2015年06月03日

佐藤心「プロデューサーの家へ行く」

しゅがはさんを孕ませたい人生だった



佐藤心

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佐藤心は夜の街を歩いていた。

別にあてがないとかそういうのではなく、しっかりと目的地はある。

…………

………………ついた。心は扉の前で立ち止まると、インターホンを鳴らした。

………

…………

………………でねえ。もう一度鳴らした。しばらく待っても出ない。

…………



「エンジェル……はぁと……おるるるるぁ!!!!」



超速16連打! あらん限りの勢いで連打するとついに扉が開いた!

扉からのぞく顔に対して、できる限りの笑顔を浮かべて心は言った……。



「しゅがーはぁとが来たんだぞ☆ とっとと開けろよ……プロデューサー☆」







「相変わらずなんもねえな☆」



男の部屋なんてそんなものだ、と言うが、やはり佐藤……はぁとからすれば殺風景が過ぎる。

はぁとが足りない。

まあ、ここに来たのはそういう理由ではない。

……理由ということなら、実際何もなく、言うただならなんとなくというのが理由になるのだが。



「…………」



だから、お互い何かをする訳でもない……今は。



「プロデューサー、今日も……」



何かを言い切る前に、心は抱き上げられて、ベッドの上に運ばれた。

いつも同じように、心が部屋に来ればこうしている……そのあとも、いつも一緒だ。

心は運ばれたベッドの上で体を起こして、同じくベッドの上に膝立ちをしていたプロデューサーのズボンに手をかけた。

ズボンを下ろすと、トランクスを棒状の物が押し上げているのが見え、

心は自分の息が荒くなっていくのを自覚しながらゆっくりとそこに顔を近づけていった。

さらにトランクスに手をかけて、下ろすと硬くなったモノが出てくる……。プロデューサーはジッと心を見つめるばかりで、何もしないのもいつものことだ。心からすれば、このときが一番自分が自由にできる時間であった。しかし、することは……限られている。



「…………んぅ」



心はそれに舌を這わせ、下から上へ、上から下へと舐めはじめた。

唾液を塗りこんで、さながら動物のマーキングのように自分のニオイをつける。同じ事務所のアイドルの一人のようにあそこまでかぎ分けられるわけではないが、自分のニオイと、男のニオイというやつが混じりあったこのニオイが心は好きであった。

ひとしきり舐め終って、今度は下から舐め上げつ鈴口へ顔を持っていき、そのまま咥えこんだ……。



「ちゅふ……んぢゅ、ぢゅ……ぢゅるっ」



ゆっくり、じっくりと口の中でねぶっては、びくびくと震えるモノを吸い上げ、さらに唾液まみれにしていく。

まだまだ射精する気配はない……だんだんと吸い上げる力をあげて、やらしい音を立てながら前後させる。このあたりになってくると今まで何もしなかったプロデューサーも暇なのか、手櫛で心の髪を髪を梳くように撫ではじめる。そのあとも亀頭だけを吸い上げたり、玉の方に舌を這わせたりしていると心の方が昂ってくる。

最後にひときわ強く吸い上げてモノから口を離すと、プロデューサーのほうも辛抱できなくなったのが心を押し倒し、覆いかぶさって……そのまま口をふさいだ。

不思議とこうして口づけをしていると脳が融けるほどに甘く感じられて、これもまた心が好きなひとつであった。

そうして融かされているうちに、唾液に輝くモノが心の秘所めがけて突き入れられようとしていた。

「……来いよ☆」



一度を口を放すと甘さが立ち消え、溶かされた脳も元に戻っていく……しかしそんな隙は与えないと、再び心の口は塞がれ、秘所にモノが押し当てられた。

ぐっと力を込められたモノは唾液でべとべとになっている上に心の方もぐちゃぐちゃに濡れきっているからか勢いよく入り込んで、そのまま奥まで届いてくる。



(あ……あっ、ああっ……!)



奥まで届いたとき、心は震えた。今までの行為でぐちゃぐちゃになったのが戻りつつあった脳は容易に再び融きつかされた。

手足は思考よりも本能に近く相手を逃さんとばかりに抱きつき、

勢いそのままに突き動かされるものは棒と言うより槍と言うべきで、毎度のように心を突き崩す。

脳を融かされているような感覚に、下半身から響いてくる快感で心はもうどうにもたまらなかった。ずっと口をふさがれているからこそあまり声はもれださないが、もしそうでなければ叫ぶような嬌声を上げていたことだろう。

何度も致したせいであちらのほうもこちらの”崩し方”というものを承知しており、負けじとこちらもきゅうきゅうと膣を締め上げて対抗するのだが、それがまた勢いづかせることとなっていた。



(ふっ…………ううっ……ううう〜…………!)



心は自分の体がどうなっているかわからなくなってきた。脳だけでなく全身が融けて、もう下半身から来る熱が全身に届いているのを感じるのみで、手足がもうどこにあって、どうなっているのかさえわからなかった。

つまるところは……。



(んんっ……いっ……)



もう……限界だった。



(い……イっ……くぅ………!)



心が抱く力がひときわ強くなると同時に、膣も強く締め上げられ、痙攣するようにびくびくとモノを締めて行った。あちらも限界なのか、それよりも少し遅れて、体を震わせながら精液を迸らせた……。

熱い精液が膣だけでなく体全身に行き届くような感覚を覚えながら、心は少しばかり意識を手放した。

……

…………



「あ、朝?」



心が意識を戻したのは朝のことだった。お互い全裸のままでプロデューサーに抱きしめられている姿勢だった。

これも心とプロデューサーにはよくあることで……しかし、これにはまだ恥ずかしさが消えなかった。

まるで少女のように顔を赤らめた心は、できる限りいつもの調子になるようにしてから言うことにした。



「……またヤっちまったな☆」

「はぁとにここまでさせたんだからぁ、ちゃんと責任……とれよ☆」



おわり



20:30│佐藤心 
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