ハイ、ターッチ!」


パチンッ!


やよい「いぇい!!」

P「いぇい!!」
---後日、765プロ事務所---

やよい「ターッチ!」


ぺちん


千早「んあぁっ///」

やよい「ターッチ!!」


むにん


伊織「あぁん///」

やよい「いぇい!!」

やよい「うっうー、次は春香さんの番ですー!!」

春香「あ、あはは、私はいいよやよい……ほら、あっちにあずささんがいるよ?(正直あぁはなりたくない……)」

やよい「うぅ〜春香さんはいじわるかなーって……あずささん!!」

あずさ「はいはい、いつでもいいわよ〜」

やよい「パイターッチ!!」


どたぷ〜ん


やよい「いぇい!!」

あずさ「いぇい!!」ウフフ……


一時はどうなるかと思ったけど、丸く収まったみたい
千早さんは毎日とーっても幸せそうだし
伊織ちゃんは今までにないタイプの仕事ももらえるようになって、良かったかなーって
私もこれからがんばらなくっちゃ!!

-----------------------------------------------おわり------------------------------------------

11:30│高槻やよい 
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