2014年02月15日
【R18】モバP「まゆとエレベーターに閉じ込められました」
まゆにエロいことする話です
アブノーマル描写あります、ご了承ください
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1392104406
アブノーマル描写あります、ご了承ください
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1392104406
To:CGプロ
本文:
まゆとエレベーターに閉じ込められました。
ブーブーエスの第1スタジオ近くのエレベーターです。
各所に連絡と救援お願いします。
「……だめだ、また圏外になってる」
「まゆのケータイもつながりません」
バラエティ番組の収録で訪れたテレビ局。
収録スタジオへ向かう途中のアクシデントだった。
最初は電話連絡しようとしたがつながってすぐ切れてしまった。
メールなら送信の数秒つながれば良いと考えたが、電波が不安定なようで送信できない。
連絡は諦めたほうが良さそうだ。
本番の時間になっても現れなければ事務所に確認するだろう。
「このエレベーターだけ止まってるのかな?
もし建物全体が停電してるんだったら俺達のことまで気づかないかもしれないぞ」
「さすがにそんなことは……すぐ出られますよ、きっと。
生放送じゃなかったのはせめてもの救いですね」
「だが開始が遅れる可能性もある……そうなると気づくのも遅れることに」
余計なことを言ってしまった。
まゆを不安がらせてどうする。
「あ、いや、すぐ助けは来るよ、うん」
「…………はい」
フィクションではよくあるけどシチュエーションだけど、まさか自分が当事者になるとはなぁ。
恋愛ドラマだったらこれをきっかけに急接近したり……。
ホラーだったら……怪物が突然扉をぶち破って現れたり。
小梅が好きそうだな。
「助け……来ますよね? ずっとこのままなんて、ありませんよね?」
「大丈夫。誰も気づかないはずがない」
廃墟とかならまだしも、何百人も働いてるテレビ局だぞ、と付け加えておく。
一応根拠の無い楽観ではない。
「はい……」
「怖くなった?」
「ちょっとだけ……でもPさんが一緒ですから」
「まゆ、手つなごう」
「え?」
まゆの手をとってしっかり握りしめた。
思ったより小さくて華奢な手。
そういえば俺から握ったのは初めてかな……。
「ほら、ぬくもりを感じる。そこにいるって確実にわかるだろ?」
「Pさん……」
「一緒にいるからな。まゆは何も心配しなくて良いんだ」
「ちょっとだけ、わがまま言っていいですか」
「うん?」
「抱きしめて……ください。不安じゃなくなるまでで良いですから」
>>4
ありがとうございます
極端に怖がったりはしていないが、やはり不安なようだ。
まゆを包み込むように背中に手を回して優しく抱きしめる。
「これでいい?」
「は、はい」
まゆを抱きしめると、ふわふわの髪がPの鼻をくすぐった。
ほのかに甘い香りを感じる。
「もう大丈夫です」
しばらくするとまゆは安心したようで、Pはまゆから離れた。
「ああっ、でもでも、手はつないでいて欲しいですっ」
そういえば抱きしめるときに一度手を離していた。
少し焦ったようだ。
……素直にかわいいと思った。
「そういえばこういう極限状況ってさ、ロマンスに発展しやすいのかな」
何もすることがないので床に座って雑談を続けていた。
手はつないだまま、身体を寄り添わせて。
「極限状況って?」
「例えば……いや、これは少し違うのかな?」
「雪山の遭難でさ、暖を取るために裸で抱き合ったり」
「ああ〜……」
焚き火より、お互いの体温で温め合うのが一番らしい。
なぜか必ずと言っていいほど男女での場合が多い。
……まあ、画的な需要とかあるんだろうけど。
「……」
しばしの沈黙。
二人共、互いとそうしているところを想像してしまった。
「い、今は、寒くないですから、そんなことしなくて良いですよねっ」
「そう、だな、ウン」
「……ふと思ったんですけど、酸素なくなったりしませんよね?」
「大丈夫だろう。密閉されているわけではないはず」
「でも、隙間から入ってくる酸素より消費量のほうが多かったら」
んー……どうなんだろう?
正直そういった専門知識はない。
だが、まゆを不安がらせてどうする。
ここは嘘でも安心させないと。
「閉じ込められた場合を考えて、必ず通気口が設置されてるって聞いたことがある」
「本当ですか……?」
「また不安になってるな? ほら、おいで」
本当だよ、とは言わず話題をすり替えてまゆを抱き寄せた。
嘘はつきたくないが、今嘘だとバラす必要もない。
「あっ……あうう」
「まだ心配?」
「いえ……。Pさんは、すごいですね」
「そう?」
「Pさんに抱きしめられたら、あんなに不安だったのが嘘みたいに安心しました。
まるでパパやママに抱きしめられてるみたいです」
「そうか、光栄だな。家族と同じくらい信頼してくれてるなんて」
というより、本当の家族になりたい……んですけどね。
Pに聞こえないように小さくつぶやいた。
「こういうドラマよくあるよなってさっき話してたけど、もうひとつよくあるパターンでさ……
トイレ我慢してたりするんだよな」
Pの腕の中で、まゆはぴくりと身体を硬直させた。
この反応はひょっとして、ひょっとするのだろうか。
「……まゆ? もしかして」
「だ、大丈夫です。あと一時間くらいなら余裕で……」
「一時間で助けが来ればいいけどなあ」
「不安になること言わないでください」
「ごめん」
生理現象だから仕方ないとはいえ、やはりなんとなく恥ずかしい。
Pの体に顔を埋めても、耳が赤くなっていくのまでは隠しきれなかった。
しばらくして、まゆは身体をモジモジさせるようになった。
少しでも気を紛らそうとしているのだろう。
なんとかしてやりたいが、こればかりは助けが来なければどうしようもない。
「だいぶ辛そうだなぁ」
「大丈夫です……まだ、まだ我慢できます」
「……そうだ、まゆ! 俺の鞄にさっき買ったペットボトルが入っている!」
「え」
「まだ開けていないが飲んでしまえば」
「あの、まさか」
「どうしても我慢できないときはコレに」
「いやですよう!!」
「大きい方?」
「ち、違いますけど! どうしてそんなヘンタイな発想ができるんですか!?」
まゆは顔を真赤にして本気で驚いている。
顔を赤くしているのは、使用時の自分を想像したためだろうか。
「背に腹は代えられないだろう。漏らした方がマシか?」
「そ、それは……いや、でも。うう〜」
「まゆはヘンタイと言ったけどさ」
「はい?」
「真性の変態だったら、『俺が飲む』とか言うぞ」
ススッ……と無言でまゆがPから離れた。
ゴミでも見るような瞳でPをじっと見つめている。
そんなこと想像もしたこと無いのだろう。
「あ、スミマセン。ほんの冗談です。顔が怖いです」
おもわず丁寧語になった。
アイドルがしてはいけない表情してますよ?
「…………」
「別に俺が飲みたいって言ったわけじゃないだろ?
世の中にはそういうガチの変態もいる、と……あくまでそういう話で」
……ヘンタイな発想が出てくるのは、やはりエロゲーなどの影響だろうか。
余計なことは言わないほうがいいな、とPは思った。
「……本気でPさんを軽蔑しそうになりましたよ」
「でもそれに比べたら、ペットボトルはまだましじゃないか」
「そうですけど……」
「我慢の限界が来る前に考えておくんだ。ペットボトルか、漏らすか」
「選択肢が最悪なものしかありませんよぉ」
「こういう状況だから仕方ない。
すぐ渡せるように、今のうちに飲んでおこうか」
「飲んだらPさんもしたくなっちゃうじゃないですか」
「それにギリギリまで……まゆは希望を捨てませんからねっ」
さらにしばらくして、まゆは消え入りそうな声でPに呼びかけた。
「ペットボトル、空にしてくれませんか」
ついに決意したようだ。
下手にあれこれとフォローせず、すぐ鞄からペットボトルを取り出す……。
「……あれ?」
「どうしたんですか?」
「ごめん、ペットボトルなかった」
「ええっ!?」
「あー、そういえば買おうと思ったけど売り切れだったんだ。今思い出した」
「な、なんですかそれ……!
せっかくのまゆの決意はどうなるんですかぁ!」
「どうなると言われても……うーん」
ペットボトルを空にしてほしいということは、つまりもう限界が近いということ。
いまさら他の方法を考えている時間もない。
となると、残された選択肢は二つ。
片方は論外だ。となれば……。
「よし、分かった。勘違いしていた俺が悪いんだし、
まゆが決意したなら、俺もそれに応えないとな」
「応えるってどうやって……」
「俺が飲む」
「バッ……バカなこと言わないでください!!」
初めて。
Pに対してバカと言ってしまった。
「本気だ」
「そんなこと出来るわけ無いでしょう!
汚いですよ、病気になったらどうするんですか!?」
「んー……大丈夫だろ、飲尿健康法なんてのもあるし。
効果があるのかは知らないけど、多分健康被害は無いと思う」
「Pさんにそんなことさせるくらいなら、漏らした方がマシです……っ」
「助けに来た人に、まゆのそんな格好見せたくないんだよ。
たとえ不可抗力でも、アイドルとして少しでもイメージに傷がつくことは避けたいんだ」
Pの言うことも一応分かる。
それでも他人に、しかも大好きなPに飲んでもらうなんて、とても出来ない。
まゆはイヤイヤと首を振った。
「でも……でも……っ」
「何より俺自身、大切な子の恥ずかしい姿を他人に見せたくない」
Pはまゆのことをよく理解していた。こういう言い方なら、まゆが反論できないことも。
ずるい気もしたが、本当はこうして言い争う余裕もないはずだ。
「まだ踏ん切りつかないか? じゃあこう考えるんだ。
俺はなぜか目を閉じて、口を開けている」
「そこに液体が降ってきた。のどが渇いていたので飲んでしまった。
吐き出すことも出来たのに、正体の分からないものを飲んだのは俺の自己責任だ」
「その結果誰かが苦痛から解放されたとしても、何も心を痛める必要はない。
そうだろ?」
「……」
まゆが納得するまで待って、漏らしてしまっては意味が無い。
強引にでも、そうせざるをえない状況を作らなければならない。
「あー喉乾いたなぁ、何か飲みたいなぁ!
特に根拠はないけど目を閉じて口を開けていたら、なにか飲める気がする!」
じっと見られたら、出るものも出ないかもしれないからな。
立った状態では高さが合わないから、まゆがしやすいように膝立ちしておこう。
「ごめんなさい……」
そう告げたまゆは、感謝のあまり涙を流した。自分のためにここまでしてくれる人は他にいない。
膝立ちしたPの口はちょうどまゆの股間の高さ。
ショーツをおろしてスカートをまくる。ひんやりとした外気にさらされて尿意が一気に高まっていく。
Pの口に身体を近づけ、そして――
ぷしゃあっ……
「あっ……!」
おもわず声が出た。
限界まで我慢していたせいか、スプレーのように放射状に飛び散ってしまっている。
Pの口にはほんのわずかしか入らず、しぶきがPの顔を濡らしていった。
せっかくここまでしてくれたのに、これではPの顔やスーツを濡らすだけで終わってしまう。
どうすればいい? 悠長に考えている時間はない。
Pの口に全てを収めるには……!
意を決してまゆは、股間をPの口に押し付けた。ゼロ距離なら飛び散ることはない。
さすがにPも驚いたようだが、Pが顔を離さないようにあらかじめ手でおさえておいた。
顔から火が出るほど恥ずかしい。でもそれ以上に、Pの好意を無駄にしたくなかった。
Pもまゆの気持ちを察して離れようとはせず、口の中に溜めないよう飲み込んでいく。
担当アイドルの股間に口をつけて飲尿プレイ……。
誰かに見られたら言い訳のしようがないな、とPは思った。
ほんの少し前までは早く助けが来てほしいと思っていたが、今この瞬間にだけは来てほしくない。
「んっ……」
まゆが小さく身体を震わせた。
どうやら放出しきったらしい。
が、まだPの口から離れようとしない。
「キレイに……してくれますか? まゆの、大事なトコロ」
キレイにするだけならティッシュやハンカチで少しおさえれば済む。
キレイにしてほしい、なんてただの言い訳で、
ヘンタイ的な行為にむらむらと湧きだした性欲を慰めて欲しかった。
ここまでしておいて、いまさらためらう理由はなかった。
最初はゆっくりと、丁寧に割れ目に舌を這わせる。
膣口、尿道、それから陰核。
触れるたびにまゆは小さく喘ぎ、秘裂は次第にPの唾液と自身の愛液でまみれていった。
「あっ、ン……はぁっ」
割れ目の周りを丹念に舐めた。舌を動かすとまゆは身体を悶えさせて喘ぐ。
Pもまた、まゆを抱きしめ離そうとしない。
「はぁん、Pさぁん……」
何度か来たことのあるテレビ局。
おそらく今後も訪れ利用するエレベーターの中での淫らな行為。
ここに来るたびに思い出してしまうかもしれない。
「……んっ、ふぅ……ぁんっ」
こんなおかしなきっかけとはいえ。
火がついてしまったものは止められない。
アブノーマルな状況も、興奮に拍車をかけていた。
まゆの喘ぎ声とぴちゃぴちゃ淫らな水音。
停止したエレベーター内でそれだけが響いていた。
「はぁっ、もっと、激しくぅ……」
まゆの求めに応えて、Pは肉襞を甘咬みする。
「ひぅっ」
軽く歯を立ててクニクニと刺激してやるたび、まゆの身体は電流が走ったように震えた。
ぷっくりと膨らんだ肉豆に、痛くない程度に噛み付く。
「あぁっ……! ふああぁぁん……っ」
ひときわ激しく身体を震わせると同時に、エレベーター内にまゆの喘ぎ声が響いた。
もはや立っていることもかなわず、まゆは抱きつくようにPに崩れ落ちた。
優しく抱きとめられ身体が密着する。
激しく脈打つ鼓動を感じた。
自分のものか、それとも相手のものか分からない。
とにかくお互い最高潮に昂ぶっているのは確かだった。
「きすぅ……」
まゆの言葉を遮るように、Pは唇を重ねた。
「ん、あむぅ……んちゅ」
呼吸も忘れそうなくらい貪欲に相手を求め、互いの舌を絡め合う。
知性ある人間というより、ただ性欲のみに突き動かされた野獣のように激しく。
「っぷはぁ……っ」
一旦離れた唇から唾液が糸を引いて垂れる。
この上なく卑猥な光景だった。
「……良い?」
「はい……っ。Pさんの、欲しいです」
とろんと発情した瞳で、その言葉を待っていたと言わんばかりにまゆはふわりと微笑んだ。
この表情で求められたら、我慢など出来るはずがない。
まゆの身体はすでに、いつでも受け入れる準備が整っている。
あとはPのはちきれそうなほどに勃起した肉棒を解放してやるだけだ。
ベルトを外す手間すら惜しい。
まゆが逃げるはずもないのに、気が焦ってしまってなかなか外せない。
ようやく外して、モノを取り出したそのとき――
「……ーい、…………ますかー」
どこかから人の声が聞こえて、二人共身体を硬直させる。
くぐもった小さな声だったがなにかの雑音ではない、明らかな人の声だった。
ゴンゴンッ!
「そこにいますかー?」
扉を叩く音と、もっとはっきりした声がした。
待ちに待った救助が最悪のタイミングで訪れ、二人は顔をこわばらせた。
「大変な一日……でしたね」
「……うん」
なんとか扉が開く前に身づくろいして、何事もなかったように救助されたのが一時間ほど前。
関係各所に無事救助されたことを伝えたり、
心配して駆けつけた事務所の他のアイドルたちとのやり取りを終えて、つい先程ようやく解放されたのだった。
「全然……気持ちが収まらないです」
「俺もだよ。あのタイミングでお預けにされちゃなぁ」
「今から続き、してもらえますか?」
「寝かさないぞ」
そして2人は、いつもより激しく長い、愛する二人の夜を過ごす……。
以上終了です
我慢するまゆをコメディタッチで書くつもりが何故かこんな話に
本番だけがエロじゃない、ってことで
まゆ可愛いよまゆ
本文:
まゆとエレベーターに閉じ込められました。
ブーブーエスの第1スタジオ近くのエレベーターです。
各所に連絡と救援お願いします。
「……だめだ、また圏外になってる」
「まゆのケータイもつながりません」
バラエティ番組の収録で訪れたテレビ局。
収録スタジオへ向かう途中のアクシデントだった。
最初は電話連絡しようとしたがつながってすぐ切れてしまった。
メールなら送信の数秒つながれば良いと考えたが、電波が不安定なようで送信できない。
連絡は諦めたほうが良さそうだ。
本番の時間になっても現れなければ事務所に確認するだろう。
「このエレベーターだけ止まってるのかな?
もし建物全体が停電してるんだったら俺達のことまで気づかないかもしれないぞ」
「さすがにそんなことは……すぐ出られますよ、きっと。
生放送じゃなかったのはせめてもの救いですね」
「だが開始が遅れる可能性もある……そうなると気づくのも遅れることに」
余計なことを言ってしまった。
まゆを不安がらせてどうする。
「あ、いや、すぐ助けは来るよ、うん」
「…………はい」
フィクションではよくあるけどシチュエーションだけど、まさか自分が当事者になるとはなぁ。
恋愛ドラマだったらこれをきっかけに急接近したり……。
ホラーだったら……怪物が突然扉をぶち破って現れたり。
小梅が好きそうだな。
「助け……来ますよね? ずっとこのままなんて、ありませんよね?」
「大丈夫。誰も気づかないはずがない」
廃墟とかならまだしも、何百人も働いてるテレビ局だぞ、と付け加えておく。
一応根拠の無い楽観ではない。
「はい……」
「怖くなった?」
「ちょっとだけ……でもPさんが一緒ですから」
「まゆ、手つなごう」
「え?」
まゆの手をとってしっかり握りしめた。
思ったより小さくて華奢な手。
そういえば俺から握ったのは初めてかな……。
「ほら、ぬくもりを感じる。そこにいるって確実にわかるだろ?」
「Pさん……」
「一緒にいるからな。まゆは何も心配しなくて良いんだ」
「ちょっとだけ、わがまま言っていいですか」
「うん?」
「抱きしめて……ください。不安じゃなくなるまでで良いですから」
>>4
ありがとうございます
極端に怖がったりはしていないが、やはり不安なようだ。
まゆを包み込むように背中に手を回して優しく抱きしめる。
「これでいい?」
「は、はい」
まゆを抱きしめると、ふわふわの髪がPの鼻をくすぐった。
ほのかに甘い香りを感じる。
「もう大丈夫です」
しばらくするとまゆは安心したようで、Pはまゆから離れた。
「ああっ、でもでも、手はつないでいて欲しいですっ」
そういえば抱きしめるときに一度手を離していた。
少し焦ったようだ。
……素直にかわいいと思った。
「そういえばこういう極限状況ってさ、ロマンスに発展しやすいのかな」
何もすることがないので床に座って雑談を続けていた。
手はつないだまま、身体を寄り添わせて。
「極限状況って?」
「例えば……いや、これは少し違うのかな?」
「雪山の遭難でさ、暖を取るために裸で抱き合ったり」
「ああ〜……」
焚き火より、お互いの体温で温め合うのが一番らしい。
なぜか必ずと言っていいほど男女での場合が多い。
……まあ、画的な需要とかあるんだろうけど。
「……」
しばしの沈黙。
二人共、互いとそうしているところを想像してしまった。
「い、今は、寒くないですから、そんなことしなくて良いですよねっ」
「そう、だな、ウン」
「……ふと思ったんですけど、酸素なくなったりしませんよね?」
「大丈夫だろう。密閉されているわけではないはず」
「でも、隙間から入ってくる酸素より消費量のほうが多かったら」
んー……どうなんだろう?
正直そういった専門知識はない。
だが、まゆを不安がらせてどうする。
ここは嘘でも安心させないと。
「閉じ込められた場合を考えて、必ず通気口が設置されてるって聞いたことがある」
「本当ですか……?」
「また不安になってるな? ほら、おいで」
本当だよ、とは言わず話題をすり替えてまゆを抱き寄せた。
嘘はつきたくないが、今嘘だとバラす必要もない。
「あっ……あうう」
「まだ心配?」
「いえ……。Pさんは、すごいですね」
「そう?」
「Pさんに抱きしめられたら、あんなに不安だったのが嘘みたいに安心しました。
まるでパパやママに抱きしめられてるみたいです」
「そうか、光栄だな。家族と同じくらい信頼してくれてるなんて」
というより、本当の家族になりたい……んですけどね。
Pに聞こえないように小さくつぶやいた。
「こういうドラマよくあるよなってさっき話してたけど、もうひとつよくあるパターンでさ……
トイレ我慢してたりするんだよな」
Pの腕の中で、まゆはぴくりと身体を硬直させた。
この反応はひょっとして、ひょっとするのだろうか。
「……まゆ? もしかして」
「だ、大丈夫です。あと一時間くらいなら余裕で……」
「一時間で助けが来ればいいけどなあ」
「不安になること言わないでください」
「ごめん」
生理現象だから仕方ないとはいえ、やはりなんとなく恥ずかしい。
Pの体に顔を埋めても、耳が赤くなっていくのまでは隠しきれなかった。
しばらくして、まゆは身体をモジモジさせるようになった。
少しでも気を紛らそうとしているのだろう。
なんとかしてやりたいが、こればかりは助けが来なければどうしようもない。
「だいぶ辛そうだなぁ」
「大丈夫です……まだ、まだ我慢できます」
「……そうだ、まゆ! 俺の鞄にさっき買ったペットボトルが入っている!」
「え」
「まだ開けていないが飲んでしまえば」
「あの、まさか」
「どうしても我慢できないときはコレに」
「いやですよう!!」
「大きい方?」
「ち、違いますけど! どうしてそんなヘンタイな発想ができるんですか!?」
まゆは顔を真赤にして本気で驚いている。
顔を赤くしているのは、使用時の自分を想像したためだろうか。
「背に腹は代えられないだろう。漏らした方がマシか?」
「そ、それは……いや、でも。うう〜」
「まゆはヘンタイと言ったけどさ」
「はい?」
「真性の変態だったら、『俺が飲む』とか言うぞ」
ススッ……と無言でまゆがPから離れた。
ゴミでも見るような瞳でPをじっと見つめている。
そんなこと想像もしたこと無いのだろう。
「あ、スミマセン。ほんの冗談です。顔が怖いです」
おもわず丁寧語になった。
アイドルがしてはいけない表情してますよ?
「…………」
「別に俺が飲みたいって言ったわけじゃないだろ?
世の中にはそういうガチの変態もいる、と……あくまでそういう話で」
……ヘンタイな発想が出てくるのは、やはりエロゲーなどの影響だろうか。
余計なことは言わないほうがいいな、とPは思った。
「……本気でPさんを軽蔑しそうになりましたよ」
「でもそれに比べたら、ペットボトルはまだましじゃないか」
「そうですけど……」
「我慢の限界が来る前に考えておくんだ。ペットボトルか、漏らすか」
「選択肢が最悪なものしかありませんよぉ」
「こういう状況だから仕方ない。
すぐ渡せるように、今のうちに飲んでおこうか」
「飲んだらPさんもしたくなっちゃうじゃないですか」
「それにギリギリまで……まゆは希望を捨てませんからねっ」
さらにしばらくして、まゆは消え入りそうな声でPに呼びかけた。
「ペットボトル、空にしてくれませんか」
ついに決意したようだ。
下手にあれこれとフォローせず、すぐ鞄からペットボトルを取り出す……。
「……あれ?」
「どうしたんですか?」
「ごめん、ペットボトルなかった」
「ええっ!?」
「あー、そういえば買おうと思ったけど売り切れだったんだ。今思い出した」
「な、なんですかそれ……!
せっかくのまゆの決意はどうなるんですかぁ!」
「どうなると言われても……うーん」
ペットボトルを空にしてほしいということは、つまりもう限界が近いということ。
いまさら他の方法を考えている時間もない。
となると、残された選択肢は二つ。
片方は論外だ。となれば……。
「よし、分かった。勘違いしていた俺が悪いんだし、
まゆが決意したなら、俺もそれに応えないとな」
「応えるってどうやって……」
「俺が飲む」
「バッ……バカなこと言わないでください!!」
初めて。
Pに対してバカと言ってしまった。
「本気だ」
「そんなこと出来るわけ無いでしょう!
汚いですよ、病気になったらどうするんですか!?」
「んー……大丈夫だろ、飲尿健康法なんてのもあるし。
効果があるのかは知らないけど、多分健康被害は無いと思う」
「Pさんにそんなことさせるくらいなら、漏らした方がマシです……っ」
「助けに来た人に、まゆのそんな格好見せたくないんだよ。
たとえ不可抗力でも、アイドルとして少しでもイメージに傷がつくことは避けたいんだ」
Pの言うことも一応分かる。
それでも他人に、しかも大好きなPに飲んでもらうなんて、とても出来ない。
まゆはイヤイヤと首を振った。
「でも……でも……っ」
「何より俺自身、大切な子の恥ずかしい姿を他人に見せたくない」
Pはまゆのことをよく理解していた。こういう言い方なら、まゆが反論できないことも。
ずるい気もしたが、本当はこうして言い争う余裕もないはずだ。
「まだ踏ん切りつかないか? じゃあこう考えるんだ。
俺はなぜか目を閉じて、口を開けている」
「そこに液体が降ってきた。のどが渇いていたので飲んでしまった。
吐き出すことも出来たのに、正体の分からないものを飲んだのは俺の自己責任だ」
「その結果誰かが苦痛から解放されたとしても、何も心を痛める必要はない。
そうだろ?」
「……」
まゆが納得するまで待って、漏らしてしまっては意味が無い。
強引にでも、そうせざるをえない状況を作らなければならない。
「あー喉乾いたなぁ、何か飲みたいなぁ!
特に根拠はないけど目を閉じて口を開けていたら、なにか飲める気がする!」
じっと見られたら、出るものも出ないかもしれないからな。
立った状態では高さが合わないから、まゆがしやすいように膝立ちしておこう。
「ごめんなさい……」
そう告げたまゆは、感謝のあまり涙を流した。自分のためにここまでしてくれる人は他にいない。
膝立ちしたPの口はちょうどまゆの股間の高さ。
ショーツをおろしてスカートをまくる。ひんやりとした外気にさらされて尿意が一気に高まっていく。
Pの口に身体を近づけ、そして――
ぷしゃあっ……
「あっ……!」
おもわず声が出た。
限界まで我慢していたせいか、スプレーのように放射状に飛び散ってしまっている。
Pの口にはほんのわずかしか入らず、しぶきがPの顔を濡らしていった。
せっかくここまでしてくれたのに、これではPの顔やスーツを濡らすだけで終わってしまう。
どうすればいい? 悠長に考えている時間はない。
Pの口に全てを収めるには……!
意を決してまゆは、股間をPの口に押し付けた。ゼロ距離なら飛び散ることはない。
さすがにPも驚いたようだが、Pが顔を離さないようにあらかじめ手でおさえておいた。
顔から火が出るほど恥ずかしい。でもそれ以上に、Pの好意を無駄にしたくなかった。
Pもまゆの気持ちを察して離れようとはせず、口の中に溜めないよう飲み込んでいく。
担当アイドルの股間に口をつけて飲尿プレイ……。
誰かに見られたら言い訳のしようがないな、とPは思った。
ほんの少し前までは早く助けが来てほしいと思っていたが、今この瞬間にだけは来てほしくない。
「んっ……」
まゆが小さく身体を震わせた。
どうやら放出しきったらしい。
が、まだPの口から離れようとしない。
「キレイに……してくれますか? まゆの、大事なトコロ」
キレイにするだけならティッシュやハンカチで少しおさえれば済む。
キレイにしてほしい、なんてただの言い訳で、
ヘンタイ的な行為にむらむらと湧きだした性欲を慰めて欲しかった。
ここまでしておいて、いまさらためらう理由はなかった。
最初はゆっくりと、丁寧に割れ目に舌を這わせる。
膣口、尿道、それから陰核。
触れるたびにまゆは小さく喘ぎ、秘裂は次第にPの唾液と自身の愛液でまみれていった。
「あっ、ン……はぁっ」
割れ目の周りを丹念に舐めた。舌を動かすとまゆは身体を悶えさせて喘ぐ。
Pもまた、まゆを抱きしめ離そうとしない。
「はぁん、Pさぁん……」
何度か来たことのあるテレビ局。
おそらく今後も訪れ利用するエレベーターの中での淫らな行為。
ここに来るたびに思い出してしまうかもしれない。
「……んっ、ふぅ……ぁんっ」
こんなおかしなきっかけとはいえ。
火がついてしまったものは止められない。
アブノーマルな状況も、興奮に拍車をかけていた。
まゆの喘ぎ声とぴちゃぴちゃ淫らな水音。
停止したエレベーター内でそれだけが響いていた。
「はぁっ、もっと、激しくぅ……」
まゆの求めに応えて、Pは肉襞を甘咬みする。
「ひぅっ」
軽く歯を立ててクニクニと刺激してやるたび、まゆの身体は電流が走ったように震えた。
ぷっくりと膨らんだ肉豆に、痛くない程度に噛み付く。
「あぁっ……! ふああぁぁん……っ」
ひときわ激しく身体を震わせると同時に、エレベーター内にまゆの喘ぎ声が響いた。
もはや立っていることもかなわず、まゆは抱きつくようにPに崩れ落ちた。
優しく抱きとめられ身体が密着する。
激しく脈打つ鼓動を感じた。
自分のものか、それとも相手のものか分からない。
とにかくお互い最高潮に昂ぶっているのは確かだった。
「きすぅ……」
まゆの言葉を遮るように、Pは唇を重ねた。
「ん、あむぅ……んちゅ」
呼吸も忘れそうなくらい貪欲に相手を求め、互いの舌を絡め合う。
知性ある人間というより、ただ性欲のみに突き動かされた野獣のように激しく。
「っぷはぁ……っ」
一旦離れた唇から唾液が糸を引いて垂れる。
この上なく卑猥な光景だった。
「……良い?」
「はい……っ。Pさんの、欲しいです」
とろんと発情した瞳で、その言葉を待っていたと言わんばかりにまゆはふわりと微笑んだ。
この表情で求められたら、我慢など出来るはずがない。
まゆの身体はすでに、いつでも受け入れる準備が整っている。
あとはPのはちきれそうなほどに勃起した肉棒を解放してやるだけだ。
ベルトを外す手間すら惜しい。
まゆが逃げるはずもないのに、気が焦ってしまってなかなか外せない。
ようやく外して、モノを取り出したそのとき――
「……ーい、…………ますかー」
どこかから人の声が聞こえて、二人共身体を硬直させる。
くぐもった小さな声だったがなにかの雑音ではない、明らかな人の声だった。
ゴンゴンッ!
「そこにいますかー?」
扉を叩く音と、もっとはっきりした声がした。
待ちに待った救助が最悪のタイミングで訪れ、二人は顔をこわばらせた。
「大変な一日……でしたね」
「……うん」
なんとか扉が開く前に身づくろいして、何事もなかったように救助されたのが一時間ほど前。
関係各所に無事救助されたことを伝えたり、
心配して駆けつけた事務所の他のアイドルたちとのやり取りを終えて、つい先程ようやく解放されたのだった。
「全然……気持ちが収まらないです」
「俺もだよ。あのタイミングでお預けにされちゃなぁ」
「今から続き、してもらえますか?」
「寝かさないぞ」
そして2人は、いつもより激しく長い、愛する二人の夜を過ごす……。
以上終了です
我慢するまゆをコメディタッチで書くつもりが何故かこんな話に
本番だけがエロじゃない、ってことで
まゆ可愛いよまゆ
00:30│佐久間まゆ