2014年02月11日

モバP「うちの女房役」

姫川友紀(20)
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ttp://i.imgur.com/29cmdi3.jpg


P「姫川友紀。童顔野球好きアイドル」

P「なんやかんやあって結婚した」

P「なのでうちの女房は元アイドルだ」



友紀「おーいPさーん。ごはんごはーん!まだー?」

P「はいはい、今もってくからなー」

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P「ほい。できたぞ」

友紀「わーい。ありがとー」

P「ちょっとは自分でも動きなさい」

友紀「うーん……自分で作るよりPさんが作った方が美味しいししょうがないじゃん?」

P「む……そ、そうか?」

友紀「そうそう! あたし、Pさんの料理好きだよ」

P「……しょうがないなぁ、まったく」

友紀「えへへー、ありがとっ」

P(……上手く誤魔化された気もするが気のせいだろう。うん)
友紀「うーん、やっぱりいつ食べても美味しい」

P「そりゃよかった」

友紀「Pさんも食べて食べて。遠慮はいらないよ?」

P「俺が作ったんだよ……っと?」

友紀「どうしたの?」

P「いや、俺の箸……おかしいな、ちゃんと持ってきたんだが」

友紀「これ?」ヒョイッ

P「あれ? あぁすまん。まとめて置いてたか………」スッ

友紀「………」ヒョイッ

P「……ん?」

友紀「まぁまぁ」

P「いや、まぁまぁじゃなくてだな」

友紀「……そこそこ?」

P「そういう意味じゃない」
P「なんだよ、友紀」

友紀「だから、食べてって。遠慮はいらないんだよー?」

P「………お前なぁ、子供じゃないんだから」

友紀「美味しいよ。なんてたってあたしの旦那様が作ったんだからね!」

P「俺だよな」

友紀「そうだよー」

P「………まぁいいか。はいはい」

友紀「えへへー、はいあーん」

P「あーん」

  パクッ

友紀「どう?」

P「……いや、自分の作った飯だなぁとしか」

友紀「そっか。あたしは楽しいよ♪」

P「そりゃよかった……あーん」

友紀「お、ノリノリじゃん♪」

P「………ほっとけ」
友紀「あー、美味しかった。ごちそうさまでした!」

P「お粗末様。じゃあ片づけるなー」

友紀「りょーかいっ。お風呂入れて来るねー」

P「おぉ、任せる」

友紀「……あっ」

P「どうした?」

友紀「んーとね……」

P「……?」

友紀「……いっしょにはいる? なんて」

P「バカいうな」

友紀「即答っ!?」

P「今日は疲れてるし、明日も早いからな。今度にしよう」

友紀「……えっちー」

P「お前から言ったクセに。こいつ……」

友紀「えへ、ジョークジョーク。そうだねー、疲れとれるようにお湯に気合い入れて来るね」

P「ほどほどにな」
――

  チャプッ

P「……一番湯、と」

P「ふぅー……仕事、忙しいもんなぁ」

P(だけどこれが終われば時間もとれる。久々にどっか出かけるかな)

P(どこがいいかな……友紀に任せると観戦いこうって言われる気がするし……)

  ガラッ

P「ん?」

友紀「きちゃった」

P「」ブッ

友紀「わわっ、だいじょぶ!?」
P「お前なぁ……」

友紀「変な意味じゃないよ? ほら、背中流してあげたいなーとかさ」

P「………まぁ、いいけど」

友紀「へへー、かゆいところはございませんかー」

P「ないよー」

友紀「んー………」ゴシゴシ…

P「………」

友紀「ないのかー。困ったな」

P「困るのか」

友紀「そりゃ困るよ。『あたしがいればかゆいところにも手が届くね』とか言おうと思ってたのに」

P「確かに困るなぁ」

友紀「でしょー?」

P「………ん、もう流すから」

友紀「そーお? オッケー、じゃぶーん♪」バシャッ

P「うおっ!?」
友紀「流すところまでサービス付き! どうだ!」

P「あー、参った参った」

友紀「えっへへー、勝っちゃったー」

P「勝利投手の姫川さん、今のお気持ちは?」

友紀「清々しい気分です! ……ってなんでそこで姫川?」

P「いや、なんとなく。前の友紀っぽいなと」

友紀「んー、苗字変わってからのあたしはおとなしいってことかな?」

P「おとな……しい………?」

友紀「……おしとやか?」

P「おし………と…………?」

友紀「何その全力で疑問符浮かべた顔。あたし傷ついちゃうぞー」

P「いや、だってなぁ……」

友紀「むー……」

P(あ、かわいい)
友紀「あたしだって女の子なのにさー。プロデューサーは扱い雑だしー」

P「……にゃろう、意趣返しか」

友紀「あれあれ、なんのことかな?」

P「別にいいけどな。明日からのおかずが一品減るだけだ」

友紀「えぇーっ!? ずっこい!」

P「はっはー。悔しかったら飯のひとつぐらい作ってみろ」

友紀「サンドイッチとホットドックとハンバーガーなら作れるよ!」

P「パンに挟んだだけじゃねぇか!」

友紀「シンプルイズベスト。抑えは堅実にだよ」

P「いいこと言ったって顔するなよ」
P「……もう上がる」

友紀「でちゃうの?」

P「友紀も湯冷めしないようあったまってから出ろよー」

友紀「あいあーい……もうちょいゆっくりしてもいいのに」

P「んー……明日があるからなぁ」

友紀「そっか。わかった……」

P「終わったら十分時間とるから、な?」

友紀「そうだね。みんなとのお仕事がんばって?」

P「おう、絶対成功させるからな」

友紀「うん。応援してる!」
― 数日後 ―

P(……こんなもんか)

P(企画もまとまった、あとはみんなの出来上がりと頑張り次第と)

P(今回は結構大きいから最後まで気は抜けないけど……信じるぐらい、か)


P「はぁ……」

ちひろ「あれ、プロデューサーさん。ため息なんかついてどうしたんですか?」

P「いえ。大きな舞台が近いですからちょっとオーバーフローしそうで」

ちひろ「なら家に帰ってゆっくりすればいいじゃないですかぁ。倦怠期ですか?」

P「まさか。でも、家で疲れた顔してるのは悪いかなとかね」

ちひろ「……そこで気を使ってどうするんですか。友紀ちゃんはもうアイドルじゃないんですよ?」

P「でも」

ちひろ「えぇい、男らしくない! アイドルに疲れた顔見せたらはったおしますからね!?」

P「えぇー……」

ちひろ「それが嫌ならほら、大好きな奥さんに甘えて疲れてる理由を受け止めてもらってきてください」
P「……いいんですかねぇ。俺が言って」

ちひろ「かっさらっておいて何言ってるんですか。あなた、プロデューサー続けられてるのはなんでだと思ってるんです?」

P「なんでって……」

ちひろ「いつもイチャイチャイチャイチャ……そういう話を聞かせて来るくせに疲れただのは言えないなんて。好きならいいなさい!」

P「……ちひろさん」

ちひろ「友紀ちゃんは女房、なんでしょう? だったらボールを投げないと、キャッチできないで困っちゃうでしょう?」

P「そう……ですね。ありがとうございます」

ちひろ「いいえ、これは稼ぎ頭を持ってかれた愚痴ですので。わかったらちゃんと話をすること。いいですね?」

P「えぇ。じゃあみんなの確認と……」

ちひろ「早く帰りたいならお仕事がんばってくださいねー」

P「そこは手伝ってくれるんじゃないんですか!?」

ちひろ「だが期待するな! ってやつです。だーめ♪」

P「くっ……」
――

友紀「でねー、そこで……」

P「そりゃすごいなぁ」

友紀「そうだよ! スパイダーマンよろしくってね、あーもう、なんで見てなかったかなー」

P(友紀、だいぶ元気出たみたいだな……よかった)

友紀「ちょっとー、聞いてる?」

P「ん? 聞いてるよ」

友紀「ならいいけどー……ほい、飲んで飲んで」

P「飲んでる飲んでる」

友紀「ほんとー?」

P「ほんとうほんとう」

友紀「ならよーし……んへへぇ、おいしー」

P「飲みすぎないようにな?」

友紀「だいじょーぶー♪」
友紀「ぷはーっ、そいでねぇー、あわやほーむらんがー」

P「うんうん……」

友紀「んー………んふー……♪」

P「……友紀? 眠いのか?」

友紀「ねむくなーいよー……よってない、よっ」

P「そうか。ごめんな」

友紀「いいよー…………ん、おしごと、がんばってるもんねー……」

P「そうだな……うん。心配してくれてたのか?」

友紀「するよー……あたし、おくさんだもーん……」

P「………」ナデナデ…

友紀「ん、んんー…・あ……きもちー……」
P「仕事な、大変なところであんまり相談できてなかった。ごめんな」

友紀「………んー?」

P「友紀にもちゃんと話をしてやらなきゃって、怒られちゃったんだ。ごめん」

友紀「んー……そっかー………だめだなー、もー」

P「ダメだよ。ごめん」

友紀「ごめんじゃないよっ……ごめんですんだらねー、ケーサツはいらないんだぞー」

P「あはは、そうだなぁ……」

友紀「そうだよー。んもー……だめだめだなぁ、だめらぞー……」トサッ

P「っと、友紀……?」

友紀「しんぱいしてるんだからー……あたし、Pさんのおくさんだし………きゃっちぼーるしなきゃー……」

P「……そうだな。うん、気を付ける」

友紀「わかればよーし………んへへ、ちゅーしよ?」

P「……ん。こっち向け」

友紀「えへぇ……んー……♪」
友紀「っはぁ……しちゃったー……♪」

P「ありがとう、友紀。お前のおかげで頑張れるよ」

友紀「そーお? やっぱりあたし、いいおくさんだねー」

P「本当、いい奥さんだな」

友紀「あしたはねー………おやすみだからー、いっしょに……」

P「うん? そうだな、じゃあ明日は……」

友紀「…………いっしょ………いっしょー………」

P「……友紀? 寝ちゃった、か?」

友紀「ねてなぃ…………」

P「そっか。じゃあ、布団いこうか、あったかくしよう」

友紀「んー…………やだ……」

P「でも、もう夜だし。お酒もないから、な?」

友紀「だっこー…………」

P「……はいはい。よっこいせっ」

友紀「んふふー…………ふー…………♪」
P「……友紀ー、おろすぞー」

友紀「んー………」ギュッ

P「……友紀?」

友紀「いっしょがいい………」

P「………」

友紀「…………だめ?」

P「もともといっしょだろ? 風呂……」

友紀「やー………」

P「……はいはい、わかった。いっしょな」

友紀「えへぇ……よーし………」

P「…………」

友紀「………すぅ…………すぅ…………」

P「……まったく。可愛い奥さんだなぁ」

P「シャワーだけ浴びて戻ってくるか」
― 翌朝 ―





友紀「どーんっ!」

P「げほぉっ!?」

友紀「おはよ、Pさん!」

P「お、おう……おはよう……」

友紀「あれ、大丈夫? 二日酔い?」

P「いや……今のは結構痛かった……」

友紀「あっちゃー……ごめんね?」

P「いや、大丈夫……友紀こそ、二日酔いは……?」

友紀「ん? うーん、なんか今日は調子いいよ! 完投いけるね」

P「そりゃよかった……ん?」

友紀「どうしたの?」
P「なんかいいにおいするな」

友紀「あ。そうそう……朝ごはん作ったよ」

P「……マジでか?」

友紀「なに、そんなに信用ない?」

P「いや。ごめん……嬉しい」

友紀「そう? ならいいや、食べて食べて!」

P「おう………おう?」

友紀「ん?」

P「この……パスタは……」

友紀「イチゴパスタね。あの時作り方教えてもらってたんだー」

P「えっ」
 




P「………うまい……だと……!?」

友紀「あの時からいろいろ試してみてたんだ。ふっふっふ、人は成長するんだよ?」

P「パスタでは決してないが……朝にちょうどいい軽さ、デザート感覚で存外に……」

友紀「結構失敗したけどねー。ありすちゃんといっしょに練習してたんだ」

P「いつの間にそんなことを……?」

友紀「Pさんが忙しそうにしている間に、だよ」

P「うっ……」

友紀「ま、ドンマイよ。サプライズはおかげで成功したしね?」

P「うーん……すまんな」

友紀「いいんだよー」
P「ごちそうさま。洗うよ」

友紀「洗い物はめんどくさいよねー。いいの?」

P「サプライズのお礼ってことでいいよ」

友紀「そっか。じゃあ……片づけ終わったらさ、外でない?」

P「外?」

友紀「うん。今日はお休みでしょ? だから久々にキャッチボールしたいなって」

P「キャッチボールか……いいぞ。いこう」

友紀「うんっ! よーし、肩あっためるぞー」

P「……キャッチボールだよな?」

友紀「キャッチボールだよ?」

P「お手柔らかに頼む」

友紀「よし、考えとく」
――――

――


友紀「いっくぞー! ほいさっ!」ヒュンッ

P「おっと」パシッ

友紀「ナイスキャッチ!」

P「そりゃまぁ、何度もしてきたもんな」ヒュッ

友紀「だけど、結構久しぶりじゃない?」パシッ  ヒュンッ

P「そうだな。最近……ちょっと、忙しかった。心配させたか?」パシッ    ヒュッ

友紀「んー。心配はしてないよ。Pさんだったら大丈夫だと思うし……ただ」パシッ  ヒュンッ

P「ただ?」パシッ   ヒュッ

友紀「ちょっとさびしかったのは本当かなー、なんて」パシッ  ヒュンッ

P「………すまん」パシッ

友紀「いいってば。大変なのは知ってるし」

P「今度からはいろいろ相談にのってもらうから、頼むな?」ヒュッ

友紀「お? うーん。オッケー、まかせといてー」パシッ
P「……友紀」

友紀「ん、なに?」

P「おもいっきり来てくれ」パンッ

友紀「……わかった。いくよ?」ザッ…

P「おう」

    ビュンッ        バシィッ!

P「………おぉ……やっぱすごいなぁ」

友紀「えへへ、それほどでも。Pさんもナイスキャッチ!」

P「俺は友紀の女房役だからな」ヒュッ

友紀「あたしはPさんの女房だけどね、なんて♪」パシッ

P「……いろんなこと、受け止めてもらうことになると思うからさ。よろしくな?」

友紀「いいよ。それがいい女房役ってもんでしょ? あたしにそうしてくれたみたいに、あたしだってしてあげる」

P「友紀………ああ。ありがとう」

友紀「いいっていいって……さ、次は落ちるスライダーだ!」

P「え、ちょっ!?」
――





P「………あんなに曲がるんだな、ボールって」

友紀「だいじょぶ?」

P「あぁ。平気だ……ちょっとキャッチしそこねてぶつけただけだし」

友紀「ごめんね、楽しくってつい本気だしちゃった」

P「いいよ。大丈夫……友紀はすごいなぁ」

友紀「まぁ、あたしはもともとリトルリーグじゃエースだったしね? 野球部じゃマネージャーだけどバッティングピッチャーしたりとか」

P「野球、好きなんだな」

友紀「そりゃそうだよ。あたしの青春は野球といっしょに来たからね」

P「そっか……」

友紀「…………似合わないこと言っていい?」

P「ん、どうした?」
友紀「あたしの青春は……春は野球で埋まってたよ」

P「あぁ、そうだな」

友紀「だけど、これから先の……夏や、秋や、冬は。いっしょに……」

友紀「Pさんといっしょに、生きてきたいな」

P「………」

友紀「……なーんて、ね。えへへ、まぁ野球は卒業しないけど」

P「友紀………」

友紀「ん、あ、あれ? ちょっとPさん、近いってば……河川敷だし、人来ちゃうっ」

P「友紀ー!!」

友紀「ん、んんっ……ば、ばかばかっ! キスはダメだってば!」
友紀「はぁー、もうっ」

P「ごめんなさい」

友紀「別にさー、いいけど……退場もんだよ? 捕まるよ?」

P「すみませんでした」

友紀「だから……はい」

P「……?」

友紀「手、繋いでさ。家、帰ろう?」

P「………そうだな」

友紀「………そのあと、まぁ、つづきとか…………」ボソボソ…

P「…………友紀?」

友紀「なんでもないっ! さ、今日はいっしょにキャッツの応援だー!」

P「お、おー!」



おわり
以上、お粗末



23:30│姫川友紀 
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